自己否定のクセはどうやって始まるの?

 

恋愛がうまく行かない、人間関係がうまく行かないと感じる方の多くに、自己否定の感情が存在します。
 
「私は悪い人間だ」
「私はダメな人間だ」
「私はひどい人間だ」
大きく分けて、このみっつがあります。
自分を裁く、見下す、嫌う、ということです。
 
しかし、どうしてこんな感情を持つようになるのでしょうか。
典型的なパターンは「親から否定され続けたので、それを取り込んでしまった」というもの。
 
この、親から否定され続けた、という言葉。本人が自覚していないこともあります。というのも、あからさまに言葉で否定されたこと以外にも、色々なパターンがあるからです。
 
・言葉では「お前はかわいい」と言うが、家に居着かない父親
・父親の悪口を子供に吹き込み、暗に「私の味方だけをしておくれ」というメッセージを与える母親
 (子供は母親が立派に育ててくれたと思いこむと同時に、立派=自己犠牲&悪口という間違った観念を持つ。そして、当然そんな考えを受け継いだ自分を嫌いになる)
・親が忙しく、子供に「私はここにいてはいけない」と感じさせる雰囲気があった。
 
ほかにも、
・親に性別を否定された
・親自身が自分の「性」に嫌悪感を持っている
・親に「お前がいなければ(楽だったのにetc)」という意味のことを一度でも言われた
などの出来事がきっかけになり、自己否定が始まることもあります。
 
 
親との関係以外で、自己否定のきっかけになり易い出来事は、
・いじめ
・初恋の時にひどい男に当たった
・家族の死
・家族との離別(親の離婚、養子に出された、など)
 
また、
・子供の頃の病気(ぜんそくなど)
これも、性格の形成に大きな影響があります。
 
 
大人になって、よく起きる人間関係のパターンと、そのときに感じる感情が比較的決まっているのであれば、子供時代に似たような感情を感じた出来事を探ってみると、大人になってからのパターンの根っこになった出来事が見つかります。
 
根っこになった「自己否定のきっかけ」は、人によってまちまちで、多岐にわたるため、見つけるのはぜひ恋愛セラピーをご利用下さい。自分で「これが原因だ」と思いこんでいたが、実は勘違いだったという相談者の方は意外に多いのです。


 

「自己否定のクセはどうやって始まるの?」への1件のフィードバック

  1. 「自分を好きになる」とか「ありのままの自分を受け入れる」とか、若い頃から理解できませんでした。
    「自分を愛していなければ他人を愛せない」って、どういうことでしょう?
    ありのままの自分を受け入れていないから、主人や子供の‘ありのまま’を受け入れられないのでしょうか?
    相手に要求すること(小言)が多くなるのでしょうか?
     
    子供の頃から、自分には大した‘とりえ’がないから、頑張っていないと認めてもらえなと思っていました。
    10歳の頃に親が離婚して、父と祖母に育てられましたが、父は愛情深い人なので、そのことが原因ではないと思っています。
     
    他人の大らかさや優しいところを羨ましがって、自分を卑下しているわりに、謙虚になれず勝気で我侭なので、自分のことが よくわかりません。
    もう38歳になり6歳と4歳の母親になりましたが、これからでも大らかで優しい、自分の理想とする人間になれるのでしょうか?
     
    そもそも‘理想とする人物像’みたいなものを持っていること自体が、おかしいのでしょうか?

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