「喧嘩するほど仲がいい」
と言いますが、私はこの言葉は【要注意】の言葉だと思っています。
なぜなら、
・共依存的な関係で、ドロドロの愛憎劇をしている
・でも別れて一人になるのが怖いから、一緒にいる
・いつも同じパターンの喧嘩を繰り返している
・喧嘩は次のうちのどちらかのパターンしかない
1.「私を分かってよ」の押し付け合い
2.もう議論したくないという拒絶の怒号
というパターンの喧嘩は、まったく生産的でないからです。
本気で喧嘩をして、生産的だと思うのは、次のパターンの喧嘩です。
・私はあなたをもっと知りたい。ちゃんと本音で向き合って。
・あなたに幸せに生きてほしい。もっとちゃんと幸せを受け取って!
ときには相手の本音を聞き出すために、本気でぶつかってみていいと思います。
喧嘩をするかどうかよりも、もっと本質的で、もっと重要な要素があります。
それは、二人のコミュニケーションの風通しがよいかどうかです。
自分が意見を言った。すると、ちゃんと相手が受け止めてくれている。
相手が意見を言った。そのとき、ちゃんと自分は受け止めている。
それが成立しているかどうかです。
それは、簡単なことではなく、毎日の積み重ねが必要なことです。
「信じる」という言葉は、相手のことを知るのを止め、思考停止するための言い訳に使われることがあります。根っこの部分では相手を信頼するとしても、様々なことを理解し、常に知ろうという努力が必要なはずです。
どうか、知る努力を止めないでください。
対話を、続けてください。
そして、お互いの意見が風通しよく伝わるカップルを目指してください。
こちらを読ませていただき、いろいろ参考にさせていただいています。
今回の風通しの良いカップルを目指す上でのポイントも非常に勉強になりました。
私には、結婚を前提としたおつきあいの彼がおり、すでに同棲しております。
しかし、喧嘩が絶えぬ毎日でほとほと疲れています。
一番困っているのは、相手からの小言です。
私は、その小言に本気で腹が立つこともありますが、
日常的な小さな小言につきあっていると、
私の精神状態も持たないので、放っておくこともよくあります。
小言の内容は主に、なぜお前はこんなこともできないのか、という批判と、
私が好きで見ているドラマや音楽についての批判です。
我慢できず、爆発したこともあります。
そのとき、彼は最終的に違う問題にすり替えてきます。
そして、最後は私が謝っている事がよくあります。
それは相手に謝ってほしいから私がまず謝っています。
でもどうやら、話を聞いていると、ずーっと昔に私が彼に言った言葉や言い方に対して、
彼は未だに根に持っており、それの復讐心も少なからずあるようなことがわかってきました。
それについては私は謝っておりますが、復讐心がある以上、
私たちがうまくいくわけがないと思っています。
この復讐心を取り除き、彼の小言を減らすにはどのように彼と接すればいいのでしょうか。
私は彼からの小言で、傷つき、さらには私が放った言葉が原因と言われ、
以上に混乱しています。。
のんさん
コメントありがとうございます。
富士山に登りたいのですが、コツを教えてください。
(いまは、病み上がりで、体力はないのだけれど)
という質問を受けたら、なんと答えますか?
コツの前に、体を治して、体力をつけてから考えようよ。
そう、言いませんか?
私はのんさんに、彼の言動に対して、いちいちぐらぐらせず、彼の言い方がおかしい時には「それはあなたの考え方が偏っている」と自信を持って受け止められるぐらいの心の基礎体力がまず必要だと感じています。
接し方の前に、心の基礎体力です。
その上で、今の彼に対して、「私は違う意見です」と伝えるかどうか、冷静に考えて決める。(人間関係においては、たとえ相手が間違っていても、今はそれを言うべきでない、
という場合もあるので)そういう対応が必要だと思います。
繰り返しますが、接し方の前に、心の基礎体力です。
自分で自分を、大切な存在、かけがえのない存在として扱うこと。
道徳観・正義感や、男女の心理について、男女関係がうまく行っている人から学ぶこと(そういう人が身近にいなければ、ジョン・グレイの本などで学ぶことも有意義)。
そういう取り組みを根気よくコツコツ積み重ねて、自分の心の基礎体力を育てて、彼の言動に動じない自分になる。それが大事なことだと思います。
友達に相談するときっと、嫌なら別れちゃいなよ、とか、短絡的なアドバイスが返ってくると思いますが、
私はむしろ、その彼と付き合ったこと自体が、
この世界からのんさんに与えられた、「この問題を解決できる人間に成長しましょう」というメッセージだと思いますので、最終的に別れるのはアリだとしても、安易に別れるのではなく、その関係を通じて、本気で学び、成長することが大事だと考えます。
その結果、うまくいったなら、とても素晴らしいことですしね。
応援しています。
簡単ではないと思いますが、頑張ってくださいね。
お返事ありがとうございます!
そうか、なるほど。。と毎日読み返しています。
以前はもっと自分が好きな事嫌いな事、自分の意見をしっかり持っていたと思います。
というか、今ももちろん持っているのですが、それを表現する事で、
面倒なことになるなら表現するのは止めようと思っていました。
でも自分の好きな事や嫌いな事を隠す人生なんて、
なんのために産まれてきたのだ?と思ってしまうほどつまらないものですよね。
彼とのおつきあいで感じました。
でも彼の事を嫌いな訳ではありません。
コメントしていただいた通り、もっと穏やかな人間関係を築く事が出来るよう
心の基礎体力をつけながら頑張ってみます。
また何かあったらコメントさせていただきます。
ありがとうございました。
のんさん
コメントありがとうございます。
そうですね。
相手のペースに巻き込まれてしまうことってありますから、気づいたら、
自分の感じ方をしっかり取り戻していきましょう。
進むべき道が見えてくるといいですね。
応援しています。
またの書き込み失礼致します。
相変わらず同じパターンの喧嘩を繰り返しております。
そこで気づいた事があります。
彼は「××をしてほしい。」と私に伝えるとき、
「なぜ××しないの?』と言う形で、してほしい事を伝えてきます。
おそらく癖だと思うのですが、私はそう聞かれると反射的に批判されていると感じ、
××をしない理由を答えてしまいます。
しかし、彼は××をしてほしいだけですので、私が言い訳していると感じるようです。
私が会話中に、彼の××してほしいに気づいて、会話を続けて行けば良いのだと思いますが、
その他にも、度々人を責めるような言い回しを彼はしていると思うのです。
例えば先日、彼の親が入院の事を彼に知らせず、退院した後電話をしてきました。
そのとき彼は「なぜ入院前に病気のことを教えてくれないのか?」と親に言っていました。
親は「心配かけたくなかったから」と言っていました。
私はそのとき、なぜ病気の後なのに責める言い方をするのだろう?と思いました。
私なら「逆に気を使わせてごめんね。今度からは気にせず必ず言ってね。まずは、ゆっくり休んでね。」というふうに言うと思うのです。
でも、彼はそれが責める言い方だと気づいていないのです。
だから故の言い方で、愛情はあります。
私は、彼のためにも、もちろん私自身が責められている思いをしないためにも
彼にそのことを伝えたいと思っているのですが、喧嘩になりそうで少し怖い気もします。
もしかすると、彼のこの言い回しを理解し、合う女性がいるのでしょうか。
私は彼との相性が良くないだけなのでしょうか。。
あづま先生はどう感じますか。
nononoさん
コメントありがとうございます。
あなたは、本当に彼に愛情を注ぎ、育て、導きたいと考えていらっしゃるのですか?
まず、胸に手を当てて、そのことを本気で考えてみて下さい。
彼の言い方には、確かに問題があると思いますよ。
それでも、問題があるから指摘して矯正すればいいという、短絡的で、働きかける側が楽をする道では、彼は変わってくれないと思います。
人を育てるというのは、忍耐力が試される道なのです。
きっと彼は、自分の率直な思いを存分に肯定された経験が少ないのでしょう。
そして今また、自分のことを、受け入れるよりむしろ矯正しようとしている彼女と付き合っている…
…と、厳しい書き方になってしまいましたが、
>もしかすると、彼のこの言い回しを理解し、合う女性がいるのでしょうか。
>私は彼との相性が良くないだけなのでしょうか。。
こんな問いは、何の解決にも結びつきません。
この状況で、私はどうするのか、大事なのはそこだけです。
彼を支える気なら、彼のことを、じっくり観察して、どういう場面なら自分の望みを率直に表現できるのかよく見る。そして、素直な言い方をしたときにこそ「そういう言い方だと、とっても分かりやすいよ♪」みたいに(ここは自分のキャラに合わせて言うべし)、あくまで「よい行動をプラス評価する」というやり方でじっっっっっっくり臨みましょう。
彼がそれを学んでくれるまでは、残念ながら、nononoさんは、耐えるしかありません。
きちんとアサーティブに問題点を伝えるやり方もありますが、結構高度です。私はワークショップに10日以上参加して学びました。中途半端な知識で「指摘」をすると、ひどいケンカになりますので、生兵法は絶対にオススメしません。
いずれにしても、とても、メンタル体力とコミュニケーションスキルの必要な道なのです。
だから、最初の問いなのです。
あなたは、本当に彼に愛情を注ぎ、育て、導きたいと考えていらっしゃるのですか?
まず、胸に手を当てて、そのことを本気で考えてみて下さい。
よく、お考え下さい。
全ては、自分がどうするか、なのです。
決めきれないときには、恋愛セラピーの場であらゆる気持ちを吐き出してみてもいいですし、決めたけれど具体的方法が分からないという場合も、アドバイスをしています。
コメント欄だけで解決する問題じゃない気がするので。
厳しいコメントになりましたが、よくよく、お考え下さいね。
では!
お返事ありがとうございます!
また、厳しいお言葉も感謝です!!!
私は、彼を導く事が出来たらいいなと思っています。
もちろん愛情もあります。
結果、別れる事になっても導きたいです。
あづまさんがおっしゃっていた通り、彼はお父様に大変厳しく育てられたようで、
幼い頃から自分の意見を認められた事が無いようです。
そのせいか、常に誰かに認められたいと言う気持ちが強いと感じます。
そして、人からの自分に対する対応をとても気にします。
(例えば相手は仕事が忙しくてまともに挨拶できなかっただけなのに、
その対応の仕方を気にします。)
そのためなのか、外では大変人付き合いがいい人ですが、かなり内弁慶です。
先日も私の些細な行動で彼の機嫌を損ね、2〜3日彼の機嫌が悪くなってしまいました。
私がその些細な行動に対して謝っても、そういうことではない、
と繰り返すばかりで受け入れてくれません。
しかしその些細な行動は、どう考えてもやはり非常に些細な事で、
(正直、なぜそこで機嫌が悪くなるのかわかりません。
なぜなら彼もいつも同じ事を私にしていますので、
彼の中でのOKな行動なのだと思っていました。)
2〜3日も機嫌が悪くなるような事ではないと思うのです。
機嫌が悪い間は、私のことを睨みつけたり、私に自分の理想の相手ではないと言ったり、
私の謝罪には誠意が無い言ったりで、
正直、導く前に私の気持ちが萎えているのも事実です。
セラピーを受ける事が出来たらうれしいのですが、
まずは、私はどのような態度で臨むべきなのでしょうか。。。
まずは、受け入れ、耐えることなのでしょうか。。。
nononoさん
コメントありがとうございます。
上に書いた、別のコメントへのアドバイスが、全くそのまま当てはまる気がするので、コピペします。
富士山に登りたいのですが、コツを教えてください。
(いまは、病み上がりで、体力はないのだけれど)
という質問を受けたら、なんと答えますか?
コツの前に、体を治して、体力をつけてから考えようよ。
そう、言いませんか?
私はnononoさんに、彼の言動に対して、いちいちぐらぐらせず、彼の態度がおかしい時には「それはあなたの考え方が偏っている」と自信を持って受け止められるぐらいの心の基礎体力がまず必要だと感じています。
接し方の前に、心の基礎体力です。
その上で、今の彼に対して、「私は違う意見です」と伝えるかどうか、冷静に考えて決める。(人間関係においては、たとえ相手が間違っていても、今はそれを言うべきでない、
という場合もあるので)そういう対応が必要だと思います。
繰り返しますが、接し方の前に、心の基礎体力です。
自分で自分を、大切な存在、かけがえのない存在として扱うこと。
道徳観・正義感や、男女の心理について、男女関係がうまく行っている人から学ぶこと(そういう人が身近にいなければ、ジョン・グレイの本などで学ぶことも有意義)。
そういう取り組みを根気よくコツコツ積み重ねて、自分の心の基礎体力を育てて、彼の言動に動じない自分になる。それが大事なことだと思います。
まずは、彼を導く前に、自分を導くことが必要ですよ。
文面を見ていると、キレる子供と、おびえる子供の関係みたいです。
子供は相手を導くことはできません。
彼の前に、まず自分自身を育ててください。
根気のいる作業だと思いますが、彼を導きたいんでしょ?
なら、本気で取り組むべきです。
応援しています。
あづまさんからの、ピシャリと厳しい一言、かなり効きました。。。
キレる子供とおびえる子供。。。まさにその通りです、お恥ずかしい。。
そうですね、人を導くだなんて、おこがましいとでもいいましょうか、
私には100年早い!
まずは自分からですね。
そしていずれ共に成長できたらうれしいです。
彼を愛しているならガタガタ言わず成長するのみ!
無理!って思うなら潔く別れるのみ!
道は2つに一つですね。
自分の気持ちのやりどころをこちらの書き込みに頼ってしまいました。
失礼しました。
引き続き、コラムを読ませていただき勉強させていただきます。
ありがとうございました。
昔の自分を見てる様で思わず返信してしまいました
ものすごく共感します
私の場合は きっぱり別れましたよ
失礼ですが 相手はただの自分勝手じゃあありませんか?
我が子なら自分勝手だろうがへちまだろうが
何があっても 大きな心で包み込み
一人前の優しい大きな人間になって欲しいから
それが親の仕事だと思いますが
もう大人ですよね
時間の無駄になりませんか?
匿名の方へ
コメントありがとうございます。
私も昔は、あなたの主張のように考えていました。
相手は大人なのだから、子供を育てるみたいに、愛情を注いで…というのはおかしい、と。
今も基本は変わっていませんし、相手のワガママにただただ従っていくことが、良いことだとは思っていません。
でも、その当事者が、「相手は大人なのだから、それはおかしい」、という言い方を他人(たとえば私)からされるよりも、
実は、「彼を育てるためには、まずあなたがこう成長すればいいんですよ」という言い方をされた方が??結局同じような取り組みをすることにはなるのですが??本人はモチベーションが上がるんですね。
「馬の行きたい方向に馬を走らせるには手間も労力も要らない」(アブラハム・リンカーン)
という名言もあります。
恋愛セラピーでの相談事例から言うと、9割ぐらいの人が、結局は比較的早くに別れるようです。
でも、仮に別れるとしても、本人が「彼を成長させたい」と望み、そのために自分を高める努力をして、その過程で、自ら「これは想像以上に難しい」と気づき、自分で別れを決めるというプロセスを通ることが大事なのです。
答えを他人にもらってしまうと、自分で考えて自分で決めるという、
人生の基本を学ばないまま、先に進んでしまいますから。
まあそんなことも考えて、
彼を成長させるには、どうしたらいいか、みたいな話も書いたり、セラピーの現場でも指導したりしているんです。
決められる自分になる。
それが、一番大事なことなんですよね…
(とひとりごとを書いてみた)