世の中には
「携帯チェックをする妻の行動はよくない」
「ありがとうもなく、不機嫌なオーラを出していることが浮気の原因」
など、妻の側の言動を戒める言い方が色々あります。
私はそうした考え方には、基本的に賛成です。
妻の側にも、やはり行動を律する心が必要なのです。
しかし、この記事は男性向きなので、
あえて男性に対して厳しいことを言いますが、
妻が携帯チェックをしたくなってしまうような、夫の秘密主義
妻の不機嫌を放置するような、夫の引きこもり的行動
など、夫の側にも、反省すべき点があることが多いのです。
多くは「妻と距離をとってしまう態度」が根本にあります。
私も同じ男ですから、妻が怒っていたら、距離をとりたくなる気持ちは良く分かります。それが男の基本的性質ですよね? それでもあえて言います。勇気を出して近づきましょう、と。
あなた(男性)が、妻から色々詮索されたり、妻が不機嫌になっていると感じるのであれば、妻のその気持ちをとても重要なものとして扱って下さい。
男性が考えている「行動」そのものよりも、そのときにどんなコミュニケーションを取っているのか、どんな気遣いをしているのかといった、(男性からみると)小さな事が、とても大事なのです。
たとえば、飲み会に対して不満や不信感を抱いている奥さんがいたとします。
奥さんの気持ちを無視して、飲み歩いてはいけません。
でも、飲みに出かけては行けないと言っているのではありません。
飲みに行くときに、誰とどこで飲むのか、ハッキリ言えないようでは「怪しい」わけで、そうした「不安にさせるような秘密主義」をやめて、正々堂々と飲みに行けばいいのです。
また、妻の不機嫌を、男性に接する場合のように「機嫌が直るまで放っておこう」と考えてはいけません。男性は比較的、感情が高ぶっても時間が経つと解消する場合が多いですが、女性は比較的、その感情を話して、誰かに受け止めてもらわないと解消しないことが多いのです。
だから、奥さんが不機嫌なときはちゃんと話を聞く必要があります。
つまり、不機嫌だから距離をとるという方法は、妻をますます不機嫌にする行動だということです。こうなると、普通の飲み会の話であっても、イヤミのひとつも言われるようになります。すると、面倒なので言わなくなる。言わなくなると、どこへ行っているのか妻が疑う。悪循環です。
最初の段階で、不機嫌そうな様子なら、ちゃんと向き合って話を聞くこと。これが大切です。
そして、秘密主義はご法度。公明正大、正々堂々と遊びに行きましょう。
但し、もしそれが、今の妻に対してどうしても出来ないと感じるのであれば、ひょっとすると、相手選びを間違えたかもしれませんね(残念ながら、そういうこともあります)。過去の経験から、疑り深い心の状態になっている女性もいます。
まだ交際中のあなた(男性)は、両目を大きく開いて、しっかり相手と自分を見つめ、自分たちが一緒にいることがふたりの幸せになるか、よくよく考えて結婚を決めて下さいね。
なお、この記事を読まれた女性の方へ。
「そうだそうだ!」と思われたかもしれません。確かに、不安になるのは男性側の言動にも問題があることが多いのです。但し、「相手の言動にも問題がある」ということと、「相手の言動の問題を指摘したら問題が解決する」ということは、全く別のことです。
関係がこじれる直球を投げるのではなく、もっとしたたかに行動して下さい。
女性側からのアプローチとしては「携帯を必要以上にのぞき見しない」「笑顔で接する」「感謝の言葉を口にする」などの、ふたりの関係を改善するやり方が、地味だけれど一番良いと思います。
さらに高度な対応もありますが、これ以上は個別対応がどうしても必要になりますので、その作戦会議をしたい方はぜひ、恋愛セラピーをご利用下さい。