前世療法 【ぜんせりょうほう】

 

前世療法 【ぜんせりょうほう】 (Past-life therapy)
 前世療法あるいは過去世療法とは、退行催眠を利用した催眠療法(ヒプノセラピー)の応用で、誕生前(前世)にまで退行して前世の記憶を呼び出す手法である。ブライアン・L・ワイス博士によって広まった。退行催眠を行っているときに前世にまで退行するクライアントがあり、時にめざましい治療効果があったことから研究が進んだ。
 前世療法で現れる前世が本当なのか、前世が存在するのかという議論や、心の中にある観念が前世という虚構として現れたにすぎないという議論は当然あるが、実際に療法上の効果がある。
 
 ここからは管理人の私見であるが、前世療法によって現れる前世のストーリーには、現在持っている問題意識が現れやすく、その意味では現在の心が持っている観念を表したにすぎないとも言える。但し、前世という言わば「他人事」を想像するプロセスであること、そして催眠状態でそれを行うことによって、心の奥にある怖れや不安、抑圧された感情などが現れやすいという大きなメリットがある。
 
参考:
 私の催眠療法(前世療法)体験記
 催眠療法(前世療法)事例