タロット占いについて思うこと

 

 私は趣味でタロット占いをしていますが、タロット占いの面白いところはシャッフルという操作によってカードが混ぜられることで、どんな結果が出るかその時によって違うところです。四柱推命のように決定論的ではないのです。ところが面白いことに、結末が大体予想がつくような相談内容の場合、それにピタリとあてはまるカードが出ます。怖いぐらい当たることもあります。カードの意味には幅があり、全体の流れを見て話のつじつまが合うように読んでいくから当たったように感じるという要素はあるにしても、当たったと感じることは多いですね。
 もうひとつタロット占いで面白いところは、それぞれのカードが人の心のある側面を表しているところです。心理を学んだ者としては、タロットの深さにますます惹かれている、そんなところです。魔術師のカードは自らの意志で始めること、創造を表し、女教皇のカードは人の精神面や知性、知恵を表します。一方、塔のカードは心の狭さ、傲慢さと、そこから来る破滅を表します。一番悪い意味のカードがこの塔です。心の狭さを表すカードが一番悪い意味で、死のカード(変化を表す)よりも悪い位置づけになっているところが、心理的には大変面白いと思います。偏狭な傲慢さは死よりも手に負えない、そういうことでしょうか。哲学的な深遠さを感じます。
 とりとめのない話でした。


 

「タロット占いについて思うこと」への1件のフィードバック

  1. 塔みたいな建物最近多いですね。
    大手ゼネコンなどが、競って造っています。
     
    都心のヒートアイランドに拍車をかける、とか、
    日陰が増える、とか、
    大災害が不安、とか、
    あんな高いところは人が居るところじゃない(精神衛生上悪い、という意味で、高所恐怖症の人が言っていました)
    いろいろ言われていますが、
    そういうのを全部押さえ込んで突き進んできたようです。
     
    その原動力は、何なんでしょう。
    あこがれなんでしょうか。
     
    昔は、はしご車が届かないと消火できないから、という理由で、建物の高さが31mに制限されていました。
    古いオフィス街、商店街で、7階建てのビルが並んでいるのはそのためです。
     
    その高さ制限がなくなって、容積率も緩和されて、どんどん建ってきました。
     
    塔のカードの意味を知って、タロットカードを考えた昔の人ってすごい、と思いました。

コメントは受け付けていません。