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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 292号 2008.5.13
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今日のアファメーション3 ?研究生活から学んだ恋愛哲学?
「人脈は、力」
(巻末の解説に続く)
こんにちは、あづまです。
セルフセラピーカード講座、楽しかったですね!
質問をされて、自分でも「何でこんな言葉が出てくるの?」とい
う答えが出てきた方もいらっしゃいました。
潜在意識から、今まで気づかなかった答えを引き出したわけです。
初めてでもなかなかうまくリーディングができましたね!
自分の潜在意識との対話法は、いくつか持っていた方がいいです。
セルフセラピーカードは有力な方法のひとつです。
次回は未定ですが、お知らせをお待ち下さいね!
では、今日も行ってみましょう!
★このメルマガは、心理に関する内容を扱っています。読んで
いるうちに、感情が乱れるなど、感情的ストレスを感じるこ
とがありますが、あくまで自分の感情には自分で責任をもつ
という姿勢でご利用いただきますようお願い申し上げます。
今日は、親子とか、夫婦で話し合いをしても議論が平行線になっ
たり、険悪になる場合の心理について書きます。
身の回りに、いつも自分の考えを押しつけてくる親がいるとか、
旦那さんが、ちょっとでも自分の考えを否定されると怒るとか、
奥さんが、自分の思い通りにならないと感情的になるとか、
まあ、そんな風に感じていらっしゃる方は、必見です。
◆◆
◆ 議論をさける。
最近、デール・カーネギーの「人を動かす」という本を読んでい
ます。古典的名著ですが、今更ながら読みました。
事例が分かりやすく、とても面白くて役立つ本です。
まあ一度、読んでみてください。
デール・カーネギー「人を動かす」 創元社
http://tinyurl.com/4vepbj
この本の中に、「議論をさける」という項目があります。
「人を説得する12原則」の中に。
なんと、人を説得する原則として
「議論をさける」と書かれているのです。
曰く、「議論に負けても、その人の意見は変わらない」
ということです。
議論に負けた方は劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、
憤慨するだけだと。
◆◆
◆ では、身近に「勝ちたがる」人がいるとき、どうする?
おそらく、ココヘル読者のあなたは、不用意に議論を仕掛けたり
相手を負かそうとすることはないと、私は信じます。
でも、相手が何かと意見を押しつけてくるときには、自分を守ら
なければいけません。
仕事の選択、結婚相手、住居、お金、その他・・・
自分の人生の重要事項が相手に干渉されているとき。
最終的に、幸せを感じたり、苦しさを感じたりという形で、自分
の人生の責任を引き受けるのは自分ですから、
自分で決めることが大切なのは分かっていますよね。
でも、相手が干渉してくる。
こんなとき、どうしますか?
◆◆
◆ 議論に負けても・・・
先ほどの原則、
「議論に負けても、その人の意見は変わらない」
を、思い出して下さい。
ここで一番やってはいけないことは、
自分の正しさを証明するために議論して、相手を負かすことです。
もう、相手はもっと頑なになってしまいます。
もちろん、だからといって、相手に屈服して自分のやりたいこと
を曲げるというのも、意味がありません。
◆◆
◆ 相手に逃げ道を作りつつ、自分の道も確保する
原則:相手は「私は間違ってないよね?」と確認したいだけ。
(自分の自尊心を傷つけられまいと「守っている」だけ)
そういえば、私が会社員をやめて、投資とメルマガで生活するこ
とを決めたとき、彼女(今の奥さん)はさすがに日頃からその話
をしていましたので理解してくれたのですが、
母親は、かなり懐疑的でした。
「それで大丈夫なの?」みたいな。
そこで私は、議論しようと思ったのですが、話を始めて、すぐに
気づきました。
「あ、『サラリーマンは危険』という議論をしたら、自分たちの
人生を否定されるような気がするだろうな。」と。
実際、親の世代では、サラリーマンをすることは、真面目に地道
に働きさえすれば、ある程度の資産と安定した生活が手に入る必
勝法だったわけですから。
そこで、それは素直に認めつつ、
「今は、時代も変わって、個人の看板で活躍できる時代になった
んだよ。それが成功につながる時代になったんだよ。」
時代の違いを理由にして、
そう、繰り返しました。
自分の主張も通しつつ、相手の人生も否定しない。
そんな論点を探したわけです。
今考えると、それほど賢い論点だとも思えないのですが、とにか
く、相手を否定することなく、話をまとめていったので、しばら
く同じ主張を繰り返しているうちに、受け入れてもらえました。
◆◆
◆ もしこれが、同世代との議論だったら・・・
相手が変われば、やはり論点も変えます。
会社の元同僚と「会社員と、起業とどっちがいいか」という議論
にもしなったとしたら、私はどんな話をするかというと、
会社員のメリットとして、
・教育研修費が会社持ち(実際これはとても大きいメリット)
・社内の人脈が使える(これも、とても大きいメリット)
・会社の看板で商売をするので、安定しているし力強い。
自分にとっての、起業のメリットとして
・自分の好きな講座を経費で受けられる
・起業家同士の人脈が得られる
・自分の名前で自由にセミナーが開ける
(↑実は、このメリットは私にとってとても大きいもの)
・自分の名前を売り、自分の看板を育てるのが楽しい。
・家で仕事をすることが多いので、家にいられる。
こんな話をするでしょうね。
そして、あくまで「私」にとっては、起業の方がメリットが多い
と思った、という話をすると思います。
相手に勝つことは、しないです。
「議論に負けても、その人の意見は変わらない」
ですからね。
◆◆
◆ クリエイティブに、両方が満足する論点を見いだすこと。
大切なことは、個々の場面において、
「私も正しい。あなたも正しい」
そういう結論になるための論点を探すために知恵を絞ることです。
先日「負ける」というテーマで記事を書いたときに、まず相手の
主張を「聴きましょう」ということを書きました。
聴くことは何より大切です。
そして、そのあとに、決着をつけなければいけない空気になりそ
うだったら徹底して、自分も相手も正しくなるような論点を探す
のです。
相手も自分も正しいという結論になるように、話を持っていきま
す。その場合に大切なことは、自分と相手の違いをよく見ること
です。
親との議論なら、時代が違う、という論点も有効でしょう。
友達との議論なら、求めているものが違う、という論点かもしれ
ませんし、
男女の違いや、負担できるお金や、時間の違いも良い論点です。
◆◆
◆ 束縛してくる相手は、ちょっと厄介です。
原則:不機嫌な私といるあなたも、不幸でしょ?
仕事の話は、比較的お互いの違いを認め合いやすいかもしれませ
んが、恋人同士になった時に他の異性と会ってもいいかどうかな
どは、簡単に話が着かないかもしれませんね。
束縛してくる相手に対して、
「あなたは、恋愛中は他の女の子と会わない主義なのね。
わたしは、恋愛中でも他の男性と会う主義ですから。
お互いの、考え方の違いを大切にしましょう。」
とは行かないと思います。
そんな場合は、予想できる範囲で、未来の結果を相手に提示して
みるのも手かな、と思います。
「私は、自由を奪われると、たぶん、イライラが募ると思う。
あなたは、そんな私と一緒にいたいの?」
あくまで、自分の限界として話をすることが大切です。
相手を責めるのではなく、
私はそこまで頑張れないよ、という形で。
まあ、束縛する人との恋愛は、長い目で見るとうまく行かないと
思います。うまく行く恋愛・結婚生活は、人間関係が広がってい
くものですから。
私はそこまで頑張れないよ、といいながら、相手が気づいて成長
してくれるのを待つしかないですね。
そして、どうしても成長しない人なら、どこかで見切りをつける
ことも必要です。
その時も、相手を責めるのではなく、「私には荷が重すぎました」
そういう気持ちで別れることが大事だと思っています。
◆◆
◆ 今日のまとめ
話し合いをしても、議論が平行線になってしまう場合。
お互いに、自分の正しさを主張する(=自尊心を守る)ために、
相手を否定するという、不毛な行動に出ている可能性が高い。
「議論に負けても、その人の意見は変わらない」のです。
私も正しい、あなたも正しい、という結論に至るような論点を考
え出すために、知恵を絞りましょう。
相手の間違いを指摘しても、百害あって一利なしです。
相手を負かすことのないように、相手の意見に耳を傾けることと、
お互いが違いを認め合い、お互いに正しいという結論になるよう
に、脳に汗をかくほど知恵を絞りましょう。
◆編集後記
最近幸恵ちゃんの料理で、私が嬉しいことのひとつは舞茸の料理
が増えたことです。
今日も豚バラ肉と舞茸と小松菜の煮浸しがおいしかった♪
幸恵ちゃんは、以前はあまり舞茸料理に積極的でなかったんです
が、あるときを境に舞茸のおいしさに目覚めたんです。
ある日は、まだ使っていない舞茸があるのに、忘れてもう一パッ
ク買ってきたこともあります。潜在意識は舞茸を激しく欲してい
るってことでしょう(笑)
以前は舞茸ではなくシメジが多かったんですが。シメジも好きだ
けど、やっぱり舞茸ですよ、マ・イ・タ・ケ♪
すいません。舞茸ネタでこんなに引っ張ってしまいました。
ところで、今週もラスト・フレンズ見ましょうね!
木曜22時です!お見逃しなく(笑)
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◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
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(今日のアファメーション3 ミニ解説)
「人脈は、力」
技術的に優れた研究者がたくさんいる中で、影響力や発言力で、
ぬきんでている人は、人脈が広いことが分かりました。
そう研究の世界でも、人に好かれ、重要人物との人間関係をしっ
かり作っている人が強いのです。
そうと分かったら、人脈作りです。
しかし私は、どうも社内政治が好きになれず、社外の人との付き
合いが好きでした。その辺が社内では力をつけられなかった原因
のひとつかと。
入社から3?4年してからはずっと、社外での人脈を作ることし
か考えていませんでしたから。
それがどういう結末になったかというと、自前で人脈を作って生
きる必要のある、独立開業の世界。
えと。恋愛と何が関係あるかというと・・・
恋愛がうまく行く人は、自分のパートナー以外の人との関係も大
切にしています。
逆に、人間関係が自分のパートナーだけになってしまい、人脈を
失ってしまう恋愛は、長続きしません。
人脈は、力。
人脈って、大げさな言葉を使わなくても、要するに人から信頼さ
れているということです。
ココヘルでは定番の無料レポート
【男心理解】30分でわかる男心のつかみ方
https://www.556health.com/archives/2005/10/post_189.html
未だに感謝の声が届く名作です。
まだお読みになっていない方は、ぜひどうぞ。