「成長するな」という禁止令に気づこう

 

目の前で起きている人間関係や人生に関わる問題は、多くの場合潜在意識の中にその問題の根っこがあります。
 
ジェームス・アレン著 「原因」と「結果」の法則によれば、私たちが手にしている人生という果実は、心を耕し、どれだけ栄養を与えたかによって決まるものです。
 
子供時代に受けた虐待や、親の不仲という問題は本人も嫌な気持ちが明確にするので覚えていることが多いですし、それが現在の恋愛や人間関係に影響しているというのは、想像しやすいのですが、
 
最も気づきにくい「生育歴の影響」のひとつが、親や周りから受けた「成長するな」という指令です。
 
たとえば、親が何でも先回りして、世話をしてしまう。
危険なことはやらせない。
失敗させないように、親が苦心して段取りをする。
 
一見優しくて、愛情もあり、虐待とは無縁ですが、
残念ながら子供に対して「あなたは成長しなくていい」という無意識のメッセージを送っていることになります。
 
確かに、こうした家庭で育った子どもは、嫌なことを経験せずに育つことが出来ます。
しかし、世の中に出たら、もはや、親に守ってもらうことが出来ません。そうなっても、自分で自分を守り、きちんと家族を運営して生きていくことができるのか。そこまで考えたときに、このような過保護な親の教育方針には疑問を抱かざるを得ません。
 
交流分析の用語で言うと、これは、「成長するな」という「禁止令」にあたります。
過保護にして、子供を成長させず、いつまでも親の庇護の元に置こうとすることは、子供の人生に大きなマイナスをもたらすものなのです。
 
昔の人は「かわいい子には旅をさせよ」と言いました。かわいい子だからこそ、自分一人で生きていけるように、旅(昔の旅なので、困難がつきものでした。つまり、頑張る経験)をさせよと言ったのです。
 
 
チャレンジ、
頑張る経験、
多少失敗しても、自力ではい上がる経験、
親は見守るだけで、あとは自分の責任で行動する経験、
この世の中で、自分一人でなんとかやっていく経験。
 
こういった経験を十分にさせてもらえなかったとしたら、それはどこかで「成長するな」という禁止令を受け取っていたのかもしれません。
 
今さら親を恨んでも仕方ないですから、自分でひとつひとつ、自分を成長させるためのチャレンジを積み重ねて頑張っていくしかないのです。
 
 
何の問題もない家庭で育ったのに、今の人生がうまく行っていない。恋愛や結婚がうまく行っていないと感じるあなたへ。あなたの中に「成長するな」という禁止令が入り込んでいないかどうか、一度よく考えてみてください。

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【ココヘル192】恋愛法則「東大出の女は結婚が難しい2」

 

 
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 192号 2007.4.24
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 あづまです。こんにちは。
 
 先週末は、セラピストのための集客講座を開いていました。
 講座の準備のため、一回お休みさせていただきましたm(_’_)m
 
 ちなみに今日は私の誕生日。35歳になりました。
 奥さんからは、仕事で使う鞄をもらいました。スーツで持っても
 ジーパンで持ってもいけるグレーのやつです。既に使っているの
 で、最近私にあった方は、ご覧になったかもしれません。
 
 
 さて、
 前回に引き続き、この恋愛法則を斬ってみたいと思います。
 
 
 東京大学。1年生の秋。
 
 「駒場キャンパスの銀杏の葉が散るまでに
  彼氏ができなかったら、一生結婚できない。」
 
 これは、東大生なら必ず一度は聞いたことのある法則です。
 
 
◆東大出に限らず、高学歴・キャリア系女性は
 
 相手の男性が自分に釣り合わないと感じたり、あるいは、
 相手の男性が勝手に萎縮するように感じることがあるのです。
 
 「自分の方が仕事ができたり、年収が上だったりするから。」
 
 
 
 前回は、相手じゃなくて、自分の側に勝ち負けを気にしたり、
 上下を気にする心があるんじゃないかって話をしました。
 
 
 今回は、勝ち負けや上下を気にする心ではなく、
 
 「過剰な自立心」について取り上げます。
 
 
◆健全な自立心は、必要です。
 
 「私は、何も出来ない」
 「だから、全部やってくれるひとじゃないと、無理。」
 
 これじゃ、全部相手次第でしょ?
 こんなにべったり依存していたら、逆に幸せになれないです。
 
 もし全部叶えてくれる相手が見つかっても、今度はちっぽけな自
 分と素敵な彼のギャップを感じて、いつか捨てられるんじゃない
 かと不安になり、束縛したり、萎縮したりしてしまいます。
 
 
 だから、自分のことは最低限自分で出来るのは大事なこと。
 
 
◆過剰な自立心って?
 
 私は、「寂しさ(=愛情を求める気持ち)を感じるのをやめてし
 まったこと」じゃないかと捉えています。
 
 自分のことを自分で出来るって言っても、いつも全部自分だけで
 出来るわけじゃないですから、必要なときに助けを借りることも
 大事なんです。他人とのつながりを求めることも大事です。
 
 母親が自立的な人で、依存的な人間を嫌っていたので娘がその気
 持ちを取り込んで成長することもあるでしょうし、
 
 逆に母親が一人では生きていけないような依存的な人で、それを
 嫌って、極端な反面教師にして、娘が極端に自立的になるってこ
 ともあるでしょう。
 
 
 いずれにしても、依存的なことを嫌う気持ちが心の中にあるんじゃ
 ないかと思うのです。
 
 健全な自立心は大事なことですが、頼りたい気持ちや寂しいから
 他人とつながっていたい気持ちを嫌い、封印して生きていると、
 
 人生自体がどんどん孤独になっていきます。
 
 
◆あなたも、成長できるんです
 
 30歳ぐらいまでは、それまでの価値観の中で自分を伸ばしてい
 くことも可能なんですが、大抵成長が止まります。
 
 そこから先、さらに成長するためには、今まで嫌いだと思ってい
 て、目を向けてこなかった部分に光を当てる必要があります。
 
 
 他人の基準に合わせて、一生懸命努力し、資格やスキルを取って、
 上司に気に入られるように仕事のスキルを高めてきた人は、
 
 自分の心の声にしたがって楽しむ【感性】を伸ばしたり、
 無為なのんびりした時間を幸せと感じる【感性】を伸ばしたり、
 
 あるいは、仕事じゃなくて、ボランティア活動だったり、家庭生
 活(料理とか)を楽しむことをしたり。
 
 
 あるいは、仕事とか家庭生活とかいう「行動」や「物質面」では
 なく、同じ行動をしていても「どんな気持ちでするか」という点
 に意識を移してみるなど、「精神面」に目を向けてみたり。
 
 
◆心の力をつけ、自分の人生を生きよう
 
 かつては確かに、女性が社会に出て稼ぐのは難しかった。
 だから、母親を見ていると、横暴な父親に媚びて生きるしかなかっ
 たように見えて、
 
 「自分が社会に出て自立した生き方をすることで、
  母親の無念を晴らす」
 
 みたいな気持ちが働いているのかもしれません。
 だとすると、母親のために人生を生きているんです。
 
 
 心の力がつくというのは、
 
 過去のそういう事実や母親の気持ちや、母親を思う自分の気持ち
 は大切にしつつ、別の見方や価値観も認められるということです。
 
 
 それはたとえば、男性に愛想を振りまいている新入社員のA子さ
 んに対して、「男に媚びるなんて最低」と感じていた自分が、
 
 「明るい気持ち、感謝の心を表現するのは素敵なこと」
 
 という別の価値観も認められるようになることなのです。
 
 
◆心の力がつくプロセス
 
 まず第一歩目は、自分の良い面も悪い面もありのままに受け入れ
 てくれる友人、知人、先生などとの接触の機会を増やし、
 
 「自分は受け入れられている」という安心感と自信を培うことで
 す。受容はセラピストの仕事でも、第一歩目です。
 
 実際に接触の機会を増やすだけでなく、受容的な人に囲まれてい
 ることを意識しながら瞑想する時間をとるのも有効です。私のセ
 ラピーでもこれは良くやっています。
 
 
 次第に心のエネルギーが増してくると、第二歩目に進めます。
 嫌いだと思っている人の立場に立って、自分とは違う価値観でも
 のを見てみるのです。
 
 その際「何を怖れているのか?」と問うことは心の本質に切り込
 むために有効です。
 
 愛想を振りまいているA子さんは、嫌われることを怖れていて、
 
 一方自分は、相手に主導権を握られることを極度に怖れている。
 
 みたいなことに気づければ、ものすごい進歩です。
 
 
 ここまで来られれば、自然なプロセスに任せても変われるかもし
 れません。ただ、潜在意識はあらゆる変化に抵抗しますから、
 
 変わった後の自分がどんな素敵な性格になるかをイメージすると
 いいでしょう。
 
 第三歩目は、いろいろやり方があるのですが、簡単な方法は、
 これまで嫌いだと思っていた人の中の、見習ってもいいかなと感
 じる部分を取り入れてみることです。
 
 その際、頭で考えるのではなく、声の調子や表情、仕草まで真似
 てその人になりきってみることです。
 
 私の場合は、心理療法の先生とか、ビジネスの先生とか、奥さん
 とか、色々な人の心がすぅ?っと頭頂から入ってきて、今までの
 自分にひと味加えてくれるとイメージしています。
 
 
 今まで正しいと思ってきた、
 一生懸命努力する生き方を手放すのは怖いかもしれません。
 なぜ怖いのか、よく心と対話することが必要なのです。
 
 そして手放すことができたとき、
 一回り心が成長したあなたがいます。
 
 
 
◆今日のまとめ
 
 高学歴・キャリア系女性で、出会いを遠ざけてしまう人は、
 心の中にある寂しさや頼りたい気持ちを嫌っている(仮説)
 
 すると、人生が孤独になる。
 
 生い立ちなどから、特定の性格や行動を嫌っている場合、他人の
 人生を生きている可能性がある。
 
 嫌っている性格や行動の中に、30歳以降の成長の種がある。
 
 今まで正しいと思ってきた自分から、
 ちょっと変われるのが心の力。
 
 心の力をつけて、自分らしい人生を歩みましょう。
 
 
◆次回予告
 
 次回こそ、相手が勝手に萎縮するというケースを取り上げます。
 そういう相手に対して、どう対処するか。お楽しみに。
 
 
◆編集後記
 
 今日は誕生日なんです。35歳になりました。
 毎日奥さんのお腹をなでて話しかけています。実際に両親がどう
 だったかは分かりませんが、こうして楽しみにしてもらっていた
 のかもしれないと思うと、なんだか切ないような、温かい気持ち
 になりますね。
 
 今年の誕生日は、ずっと忘れないだろうな・・・
 
 今日は奥さんが何か作ってくれるみたいです。
 これから材料を買いに行きます。楽しみ楽しみ♪
 
 
┏━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┓
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(アイの儀式)
 
 プライドが高く見える人や、やたら自慢する人。
 
 褒めてほしがっている人を、褒めましょう。
 
 相手がしてほしがっていることをするのが愛情です。
 
 
 心のエネルギーが低いとき、
 人は、問題に触れようともしないのです。
 
 心のエネルギーが少し増してくると、
 人は、問題を意識できます。但し、他人を責める形で。
 
 心のエネルギーが本格的に増してくると、
 人は、自分の心の問題と向き合うことが出来ます。
 
 
 褒めると増長するように見えるのは、
 問題を意識し、不平不満を言えるレベルに来るから。
 
 良い変化なんです。
 
 そこで止めないでもう少し褒めてみましょう。
 
 
 褒めてほしがっている人を、褒めてあげましょう。
 その人が自慢していることや、得意がっていることをね。
 
 
 そして、もしも・・・
 
 「なんであんたのことばっかりほめなきゃいけないの!」
 
 って気持ちが出てきたら・・・
 
 あなたも、プライドが高くて褒めてほしい人だったのかもしれま
 せんね(笑)
 
 自分に自信がある人は、他人を褒めまくっても、
 楽しい気持ちが続くものなんです。
 
 
 ま、そんな難しいことはさておき、
 
 褒めてみましょうよ。
 
 あなたに、ツキの流れとなって返ってきますよ。
 
 
 
◆頑張れ!シングルマザー 子育て時間と収入を両立する
 https://www.556health.com/archives/2007/03/post_194.html
 好評です。ありがとうございます。
 シングルマザーでなくても豊かに生きるために役立つ内容です。

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「結婚」とは??人によって千差万別の結婚イメージ

結婚できない理由が、「結婚イメージ」による場合。親の不仲を「結婚生活の典型例」だと感じてしまっている/親は仲良かったが、母親が一方的に我慢していた/親の期待する結婚像と、自分の本心が異なっている/理想の結婚生活をイメージしているが、現実的でない/とても辛い経験がある場合

あなたは「結婚」したいですか?
「結婚願望」がある?ない?
「結婚」に対してネガティブイメージを持っている?
 
・・・結婚。
 
 
実は、同じ言葉で想像するものが、ひとりひとり相当違っています。
そして、どれだけ現実的に、かつ、自分の理想を正確に表現した結婚イメージを持てるかが、結婚できるかどうかに大きな影響を与えます。
 
いくつか、結婚に至らないパターンを例示したいと思います。
 

1.親の不仲を「結婚生活の典型例」だと感じてしまっている

 
ひとつめは、親が不仲で、よくケンカしていたり、あるいは、もっと厄介なのは、両親からそれぞれ相手に対する愚痴や不満をずっと聞かされて育ったような場合です。
 
子供は冷静に客観的に人間関係の課題を見つめる目をまだ持っていませんから、子供が親をどう見るかというのは、大抵反対側の親の見方を取り入れているものです。つまり、仮にあなたが「父親が嫌い」と思っているとすると、あなたの母親が夫(あなたの父親)を嫌っていて、しょっちゅう愚痴を言っていたことが原因、というようなケースが典型例です。
 
しかも、子供はたったひとつの出来事を「一事が万事」的に、つまり「世の中はみんなそうなのだ」と受け止めます。
 
だから、自分が男性や女性に対して嫌な感じ、不信感、嫌悪感などを持っていると感じる場合は、親の夫婦関係から受け継いだものではないかということを、まず疑ってみた方がいいわけです。
 
特に、父親に対するマイナスイメージというのは、日本の家庭では、父親が仕事で存在感が薄いことが多いですから、自分で本当に父親の姿を見て感じたものではなく、母親が父親に対する愚痴を言っていたなど、母親の心のフィルター(色めがね)を通して父親のイメージをみていたことで作られた可能性も結構高いのです。要するに、家にいる機会が多い方の親の物の見方に影響されるということです。
 
いずれにしても、両親が不仲だった場合は、子供は無意識に結婚生活というのはこういうものだという認識というか、そうなっても仕方ないというあきらめというか、どこか、不仲な状態を受け入れてしまう心を持ってしまいがちです。
 
心の底に染みついたこのイメージを、ポジティブなものに変えていく必要があります。
 
→ 恋愛セラピー
 

2.親は仲良かったが、母親が一方的に我慢していた

 
ふたつめは、親は表面的には仲が良かった、というケースです。
このパターンに当てはまるかどうかは「私は母親(父親)みたいな生き方をしたいだろうか?」と自問してみるとよく分かります。
 
私と母は別の人格を持った、別の人間だから、まあ概ね母みたいな生き方をしてもいけれど、こことそことあそこは違っていて、私はこういう風に生きたい。そんなふうに「見習いたいところ」「変えたいところ」を冷静に挙げられるのであれば、問題はないと思います。
 
しかし、母親と真逆の生き方をしたいと感じていたり、母親のように生きることを想像するのも嫌で仕方がないというのであれば、心の中に未解決の問題があると考えた方が良いでしょう。
 
子育てや介護の負荷が、日本の社会構造上、妻に降りかかるケースが多く、妻が一方的に自己犠牲して家族の和を何とか取り持って成り立ってきた家庭というのも、少なくないわけです。
 
それを、母親自身が、まあそこそこ受け入れて、楽しく生きていたのであれば、それほど大きな問題ではないのですが、波風は立っていなかったが、母親は愚痴っぽくて、子供が愚痴聞き係をしていたようなケースでは、やはり子供は、結婚生活に希望を持てなくなります。
 
このパターンに当てはまる場合も、心の底に染みついた結婚生活のイメージを、ポジティブなものに変えていく必要があります。
 
→ 恋愛セラピー
 
 

3.親の期待する結婚像と、自分の本心が異なっている

 
みっつめは、親が何かを期待して、結婚の形を娘に色々吹き込んでいるけれど、当の娘は、それが本当は嫌だと感じているケースです。
 
跡取りがいないので、娘に婿をとってほしいと考えているケースもこれに含まれます。
少子化で子供自体が少ないので、日本全体でみれば、継ぐことの出来ない家がたくさん出てくるはずなのです。そもそも、次男をもらおうにも、各家庭に子供がふたりいると仮定して、確率論的に計算すると、男性の4人に3人は長男になってしまいます。ざっくり計算して、こだわらない場合の4倍相手選びがむずかしくなるわけです。
 
ほかにも、「安定している職業がいいから公務員がいい」「うちと同じ宗派で」など、条件をつける場合、あるいは、どんな人を連れてきても難癖をつける親というのもいます。
 
生活のために結婚していた時代は、「ちゃんとした人」=(仕事をして、ギャンブルをせず、真面目な人、みたいなこと)であればOK。だから見合いで「ちゃんとした人」を選べば良かった。サラリーマンなども終身雇用でしたから、それでよかったんですね。
 
でも、今は、幸せのために結婚する時代になっています。「ちゃんとしているけれど、つまらない人」と結婚したら、奴隷のような人生になると感じてしまうでしょう。
 
ライフスタイルや価値観も多様化していますので、結婚後も仕事を続けたい女性であれば、仕事で出世しそうな人よりも、家族との時間を大事にしてくれる人を選んだ方が幸せかもしれません。
ライフスタイルとは要するに、お金の使い方、時間の使い方のことです。これが合っていないとストレスが多くなります。
 
また、お互いに相手の心の痛みを理解し合い、地雷は踏まない努力が必要ですが、こういった面にも相性があるのです。ものを言わないおとなしい夫にイライラする妻もいれば、あれこれ口うるさい夫にイライラする妻もいるわけです。こういった、キャラの相性は、結婚生活を長続きさせる上では、「ちゃんとした人」を選ぶよりも、むしろ重要です。
 
ここが、親と娘で感覚が異なっている部分です。
 
この場合は、親離れすることが必要です。
つまり、「お父さん、お母さんはそう言うけれど、実際に結婚生活するのは私。だから、私の責任で相手を選びます。」そう言い切る強さを持つことが必要だ、ということです。
 
母親が愚痴っぽくて、見ていると「罪悪感」を感じてしまうようなケースもあります。すると親の意向を無視できなくなるわけです。それは親が心理学的には「受動攻撃」と呼ばれる、子供に罪悪感を感じさせて支配する戦略をとっていたからです。
 
このように、無意識に親の支配を受けてしまっている場合、心理療法などを活用して、しっかり親離れする必要があります。 → 恋愛セラピー
 
 
いずれにしても、親の意向ではなく、自分の意思で相手選びをし、自分の望む結婚の形を目指すことが大切になります。
 
 

4.理想の結婚生活をイメージしているが、現実的でない

 
よっつめは、理想の結婚生活を一生懸命イメージしているけれど、どうしてもその通りの人に出会えなかったり、恋愛の段階でうまく行かなくなってしまうことが多いようなケースです。
 
この場合、理想の結婚生活のイメージが、「現実的でないかも」と考えてみる必要があると思います。
 
たとえば、相手に対するイメージで、仕事ができて、趣味の世界も持っていて、私を寂しがらせないように、いつも一緒にいてくれて、家庭内のことも、子供の世話もしてくれて、よく勉強していて世界情勢や経済のことも知っている人。
 
なんていう風にイメージしたとしますね。
でも、人は1日24時間しか持っていません。それはどんなに能力があっても同じこと。しかも、能力があって、社会から期待されている人は忙しく、家庭を大切にする心は持っていても、どうしても外に出ている時間は多くなる傾向があります。
 
仕事にも、趣味にも、学びにも、私を寂しがらせない時間にも、家事にも、子育てにも、時間を使って、1日48時間必要な、非現実的な期待をしていたりすると、当然そういう相手はいないわけです。
 
実際には、この、よっつめのパターンは、自覚していない場合が多いと思います。
 
つまり、友達から「理想のタイプは?」と聞かれて「やさしい人ならいい」と答えるケースです。
 
意識的には、自分は高望みしていないと思っています。けれど、よくよく本心を探ってみると、出るわ出るわ、相手に対する期待が本当はいっぱい出てくる(けどそんなわがままな自分を認めたくないからフタをしている)という場合が多いです。
 
自覚症状的には、「言葉で答えている理想のタイプ」には当てはまるけれど「生理的にイヤ」「なんとなくダメ」「この人はありえない」みたいに、「なんか分からないけどイヤ」という人が多い、という形で現れます。
 
もしも「この人はイヤ」「この人はありえない」と思うのであれば、そこに、あなたの「結婚相手に対する条件」がまだあるわけです。少なくとも、潜在意識レベルでは。
 
それを「人間として当たり前」とあなたが考えているものも含めて一旦全部リストアップすることが、客観的に自分を見つめるために役立ちます。
 
心の底では相手に色々条件をつけていながら、表面的には「私は高望みしていない」という意識を持っていると、結果として「良い結婚相手が現れず、結婚できない」という結果を得てしまいます。
 
この先の人生を豊かに生きたいなら、勇気を出して自分の本心を見つめることをお勧めします。
 
 

5.とても辛い経験がある場合

 
いつつめのケースは、過去に家族の誰かが亡くなったとか、親が離婚したあと、生活が大変だったとか、子供時代に家が貧乏で生活が苦しかったとか、感情を押し込めて生きなければ乗り切れないような、辛い経験をしている場合です。
 
この場合は、とにかく、当時の辛かった感情をちゃんと吐きだして、悲しんで、終了させることが大切です。辛さにも色々ありますが、ただただ悲しかったのであれば、時間が解決してくれることが多いと思います。
 
但し、感情のフタをしてしまい、長年解決できない(つまりこの記事の主旨で言えば結婚できない)状況になるケースというのは、単に悲しみが癒えていないだけではありません。
 
多くの場合、悲しみを感じる前に、思い通りにならなかった生活への怒りや無念さが心の奥にわだかまっています。あるいは、親が辛そうにしていたことで、自分が罪悪感を感じていたというケースもあると思います。
 
最終的には、怒りにフタをしたか、あるいは、罪悪感にフタをしたことが決定的な感情のフタになっていることが多いようです。
 
自覚症状としては、人生のどこかの段階から感情が鈍くなっているように感じていたら、このケースです。あるいは、他人からいじめられることが多い、説明できない嫌悪感を感じることがある、医者から「ストレスですね」と言われる体の症状があるが、普通のストレス解消法では一向に治らない、など、
 
「感情の詰まりが起こす症状」を持っていて、なおかつ結婚できない場合、このケースに当てはまると考えてほぼ間違いありません。
 
このケースでは、結婚そのものに対するイメージ云々よりも、人生に対するイメージを明るくすることが、まず大切です。そのためには、過去の辛い体験を乗りこえることが大切です。
なお、乗りこえるというのは単に「落ち着く」のとは違います。(辛い体験を「乗りこえる」とはどういうこと? 参照)

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辛い体験を「乗りこえる」とはどういうこと?

 

辛い体験、トラウマ体験、などと言いますが、怖かったり、苦しかったり、罪悪感を感じたり、あまりに悲しかったりする体験をすると、その後の人生に大きな影響が出ることがあります。
 
最も典型的な例は、家族の死です。
とくに、子供時代に経験した場合、心の負担はとても大きいものです。
 
辛い体験を「乗りこえる」とはどういうことでしょうか?
 
 
世の中の多くの人は、感情的に落ち着けば、乗りこえたと考えているようです。
しかし私はあえて、そうではない視点を提供したいと思います。
 
確かに、辛い体験を経験した直後は、常に感情が乱れている状態です。
混乱し、怖くなったり、怒りが湧いたり、悲しみに襲われたりします。
この状態で必要なことは、他人の支えをもらいながら、激しい感情から少し離れる時間を作ること。表現が適切かどうかは分かりませんが、「休み休み嘆く」ように努める、ということです。そうでないと感情に呑み込まれてしまいます。
 
お葬式では、喪主は忙しくなるように出来ています。
やることが色々あるので、感情的になっているヒマがないわけです。始めの段階ではこれが大事です。
 
少し落ち着いてきた後は、逆に、その感情を溜め込まないように、しっかり嘆き悲しむことが必要になります。お葬式で言えば、みんなが帰って、去っていった後、喪に服す期間がありますが、それが嘆き悲しむための、癒しの時間です。現代の生活では、喪に服す期間が短すぎるため、十分に癒しがすすまないという指摘があります。
 
 
さて、それも過ぎて、日頃はそれほど辛い感情を思い出さなくなったとしたら、乗りこえたのでしょうか?
ここからが本題です。
 
実は、まだ完全に乗りこえたとは言えません。
 
潜在意識の中では、常に全ての経験(の記憶)が生きていると考えてください。思い出すというのは、ある経験にスポットライトを当てるようなものです。スポットライトが当たっていないときもその経験は、そこにあるのです。
 
常に辛い状態=辛い経験にスポットライトが当たり続けて、離れられない状態
落ち着いた状態=辛い経験にスポットライトが当たり続けてはいない状態
ということです。
 
しかし、「思い出したら辛い」としたら、完全には乗りこえていません。
 
つまり
落ち着いた状態=辛い経験にスポットライトが当たり続けてはいない状態
          =辛い経験にフタをして、一時的に安定している状態
乗りこえた状態=その経験を思い出しても、ほぼ平気(古傷の痛み程度)な状態
ということです。
 
なんとか普通に生活していけるためには、
落ち着いた状態まで行けば、ほぼ大丈夫になるのですが、
 
恋愛、結婚のように他人と深く関わる活動では、乗りこえきっていない過去の経験があると、どうしてもある瞬間に感情的になってしまうことがあります(他人から見ると「地雷を踏んだ」ということ)。
相手の言葉に極端に反応したり、仲良くなってくると怖くなったり、束縛してしまったり。過去の感情に振り回されて、今ここでの行動が合理的でなくなっているのです。
 
あるいは仕事であっても、部下の育成、カウンセリング、コーチング、チームをまとめる、などの対人的な仕事の場合、落ち着いたけれど完全には乗りこえていない過去の経験があると、何かの瞬間に感情的になってしまい、そのことが仕事上の問題になることがあります。
極端なケースでは、幼少時の孤独感が癒されていない社長が、女性社員ばかり雇い、しかもほぼ全員社長と男女の関係になったことがある、という例もあります。
 
 
そのようなケースでは、心理療法のような、潜在意識の中を浄化する取り組みが必要になります。
 
過去の辛い経験を乗りこえるのは、三つの段階があります。
・混乱   感情的になっている段階。離れようと思っても感情から離れられない。
・落ち着き 表層意識レベルでは落ち着いた段階。だが、思い出したら辛くなる。
・乗りこえ  潜在意識レベルで整理がついた状態。思い出しても大丈夫。
 
恋愛、結婚生活、あるいは部下の育成、社長業、職場の対人関係など、人間と深く関わる活動では、過去の辛い経験をきちんと「乗りこえ」る必要があります。
 
頑張ってるけれど、恋愛・結婚・対人関係がうまく行かないなどの悩みがある場合は、過去の辛い経験をしっかり乗りこえるという解決方法も、ぜひ検討してみてほしいと思います。
 
恋愛セラピー

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【ココヘル191】恋愛法則「東大出の女は結婚が難しい」

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 191号 2007.4.17
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 あづまです。こんにちは。
 
 今日は、ある恋愛法則を斬ってみたいと思います。
 
 
 東京大学。1年生の秋。
 
 「駒場キャンパスの銀杏の葉が散るまでに
  彼氏ができなかったら、一生結婚できない。」
 
 これは、東大生なら必ず一度は聞いたことのある法則です。
 
 
 あほらしい気もする一方、
 なんとなく当たっているような気もする、
 (東大生の女子にとって)とても気になる恋愛法則です。
 
 しかも女性だけに当てはまる法則なんです。
 
 
◆この法則が当てはまる人。
 
 基本的にあまり当てはまらないと思うんですが。
 でもね、この法則を斬ると、ためになる話が色々出てくるので、
 今日はそれを書いているんです。
 
 もし、今年東大に入った女性の方がこれを読んでいたら、気に病
 むことなく、人生を楽しんでください。
 
 
◆東大出に限らず、高学歴・キャリア系女性は
 
 相手の男性が自分に釣り合わないと感じたり、あるいは、
 相手の男性が勝手に萎縮するように感じることがあるのです。
 
 「自分の方が仕事ができたり、
  年収が上だったりするから、
  男の人が引いちゃう。」
 
 
 私の知っている東大の女の子はみんな頭が良くて優秀でした。
 割と仲良くしていた子たちはみんな結婚しました。
 だから上の考え方は思いこみだと思うのですが。
 
 
 えと・・・
 
 表面的には、こう考えていたりするものです。
 
 「年収とかキャリアとかは関係なくて、
  お互いが好きだったらいい。」
 
 要するに、恋愛に上下関係はないって言うんです。
 
 
 でも、相手が気にするって。
 
 
◆鏡の法則
 
 相手が気にしているように感じるときというのは、
 「投影」という心の働きが作用していて、
 
 要するに、自分が上下関係を気にしているんです。
 
 頭ではそれを一生懸命否定しようとしていても。
 
 
 なぜ、そうなっちゃうのか。
 
 
◆心のクセ
 
 それまでの人生で、競争の中に身を置いていて、
 成績がよいことが大事。
 会社なら、業績がよいことが大事。
 年収が高いことが大事。
 
 そんな、勝ち負けの意識が強くなってしまっている場合、
 
 恋愛や結婚生活の場合だけ別だとは感じられないんです。
 人間の感情はそんなに器用じゃないんです。
 
 無意識のうちに、恋愛に上下関係を持ち込んでいて、
 なおかつ、仕事とか年収みたいな物差しを持ち込んでいる。
 
 
◆別の基準も作れるのが「心の力」
 
 どれだけ青春を犠牲にして勉強したとしても、
 どれだけ体にむち打って仕事に邁進したとしても、
 どれだけ辛い中、必死で頑張ったとしても、
 
 そればかりを正当化することなく、
 
 「他の人生もありなんだよね?」って思えるのが心の力です。
 
 ちょっとキツイ言い方かもしれませんが、
 
 どれだけ青春を犠牲にして勉強したとしても、
 どれだけ体にむち打って仕事に邁進したとしても、
 どれだけ辛い中、必死で頑張ったとしても、
 
 その時期楽しんで過ごした人を羨んだり蔑んだりしない。
 ってことが「心の力」なんです。
 
 
 そうは言っても、
 「私はこんなに頑張ったのに!」
 って言いたい気持ちになることがあります。
 
 そんなときは、こう自問してください。
 
 「私は、誰の幸せのために頑張ったのだろう?」
 
 
 だって、だれかの幸せのために頑張るのでなければ、
 いったい、何のために頑張ったか分かりませんよね?
 
 誰も幸せにしない頑張り。
 
 やってませんか?
 
 
 なぜ、やってしまうんでしょうね・・・?
 
 
◆子供の頃にした「鵜呑み」から脱出しましょう
 
 私たちは、頑張っていい成績を取ると親からほめられたり、
 あるいは、いい成績でなかったときに親や先生から叱られたり、
 
 そうやって、「いいこと、悪いこと」を鵜呑みにして学習してい
 るのです。
 
 頑張る=苦しいことをする → ほめられる(安心)
 楽しむ=苦しいことをしない →叱られる(怖れ)
 
 こういうふうに学習してしまっている可能性があります。
 親の意図とは違って、「苦しいことをするとほめられる」って受
 け取ったかもしれないのです。
 
 
 改めて、判断基準を自分の手に取り戻しましょう。
 
 自分が幸せに生きているか?
 他人を幸せにして嬉しいと感じているか?
 
 自他の幸せのために努力するのは、必要なことです。
 
 
◆高学歴・キャリア系だからじゃなくて・・・
 
 日々の小さな事に幸せを感じる力、
 何もしなくても、一緒にいるだけで温かい気持ちになる力、
 ゆったりした時間を楽しむ力。
 
 こんな部分が足りないことに気づくことが必要かもしれません。
 
 
 何もしていないと不安になる。
 仕事に邁進していないと、社会から取り残されたように感じる。
 忙しいときだけ、不安から解放されたように感じる。
 
 これって、幸せより、不安から逃げる生き方だって気づけますか?
 
 何に対して不安を感じているのか、よく自問する必要があります。
 そして、その不安は正当なものか、鵜呑みなのか。
 
 
 私は東大卒だし、男で、一般的には女性より競争社会に身を置く
 ことの多い立場だと思うんですが・・・
 
 学歴の関係ない、恋愛セラピストという職業に替わり、さらに、
 家にいる時間が結構長い、のんびりスタイルに替わってから、
 
 すごく幸せになりました。
 
 
◆全ての人に、平等に与えられた能力
 
 学歴とか、論理的思考能力みたいなものとは関係なく、
 全ての人に与えられた能力があります。
 
 それは、人生を楽しむ力です。
 
 これを解放することが、幸せに生きるコツです。
 
 そしてそれが、恋愛や結婚生活をうまくやるコツでもあるのです。
 
 
◆今日のまとめ
 
 東大出(高学歴)・キャリア系などの女性は結婚が難しいと、
 一部で思われている。
 
 競争社会で「頑張る」ことしか基準がないと、
 恋愛を遠ざけることがある。
 
 幸せを感じる力、人生を楽しむ力を解放しましょう。
 
 
 今日の記事は、ちょっと自信がないところもあるかな・・・
 私、あてはまるけれど、でも記事がよく分からなかったという方。
 質問やご意見をお待ちしています。
 
 
 ちなみに次回は同じテーマで、
 「だって相手が勝手に引いちゃうんだから仕方ないじゃない」
 について、考えてみたいと思います。
 
 お楽しみに。
 
 
◆セラピストになろうと考えている方に
 
 「あづまさんは、セラピストになるために何を勉強したのですか」
 
 時々来る質問ですが、セラピストのスキルを学ぶことと、セラピ
 ストとして商売をすることには大きな開きがあります。
 
 どんな資格を取っても、スキルを磨いても、この業界、
 
 「雇ってくれる人がいない」
 
 のです。
 
 もう少し正確に言うと、
 
 「人を雇えるほど集客できる人がいない」
 
 のです。
 
 
 セラピストを雇うってことは、仕事をいつも用意しなきゃいけま
 せん。仕事がいつもあるってことは、お客さんがいつも来なきゃ
 いけないんです。
 
 
 そんな余力のある人は、滅多にいません。
 私はそうなろうと思っていますが。今はまだ無理です。
 (嫁姑問題専門のセラピストとか将来雇ってみたいですけどね。)
 
 
 だから今は、集客は自分でしなきゃいけないんです。
 商売としてセラピストをするなら、避けて通れません。
 
 
 心理学の講座の売り文句は、
 「将来有望な資格・スキルです」とかいうんですよ。
 
 そうかもしれないけど、一番儲かるのは講座の主催者。
 講座の卒業生は稼げるかっていうと、
 
 「本人の頑張り(集客力)次第。」
 
 こういう構図に、ちょっと頭に来ているんです。
 心理学の講座だけじゃ、結局人生は変わらないんです。
 
 心理ばかり学んでも、絶対稼げません。
 
 
 逆に、悩んでいる人は多いのだから、集客ができれば、
 心理学の知識なんてなくても紹介ビジネスでも何でも、
 稼ぎ始める糸口がつかめるんですけどね。
 
 
◆多くの人が陥る間違い:心理を学び終えたら、集客を学ぶ。
 
 セラピスト養成講座みたいなものを受講するでしょ?
 それから、集客を学ぶ・・・
 
 私に言わせると順序が逆なんですよ。
 
 こうやったほうがいいです。
 
 1.まず、集客を学び、実践する。(1年くらい)
 2.集まったお客さんの悩みを聞く。(1と平行してやる)
 3.悩みに合わせて、心理を学ぶ。(半年?1年)
 4.開業し、学んだことを即実践。
 
 なぜかっていうと、先に集客しないと無駄が多いんです。
 
 ・集客力がつくまでに時間がかかる。
 ・心理学スキルを学んでから開業まで間が空くと、腕が落ちる。
 ・需要(相談者の悩み)を知らないとムダな知識を学んじゃう。
 ・需要を知らないと、学び方がぼやける。
 
 
 「先に集客したって、お粗末なセラピーなんて提供できない。」
 おっしゃるとおり。サービスの質は大事です。
 
 私は、セラピスト養成講座の紹介(アフィリエイト)や、
 メルマガ広告などで収入源を作りました。
 
 つまり、
 
 「集客できたら、セラピストになれなくても商売はできる。」
 
 のです。
 
 整理すると、
 
 集客○ 心理× →商売○(紹介料・広告・セミナー主催)
 集客○ 心理○ →商売◎(上記に加え、セラピー)
 集客× 心理○ →商売×(誰か雇ってくれればOKだが…)
 集客× 心理× →商売×(他の職業に…)
 
 心理学スキルは商売の幅を広げる意味はあります。
 より本質的に重要なのは集客の方法論を知っていること。
 
 ちなみに、集客のことを格好良く言うと、
 「マーケティング」っていいます。
 
 
 高い趣味で終わらせるなら別に何も言いませんけど、
 ちゃんと稼いで経済的に自立したいなら、
 
 集客力を付けることがまず肝心!
 
 先に集客力をつけるべきです。
 
◆編集後記
 
 今日はよく寝た。
 昼寝しました。なんでこんなに眠いんだろ。
 ・・・ていうか、だから夜眠れないのかも。
 
 耳の後ろがすぐかさかさになるんですよ私。
 切れるの。それで。かゆくて痛いんです。
 それが、いま幸恵ちゃんの使っている腹クリーム(妊娠線予防の
 クリーム)をつけてみたら、すごい改善傾向で。
 こいつです。↓
 http://pigeon.info/syouhin/catalog/book_031_0385.html
 
 指のささくれ(私)とか、背中のかゆみ(妻)とか、何でも塗っ
 てます。それが驚くべき効果でウソみたいに治るんです。まあ、
 保湿効果が高いってことなんだと思いますけど。でもすごい。
 
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(アイの儀式)
 
 アイの儀式とは、I(アイ、私)の、私による私のための人生。
 そのための、愛(あい)を込めた儀式ってことです。
 人生を少しだけ前向きに変えることのできる儀式です。
 
 
 モードチェンジをするためのテーマソングを聴こう
 
 マラソンのQちゃんが、競技前に音楽を聴いていたのを記憶して
 いる方も多いと思いますが(確かあれはLOVE2000 hitomiだった)
 
 リラックスするときの音楽。
 集中するときの音楽。
 テンションをあげるときの音楽。
 
 ちなみに、私はメルマガの原稿を書くときに時々、
 坂本龍一のenergy flow(リゲインのCMに使われていた)をかけ
 たりします。歌詞がない方が原稿書きにはいいかな。
 
 自分のお気に入りの曲をあつめて、
 
 ある気分になりたいときにはそれを聴く。
 
 最近ストレスの少ない生活を送っていますが、
 ストレスが多かったときは、音楽をよく聴いていました。
 
 自分の気分を変えるために、音楽を聴こう。
 
 基本は、好きな曲を聴くことです。
 結構変わりますよ。
 
 
 
◆頑張れ!シングルマザー 子育て時間と収入を両立する
 https://www.556health.com/archives/2007/03/post_194.html
 好評です。ありがとうございます。
 シングルマザーでなくても豊かに生きるために役立つ内容です。

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味方=楽しいことを話せる+辛いことを話せる

 

楽しいことを話して受け止めてもらう+辛いことを話して受け止めてもらう→絆が出来て「味方」になる
 
人と人とのつながりはどうやって強められるかというと、
やはり、自分の感情が動く話を、相手が受け止めて聴いてくれたときです。
 
感情が動く話というのは大きく分けて二種類あって、楽しい話と、辛い話です。
 
相手が自分の「味方」であると感じられるためには、この両方を話し、受け止めて聴いてもらう必要があります。
但しこれは、必要条件であって、十分条件ではありません。
 
つまり、こちらが話したとしても、相手がそれを受け止められる状態でない場合、残念ながら絆が強まらないこともある、ということです。
 
しかしまず、自分から胸襟を開いて、楽しい話しをし、辛い話や自分にとって大事な過去の辛かった経験も話すことが、本当の信頼関係を築くためには必要になります。
 
 
また、立場を逆にしてみれば、相手の楽しい話を否定せずに聴き、相手の辛い話や、恥ずかしい過去の打ち明け話も、否定せずに聴くことができれば、相手にとってあなたは「味方」ということになります。
 
このような基本的な信頼関係が、カップルの関係を維持したり、親しい人間関係を維持するためにはとても大事になります。
 
もちろん、どんな相手でも絶対に受け入れてくれるわけではありませんから、すべての人がこういう意味での「味方」だと期待するのは間違っています。しかし、人生に一人も「味方」がいないと感じているとしたら、自己開示をしていなさ過ぎなのです。
 
楽しい話も、辛い話も分かち合える本当の「味方」を作るということが、とても大切です。
 
 
楽しいことを話して受け止めてもらう+辛いことを話して受け止めてもらう→絆が出来て「味方」になる

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心理セラピーで、訊くのは誰?答えるのは誰?

 

私は、職業柄、色々な人に自己紹介したり、飲み会があったりすると、恋愛や心理の話で質問責めに遭うことが結構あります。
 
日頃抱えている悩みを解消するために、一生懸命質問してくださるんですが・・・
 
 
そのときに、よくお答えしていることがあります。
こんな感じで。
 
「心理セラピーでは、私が質問し、あなたが答えます。
 今は逆に、あなたが質問して、私が答えています。
 
 私が答える「知識」があなたの役に立つこともありますが、
 もっと大事なことがあります。
 
 それは、あなたの中から本心を引き出していかないと、
 問題は解決しないということです。
 
 たとえば、「あなたは(未来の)彼にどんなことを望みますか?」
 ということから始まり、もっとネガティブな内容に踏み込むこともあります。
 
 この場(飲み会)で『お父さんとお母さんは、仲が良かったですか?』とか、
 『ちなみにお母さんみたいな生き方をしたいですか?』とか。
 
 プライバシーに関わることを聞くのは難しいと思います。」
 
 
心理セラピーにおいて大事なことは、
「私が質問し、あなたが答えること」です。
 
もちろん、セラピーの現場でも、私が質問に答えることもあります。しかし、私が答えるばかりでは、本当の答えにはたどり着かず、したがって問題の解決が難しい、というのが私の考えです。
 
セラピストや占い師をはしごしても、なかなか問題が解決しない場合、セラピスト側の技量の問題ももちろんゼロではないでしょうが、「自分のことを話すよりも、アドバイスをもらおうと質問ばかりする」というクライアント側の姿勢にも、原因の一端がある場合があります。
 
このように、心理セラピーの効果が出にくいとき、「他人を前にすると本音で話しにくい」という気持ちを持っていることが原因の場合が少なくありません。
そのような場合電話対面とどちらが話しやすいか選択して頂くことも大事ですし、予め「緊張しやすい」と言っていただくことも、セラピストの良い対応を引き出すために有効です。
 
但し、緊張が非常に強く、なかなか自分のことを話せない場合は、本題の問題にとり組む前に「他人を前にすると本音で話しにくい」という問題にまずとり組み、その後、本当に解決したい問題にとり組んだ方が、結果的に近道のこともあります。
 
また、言いたくない過去の経験を洗いざらいしゃべらされるのではないか、という怖さを感じてしまう場合、「今は言いたくない」と言ってくだされば、対応いたします。具体的なことを(もちろん言えるなら口に出した方が良いのですが)聞かずに、過去の経験を取り扱うことも可能ですので。
 
いずれにしても、心理セラピーというのは、あなたが、あなたの本心と触れるための時間です。セラピストはそのために有効と考えられる質問を投げます。そしてあなたが自分の心と触れて、答えます。
あなたが頭で色々考えて質問し、それにセラピストが答えるというスタイルでは、セラピーの本当の効果を発揮することが出来ない、ということを頭の隅に置いておいていただけると、良いと思います。

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男性は、非言語のメッセージに無自覚に反応する

 

女性の側から、男女関係を良くする取り組みをする際に、よく覚えておいた方がよい男性の性質があります。それは、男性は女性からの非言語のメッセージに、無自覚に反応するということです。
 
夫婦関係の相談を受けているときによくあるケースを題材に説明したいと思います。
 
当事者は行き詰まっていると感じているものなので、男女の心理の専門家として、解決の糸口がどこかにないか、私も一生懸命探します。そんな中で、最近よくあるパターンがあります。
 
それは、夫婦関係の相談のはずなのに、解決の糸口として私が見つけたものは「妻の仕事を充実させる」というもの。勘違いしないでほしいのですが、どんなケースでも妻の仕事が充実すれば夫婦仲が良くなるわけではありません。
 
そうではなくて、この方針をとるケースは、妻がかつて仕事をしているときに活き活きしていて、でも、結婚して、子育てなどを担当するために、自分の夢をあきらめて、じめじめした感じで生きているようなケースです。現実問題を優先して、夢とか気持ちの部分を後回しにして生きてきたツケが夫婦関係に出た場合です。
 
妻が自分の夢をあきらめて、希望を失って生きている。
→暗い感じになる。
  →夫が妻に何かしてあげても、妻は素直に喜べない。
    →次第に、夫も、妻に何かしてあげるのが嫌になってくる。
      →妻は、夫がだんだん冷たくなってくることに耐えられなくなる。
        →そして・・・限界を迎えた日に・・・
 
爆発して、離婚話になったり、夫がいつの間にか喜び上手の女性と浮気していたり、そういった夫婦関係の決定的な危機として問題が表面化するわけです。
 
 
こういった相談の中で、問題の根本が、「妻が自分らしく生きていないこと」であると判断した場合は、とにかく「楽しく生きる」ことを課題とします。それに注力してもらうわけです。
 
男性は、相手の感情にあまり気づかず、鈍いと思っている人が多いようですが、そんなことはありません。確かに、相手の感情を「意識的に理解する」ことは女性の方が得意です。男性の場合、確かに「相手の感情に気づかない」のです。
 
しかし、本人は気づいていないけれど、潜在意識レベルではちゃんと受け取っていて、相手の感情に反応して行動しています。
 
例えばこんな感じで。
 
妻が不機嫌
→夫は無自覚だが、なんとなく妻と距離をとってしまう(自分でもなぜなのか説明できない)。
 
こんなのもあります。
 
妻が不機嫌
→夫は妻が不機嫌の時に限って辛らつな言葉を投げかける(もちろん無自覚)。
 
妻があまり喜ばない(色々不満が溜まっているので)
→夫は妻に対して喜ばせる行動をするのを次第にやらなくなる(もちろん無自覚)。

この、最後のパターンは、妻の訴え「男は釣った魚にはエサをやらない」の原因の一端にもなっています。喜び上手な女性は、いつまでも尽くしてもらえるのに対して、喜びを表現しない女性には、男性は次第に何もしなくなってしまうのです(もちろん無自覚に)。
 
 
男女の行動パターンを観察してきて思うことは、男性は思いのほか女性の「感情」などの「非言語メッセージ」に敏感に反応するものだということ。男性の勘は鋭いのです。
但し、敏感に反応していることを自覚できません。そう、女性と比べて、男性は感じ取ったものを意識化することが苦手です。その点では女性より鈍いと言ってもいいでしょう。
 
 
喜び上手、感謝上手で、
嫌なことがあったときに、涙を流すことはあっても、相手も自分も責めず、
ここ一番というときには、怒りをぶつけるのではなく、毅然とした態度が取れて、
相手の幸せも、自分の幸せも大切にしている。
 
そんな心のあり方を持っている女性を、男性はずっとそばに置いておきたいと思うものです。但し、それを言語化することは苦手です。なぜこの女性が好きなのか、なぜこの女性といると安心するのか、それは本人も分からないのです。
 
 
もしあなた(女性)が、男性といつもうまく行かないと感じているのでしたら、自分が持っている「感情」や、自分が発している「表情」「声の調子」「服のテイスト」「反応する話題・反応しない話題」「人生に対する姿勢」のような、非言語メッセージの部分が男性に好かれていない可能性があると、一度考えてみた方がよいと思います。
 
恋愛セラピーは、こうした非言語の部分、潜在意識の部分を変えるサポートをするものです。
私は心底、こうした非言語のメッセージこそ大切だと考えています。

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【ココヘル190】恋愛法則「素敵な彼を手に入れたい」

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 190号 2007.4.14
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 あづまです。こんにちは。
 
 
 今日は、恋愛法則というか、
 「素敵な彼と出会えば幸せになれる」
 という、みんな前提条件みたいに考えている法則を斬ります。
 
 
◆この法則が当てはまる人
 
 毎度のことになりましたが、基本的に全員当てはまります。
 
 暴力をふるう彼や、自虐的な彼、あるいは、言動がものすごく
 破壊的な彼。そんな相手とでは幸せを考える前に身の危険を考え
 なければなりませんね。
 
 あとは、セックスで避妊が必要なときにちゃんとしてくれないと
 か。とにかく、女性の体を大事に考えられない男性とは、ちょっ
 と考え直した方がいいですよ。
 
 優しくて、思いやりのある男性。
 まあ、大前提みたいなものです。
 
 
◆この法則で罠にはまる人
 
 実は、今まで紹介した法則の中では、この法則こそ一番深い罠が
 あるような気がしています。
 
 「ありのままの自分と対面させられる」
 
 彼のことを素敵であると思えば思うほど、ちっぽけな自分を意識
 させられます。こんな自分と交際してくれているのはひょっとし
 て彼の本意じゃないのでは?
 
 別れたら、向こうには次の相手がいるけれど、私はもう出会えな
 いかもしれない。
 
 今日も恋人候補になりそうな女性と会っているのでは?
 
 もう、居ても立ってもいられない!
 
 
◆束縛するパターン
 
 彼が自由に他の女性と会っていたら、別の女性が良くなって、
 私のことを捨てるかもしれない!
 
 そうだ!ルールを作ろう!
 
 恋人なんだから、他の異性とは会わない!当然よね!
 
 自分も他の男性と会わないようにして、孤立していきます。
 相手も他の女性と会わないように、束縛します。
 
 そこまであからさまじゃなくても、
 ちょっと彼が女性と会っただけで、すごい怖い目をしたり。
 
 
 残念ながら、このパターンは、絶対幸せになれません。
 
 なぜなら、
 
 愛されていると実感するためには、
 
 相手を自由にしてあげているけれど、
 相手の自由意志で、
 私のところにいてくれている。
 
 それが必要だからです。
 
 
 行動をチェックしたり、異性と会うことを禁止したり。
 そういうことをしてしまうということは、
 
 愛されている実感を得るチャンスを捨てていることです。
 
 愛されることより、捨てられる恐怖を優先していますね。
 
 
 愛されている実感を得るためには、
 相手の自由意志で、あなたの元にいてもらわないとダメなんです。
 
 
◆魅力的な自分になろう
 
 その辺が分かっている方は、魅力的な自分になろうとします。
 
 彼と会うときは笑顔で接する。
 綺麗な格好をして、お化粧もばっちり。
 知性も磨かなきゃ。習い事もするし、仕事だってする。
 
 頑張るんです。
 
 
 さて。
 
 頑張ることは、いいことです。
 そうやって、素敵な人と釣り合う自分になろうとして成長できる、
 そのこと自体は、いいことなんです。
 
 
 ところが。
 
 相手は、自然体、というかなんかだらしない日もある。
 私ばかり頑張って、バカみたいな気がしてきた。
 
 そんな気持ちになるかもしれません。
 
 でも、別れられるのは怖いので、不満を言うこともできません。
 
 そうです。
 ダメな自分を埋め合わせるために頑張る。
 そういう動機で頑張っている限り、やはり辛くなるのです。
 
 
◆では、どうすればいいの?
 
 あなたの中にある不安が、自分自身のものであると、
 まず気づいてください。
 
 彼が自由にしているから不安なのではなくて、
 あなたが、自分の価値に自信がないから不安なのです。
 
 
 「ダメな自分を抱きしめてあげる気持ちを持つ。」
 
 心理療法では、自分のダメな部分を応援してあげるワークなどが
 有効です。インナーチャイルドヒーリングなどの方法があります。
 
 そこまでしなくても、彼に不安な気持ちを素直に打ち明けるとい
 う方法もありますね。
 
 あくまで不安なのは、あなたの心の問題であることを彼に告げて、
 彼に「大事に思っているよ」「一緒にいてくれるだけで嬉しい」
 などの、「存在を受け入れる言葉」をかけてもらってください。
 
 このときに、強調しすぎるぐらい「あなたのせいではない」と
 伝えてください。彼女が不安そうだったり辛そうだったりすると
 自分を責めてしまう男性は多いので・・・
 
 
 あなたの中にある弱い部分を、そっと抱きしめていたわる気持ち
 を持ってください。その繊細な部分は、とても素敵なところなん
 です。目を背けないで。
 
 あなたがダメなところと思っている部分を、いたわり、応援して
 あげることで、根っこの自信(自己肯定感)が育っていきます。
 
 
 すると、相手に激しく嫉妬したり、束縛したりしなくてすむよう
 になるのです。穏やかな恋愛ができます。
 
 
◆今日のまとめ
 
 素敵な彼と出会えば幸せになる、は大事なこと。
 
 でも、自分の価値に自信がないと、不安になる。
 
 束縛したり、無理して頑張っても、幸せになれない。
 
 自分の弱い部分、ダメな部分をいたわり、応援することで根っこ
 の自信(自己肯定感)が育つ。
 
 彼に頼んで、あなたを受け入れる言葉をかけてもらうのも一案。
 
 
◆編集後記
 
 実は6月15・16日に札幌で恋愛ワークショップと、集客講座
 を開く予定なんです。
 昨日はずっとこのページを制作していました。あー疲れた。
 https://www.556health.com/archives/2007/04/post_158.html
 https://www.556health.com/archives/2007/04/post_198.html
 
 今日は恋愛セラピーです。頑張ってきます(^^)/
 
 
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(アイの儀式)
 
 共感の質問をしよう。
 
 共感の質問とは、相手が理不尽な言動をしたときに、
 非難するのではなく、一定の理解を示すための質問です。
 
 たとえば、こんな風に。
 
 目の前の相手が、明らかに中傷といえる発言をあなたにした。
 そのときに、
 
 「この人は、何を怖れてこの発言をしたのだろう?」
 「過去にどんな辛いことがあったのだろう?」
 
 ・子供の頃、攻撃して身を守らなければ生き残れないような、
  過酷な家族環境にいて、今でも負けを極端に怖れている。
 
 ・自分の価値が認められず、他人を落として自尊心を保っている。
 
 ・母親から支配を受け、女性全体を怖れている。
 
 
 一見理不尽と見える人の行動にも、意味があるのです。
 
 
 相手に理解を示す姿勢は、
 相手の警戒心を解き、コミュニケーションを円滑にします。
 
 共感の質問で、ちょっと困った人ともうまく付き合いましょう。
 
 
◆頑張れ!シングルマザー 子育て時間と収入を両立する
 https://www.556health.com/archives/2007/03/post_194.html
 好評です。ありがとうございます。
 シングルマザーでなくても豊かに生きるために役立つ内容です。

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責めないけれど、放置もしないためには?

 

あらゆる問題に対処するときに必要な考え方です。
 
旦那さんが浮気をした
あるいは、
自分が既婚だけれど、別の男性と浮気もしている、
そういう状況を想定してみましょう。
 
世間一般の常識・道徳・法律からすれば、
それは、「いけないこと」ですから、
 
やってはいけないことをしている自分(相手)を責めたくなります。
がしかし、心の問題を解決するときには、実はそれでは解決できません。
 
責められれば責められるほど、心にゆとりがなくなります。
ゆとりがない状態が、問題の根っこを作っているので、
無理して行動だけ直しても、歪みはどこかにまた別の問題を作ります。
 
 
では、どういう心構えで臨めばいいのか。
 
私は、病気の人に対するのと同じようにすればいいと思っています。
 
 
新型インフルエンザをもらってしまった。
必要なことは、本人の責任を追及することではありません。
まずは、治すこと。
 
浮気という問題が起きている。
必要なことは、まず、浮気をしなくても生きていける道をきちんと作ること。
 
病気になってしまった人に対するのと同じように、
「その症状は治さないといけないもの。
 でも、あなた(自分自身の場合は「私」)にはいたわりの気持ちを持っている。」
 
そういう気持ちで接することが出来るかどうか。
それが、問題解決のために大事なことです。
 
 
参考までに、深く関係のある記事:
夫の望むことをするな、夫のためになることをせよ
「叱る」とは「あんた不幸に向かってるよ」と諭すこと

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