【ココヘル135】私はなぜ怒ってしまうのか3?(感情のコントロール)

 

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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 135号 2006.10.14
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 こんにちは。あづまです。
 
 
 今日から読んで下さっている方、ありがとうございます。
 もしまだこれをダウンロードされていないようでしたら、
 ぜひ読んでみてくださいね。
 
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 さて今日も、怒りのコントロールシリーズです。
 小さい頃、私はよくカッとなるたちでした。
 大人になってからも、そういう面はあったと思います。
 
 今は、あまり怒らないですね。
 幸せに生きているからです。
 
 今日は、そんな話です。
 
 
◆怒りが抑えられないあなたに。
 
 怒りが出たとき、その怒りに対処しようとしても難しいのです。
 怒る必要がない自分になることが大切です。
 
 どうしても怒ってしまったときに使えるテクニックをご紹介して
 おきます。但しこれはあくまで一時しのぎだと思ってください。
 
 ひとつは月並みですが、相手との距離をとること。
 とにかく、その場を立ち去ってください。
 あらかじめ、怒りやすい自分であることを相手に伝えておけば、
 「今は冷静になれない」と言って立ち去っても相手も驚いたりし
 ないでしょう。
 
 また、立ち去ったあとは、木や流れる水などを見たり、深呼吸を
 する、軽い運動をする、などの方法で怒りが収まるのを待ちます。
 
 怒りの手紙を書き、破って捨てる。
 お気に入りの家事や作業をして気を紛らわす。
 「自分はこの問題を解決できる」とアファメーションする。
 
 またEMDRという方法があります。
 Vサインを作って目の前で車のワイパーのように40cm位の幅
 で左右に振ります。それを頭を動かさず目で追うのです。
 
 理由はよく知りませんが、怒りが消えることが知られています。
 NLPによれば目をきょろきょろさせながらひとつのことを悩む
 のは脳の仕組みとして出来ないので、それと関係あるのでしょう。
 
 とにかく、怒りの感情を相手にぶつけても問題は厄介になるだけ
 で、改善はしないことがほとんどです。
 
 あなたが一回も怒ったことがないなら、突破口になる可能性はあ
 りますが、そうでないのなら、相手にぶつけずにすむ方法を真剣
 に探したほうがよい結果が得られると思います。
 
 
 
◆さて、人はなぜ怒るのか。
 本題に入りたいと思います。
 
 あなたは、自分は十分に幸せだと感じていますか?
 そして、これからも自分が幸せを感じて生きていって良いと。
 
 そう感じて生きている人は、
 身体的な危害を加えられそうなときや、親しい人が傷つけられた
 ときなど、本当に怒る必要のあるとき以外怒らないものです。
 
 
 あなたの場合、まず「自分ルール」があり、
 それを他人が破ったときに怒りを感じるのではありませんか?
 
 たとえば、「時間厳守」
 大切なことではありますが、何が何でも優先すべきルールという
 ほどではないはずです。
 
 でもあなたは、だれかが遅れてくるととてもイライラするかもし
 れませんね。
 
 
 またたとえば、「心ゆくまで楽しいことをしてはいけない」
 人生は苦行であり、仕事、家事、子育て、教育・・・役に立つこ
 とをし続けなければいけないと感じているかもしれません。
 そして、自分が楽しむことは、ほんの少しだけ「ごほうび」とし
 て許可している・・・
 
 他人が人生を楽しんでいると、イライラしませんか?
 場合によっては、「堕落した人間に不幸を!」と呪いすらかける
 気持ちになるかもしれません。
 
 
 これらに共通しているのは、「自分ルール」を他人に押し付け
 ているということです。
 
 
 だれでも自分ルールを持って生きているものですが、
 豊かさの少ない、砂漠のような自分ルールを持っていないかどう
 か自分自身の心に聞いてみる必要があります。
 
 
◆幸せを受け取る器
 
 人は、努力したから幸せになるのではありません。
 人は、幸せを受け取る器の大きさに応じて幸せになるのです。
 
 これは大切なことですので、よく覚えてください。
 
 
 もちろん、何も行動しないで幸せになれるわけではありません。
 私が言いたいのは、
 
 苦行のようにして一生懸命仕事をしたり、
 自分を殺して他人のことばかり考えて家事・子育てをしたり、
 そんな、まるで自分が前世で犯してきた罪を償うような人生を送っ
 ている限り幸せは遠く、
 
 逆に、十分に幸せを受け取り、それに感謝しつつ、
 
 他人も幸せにするために一生懸命仕事をしたり、
 自分の好きな周りの人のことも考えて家事・子育てをしたり、
 そんな、まるで自分の幸せを周りにおすそ分けするような人生を
 送っていると幸せが加速するよ、
 
 ということなのです。
 
 
 行動レベルでは同じことをしていても、
 魂のレベルでは大きな違いがあると言っているのです。
 
 
 あなたはまず、自分が幸せに生きてよいということを
 自分に許可してあげてください。
 大丈夫。
 ちゃんと、同じように幸せに生きる仲間ができますよ。
 
 
 デートに遅れてきた相手に対しても、
 そりゃ、がっかり残念、あれとこれをしたかったのに時間がなく
 なってしまった、そういう気持ちは当然持つとは思いますが、
 
 あなたが幸せのおすそ分けをして生きていれば、
 その相手にとって、あなたと一緒にいる時間はとても幸せな時間
 になっているはずです。
 
 遅れてきた相手が、一番損をしたのです。
 
 
◆ポジション・チェンジ
 
 そして、相手と自分の立場を入れ替えてみれば、
 相手が幸せを感じながら生きていて、その幸せをおすそ分けして
 くれるほうがあなたにとってもよいのではありませんか?
 
 A 自分の楽しみは自分で見つけることができて、
   時にはあなたが楽しむために色々してくれる相手
 
 B 自分の楽しみを自分で見つけられず、苦行のように生き、
   あなたが楽しむことにも干渉して邪魔する相手
 
 どちらがいいですか?
 そして、現在の相手はどっちのタイプですか?
 
 
 ちなみに、もしあなたが、
 C 自分の楽しみは我慢して、苦行のように生き、
   一方あなたが楽しむためには色々してくれる相手
 
 こんな相手を求めているのなら、間違いです。
 立場を入れ替えてみてください。
 
 C’私は楽しむし、相手にも色々してもらいたい。
   でも相手の人は楽しみを我慢してほしい。
 
 おかしいでしょ?
 こんなひとはわがままだと思いませんか?
 そして、それ以上に実は大きな問題があります。
 
 C’の人は、実は必要とされていないということになりませんか?
 これって、結構寂しいことですよ。
 
 一方Cの人は、他人からの好意を受け取れないんですよ。
 自分は楽しんじゃいけないわけだから。
 幸せの器が小さいんですね。
 
 もしかするとあなた自身がこういうタイプなのかもね。
 
 
 犯してもいない罪を償うようにして生きるのはやめましょうよ。
 
 幸せを感謝して受け取り、おすそ分けする人生にしませんか?
 
 
 そのほうが、あなたのため、そして社会のためになります。
 
 
◆次回予告
 
 このシリーズ、「私のことです」というメールを何通も頂きまし
 た。ありがとうございます。ということで、もう少し続けます。
 
 次回は、怒りの元となる「自分ルール」はどこから来るのか?
 という話を書きたいと思います。
 
 まあ、大抵親から受け継いでいるんですけどね。
 
 
 自分に、どんな「自分ルール」があるか考えてみてください。
 宿題ですよ。
 次回ちゃんとチェックしますからね(笑)
 
 
◆編集後記
 
 今日は催眠療法の先生、中島勇一先生のグループセッションを受
 けてきます。どんなんだろ?ちょっと楽しみです。
 
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(結婚とは)
 
 今日はお休み
 
(今日のアファメーション)
 
 「私は、この問題から学ぶことが出来ます」
 
 幸せに生きている人、成功した人は人生の中で大きな挫折や逆境
 を経験していることが多いのです。
 
 そして、それが人生の転機になっているのです。
 
 失敗だって、そこから学ぶと思えば実りが多いものです。
 苦しい時を経験しているということは、人生からのサインを受け
 取っているということです。
 
 「行動して、現状を変えなさい」
 というメッセージなのです。
 
 
 何か問題が起きたとき、怒りを感じたとき。
 苦しくなったとき、悲しくなったとき。
 
 あなたは、その問題を解決できる可能性があります。
 でも、努力むなしくよい結果が得られないことだってあります。
 
 ひとつ言えることは、
 そこから、間違いなく貴重な学びがあるということです。
 
 問題が起きたとき、こうつぶやいてみましょう。
 
 「私は、この問題から学ぶことが出来ます」
 
 
 私は、いつもそう考えています。


 

「【ココヘル135】私はなぜ怒ってしまうのか3?(感情のコントロール)」への2件のフィードバック

  1. こちらの記事をヒントに、私が勝手に考えて、試してみた方法を書きます。
     
    まず「自分ルール」を思いつくだけ書き出してみました。
    そのリストを今度は「許可」の文に書き直していきます。
     
    例えば、
    – 人の役に立たなければいけない
     
    というルールを持っているとしたら、それを、
     
    – 役立たずでも良い
     
    と、どんどん箇条書きのリストの文を置き換えていきました。
    すごく心が軽くなりましたよ。
     
    それに、「ムカっ」ときた時、なぜ自分が怒りを感るのか理解できる様になりました。
     
    誰にでも効果があるかはわかりませんが、コメントしてみました!

  2. Kokoさん
     
    コメント&解決法のご提案まで、ありがとうございます。
     
    自分ルールを書き出してみたのですね。その行動力が素晴らしいです。
    そして、許可の形に書き換えてしまったのですね。これもすごいですね。
     
    Kokoさんがとり組まれた方法は、心理学的にも意味のある方法だと思いますが、このコメント欄を読まれた他の方のために補足しておきます。
    この方法は、自分ルールが比較的きつくない人向きです。極めて強力に、ガチガチに固まった自分ルールを持っていたり、その自分ルールにさらにフタをして、考えても思い出せないようになっている人の場合、文字に書いたり読んだりしただけでは、心の中までは書き換えられないこともあります。
     
    その場合は、イメージを使った心理療法などを活用することも、意味があると思います。
     
    ともあれ、Kokoさん、
    自分が怒ってしまうときのことを理解できるようになってよかったですね!
     
    とっても素晴らしいコメントありがとうございました。

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