交際をしているうちに、なんだかいつも文句を言われて、自分が嫌な男のように感じるとしたら、もしかすると、彼女が「元々不満ばかりの女性」なのかもしれないと、一旦は疑った方がいいと思います。
もちろん、男性は、女性の気持ちを受け止めなかったり、女性の気持ちを気にかけていなかったりといった部分で、女性に不満を持たれることが多いですので、たとえばそのようなところで不満を与えていないか自らの言動を省みることは最低限必要です。
しかし、恋愛や結婚生活の秘訣に書かれているような一通りのことをやってみても、いつも相手の女性は不満たらたらだ、というのであれば、原因はあなたにあるのではなく、相手の女性が、あなたと交際する前から【不満たらたらの女性だった】ということかもしれないのです。
このような女性と交際を続けるのは、かなり難しいです。上級編です。
多くの場合、子供時代に親から、「自分の幸せは自分の責任」という原則をきちんとしつけられなかったことが原因だと思います。
依存的な女性は、自分ができないことは相手がやってくれると勝手に期待しています。そして、期待を裏切られると被害者意識になるのです。本人がこれを乗りこえなければ、問題は解決しないのです。
しつけというのは結構難しくて、
厳しくすればそれでよいというものではありません。
無条件の愛情「いい子のあなたも、悪い子のあなたも、ここにいていいよ」を注ぐと同時に、
「自分の幸せは自分の責任」、「自分の言動は自分の責任」という原則も身につけさせなければいけません。
平たく言えば、母親的な愛情と、父親的な愛情の両方が必要だということです。
親がここまでしっかりやってくれた女性は、パートナーへの精神的な負担はあまりかけないと思いますが、残念ながら全ての女性がそうだというわけではありません。
もしもあなた(男性)が、依存的な女性と交際していて、あるいは結婚していて、その関係を維持し、さらによくしていきたいと考えているのであれば、一旦しばらくは相手の親代わりになって、母親的な無条件の愛と、父親的な自己責任の原則を教える愛の両方を注いでいく必要があります。
そこまでやる価値があるのか?
そう思われるかもしれませんが、彼女がしっかり成長できたとしたら、大きな喜びがあると思いますよ。
やってみるのか?
別れるのか?
迷うとしたら、このあたりをポイントにしてはいかがでしょうか。
ポイント:相手の女性自身が、自分の問題を解決しようと努力する気があるかどうか。
やはり、本人がやる気がないのなら、周りがサポートできることは限られています。
本人が本気でやる気なら、周りのサポートの効果も高くなります。
最後に、
相手の問題をあれこれ考える前に、自分自身の心の問題についてはしっかりととり組む必要があります。それは、相手を動かそうというときには、非常に高い心の成熟度が要求されるからです。
相手の問題点を注意し、直してもらうための要求をするという、同じ言動をしたとしても、心の成熟度の低い、自分本位の動機(俺が苦しいからお前が変われ)であれば効果がなくて、心の成熟度が高い、相手の未来の幸せを心から願うという動機(キミの今の言動だと、人から好かれなくて、最終的に自分が損をするよ)であれば効果が出る、ということはよくあることなのです。