セラピー募集します。
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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 156号 2006.12.26
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こんにちは。あづまです。
今日は、欠乏感について書きます。
あらゆる自己啓発の本には、欲求の充足を延ばす力(我慢する力)
をつけなさいと書いてあります。
確かに、ちょっと綺麗な女の人や、優しい言葉をかけてくれる男
の人に淡い恋心を抱くたびに結婚生活を捨てているようでは一番
大事なものを失い続ける人生になってしまいますし、
目の前に食べ物があるといくらでも食べてしまうというのでは、
健康に過ごすことができません。
お金だって、現在の幸せのために使うことと、将来の幸せのため
に資産を蓄え投資などをすることと、バランスをとる必要があり
ますね。
だから、人生のある局面では我慢も必要になりますし、それによっ
てより豊かな人生を手に入れることができるのです。
逆に、欲望に支配され、振り回されている状態では、心おだやか
な人生とは言えません。
◆心の中の『欠乏感』
しかし、欲求を我慢することが大事、という言い方はあまりに表
面的です。
というのは、
楽に我慢できる人と、
我慢するのがとても辛い人がいるからです。
そしてそれは主に、これまで欲求が満たされてきた経験があるか
どうかによって決まるのです。
心の中に『私の人生には豊かさがないかもしれない』という怖れ
を抱いている人は目の前にあるものに飛びついてしまいます。
恋愛。食べ物。散財。趣味。旅行。
また明日も幸せな日だろうし、楽しみは明日に延ばしても大丈夫。
そう思える人は『私の人生は豊かだ』と感じている人です。
周囲から見ると、こういう人はおだやかで、自制が利いて、品が
あるように見えます。本人は無理をしているのではなく、明日も
幸せだと信じているだけなのです。
逆に、楽しいことが今できないと、もう一生できないような気が
してしまう人は欠乏感が強いということです。
心の中の欠乏感が消えない限り、その場限りの楽しさを追い求め
てしまうことになります。
周囲から見ると、こういう人は貪欲で、自制が利かず、刹那的に
行動しているように見えます。
あるいは、無理をして我慢して、自制が利いて品があるように見
せかけている人もいるでしょう。でもそれでは、自分は辛いだけ
でしょう?
◆ゼロサム・ゲーム / ノンゼロサム・ゲーム
数学の「ゲーム理論」の中にある概念です。
「ゼロサム・ゲーム」においては、誰かが勝ったら必ず誰かが負
けて、トータルではゼロになります。
典型的にはギャンブルです。
たとえば、仲間内で麻雀をやったとします。
誰かが勝つことは、別の誰かが損をすることなんです。
Win?Loseの関係です。
それに対して「ノンゼロサム・ゲーム」という概念があります。
典型的にはビジネスです。
製造業においては、投資家からお金を集め、製造設備を作って
ものを作り、流通・小売り業の人の力を借りてお客さんにものを
届けます。
これは、誰かが得をしたから誰かが損をするものではありません。
投資家、製造業の従業員、流通・小売り、そしてお客さん。
よくWin?Winの関係といいますが、
関わる人すべてが得をするように事を運んでいきます。
人生は、ノンゼロサム・ゲームなのです。
だから、Win?Winの関係を追求していくことができます。
誰かが得をしたから、別の誰かが損をするわけではないのです。
でも、ゼロサム・ゲームのようにして世界を見ている人がいます。
あなたは、どうですか?
実は、どっちの見方をするかには、小さい頃の経験が影響します。
小さい頃は、親が用意してくれたものの中で生きるしかありませ
んので、愛情も、食べ物も、トータルが決まっているんです。
そのときに満たされない思いが強いと『欠乏感』が強くなります。
誰かが多くとったら、自分は少なくなってしまう。
つまりWin?Loseの関係が潜在意識に刻み込まれます。
これが、大人になってからも大事な局面で顔を出すんです。
◆他人が幸せになることは・・・得?損?
自分の人生が豊かだと信じている人は、
他人が幸せになることを、心から喜べます。
自分の人生が欠乏感に満ちている人は、心の底では、
他人が幸せになる(Win)ことは
自分が不満になる(Lose)ことだと感じています。
◆あなたは、他人の幸せを喜べる自分でありたいですか?
それとも、他人の幸せに嫉妬する自分でいたいですか?
後者なら、この先を読む必要はありません。
閉じてください。さようなら。
もしも、前者なら・・・
そうです。
心の中の「欠乏感」を取り去り、「充足感」を高める必要があり
ます。
◆インナーチャイルドという概念
心理療法では、インナーチャイルドという概念を使います。
自分の感情を子供の頃の自分としてイメージします。
大人になっても、感情は子供みたいなもので、それを理性で抑え
て生きているので、感情を子供としてイメージするのは理にかなっ
ています。
欠乏感が強い人は、インナーチャイルドが傷ついています。小さ
い頃に自分の欲求が満たされた経験が少なくて、自分の人生は豊
かでない、欠乏しているという観念を持っています。
すると、大人になっても、欠乏した人生を歩んでしまうのです。
原因は自分の心の中にいる傷ついたインナーチャイルドです。
今回は長くなったのでここまで。
次回、インナーチャイルドの癒し方について書きます。
◆今回のまとめ
人生のある局面では、将来の豊かさのために我慢も必要。
心の中の『欠乏感』が埋まらないと、我慢のできない人生。
欠乏感は、傷ついたインナーチャイルドによるもの。
インナーチャイルドを癒す方法は次回。
◆編集後記
今日から、年末年始はお休みに入りました。
のんびりしてます。
新年は、1/5・6にセラピーを行います。
今年は1/8までお休みの方が多いんでしょうか。
この機会に、いらっしゃってはいかがでしょう。
休みでも、いつもと同じ時間に起きるんです。
だって、好きなことを朝からできるんですよ。
仕事も楽しく、休みも楽しい。
そういう生活を目指したいですね。お互い。
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(今日のアファメーション)
「今だけは、この幸せを十分に味わってよい」
私たちは、幸せを感じるとき、心から喜べないことがあります。
なんだか、誰かに見張られているような気がしたり、自分だけ楽
しいことをしてはいけないような気がしたりします。
小さな頃からの心のクセが、その気持ちを作っているのだと思い
ますが、大人になった今、それを捨てることが幸せになるための
大切なステップです。
だから、今だけは。
これからずっとやろうと思うと、無理かも。そう思っちゃうかも。
だから、今だけは。
その、目の前の幸せを十分に味わってください。
「今だけは、この幸せを十分に味わってよい」
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