自分を安売りしない!の落とし穴

 

 私は、女性は自分を安売りすべきではないと思っています。もちろん男性もそうなんですが、男性の場合、たとえセックスまでして、その相手がとんでもないひどい女だったとしても、「ちっくしょ?」ぐらいですむものです。一方、女性の場合は一旦男性の心を自分の心の中に入れてみる人が多いので、その男性の心根が悪かったり、憎悪を持っていたり、人を見下しているような場合、その汚れた心が女性の心に入り込んでしまうのです。セックスまで行かなくても、好きになって信用した段階でもそうですよね。
 好きになって信用したのに、その男性がひどい言動をしていたり、暴力的だったり差別的だったり。吐き気がするほどの嫌悪感を感じるのは女性特有です。ですから、女性は慎重であっていいと思いますし、当然自分を安売りしてはいけないと思います。本気でいい男を探すべきです。
 
 但し、自分で「自分を安売りしない」と公言している女性に対して違和感を覚えることがあります。
 それはなぜか?
 
 実は、「男性と交際したくない」という深層心理があって、無意識に男性を避けているけれど、自分でもそんな可哀想な女であることを認めたくないから「条件をぐーんと引き上げることによって」言い訳を作っているのではないかと思うからです。
 
 もちろん、「自分を安売りしない」全ての女性がそうだとは言えません。
 ただ、本当にお腹がすいたとき「一流レストランのフランス料理しか食べない」と言うでしょうか。本当に出会いを求めたとき、条件は無意味に高くなったりはしないものです。
 
 そもそも、女性を幸せに出来る「いい男」の基準は、結婚相談所に登録できるような「条件」では表せないと思います。「年収」「年齢(は少しは気にしますね)」「身長」「体重」や「学歴」これらはその人にくっついている「看板」的な要素ではあるけれど、本質はそこにはありません。
「自分の人生に責任を持っているか」
「あなたの幸せを心から願っているか」
それだけです。
 
過去(子供時代も含む)に傷ついた経験から、心が防衛的に反応している可能性があります。
「もうその危機は去ったんですよ。」
「素敵な男性に出会って、幸せになれますよ」
そう、自分に言ってあげてください。(正確には、自分に言うことで自分の「潜在意識」に語りかけているんです)あなたが、どこかほっとする感じがしたら、心の防衛的な壁がひとつ取り除かれようとしている、そういうことです。
 
でも、「安売りしない女性」は心から応援します。安売りしない分、出会いの可能性は低くなりますから、気合い入れて出会いを求めてくださいね。出会いを求めて合コンでも結婚相談所でも友人の紹介でも何でも来い!ぐらいの気合いでね。但し、「この男は違う」と思ったらどんなにしつこく言い寄られても、にっこり笑って「ごめんなさい。」
そんな積極派の「安売りしない女」であるあなたを応援します。
 
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