【ココヘル099】人生初の三角関係

 

ひとは皆、三角関係のトラウマをひきずっているものなのです。
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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 099号 2006.6.9
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 こんにちは、あづまです。
 
 最近読者になってくださった方も多いと思いますので、
 再度ご紹介しておきます。
 
 このメルマガの基本の教科書とも言える、
 【男心理解】30分でわかる男心のつかみ方
 
 まだお読みでない方は、ダウンロードしてみてくださいね。
 お金とか、かかりませんからね。
 
 
 さて。
 
 今日は「私は不倫なんてしたことない」
 そんなあなたも、実は三角関係を経験し、そのトラウマを引きずっ
 ているかもしれないという話を書きます。
 
 もちろん、不倫しているあなたも、三角関係のトラウマから不倫
 しているかもしれないのです。
 
 
 なんの話だか分かりましたか?
 
 実は、親子関係なんです。
 
 
◆依存の心
 
 恋愛において、相手からの愛情を感じ続けないと不安になり、
 連絡がちょっと途絶えたり、今日は優しい言葉がなかったなど、
 すぐになんかあるのではないかと詮索を始めてしまう、
 
 そういう、相手に色々求めてしまう心を「依存」といいます。
 
 
◆重い私
 
 少し冷静になると、相手からしてもらうばかりの自分は相手にとっ
 て重いと気づきます。
 
 そして、そうならないように相手の要求を満たし続けようと努力
 して疲れてしまったり、逆に、こんな私の相手をするのは大変だ
 からと恋愛をあきらめてしまったりします。
 
 
◆自信のなさ
 
 依存を前面に出してしまう場合も、冷静になって重い自分を認識
 する場合も、元をただせば自信のなさの表れなのです。
 
 
 自信のなさといっても、仕事面の自信とか、容姿の自信とは必ず
 しも関係ありません。
 
 セルフイメージといいますが、自分自身に対する根本的な自信で
 す。恋愛では特に、相手から愛される価値があると信じているか
 どうか、という形で現れてきます。
 
 
◆なぜ、自信がないのか?
 
 ここが、今回のメインです。
 
 多くの場合、人生初めての三角関係は親子関係で経験します。
 小さな子供でも既に異性の親を異性として認識しているものです。
 
 そして、子供ですから、親から好かれていないと生きていけませ
 ん。
 
 
◆小さな頃を振り返ってみてください
 
 お父さん、お母さんからもらえなかった愛情はありますか?
 
 もっと、こうしてほしかった。
 
 それを、恋人や結婚相手に求めてしまうことがあります。
 いや、必ず求めているはずです。
 
 自分でそのことに気づき、過去の心の傷を癒していない限り。
 
 
 逆に、求めてはいけない、と自分を縛っている場合もあります。
 結局、心の底で求めていることは同じなのです。
 
 
 
 たとえば、
 
 無条件で愛してほしかった。
 
 でも、
 
 お父さんは、
 自分がいい子にしていた=親の言いなりになっていた
 
 ときだけ優しかった。
 たとえば勉強を一生懸命やっていたときとかね。
 
 
 子供は、親がいなければ生きていけませんから、
 人の言いなりになって、相手を不機嫌にさせないことだけが生き
 る上で大事になってしまいます。
 
 意外にも、子供の頃に身につけた行動パターンは、大人になって
 も変わらないものなのです。
 
 
 上司の無理難題に唯々諾々として従ってしまう。
 暴力的な男性に尽くしてしまう。
 
 
 たとえば、
 
 自分の方を大切にしてほしかった。
 
 でも、
 
 お母さんはとてもしっかりしていて、完璧。
 子供の自分じゃとても敵わなかった。
 
 何かあると、自分から引いてしまって、相手を幸せにすることの
 できる人間として、一対一で恋愛し、結婚する自信がない。
 
 小さな頃の、トラウマをまだ引きずっています。
 
 
 自分の心に聞いてみれば、本当はどうすればいいか、答えはもう
 あるのにね。
 
 
◆自信のなさは、親からもらえなかった愛情
 
 愛される自信のなさは、親から十分に愛されたという経験の欠如
 による場合が多いのです。
 
 愛されたというのはどういうことか、これはまた難しいので機会
 を改めて書きます。たとえば過保護は愛情が多いのではなく、私
 は虐待の一種だとさえ思っています。
 
 常に他者の評価がないと自尊心を保てなくなってしまうのです。
 
 
 
◆毎日1回アファメーション
 
 やはり、自分で自分を大切にする習慣を付けることが大切です。
 「私は、幸せな人生に向かって歩いている」
 「私は、幸せな恋愛をしてよい」
 など、自分を肯定し、人生の可能性を広げる言葉を自分にかける、
 
 それがアファメーションです。
 始めは恥ずかしくても、次第に潜在意識が同意してくれます。
 
 いつまでも同意してくれない(=違和感がある)場合には言葉を
 替えてみてください。
 
 
◆まとめ
 
 多くの場合、初めての三角関係は親子関係で経験する。
 
 親からもらえなかった愛情を、パートナーに求めてしまう。
 
 自分を大切にする習慣を付けるために、
 アファメーションなどが役立つことがあります。
 
 
◆たまにはブログにも遊びに来てね
 
 ココヘルのブログがあるんですよ。ご存知でしたよね?
 結構マジでコラムを書いています。
 
 「図解!依存・自立・相互依存そして共依存
 
 今日も出てきた、依存とか自立という考え方が図で理解できる、
 私のお気に入りのページです。
 
 
◆編集後記
 
 精神的に自立していない男性のことを「マザコン」と言いますね。
 元々「マザー・コンプレックス」とは「エディプス・コンプレッ
 クス」とも言い、男児が、お母さんを好きになるけれど、既にお
 父さんという相手がいて失恋し、お父さんを恋敵として憎む代わ
 りにお父さんの行動や考え方を取り込み、お父さんになろうとす
 るという、一群の感情を言うんです。
 
 すっかり、別の意味になってしまっていますね。
 
 
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 ×フェロモンとかでオトす方法、ないの??
 
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 ○交際が長続きしない
 ○今の相手と喧嘩が絶えない
 ○パートナーとマンネリ(冷戦)
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 ●制作:あづま やすし(男女のメンタルヘルスカウンセラー)
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(結婚とは)
 
 このコーナーは、あづまが結婚して気づいたことを気まぐれに書
 くコーナーです。
 
 
 結婚とは、合わせ鏡である。
 
 意味:あなたのパートナーは、あなたを映す鏡。そしてあなた自
 身もパートナーを映す鏡。お互い、良い鏡でありたいもの。
 
 一人で勝手に生活していると気にならなかった、脱ぎっぱなしの
 靴下。あまり使わないものばかり入っている置きっぱなしの箱。
 
 パートナーから指摘されることで、自分の姿が見えます。
 
 逆に、あなたも、パートナーに意見したり指摘したりしているは
 ず。その言い方は、相手にとってプラスになっていますか?
 
 パートナーを鏡として、自分の姿をよく見てみましょう。
 
 逆に、パートナーを映す、よき鏡になってみませんか?
 
 
 
(今日のアファメーション)
 
 (感情だけは、自由にさせた方がいいので)
 
 (既婚者を好きになってしまっても)
 恋心を大事にしている自分が好き。