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◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 194号 2007.5.7
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あづまです。こんにちは。
いつも読んでくださってありがとうございます。
今回からお読みになっている方、初めまして。
ＧＷは発行をお休みさせていただきましたm(_’_)m
その間、ホームページ作りやブログ作りなど、日頃時間がとれな
くて出来なかったことをしていました。
では、今日も行きます！
今日はとても大事な考え方をお届けします。
「今を生きる」
◆子供がほしい
私のところに、恋愛相談にいらっしゃる方で、子供が産める年齢
ぎりぎりになって来る方がいらっしゃいます。
相談者の方の望みは、恋愛がうまく行かない自分の心を変えて、
恋愛・結婚・そして妊娠・出産へとつなげていきたいというもの。
子供がほしいという気持ちは、大切なものなんです。それを否定
したいわけではありません。そしてもちろん、これまでの人生の
中で努力もし、精一杯の結果が今の状態であることは私も十分わ
かります。
ただ、私は少々複雑な気持ちです。
意識的にせよ無意識的にせよ、今までずっと避けてきた結婚や出
産を、年齢を理由にして無理にやっても、本当に幸せになれるの
かどうか？
結婚・出産して幸せになれる場合もあるでしょうし、
逆に「結婚・出産しなければいけない」という観念から自由にな
り、自分らしく生きることが幸せにつながるかもしれません。
◆過去に復讐するのではなく、過去に縛られた心を癒そう。
私たちは、後悔を怖れて、過去に復讐するような生き方をしてし
まうことがあります。
たとえば、母親がいつも他人の顔色をうかがい、服従するような
生き方をしていたとしますね。そんな母親のことをかわいそうだ、
無念だと思っていたとしますね。
そうすると「男の支配下に入るのは【絶対に】嫌だ」という気持
ちが湧いてくるかもしれません。
妊娠・出産は、自分だけで生活を支えることが出来ない瞬間です。
体の自由も普段通りではなく、無理は出来ないし、そのうえ出産
にはやたらお金がかかります。
その時ばかりは、旦那さんや周りの人の協力が必要だし、ある意
味、男性に依存する生き方をしなければいけないわけです。
（うちの奥さんはその特権を楽しんでいるように見えます・・・）
「男の支配下に入るのは【絶対に】嫌だ」
もしその気持ちを最優先にしたとすれば、結婚は怖いものだし、
妊娠・出産なんて恐ろしくてできないということになります。
それはまさに、辛口な言い方で申し訳ないのですが、
過去に復讐して生きているということです。
子供がほしいという気持ちよりも、母親の無念を晴らすという、
過去に復讐する気持ちを優先したということです。
過去に縛られている自分の心を癒し、
幸せな結婚をしている○○ちゃんみたいに将来に目を向けよう。
そう気持ちを切り替えるために、本気で行動してみよう。
これが、過去と訣別できる考え方です。
◆「今しかできないこと」がある
しかし、人生には「その時にしかできないこと」があるのです。
今、分かりやすい例として妊娠のことを挙げました。
４０代後半になったら出産はちょっと難しいんです。
自分の望むものが全て手に入ることが素晴らしいという思いこみ
が一部にあるようですが、必ずしもそうではありません。
手に入らないものは、あきらめる??「手放す」という言い方の
方が私は好きですが??ことも大切なのです。
理解しやすさのため、女性の体を例に取りましたが、
人生にはほかにも「今しかできないこと」があります。
たとえば、私の例で恐縮ですが、そこそこ給料をもらっていた仕
事を思い切ってやめて、家にいる時間が確保できる仕事にしてし
まいました。
新婚の妻が「一緒にいてほしい」と思ってくれるのは嬉しいです。
年月が過ぎ、子供が生まれたら気持ちも変わると思います。
私にとって、一緒にいてほしいと強く思ってくれる妻と一緒にい
られるのは新婚の今しかないんです。
時が経ったら、またその時の関係を楽しめばいい。
◆今しかできないことのために、手放すことも必要。
私がこういうことをメルマガなどで書いているので、
よく「うらやましい」とか「そんな旦那さんがほしい」という女
性からの声を聞くのですが、
むしろ妻には感謝しています。特に「安定収入を手放す」ことを
受け入れてくれたこと。
あなたが女性だとして、旦那さんが会社の名刺もなく、怪しげな
手作り名刺を持っていて、収入はお客さんの入り次第。病気をし
たら仕事が出来ない。結構不安じゃないかなぁ。
実際、妻のご両親には心配されてます（笑）
恋愛相談？メルマガ？何してるの？大丈夫？みたいに。
ご両親の心配を全く意に介さない妻の強さは尊敬します。
自分が本当にほしいものを優先するとき、他のものを捨てること
は大切なことです。
過去ではなく、今を大事にする。
そして、今一番大切にしたいものは、全力で守ること。
私はこれが幸せに生きるコツだと思っています。
◆感情を吐き出し、ゼロベースで考えることの大切さ
過去の無念さや、悔しさ、憤りなどに縛られて今を見失ってしま
うと、将来また「今を見失った自分」に対して後悔します。
だから過去の感情は、十分に吐き出し、十分に今を生きることが
大切なのです。将来また後悔しないためにも。
母親の例でいうと、たとえばこんな感じです。
オススメしない例
「いつか取り戻してやる！！！」
母親の無念さを晴らすための人生を送り続ける・・・
オススメしたい例
「お母さん、一生懸命だったのは分かるけど、幸せの手本を見せ
てくれなかった。おかげで私は今苦労してる・・・
一生懸命だったお母さんに文句を言うのは心苦しいけれど、
『ホントは幸せで笑顔で、明るいお母さんがほしかった?』」
そして、スッキリしたら改めて自分はどう生きたいのか考える。
恋愛をしなかった自分に対する無念さであれば、こんな感じ。
オススメしない例
「青春を取り戻してやる！！！」
青春を取り戻すため、ムキになって恋愛をする。
オススメしたい例
「恋愛をしたかったけど、男性の支配下にはいることばかり心配
して、結局自分から恋愛を避けてきたなぁ・・・寂しい生き方
をして来たことに、われながら『がっかり。』これからは、自
分の気持ちにもっと素直に生きようかな・・・」
そして、スッキリしたら改めて自分はどう生きたいのかを考える。
人生には、その時にしかできないことがあるのです。
後になって、無理やり取り戻そうとすると、更に苦しくなります。
失ったものは、失ったものとして受け入れることが大切です。
そのために、辛い感情を抑えずに十分に表現することが大事です。
（将来のためのアドバイスだけでなく、喪失の感情を受け止める
のもセラピストの大事な仕事です）
◆まとめ
過ぎてゆく時間の流れの中で、今できることをし、
出来なかった悔しさ、無念さは十分に感じて感情を吐き出し、
改めて今を生きることを考える。
◆もう一つ、伝えたかったこと
若い女性の方へ。
恋愛・結婚・妊娠・出産・・・本気でとり組んでいいんですよ！
後回しにするものじゃないです。一度きりの人生。
ちょっと時期を外しちゃったな、という方へ。
今できることに目を向けましょう。結婚や出産のプレッシャーか
ら解放されてからの方が自由にセックスが出来るという人もいま
す。今だから出来るパートナーシップの形を探しましょう。
過ぎたものは取り戻せない。
それを受け入れた方が楽に生きられます。
◆編集後記
ＧＷは家でのんびりしていました。山中湖だけは行きました。
大渋滞の東名高速を横目に見ながら、抜け道を駆使して現地へ。
さっすが地元民。でっかい富士山が見えました。
ここのブログに投稿してあります。
http://bookonlove.seesaa.net/
今日は来週広島に発つので、生活に必要な衣類などを箱詰めし
ました。詰めた服は意外に少なく、捨てる服が意外に多かった。
今回の記事、ちゃんと伝わったかなぁ。
幸せに生きるために、手放すものは手放して、今できる精一杯の
ことをする。これが大事だって言いたかったんですけどね。
なかなか、難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
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（アイの儀式）
アイの儀式とは、Ｉ（アイ、私）の、私による私のための人生。
そのための、愛（あい）を込めた儀式ってことです。
人生を少しだけ前向きに変えることのできる儀式です。
どんなときも味方でいてくれる、
強い味方キャラを心の中に作りましょう。
あなたが凹んだとき、失敗したとき、なんか調子が出ないとき。
目を閉じると、あなたのことを応援してくれる存在が現れます。
好きなタレントそっくりでもいいし、暖かい光の玉でもいいです。
「大丈夫だよ。」
「今日は元気ないね。ゆっくり休もっ。」
「うまく行かなかったね。すごくいい勉強になったね。」
「頑張ってるね。」「すごいね。」「素敵♪」
この味方は、物事をいつもポジティブに捉えてくれるのです。
そして、いつもあなたをほめてくれます。
ちなみに私の場合、目を閉じると妻そっくりの姿で現れます。
妖精みたいな感じで、浮いています。
まあ、「大丈夫だよ」ぐらいしか言わないんですけど。
大事なのは、その時に安心した気持ちを感じること。
これがまた明日元気に活動するための心のエネルギーになります。
心の中に自分の味方をしてくれるキャラを作る方法は心理療法の
手法を色々工夫しているうちに生まれたものなのですが、
ここまで書いて、この本に書いてあるＥＢ（エターナル・ビュー
ティー）に似ていることに気づきました。
癒しのスーパー心理術：ＥＢ ゆうきゆう著 ダイヤモンド社
＞＞ http://s-url.jp/?2695 ＜＜
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母子家庭の家計が苦しい「心理的な」理由とその解決策を書いた
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好評です。ありがとうございます。
シングルマザーでなくても豊かに生きるために役立つ内容です。