無邪気な愛+過酷な状況 → 罪悪感
これが、罪悪感が出来る典型的な心の化学反応です。
たとえば、「無邪気な愛」として「家族みんなが幸せだったらいいな」と子供が願っていたとします。
ところが、「過酷な状況」がそこにあります。母親は不幸顔で生きている。一人で頑張って、幸せを受け取らず、献身的だけれど自己犠牲的で、幸せそうじゃない。
子供は母親を喜ばそうと、色々頑張ってみるけれど、所詮子供の力では、この不幸顔の母親を変えることはできません。頑張って頑張って、いつか、自分の無力を感じ、「私はおかあさんを助けられなかった」という思い残しを持ったまま大人になります。
こうして、償いをする人生が始まるのです。
助けられなかった母親を、いつまでも助けようとする人生です。
“かわいそうな”お母さんから離れられず、いつまでも助けようとして、母子密着し続けるという人生のパターンもありますし、お母さんを助ける代わりに、“かわいそうな”男性を助け続けるという恋愛パターンとなって現れることもあります。また、罪悪感は幸せへのブレーキになりますので、自分が幸せにならないという選択をすることで、償いを果たそうとするパターンもあります。
いずれも、残念ながら、どんなに頑張っても幸せにはなれないんですね。
やはり、大もとの体験に、しっかりとり組むことが解決の近道です。
無邪気な愛+過酷な状況 → 罪悪感
です。
参考記事:
愛75% 依存心20% 罪悪感5%
罪悪感を手放す方法