不マジメ人生のススメ

 

始めに、基本を書いておきます。
 
やはり、まじめに生きることは大きなメリットがあります。
それを前提としたうえで、まじめに生きることに縛られてしまう心理について書きます。
 
 
メルマガで、一度書いたことがあるのですが、
タイトル「あなたは『正し』すぎて敬遠されていませんか?」
まじめに生きることが大事だと思っている人の中には、
はた迷惑な輩がいるんです(かつての私ですが)。
 
 
(ここから)
立派な人より、一緒にいると幸せを感じる人を目指そう
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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 070号 2006.2.22
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 こんにちは。あづまです。
 昨日は出かけていてどうしてもメルマガを書く時間がとれません
 でした。すみません。
 
 出先で、名古屋コーチンを食べました。
 砂肝がおいしかったです。
 
 どこへいったかって? →編集後記を見て下さい。
 
 
 さて、
 今回は、私の失恋話をします。
 昨年11月に一度書いた話を更に深く突っ込んで書きます。
 
 「東京大学で不幸になる話」と題して、
 こんな話を書きました。
 
・学生時代、強く、強く、前へ、前へ、という考えで生きていた。
・当然、社会的に立派なことが大事だと思っていた。
・会社を辞めたり休学してのんびりする期間を作り旅行をするなん
 てケシカランと思っていた。
・ありのままの自分を認めること、自分を許すことが欠けていた。
 
 そして、恋人から、
 「やすしくんは立派だから」
 と、皮肉を言われた。
 
 そんな話でした。
 
 
◆自分に対する禁止
 
 なんでそうなったのかというと、自分の幸せを追求することを、
 自分に許していなかったんですね。
 
 
◆幸せなことより、「正しい」こと
 
 自分が幸せを感じることを追求する代わりに、社会的に認められ
 ることを追求していました。
 
 受験で勝利する。
 会社で出世する。
 
 
◆「正しい」ことを追求する人が隣にいると、迷惑なんです。
 
 一人で勝手に「正しい」ことを追求するだけなら勝手にやっても
 らえばいいのですが、大抵他人にも押しつけますから、迷惑なん
 ですよね。
 
 たとえば、仕事より旅行を優先してはいけないと考えている人と
 結婚したら旅行はなかなか行けなくなってしまいます。
 
 
◆「正しい」ことの例。
 
・タバコは健康に悪いのでやめるべき
・デートの時は男が食事代を払うべき
・結婚したら男性も家事を分担すべき
・結婚したら女性は、家庭を優先すべき
 
 これらは、間違いとはいえませんが、絶対に正しいものではあり
 ません。本来ふたりの間で決めればいいことです。
 
 多くの場合「○○してほしい」のかわりに「○○すべき」という
 言い方をしているんです。
 
 
◆甘え下手
 
 言い換えると、自分の要求をうまく相手に伝えることが出来ない、
 甘え下手ということです。私もそうでした。
 
 
◆責任転嫁
 
 甘え下手で要求をしないのならば、それだけなのですが、それを
 「○○すべき」と話をすり替えるわけです。
 
 これは、自分の責任で要求するのではなく、社会規範や正しさを
 ふりかざす、つまり他人の要求の形で自分の要求をする、ずるい
 やりかたです。つまり責任転嫁です。
 
 私のところに来る相談者の中にもこれをしている方がいらっしゃ
 います。私自身も、かつて自分の「正しさ」を主張していました。
 
 
◆「正しさ」を主張していませんか?
 
 どうしても、別れがすぐ来てしまうというあなた。
 結婚生活が、ぎすぎすした関係になってしまったあなた。
 相手の心が、自分から離れているような気がするあなた。
 
 その原因は、あなたが「正しさ」を主張していることかもしれま
 せん。
 
 少なくとも私はひとつの恋を「正しさ」を主張することでぶちこ
 わしてしまった経験があります。
 
 
◆正しいことを言って、何が悪いの?
 
 そう、何が悪いんでしょうか?
 
 相手に有無を言わさない圧力をかけているという点です。
 
 あなたが「○○してほしい」という要求をすれば、相手には、
 Yes・Noをいう自由があります。選択肢があります。
 
 あなたが「○○すべき」という正義を主張すると、相手は、
 Noが言えない苦しさを感じます。
 
 
◆私は、その正しさを主張してもよい
 
 その正しさを主張する「資格」を手に入れるために、頑張ってい
 ることがありました。私の場合、仕事です。
 
 仕事面で力を発揮しているからこそ、正しさを主張してもよい。
 そう、思いこんでいました。
 
 こんな男性とつき合っていたら、常にいい女、つまり相手にとっ
 て望ましい行動をする女性でい続けなければならないという圧力
 がかかります。相手が仕事で頑張れば頑張るほど苦しくなるわけ
 です。
 
 これを、やっていました。
 
 「家族を守るために仕事を一生懸命やっている」
 (だから、奥さんに、家庭のことを一生懸命やるよう無言の圧力
  をかけてもよい、と考えている)
 こんな男性、いますよね?
 やられた側は、苦しいですね。
 
 
◆今日なぜ、これを書いたのか?
 
 実は、ありのまま.comの北川さんと辻さんの制作されたメー
 ル講座を私は今受講しているんです。
 
 これはプロのカウンセラーの方でも、一度勉強のために受講した
 方がいいほどの質の高い内容でした。
 
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 今日の内容は、このメール講座を受講して考えたこと、気付いた
 ことを中心に書きました。これだけ恋愛について考えてきたのに、
 まだ気付きが出て来たのは驚きでした。
 
 【出会いの作りかた ?上級編?】
 ステキな男性、意中の人に振り向いて欲しい貴女へ!
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 なぜか出会いがない。
 自分の好きな人とは付き合えず、そうでない人からばかり寄って
 くる、そんなあなたにはとても役立つ内容です。
 
 市販の本には絶対書いてない内容が満載です。
 
 
◆まとめ
 
 私の過去の恋愛の失敗について分析しました
 
 「○○してほしい」の代わりに
 「○○すべき」と正義を主張していました
 
 相手に、無言の圧力を常にかけていました
 
 自分が仕事を頑張れば頑張るほど、色々なことをきちんとこなす
 ほど、相手にとってはそれが苦しくなっていたはずです。
 
 そして、「やすしくんは立派だから」と言われました。
 
 その恋愛は、結局破局しました。
 
 あなたは、ぜひ上手に恋愛してください。
 
(ここまで)
 
 
経済的に成功している人、恋愛でうまくいっている人はそれぞれ、仕事面、パートナーへの接し方でまじめなはずです。いいかげんだったり自分勝手にやっていてはうまく行くはずがありません。
 
でも、マジメにやっているのにうまく行かないってことがあるんです。
 
特に、
 
人から評価されるときに「真面目」が1番目に来る人は要注意です。
 
なぜか?
 
心理学的には「禁止」といいますが、
 
「○○をしなければいけない」
「○○をしてはいけない」
「○○をすべき」
そんな考え方が強い人は、不必要に自分を縛っているんです。
堅苦しい考え方ともいいますね。
 
以下に、いくつか例を出します。
 
生真面目派 vs 自由奔放派
 
と、名付けて説明します。
 
生真面目派:
「私、学生時代は遊んでばかりいたのよね?」(悪いことというニュアンス)
自由奔放派:
「私、学生時代はすごくモテて、たくさん恋愛したの」(楽しいこと)
 
生真面目派:
「女は家にいるべき」(正しいことというニュアンス)
自由奔放派:
「○子(相手の名前)が家にいてくれると嬉しい」(自分の要求)
 
生真面目派:
「デートでは男が食事代をだすべき」(正しいことと言うニュアンス)
自由奔放派:
「デートで食事をご馳走してくれたら嬉しい」(自分の気持ち)
 
上下とも、同じ内容を言っているのですが、印象は全然違います。
 
その基本的な違いは、
「自分の素直な感情を『良いもの』と捉えているか、『悪いもの』と捉えているか」
なのです。
 
人は誰でも自分の欲求を持っていますし、感情を持っています。
 
それを素直に受け止め、肯定することができれば、素直になれるのですが、
私たちは多かれ少なかれ、我慢をするように「教育」されて育ちました。
 
周りの人は、そんなこと禁止していないのに、自分で禁止している。
 
そういうことがよくあります。
 
幸せに生き、周りの人も幸せにしていくコツは、
自分への禁止を解き、ひとつひとつのことを心から楽しむことです。
すると、心から好きなことをしているのに、意外とまじめに生きている自分に気づくものです。
 
感情のバランスが取れているとき、ひとは心穏やかに、真面目になれます。
 
感情を抑圧しているとき、ひとは不満を心にためながら、真面目を演じます。
 
 
周りから見たとき、
 
前者は、「温かい人」という印象になります。
後者は、「生真面目な人」という印象になります。
 
どっちも、真面目に振る舞っているのにね。
 
「不マジメ人生のススメ」と題しましたが、結局まじめに生きる内容になりました。
でも、楽しいことをするときに、それを心から自分に許可してあげること。
それが、幸せに生きるコツです。
それが、周りの人も幸せにするコツです。
 
あなたは、上手に不マジメしていますか?


 

「不マジメ人生のススメ」への2件のフィードバック

  1. まじめに何事も一生懸命やりなさい!と言われて育ちました。
    集中して何事も最後までできるようになったといういい面もありますが、いつもいつも一生懸命を要求されていたため、しんどいなーと思っていました。
    自分の声に正直に生きてもいいんですね。ありのまま、等身大の私を好きになってくれる人に出会って、癒されたい今日この頃です。

  2. 上手に不マジメしたいですね?
    楽しいことをするときに、周りに気を使ったりして心底楽しめないことがあります。そういうときにも自分を出して、心から楽しみたいです!

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