お互いに、相思相愛で、好きという気持ちを持ち合える関係は、心地よいものです。
そして、とても大事なものですね。
一方だけが「好き」他方が「どうでもいい」と思っている関係は辛いものです。
それを大前提として・・・
しかし、私がこんなにあなたのことを好きと思っているのに、愛しているのに、
どうしてあなたは・・・
もしあなたが、こんな気持を感じているとしたら、ちょっとこのコラムを読んで、冷静に客観的に今の状況を見てみてください。
まず、実は「好き」と表現される気持ちには、三種類あると言うこと(あづま独自の分類ですが、これで考えるとスッキリ整理できます)。
それが愛と依存心と罪悪感(関連記事参照)。
愛は、ここでは狭い意味で使っていて、純粋に相手の幸せを願う気持ちです。
相手がしてほしがっていることを、してあげたいと思う気持ち。
たとえ、離れていてほしいという願いであっても、それを叶えてあげようという気持ち。
しかし人間は、狭い意味での「愛」だけで、相手のことを「好き」と思うわけではありません。
ふたつ目が「依存心」。別の言葉で言うと「ちょうだい」の心です。
優しい言葉をかけてほしい、気持ちを分かってほしい、寄り添っていてほしい、お姫様扱いしてほしい、セックスしたい、などなど。自分の欲を満たしてほしいと思う気持ちです。
みっつ目は「罪悪感」。相手のことがかわいそうだったり放っておけなかったりして、なぜかお世話をしてしまう。不毛な関係だと思っているのに・・・なんていう時には、愛でつながっているのではなく、罪悪感を愛と勘違いしている可能性があります。
さて、依存心や罪悪感の割合の高い「好き」を相手に向けていると、相手は逃げたくなるんですね。
重たい、と感じてしまうのです。
なぜなら、依存心や罪悪感は結局のところ「自分都合」だからです。相手主体ではなく、
「私があなたのことを、こんなに必要としているのだから、あなたはそれに応えてほしい」
という気持ちだからです。
このような気持ちを強く感じる方の場合、実は、親からもらえなかったものを恋人に期待しているケースが非常に多いものです。
心の中に足りないものがあると、それを必死で求めてしまう。飢餓状態のように感じる。人間の心理はそういうものですが、しかし、残念ながら、大人になったら親代わりをしてくれる人はいないのです。もし仮にそういう人を見つけたとしても、ちょっと歪んだ関係になりやすいので、生涯のパートナーにはなりにくいのです。
だから、足りない愛情を自分の努力(と、必要なら専門家や周りの人の助けを借りること)で、心の中に補っていくことが必要です。
そして、目の前に現れた、未来のパートナー候補の人に、過度の期待をしなくなったとき、その関係は長続きするものになるのです。
そのときには、あなたは、穏やかな「好き」という気持ちを相手に向けることができて、相手の方もあなたに、穏やかな「好き」を向け返してくれて、安定した、安心できる、幸せな関係を築けると思います。
人を好きでいるということは、それ自体でエネルギーのいることですし、私はこんなに頑張ってあなたのことを好きでいるのに、という気持ちを持つことも、理解はできますが、
それだけではうまく行かないこともあるので、ちょっと冷静に自己分析してみてください。
こちらのサイトは、時に難しいな?と思うこともありますが、自分のことや相手のことを考えるときに参考になることがたくさんで、いつも勉強させてもらっています。
あづまさんの電話セラピーも数回受け、浮気していた夫とのことも少しずつ改善されてきました。
夫の浮気発覚から、自分のことをいろいろ考えていて、このメルマガに書いてあることに
気づきました。
私の「好き」は、依存心が飛び抜けて大きかったのだと思います。
夫との問題が出てくるまでは、?して欲しい、?って言って欲しい、これくらいやってくれてもいいよね、、相手に求めてばかりでした。
私は中学生の時に父を病気で亡くしました。父のことは大好きでした。母は病気がちな
弟優先(のように思っていました)だったので、私は父と一緒にいることも多かったです。
穏やかで優しくて、私のことを大事にしてくれて・・・。
私は、父にして欲しかったことを夫に求めていたような気がします。
夫を好きになったきっかけのひとつが「この人、お父さんに雰囲気が似てるな?」でした。
親が子どもに対してもつ愛情を夫からもらおうとしていたんです。
夫だって、パートナーである私から愛情を欲しかっただろうに、あれもこれもと求められて
重くなってしまったんでしょうね。
夫と父とは違うんだということに気づいた時、なんだか目の前がすっと開けたような
気がしました。
そんなことに気づけ、こちらからいろんなことを学んで、依存心は少し小さくなったように思います。
でも、まだまだ?して欲しい、私を安心させて欲しいっていう思いが出てきてしまいます。
夫が少しずつ家庭に戻ってきてくれていますが、前と同じことはしたくありません。
自分が変わらなければと思って頑張っています。
長期戦になると、気持ちを保つのが大変です。
まだまだこちらで勉強させていただきますね。
これからもよろしくお願いします。
みけねこさん
コメントありがとうございます。
辛いご経験をされながら、頑張っていらっしゃいますね。
希望があるのは、自分が「足りない」「ほしい」と思ってしまう大もとの原因というか、きっかけに、みけねこさんがちゃんと気づいていることだと思います。
乗りこえていく課題は、ご主人さんの側も含めてまだあると思いますが、ぜひ、越えていってほしいと思います。
応援しています。
素晴らしい記事を、ありがとうございます☆
なかなか恋愛がうまくいかず、結婚にも縁が無かった私ですが、
ようやく、お互いに助け合えるような優しい人と結婚して、
幸せを手に入れたつもりだったのですが。。。
結婚して三ヶ月ですが、くだらないことからケンカばかりです。。。
とにかく、相手の態度や発言に、傷ついて傷ついて仕方ないのです。
思い描いていたのとは程遠い結婚生活で、、、
今朝は離婚に二文字まで、早くも登場するような情けなさで・・・
どうしてこんなに分かってもらえないのだろうか?
と、改めてあずま先生のHPを読み返していて、まさに!と思えた記事がこれでした。
今朝「あなたは要求ばかりで、私を全然愛してなんかいないよ!」と言われたのです。
しいっぱい、頑張って努力しているつもりなのに、どうして???
と、悲しみやら怒りやらで、、、いろいろとグルグルして、
このHPの記事を読んで、はっとしました。
両親が仕事で猛烈に忙しく、更に父親が精神を病んでしまったため、
両親とは疎遠で、祖父にべったりで育ちました。
そのせいか、主人が私が話しかけるのも無視して、夢中で夕飯時にドラマを見てると、
母の姿と重なって、どうしてもむかつくし、悲しくなるし、
こんなさびしい思いをするために結婚したのか・・・と、
こんな小さなことでと思うのですが、絶望的になってしまいます。
ずっと忙しく、それが気分転換だとは理解しているのですが、、、
まったく、母と同じ態度だな。。。って、失望してしまって。
私には、何も愛情が無いように感じられてしかたがないのです。
そして、私を愛してくれたのは祖父だけだという思いが抑えられず、
祖父に会いたくて気が狂いそうに寂しくなります。
簡単に離婚せずに、よくあずま先生のHPを参考にして、
主人への態度を、まず自分から改めようと思います。
主人も両親の離婚で深く傷ついているので、
いろいろなトラウマがあるのだと思いますし。。。
長々と申し訳ありません。本当に素晴らしい記事を、ありがとうございました!!!
ナナさん
コメントありがとうございます。
まずは、ここまでよく頑張ってきましたね。
それを認めるところから始めてはいかがでしょうか。
おじいさまに会いたくなったときに(おそらくお亡くなりになっているのでしょうから)お墓でも仏壇でもなんでもいいので、会いに行く機会を作ってみてください。
人は(特に女性は)亡くなった親(または親代わりの存在)とも、心理的につながっている方が豊かに生きられることが多いようです。
ナナさんが幸せの道を見つけていかれることを心よりお祈りいたします。
暖かいメッセージを、ありがとうございます!!!
祖父のことは、「あなたがしつこく思い出すと成仏できないよ!」などと、
周囲から言われていたので。。。
いつも思い出してはいけないと思うと余計に苦しくなるという悪循環だったので、
そういっていただけて感動しました。。。
ずっとずっと永遠に祖父とは繋がってるんだと、私は信じたいのだから、
そう思っててもいいんだって。そう思えば力がわいてきます☆
その後、他のページも再度読み込ませていただきました。
海外在住のため、カウンセリングは受けられないのですが、
何の御礼もせず申し訳ないほどです。
かなり具体的に参考にできて、感謝☆感謝です。
おかげさまで、冷静にというか、
少し客観的に自分の感情を見ることができたと思います。
そして、大きな変化が起こったのです!
昨夜、主人がたくさん飲んで帰ってきて、
吐いて大変だったのですが、その際、涙を浮かべながら辛かった昔のことを、
いろいろと話してくれて。。。
両親をはじめ、親戚もたくさん離婚しているので、
結婚生活に気負いが大きすぎて、怖くて不安でいっぱいなんだなっていうことが、
よく伝わってきました。
私も、祖父のことや子供の頃のことなど、いろいろ話して一緒に泣きました。
普段は自信満々で快活な印象なので、お酒の力がないと、
弱いところを見せられなかったんですね。
本当に、無料でこれだけ公開してくださってるなんて、太っ腹ですね!笑
これからも再度読み直して、帰国の際には、あづま先生の著書を
ぜひ、手に取りたいです。。。
私は4年ほど付き合った彼氏と別れました。
一ヶ月たち、なにがいけなかったか、次の恋愛をするために、
同じことを繰り返えさないように、日々ぐるぐる考えてしまっています。
そんな時このコラムを発見させてもらって勉強になるなぁと思いました!
私から別れたのに結局は、彼に振られたという形になってしまいました。
もともと彼は先輩、私は後輩の仲だったのですが、愛してると言えない。
女として見れない。なんで俺と付き合ってるの?と言われました。
いろんな周りの接点がありすぎて、周りには付き合っていることは
言っていませんでした。親にも何も言わないままでした。
その事が私にはどうしても、理解できず、私の事を好きではないのではないか?
ということを感じ、伝えたら別れに至りました。
その時は愛して欲しい、大切にして欲しい、なぜ紹介してくれないのか?
と思う気持ちがだんだん大きくなって言ったのですか。
私の相手の状況を察する気持ちが足りなかったのかなと反省しています。
結局私が愛することが足りなかったのかなと思っています。
他のコラムも拝見させていただいたのですが、
最近よく、小学生の頃のさみしさや楽しかった事をよく思い出します。
そして、3年前に母と父が離婚し、父が家を出て行き、新しい彼女と暮らし、
半年前にガンで余命2年と言われたことが私にとってすごく
大きなことだと気付きはじめました。
この半年間父とのことをすべてなかったことにしたいと
あまり考えないようにしていたのですが、やっぱり向き合わなければ
後悔してしまうと思います。
今は一旦恋愛はお休みして、いつか素敵な人と出会うまで、
自分のことを整理していきたいと思います。
でも少し心配なのは、強すぎる女性になってしまうことです。
男性が近寄り難くならないように、ほどほどに、強くなりたいと思います。