結婚前に立ちはだかる心の壁、マリッジブルー。婚約破棄から破談につながることすらあります。できることなら、簡単に解消、解決したいですね。
マリッジブルーはなぜ起こるかというと、結婚は原則としてほかの異性との出会いのチャンスをあきらめることだからです。決めた相手とずっと一緒にいるという覚悟が試されるから、不安や、相手に対する不満が湧き起こってくるのです。
一般に、マリッジブルーは女性がなりやすいと言われています。それは、男性がプロポーズすることが多いからです。プロポーズする側は、その時点までに心の壁を乗り越える必要があります。だから男性はマリッジブルーになるというよりは、プロポーズする手前で迷い、彼女に「彼が結婚を決意してくれない」と不満を持たれるわけです。(参考:男のマリッジブルーは、プロポーズ前にやってくる)
一方プロポーズされた側は、一瞬嬉しい時期がありますが、その後、マリッジブルーの典型的な症状である不安や不満が出てくるわけです。少し辛口に考えてみると、プロポーズを受けておいて、その後に「どうしよう」と迷うのは相手に失礼ではないかという気もしますが、やはり結婚となると、人生の重要事ですから、プロポーズする側も、される側も、しっかりと覚悟を決める必要があるわけです。心理学的にはこの「覚悟を決める」ことを「コミットメント」なんて言ったりします。
一般に、ヒーローの物語は、逆らえない運命によってヒーローにさせられ、始めは迷い、逡巡し、その後覚悟を決めて、困難に立ち向かってゆくという話の展開になっていることが多い。実はヒーローの物語を私たち一般の個人が、一番体験できるのが結婚ではないかと思います。
恋愛という、本人の意思なのか、本能なのか分からないものによって出会った相手と、一生添い遂げる覚悟を決める。そして、その後に待ち受けている人生の大きな試練にも二人で立ち向かってゆく。そんなストーリーが描けるでしょう。
マリッジブルーを魔法のように解決、解消することは、難しいというのが私の考えです。但し、マリッジブルーを自分の人生の物語のひと幕として捉えてみると、覚悟を決めるという大切なステップがやってきていることに気づくことができます。未知の世界に足を踏み入れるときは、不安がつきものです。
もうひとつ大事なことは、先ほどまでと逆のことを言っているように思えるかもしれませんが、異性との関わりがなくなるわけではないと考えることです。良い結婚生活は同性、異性を含め、交友関係が広がるものです。もちろん、簡単に結婚相手との関係を捨てて、別の人に走るのでは、本人も含め、幸せになることは難しいと思います。
そうではなくて、「もし、出会う順番が違っていたら、結婚していたかもしれない」と思えるような異性との友達づきあいも継続することです。結婚相手をダントツに大切に扱うことは、大前提として。
そして、結婚相手との関係を良く保つことを、最大限に努力して、もしも、それでもうまく行かなかったときは、潔く別れを選んで、既に破綻した関係に執着するよりは未来の幸せを取るという考えも、頭の隅に置いておくべきだと思います。あなたや相手がバツイチだったりすれば、より慎重になるでしょうが、それでも、一生添い遂げることを自分に課すのではなく、一生添い遂げるための、精一杯の努力をすることを自分に課すと考えるのがよいと思います。
最近は、女性の方が主導権を握っているカップルも増えていますから、そのような場合、男性側には激しい葛藤があるはずです。男性は結婚によって自分の自由が奪われるという感覚があると、非常に息苦しく思うものです。もしも、彼がマリッジブルーになっているとしたら、これまでの交際を通じて、あなた(女性)の側の主張ばかり通っていなかったか、少し考えてみてください。人は誰でも、自分の自由意思を持っているものです。たとえ表面的には他人に合わせる人でも。相手が大人しければ大人しいほど、よく気遣ってあげる必要があります(だから私は、ものをハッキリ言う人の方が結婚相手としては楽だと思っています)。
もしも、あなた(女性)がマリッジブルーになるのではなく、彼がマリッジブルーになってしまっているのだとしたら、結婚後も彼にお金、時間、行動の自由があることを、よく説明してあげてください。生活を営む上で必要なことはもちろんありますが、その場合でも主導権争いをせず、お互いに腹を割って恥ずかしいことも、言いにくいことも、相手を責めずに伝えあえる関係を作れば大丈夫。たとえ現実的な制約からの不自由さ(たとえば子供が生まれたら時間もお金もかかる)はあっても、相手に支配されるような息苦しさはないはずです(大抵、こっちの方が重要ですから)。もちろん、あなたが色々制限をつけて束縛するつもりだったとしたら、問題外ですが。
最後に、今の日本には、そういう習慣はありませんが、せっかくマリッジブルーで心の毒が出てきているのだから、結婚前のブライダルエステならぬ、心のブライダルエステをすればいいのに、と、セラピストの視点から見ると思います。
価値観も習慣も違う相手と共同生活するわけですから、自分と違う部分をたくさん発見することになります。たとえば、お金は天下の回りものと考え、他人のためにもドンドン使う人と、節約命の人が結婚したら、お互い激しくストレスが溜まることは目に見えています。
そんな時に、お互いに「共感の質問」をもって、理解し合えば、本当は人生の幅がぐっと広がるのです。共感の質問とは「この人は何が苦しくて、その行動を取るのだろう?」と自問することです。
たとえば、「お金は天下の回りもの」と言っていた側が、本当は寂しがり屋で、人を引きつけるためにはついついお金をたくさん使ってしまうという苦しさを抱えているかもしれないし、節約命の側が、小さい頃貧乏して、お金のない苦しさを誰よりも分かっているから、もうそういう生活に戻らないよう、必死で努力しているのかもしれません。
今のは一例ですが、価値観が食い違ったときに、自分の正しさを主張するのではなく、相手の苦しさを思いやることができれば、自分の経験から得た狭い価値観へのしがみつきを手放し、考え方を広げることもできます。そしてお互いに本当の意味で信頼しあえる最強のチームメイトになれるのです。
共感の質問は、マリッジブルーのまっただ中にいる状態で、カップルの二人だけで行うのはひょっとして難しいかもしれません。恋愛セラピストとしては、ブライダルエステのような感覚で、心のブライダルエステとして、マリッジブルーの段階のカップルが、気軽に恋愛カウンセリングを利用するようになったらその後の夫婦喧嘩も減るだろうし、いいだろうな、と思っています。
最後の最後に、マリッジブルーが重症だと感じるあなたに。ひょっとするとあなたは、ご両親の結婚生活に悪印象を持っていませんか? このような場合、親からうまく行く結婚生活のあり方を学ぶチャンスがなかったわけです。そのまま行ったら、やはりうまく行かないかもしれません。コラム父親との関係が恋愛に影響するや愛と依存心と罪悪感をお読みになると、何かヒントが得られるかもしれません。
パートナーに対する接し方や、自分の心のあり方について、こうしたらダメ、こうしたらうまく行く、ということを十分に学び直し、結婚生活をうまく営む自信をつける必要があるかもしれませんね。
関連記事:
マリッジブルー 【マリッジブルー】
マリッジブルーの彼女にかけたい言葉
男のマリッジブルーは、プロポーズ前にやってくる
も参照してみてください。
秋に結婚します。
よいパートナーになりあえるように、我慢せずに相手のことを見てあげられたらいいなと思います。
よいアドバイスをありがとうございました。
cokitiさん
コメントありがとうございました。
ご結婚おめでとうございます。
お幸せに。
こんにちは。
「結婚は原則としてほかの異性との出会いのチャンスをあきらめること」というお言葉にどきっとしてしまいました。
私は先日、破断してしまった方ですが、たしかにそこの引っかかりが大きくて、でも、それを理由にするとみっともない気がして、別の理由で彼を責めてしまっていました。
ブライダルセラピーというものが実際にあればいいのにと私も思います。
結婚に至るって本当にヒーローみたいに運命に負けないような大人じゃないと出来ないものかもしれませんね。私は子供すぎました。
ともあれ、いつもコラムを楽しく読ませて頂いてます。これからも頑張ってくださいね。
uniさん
コメントありがとうございます。
いつか、しっかり成長して、人生で起こる様々な問題にも、しっかり対応できるという自信をつけ、幸せな結婚生活が出来るといいですね。
応援しています。
では!
一週間後に入籍します。ひどくいらいらして、周囲にあたりちらしています。マリッジブルーなのかな、と思ってネットでいろいろ見ています。先生のご意見、大変参考になりました。
ただし「ほかの異性との出会いのチャンスをあきらめること」が原因でマリッジブルーになるということでしたが、自分の場合、彼にぞっこんで、まさに理想の相手です。さんざん遊んできた自分が、彼以外ありえない、という感覚に陥っているのが驚きです。でも、私がものすごくいらいらしていて、彼は全然平和で、そんな彼に癒されつつ、それでも今のこのいらいらはなんなんだろう、と若干体調も崩してきています。耳鳴りが止まりません。
苗字が変わるのがいやなのか。周囲に「わたし、35までは遊ぶから」と宣言しておいて、あっという間に結婚してしまうのが恥ずかしいのか。
あまりに贅沢な悩みで、まいっています。
匿名の方へ
ご入籍おめでとうございます。
そのイライラは、幸せになることも含め、変化するときに人は必ず不安になるという法則によるものだとまずは信じたいです。
それなら問題ありません。慣れれば解決です。
また、どんなに相性がよく、心も成熟しているふたりであっても別々の生活習慣を持っているふたりが一緒に生活を始めたら、何のストレスも感じないで変化できることはありません。それをきちんと乗り越えていけば、ひとりでいたときよりも人生が豊かになったことを感じられるはずです。
但し、一点だけ考えてみてください。
>ひょっとするとあなたは、ご両親の結婚生活に悪印象を持っていませんか?
別の言葉で言うと、お母さんみたいな生き方をしたいかどうかです。
この答えがNOの場合、結婚生活にネガティブな思いを持っている可能性があります。
抑え込んだり、自分の本心に嘘をついても、いずれ何らかの形で抑えた感情は表面化しますので、きちんと自分の心と向き合って、ネガティブな思いは解決しておくことをオススメします。
イライラには何か意味があることが多いですので、無視せずしっかりと自分の心と向き合う方がいいのかな、とは思います。
幸せな結婚生活を送れますよう、心からお祈りしております。
なお、このコラムは多くの方が読まれていますので、他の、似た状況の方のことも考慮に入れてコメントしていますのでご承知下さい。
来月入籍します。
今まさにマリッジブルーの真っただ中です。
新居探しのころから心のバランスが崩れ始めたきがします。よく涙がこぼれるようになりました。
今日は両家顔合わせの食事会でしたが終始涙が止まらない、昨日は友人への入籍の報告後に彼に先々の不安をぶちまけ入籍は考え直した方がお互いのためとなどと言ってしまう始末。
次は数日後に引っ越しが待ってます。
不安です。
「◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 339号 」から、こちらのコラムに来させていただきました。
コラムや、みなさまのコメントを拝見しつつ、わたしがいまの同居人との結婚についていろいろ考えていた18年前のことを思い出しました。
当時、半同棲状態だったいまの同居人が、急に結婚熱に浮かされて、「結婚したい。」と言いはじめました。
バツイチだったわたしは、「慎重に考えましょう。」と言って、2人で「結婚対策委員会」作って、喫茶店等で、お互いの結婚観や結婚のメリット・デメリット等、出し合って、話をしたのですが、結局わたしが押し切られるように、一気に結婚に進みました。
結婚後、同居人は、原家族で抱えていた問題が噴出し、とても苦しみましたが、その後、積極的に自身の回復と成長に取り組み続けています。
わたしもしんどかったのですが、同居人を先行く仲間として、わたし自身の回復と成長に取り組むことができており、とても得がたい出会いであったことを感謝しております。
いま振り返ると、結婚なんてしてみないとわからないものだけど、事前にお互いの価値観(ふたりとも、その後どんどん変化はしていますが)を確認したことはとても役に立っているように思います。
わたしの最初の結婚の経験から、特にお金に対する感覚とかを重視しましたが、それとともに、お互いが(趣味・感覚の近い)オタクであったことや、(味に関する感覚の近い)くいしんぼであったことなども、大変ながらも続けてこられているポイントだったようにも思っています。
いま、同居人に感謝するとともに、ふたりで(あるいは、ひとりで)振り返りの作業をしてみてもいいかなぁ、なんて思っています。
私も結婚が決まって、イライラ、不満、八つ当たり、一人でいたい。など、きっとマリッジブルーなのだと思います。
せっかく彼が結婚を決意してくれたのだから、それに伴う色々なことも前向きに捉えれば良いのに、漠然とした不安でいっぱいです。
しかも私たちは同棲期間もあり、特に生活が劇的に変わるわけではなく、何がそんなに不満なのか、自分でも理解に苦しみます。
このサイトを見て、自分だけが苦しんでいるのではないとわかって、なんだか少し楽になったような気がします。ありがとうございます。
結納の日取りが決まっていたのに彼の仕事の都合で延期になりました。
その時彼は「俺がいないと駄目かな」と言い出しました。
すごく不安になりました。
これまでコメントを書いて下さった皆さま
コメントありがとうございました。
それぞれの幸せの道をゆかれることをお祈りいたします。
迷える仔羊さん
コメントありがとうございます。
大事なイベントなのにね。
きっと彼も何か不安を抱えているのでしょう。迷える仔羊さんがもし、少し大人になってみようと思うなら、(1)自分の不安を彼にぶつけるのではなく、どっしりと構えて、(2)彼に「けじめの行事だからちゃんとやろうよ」と伝えて行動を促しましょう。
感情のケアと、行動。両方同時に要求しない方が、うまく行くことが多いです。
乗り切っていきましょう。応援しています。
来月入籍します。いわゆるスピード婚です。
気持ちに波があります。幸せでほんわかした気持ちになることもあれば急に不安になって、あれこれ考えてしまいます。
子供が出来たら急に変わらないかな?とか相手の心配もあるけど、自分が結婚生活に上手く適応していけるのかな?という自分の心配もあります。
私の親は10年前に結婚生活が上手くいかなくなって。
今の彼は私の家族背景をすべて受け入れてくれた人です。
でも、こんな風に思うのは変なことじゃないんだな、と思えました。
どらこさん
コメントありがとうございます。
不安はフタをするとより大きくなり、きちんと向き合うと小さくなります。
せっかくの機会ですから、いろいろよく考えるチャンスだと捉えてみてはいかがでしょう。
応援しています。
コラム、大変参考になりました。
結婚が決まりましたが、結婚にまつわる準備に関して、彼が全然
協力的ではありません。面倒くささも出しています。
こんな姿を見ていたら、彼と結婚したいのか、それとも結婚という行事がしたいのか、
わからなくなってきました。
私がお尻を叩かないと動かない彼。
ワクワクや、楽しみといった感情も伝わってはきません。
私の気持ちも冷めてきつつあって、もう破談にしてしまおうかと思ってしまいます。
とても勉強になりました。
婚約中で、周りからは一番幸せな時期ね、と言われますが、これまでの人生で一番うつ状態です。勿論、自分が至らない所も多々ありますが、婚約指輪を貰ってから頻繁にぶつかり合うことがあります。原因は非常にくだらないことですが、価値観の違いかと私は感じています。
婚約指輪のお返しも、半返し以上の品を希望したので自分の嫁入り道具は節約している状況です。お返しの費用は私の両親が出してくれましたが、相手は当たり前のような気持ちでいるのか、何か価値観が合わないと感じる度に、そんな考え方だとこれから一緒に住めないよ、と軽々しく口にします。私も腹が立ち、指輪を置いて帰る始末です。
正直、明日のことも解りません。
愚痴になり失礼致しました。
同じような悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃる事を知って少しホッとしました。
もうすでに入籍をしてまだ一緒には住んでないのですが、地元を出たくなかったり、新しい土地での生活が不安だったり、彼とうまくやっていけるのか?という不安もあったり、今の仕事でのお客さんが好きだったので、離れるのが寂しかったり・・・色々考えると本当にブルーな毎日です。
でもいい加減ふんぎりをつけないとダメですよね。。
みかんさん
コメントありがとうございます。
レスが遅くなりましたが…
正論を言えば、本来こういう場面でこそ、何が問題なのか、彼が面倒くさいと感じている本当の理由は何か(たとえその結論が破談につながるとしても)、徹底的に二人で向き合いながら、本音をさらけ出し合うことが必要なんです。
そういう場面でのコミュニケーション方法って、学校でも習わないし、大抵相手を責めるような言い方になって不毛なケンカに発展したり、逆に何も言わず悶々として恨みをためてしまったり、となりがちです。
その後どうなったか分かりませんが、本当にお互いが不安に感じていることを腹を割って言い合える、成熟した二人になり、二人の関係も心の通じ合った仲に発展していることを、心から願わずにはいられません。
sumireさん
コメントありがとうございます。
二人が、アイメッセージといって、私(英語のI)がどう感じているのかを伝え合うコミュニケーションを取り合えば、結婚式の準備や新生活の準備という、いろいろ面倒な決めごとの多い作業も、本来一緒に取り組むチームメイトとして乗りきれるはずなんですね。
残念ながら、sumireさんのカップルの場合、売り言葉に買い言葉、となってしまっていますね。
彼の言い方もよくないのだと思います。
しかしそれを責めても、あとは破談への道しかないですから、ここはひとつ、こちらが大人になって、どんな場合でも彼の本心をしっかり聴いて、受け止めるコミュニケーションを続けていく作戦で行きませんか。
ちなみに、価値観なんて違って当たり前なので、違う価値観を認め合うことが結婚です。但し、世の中で一般に「価値観が違う」という言葉でごまかしている状況の本質が、
「自分が相手にどれだけ依存できるかの主導権争い」
ということは、よくあります。
お金のことだって、相手がこれぐらいしてくれて当然だ(私はこのぐらい依存できて当然だ)という期待(=依存心)があるからこそ、その期待を裏切られたときに腹が立つのです。
その依存心を「あなたはそれをすべきだ、して当然だ」という言い方(主語が「あなた」になるので「ユーメッセージ」と言います)で表現すれば相手に対する攻撃になり、主導権争いになり、結果、親密な関係は得られなくなります。
一方で、言うとケンカになるからといって、言わないと、結局呑み込んだ感情は蓄積していき、相手に対してイヤミな態度をしたり、冷たくしてしまう、距離をとってしまうなどの態度として表面化します。
それをさらに我慢して呑み込み続ければ、いつかうつになったり体に出たりします。
だから、自分の気持ちを、これは私の気持ちだし、私の依存心だけど、でも、それを分かった上で表現するよ、という意思を持って、アイメッセージで伝える。
それが、大事なことなのです。
sumireさん宛に書きましたが、
このコラムにコメントをくださった方ほとんど全てに当てはまるアドバイスだと考えています。
本来、お互いにアイメッセージをしなければいけないわけです。
相手の言い方が悪い場合、こちらだけアイメッセージを続けるのは、かなり忍耐力とメンタル体力が必要です。
でも、せっかくの学びの機会が目の前にあるわけですから、ぜひ、本気で取り組んでほしいと思います。
あ、そうそう、彼の本心をしっかり聴くという話と一見ずれているように感じるかもしれませんが、こちらがサポートして彼の口から、アイメッセージに相当する言葉を引き出すと言うことです。だからまず、自分がアイメッセージを身につけ、実践するところからスタートですよね。
アイメッセージという言葉はアドラー心理学の用語ですが、日本では「アサーティブ」という言葉で調べた方が情報は多いと思います。ほぼ同じ考え方です。
ちなみに私は、アサーティブを合計8日間ぐらいは講座に参加して実践練習しました。そのぐらい、本気で身につけるべきコミュニケーションスキルですから、本ぐらいは買って読んで、じっくり粘り強く実践する、という姿勢で臨んでほしいと思います。
参考:「気持ちが伝わる話し方」森田汐生 著 主婦の友社
naoさん
コメントありがとうございます。
きっと色々、変化することや、新たに直面する試練(これはとても良い結婚をしても、必ずあります)に対する不安を感じていらっしゃるのですよね。
不安な気持ちも、お互いに受け止め合えることこそが、本当の関係、親密な関係です。
ぜひ、彼と二人で乗りきっていって下さいね。
応援しています。
私は来年の2月に結婚が決まったものです。今、正にマリッジブルー真っ只中にいます。つい最近までは、とてもワクワクしてたのですが、顔合わせが終わってからというもの、相手の両親の発言に疑いを持つようになり、更に彼の感情的な発言もあり、将来が不安です。彼とはボランティア団体で知り合い、一緒に活動をしてきました。私の母も以前から彼の事を知っていたので、好青年な彼を母が気に入り、私にあの方なら私と合いそうだと、適齢期だし結婚を進め、彼に直接、私との結婚を考えて欲しいと私が彼にお願いをしました。彼は驚いていましたが、すぐに結婚了承の返事をくれました。しかし、私の家は母の実家を継ぐ人が居なく、私か妹が継ぐとなっていたのですが、彼は4人兄弟姉妹の長男で、次男もいます。あわよくば、、、。と考えていたのですが、現実はそうはいかず、彼の両親は、何を考えているんだと、養子の話を持ち出したわけでもないのに、勝手に勘違いをして、私の両親の事を銀行員で母が経営者だから、金持ちだから勝手な事を言ってるとか彼が私に言いました。もうそんな暴言を吐く家は信じれないです。
続きですみません( ; ; )
彼は私に、重く受け止め過ぎたと言ってきましたが、その原因は母の実家の両親(私の祖父母)の家が祖父母が介護マンションに引っ越した為、空いているので、祖父が住んで欲しいと私に言っていたので、一度、彼とその家を見に行きました。すると彼がこんないい家に住んだら、ほぼ婿養子になるから住みたくない!と私に言ってきました。お金もお互いに無いし、彼の両親は何も援助してくれないと聞いていたし、結納でさえ、あまり出来ないと言うから、うちの両親が気を利かせて、家に住んだらいいと言ったのに、勘違いして、婿養子と捉え、あちらの両親もそのような発言をしたようです。私は出来れば祖父母の家に住みたかったので、ショックでしたし、彼がそんな事を言う人だとも思っていなかったので、ほんとにショックでした。今更ながら、彼の事をほんとに好きかどうかも分からなくなり、今は連絡も取りたくない思いです。たび重なるコメントすみません。この結婚をどうしようかと真剣に悩んでいます。
マユミさん
コメントありがとうございます。
まあ、やめたらいいんじゃないですか。
おしまい。
と、書きたくなった理由を言います。
確かに、彼の言動はショックだったでしょう。
それは、よく分かります。善意でしたつもりのことを、猜疑心で受け止められてしまったわけですから。
しかし、コメントの書きようを見ると、彼の背景を理解しようという意図は全く感じられず、一方的に自分の側の気持ち、主張のみです。
それに、なんとなくですが、あなたは、彼と自分の母親が対立したときに、彼の側につくことはしなさそうです。母親の側につきそうな感じがします。というか、家の一件でもすでにそうですよね?
彼は、あなたのそういうところを感じ取ったんじゃないでしょうか?
私は、男性として、そういう気配を感じて、ちょっと警戒してしまいました。
これでは、うまく行くわけもありません。
(念のため書き添えておきますが、彼についても、あなたの方に歩み寄らないという意味で、同様な感じを受けます。但しそれを指摘しても関係は改善しないでしょう。)
というあたりのことについて、よくよくお考え下さい。
今後、向かうべき道としては、
・あなたが反省し、自分の態度を改める
・やっぱり到底受け入れられない相手だったという結論に達し、別れる
のどちらもあり得ると思います。
どちらが高級とか高尚とかいう意図は全くありません。純粋に両方あり得ると思います。
率直な感想を言うと、あんまり絆が出来ていない感じがするなぁ。
もういちど初めから、二人の関係をよくよく見直してみた方がいいと思います。
結婚という人生の一大事業ですから、よくよく考えた上で、【ご自分で】責任を持って決断されて下さい。
涙を流しながら読ませていただきました。10月に結婚式を控えておりますが、自分でも驚くほどの…きっとこれがマリッジブルーなんでしょうね。
6年以上付き合った彼との結婚は、幸せの絶頂!というよりは、自然な流れでした。優しさ・おもしろさ・安定性(公務員)・子どもが好きなところ・日々の生活でふと感じる「あぁ私たちって合うんだなぁ」という思い。6年以上の付き合いでそれを感じて、ドキドキ!がいっぱいの生活ではないかもしれないけれど、きっと幸せな結婚生活が送れる。そう信じて、どちらかというと私から1年前にそろそろ的なオーラを出して今に至ります。
ですが、ここ1ヶ月ほどで、苗字が変わることへの不安、同居生活への不安を感じはじめ…。何より先日実家に帰省した際、ついこないだSNSでつながったばかりの男友達からコンタクトが来たので、8年ぶりに会ってしまいました。学生時代に大好きだった相手。向こうも同じ思いでしたが、若い私たちはちょっとしたすれ違いで、付き合うことはできず。その後も時々夢に出てくるほど、ひそかに想いを抱いていたのも事実です。会社の仲の良い先輩(男)に、「奥さんはすごい大切だけど、他の人にドキドキしないってことは絶対無理だし、ドキドキするのはいいんだよ!」という言葉を以前聞いていたので、会うことにしたのですが、思いのほか、本当にドキドキしてしまいました。あと1年、2年早く再会していたら…そう思うほどに。それでも結局、今の彼を選ぶのではとは思いますが、、今、結婚を控えている身(逃れられない身)になっての再会・そしてこんな気持ちになってしまったことがつらくてしょうがありません。再会相手は、バツイチ子持ち、結婚となると性格や他の面で合わないところは色々あるんだろうなということまでわかっているのに、きっと、久々の若かりし頃のドキドキに、彼のちょっとワルイオーラに、少しおかしくなってしまったのでしょうね。ただ、今後も、この再会相手以外の男性にも私はドキドキしていくのか?と思うと、結婚は早かったのだろうか…と悩んで、今の彼に申し訳ない思いでいっぱいです。
…かなりの長文失礼しました。
「マリッジブルー」で検索してこちらのサイトに来たのですが、そんな検索をしている自分にも驚いています。ただ、
>、「もし、出会う順番が違っていたら、結婚していたかもしれない」と思えるような異性との友達づきあいも継続することです。
の言葉に少し気が楽になりました。とはいえ、その言葉に安心しすぎて、離婚がどこかに前提である結婚を今するのか?という不安にもなっています…
私も、いま恐らくマリッジブルーの真っただ中です。
彼のちょっとした言動が癪に感じたり、イライラしてしまいます。
甘えてくるのも、昔だったら受け入れられたのに
今だと本気でイライラしてしまい、彼をしょぼんとさせてしまいます。
(もともと男の人に甘えられるのが嫌いなので、それも一因かもしれませんが)
でも、先生の言葉を読んで、すこし気持ちが楽になりました。
価値観があわずにぶつかることが多くて
結婚する前からこんなことでは、私とこの人はうまくいかないんじゃないか?
って不安になっていましたが、少なくともそれについては私だけではなく、
他の方も一時的にそういった気持ちになり、
それを乗り越えて夫婦になっていったんだな、と思うと
自分の幼稚さが恥ずかしくなりました。
結婚まであと8カ月ありますが、彼と力を合わせて乗り越えていけたらいいなと思いました。ありがとうございました。
dokiさん
コメントありがとうございます。
誰かに心惹かれる時というのは、自分自身の中にある、自分でまだ自覚していない望みなどが顔を出しつつある時なのだと思います。
あくまで、自分自身の課題として、よくよく自分の心と向き合って見ることをお勧めします。
結婚、離婚、その彼と交際を継続するか否か、などの、自分の外側、環境を変える行動だけでは、本質的なことは解決しないと思いますので。
頑張ってくださいね。
kanadeさん
コメントありがとうございます。
ぜひ、乗り越えて行って欲しいと思います。
乗り越えるということは、我慢するという意味ではありません。
自分のこと、相手のことを深く理解するということです。
頑張ってくださいね。
結構悩んでいる女性&男性って多いですね。心にあることを言葉に変えて伝えることが出来たら最高なんですけどね。難しいなぁ。男女の間に友情はないかな。『I love you now and foreve』
最近いろいろ悩むワードがあり、このHPにたどり着きました。
私は8年お付き合いし、結婚間近までいった彼をひどく傷つけ別れました。
傷つけたかったわけではないのですが、自分で今でもなんでそのような行動に出たのか理解できません。
回避依存の気が前から自分にはあるのではないかと不安に思っていましたが、
彼と付き合いそれが緩和されていたように思えました。
しかし、見つからないところでそのような不安を満たし、
最終的に回避依存か、はたまたマリッジブルーなのか、
結婚したら他の異性との関係を絶たねばならないという大きい壁に敗れ
浮気をし自ら告白するという方法で彼を傷つけ破断にしました。
こうでもしなければ結婚を断れないという潜在的な思いがあり、このような行動に出たのだと思います。
浮気相手を好きだと思いましたが、実際破断になるとそのような感情は全くありませんでした。
今でも尚彼に連絡を取り、自分の否を棚に上げ、彼を責めたりしてしまいます。
本当に性格が悪いと思います。
私はただ性格が悪いのか、カウンセリングなどを受けた方がいい病気なのか悩んでいます。
どうぞ先生のアドバイスをお待ちしております。
かなめさん
コメントありがとうございます。
ご自分の、自分でも分からない感情を持てあましているご様子ですね。
なかなか、大変ですね。理解もしてもらいにくいですし。
>私はただ性格が悪いのか、
>カウンセリングなどを受けた方がいい病気なのか悩んでいます。
なぜこの二択になるのか分かりませんが、
私は基本的に、根っから性格が悪い人はいないと考えています。
そして、病気でなくても、人は、自分の意識にとって不可解な、潜在意識の中の意図、というか隠れた衝動のようなものを持っているものです。
自分と素直に向き合い、自分の衝動が暴れないように、安全な形で自分を満たす。
これこそ、人生における、大きなチャレンジではないでしょうか。
病気だから治す。病気でないなら放置、ではなく、
病気でないとしても、より善く生きるためにセラピーを利用してほしいと思います。