不幸の世代間連鎖を断ち切ることの大切さ(2)

 

不幸の世代間連鎖を断ち切ることの大切さの補足記事です。
 
 
こんな風に感じてしまう方に、読んでほしいと思って書いています。
両親から受けた心の傷が深く、私一人では解決できそうにない。
子供の代にも、どう考えても悪影響を伝えてしまいそうだ。
だから、結婚にも積極的になれないし、こんな私とつきあう人は不幸だから、恋愛にも積極的になれない。
 
 
確かに、そんな決断が必要なこともあるでしょう。
辛い決断ですが、立派な考えかもしれません。
それは、否定しません。
 
 
ですが、ちょっとだけ、この話に耳を傾けてほしいのです。
 
 
私の名前の由来。
 
「靖史」といいます。
歴史をやすんずる(安定させる、みたいな意味)という意味を込めてつけられました。
父は、不幸の世代間連鎖という話は、知らなかったようですが、
でも、命名の由来を聞いたときにこんなことを言われました。
 
「うちの先祖は、あまりいい目にあっていない。
 一族の歴史を変えてほしいという願いを込めてつけた。」
 
重い願いですな。
 
 
そういえば、不幸の世代間連鎖について考えるときに、私自身が思うことがあります。私は、いわゆるアダルトチルドレンではないと思います。まあ色々未熟な部分はあると思いますが。
でも、そんなに、不幸の世代間連鎖を断ち切らなければならないほどの、負の連鎖を背負っている感じはしませんでした。
 
それはなぜなのか、考えてみたことがあります。
 
たどり着いた結論は、これです。
 
親の代までで、かなりの部分を断ち切って解決してくれたから。
 
 
そして今、セラピストとして、多少なりとも、人様の不幸の世代間連鎖を断ち切るお仕事に就くことができているのも、自分一人の努力ではないのだなと思っています。
 
 
いま、不幸の世代間連鎖を断ち切るのが、自分一人では難しいと思っていらっしゃる方へ。
できるところまで、やってください。
そして、「私は精一杯やった。でも、残った仕事もある。それはお前(子供)が引き継いで完成させてくれ。」
そう言って、子供に続きを託せばよいと思います。
 
親子二代の仕事としてとり組めばよいと思います。
社会的にも立派なことだし、とても素敵なことだと思います。
 
 
今、こんな風に感じているとしても・・・
両親から受けた心の傷が深く、私一人では解決できそうにない。
子供の代にも、どう考えても悪影響を伝えてしまいそうだ。
だから、結婚にも積極的になれないし、こんな私とつきあう人は不幸だから、恋愛にも積極的になれない。
 
親子二代のプロジェクト、いや、三代のプロジェクトとしてとり組む気持ちがあれば、決して乗りこえられないものではないと、私は信じます。
 
 
これは、提案であって、強制ではありません。
何かのヒントになれば幸いです。


 

「不幸の世代間連鎖を断ち切ることの大切さ(2)」への2件のフィードバック

  1. 私は不幸の世代間連鎖を、
    引き継ぎそうになったけれども、
    断ち切った者です。
     
    でも、過去の過ちや、自己嫌悪・・
    傷付けてしまった人達や失った人の事で、
    日々苦しいです。
     
    でも何とか頑張っています。

  2. 愛♪さん
     
    コメントありがとうございます。
     
    本当に大事なことは、表面的な人間関係ではなく、
    心の中にあります。
     
    ぜひ、今の苦しい気持ちも、乗りこえていけるといいですね。
    頑張って下さい。応援しています。

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