男と女は、恋愛時に同じように脳が働いているのでしょうか。
その答えは NO!
男女で、活性化する脳の部位が違うのです。
まず、男女ともに、報酬系と言われる、ドーパミンが作られる快楽中枢が活性化するのは同じです。恋愛が快感につながっていて、自然とその行動をとるように、生物として動機づけられているのです。
一方で、男女で違いが見られる部分もあります。
男性は、恋愛で視覚が活性化する
男性は、視覚が活性化することが分かっています。これは、女性ホルモンの量がウエストのくびれ(ウエストとヒップの比が7:10が最も好まれることが分かっている)に反映されるため、プロポーションから妊娠可能性を見極めるように進化したと言われています。
人間の男性は、恋愛のあと、子育てに協力するように進化したと考えられています。特に恋愛中は相手の女性に対して尽くす行動が多くなります。したがって、男性もそれなりに恋愛に対してコストを払っているわけです。セックスだけしておしまいではなく(中にはそういう無責任な男性もいますが)、彼女に尽くし、ひいては子育てまで面倒を見る、という意味です。
そのような男性が子孫を残すためには、確実に妊娠できる女性を見分けなければいけません。そのために、ウエストのくびれを魅力的に感じるという感覚が進化したと考えられています。
なお、この「くびれ」はやせていればよいというものではなく、あくまで比率が大事で、ヒップには肉が付いていないといけないのです。
ですので、女性側の対策としては、「やせる」のではなく、あくまで原則に忠実に「女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を増やす」ことを心がけることが大事です。エストロゲンはストレスの多い生活では減少することが知られていますので、まずは、リラックスして、心配事のない健康的な毎日を過ごすことが大事ですね。特に過激なダイエット、不規則な食生活、人間関係のストレス、ハードな仕事、酒・タバコ、運動不足、睡眠不足、そして、神経質な性格もストレス源になります。
また、恋愛の入口は「見た目」も大切ですが、男性が結婚を意識するときは、ダメな自分も責めずに優しく受け入れてくれた、落ち込んだときに優しくしてくれた、ということが決め手になることが多いようですので、長続きさせるためには、受容性、相手を責めない心も育てる必要があります。ここは、「見た目に引かれて興奮する」ような動物的な部分を超えています。高度なパートナー選びの心理が働いている部分かもしれません。
女性は、恋愛で記憶力が活性化する
一方、女性は、恋愛をすると記憶力が活性化することが知られています。これは、人間の赤ん坊が、他の動物のように産まれたらすぐ立つわけではなく、母親のつきっきりの世話が必要であることと関係していると考えられています。
つまり、恋愛に引き続いて、妊娠、出産、そして子育てへと進んだ時に、協力してくれる誠実な男性かどうかを見極めるように記憶力が高まるよう進化したと考えられています。恋愛の時から尽くしてくれる男性かどうかを本能的に見極めているわけです。やはりこれも、子孫を残していくために発達した感覚なのです。
始めはあまりいいと思わなかった人だけど、色々世話を焼いてもらっているうちに、好きになってしまった、という経験をしている女性も少なからずいると思います。
また、結婚式の準備や、妊娠中、赤ん坊が産まれてからの育児などで、男性が非協力的であったことを後々まで非常に良く覚えている(恨みに思っている)女性は結構多いようです。これも、女性の恋愛感情と記憶力が結びついている例でしょう。
女性は、自分のこういう性質をよく知って、生かすことが大事です。色々世話を焼かれていると好きになってしまうわけですから、始めから既婚者とか怪しい感じの人には、下手に情が湧かないように、必要以上に世話にならないよう気をつけるべきです。
一方、男性として、女性のこういう性質に対応することも大切です。恋愛が始まったら、とにかく色々こまごまと面倒を見ましょう。また、彼女が困っているときにちゃんと手を貸すこと。それができないと、気持ちが冷めてしまったり、後々恨みに思われてしまいます。
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