女性からの逆プロポーズはマル?バツ?

 

最近は、女性が主導権を握っているカップルも多くなりましたし、彼がプロポーズをしてくれなくて煮え切らないので、自分からプロポーズしようかと考えている女性もいらっしゃると思います。
 
男性としては、女性が感じている結婚までのタイムリミット(出産を考えるとのんびりしたくない)が、実感としてあまり分からないのだと思います。かく言う私も、子供が実際に生まれるまでは、それこそ子供がいなければいないでいいか、ぐらいに考えてましたし。
 
男性としては、安定した関係でいられて、セックスも出来て、いますぐ子供とか考えてなくて・・・となれば、結婚しなければという焦りを感じないもの。しかも、結婚は他の女性との可能性を断ち切ることですし、責任も生じますから、それでもこの人と一緒にいると決意を固めるには、ちょっと心の抵抗を乗りこえる必要があります。
 
だから、女性の側からアプローチすることも、大事だと思うのです。
 
但し、結婚を迫るだけでは、あまりいい結果を生まないように思いますので、作戦を。
 
 
なかなか、状況が変わらないとき、
今までやってこなかった、根本的に違うアプローチをとることが大事になります。
 
というのも、結婚に至る大事な要素の中で、何か決定的に「苦手」なことがあって、そこを避けてきているからこそ、先に進まないことが多いからです。
 
苦手にとり組む覚悟。これが必要になるということを、申し上げておきたいと思います。
もちろん、やってみて、なあんだ、そんな簡単なことならもっと早くやればよかったと思う場合も多いものです。
 
 

彼が真面目で責任感が強くて、誠実な人の場合

彼が真面目で責任感が強くて、誠実な人の場合、あなたとの関係に息苦しさを感じているのがプロポーズに至らない原因です。結婚したらますます、あなたの要求に応えることで自分の自由がなくなってしまうのではないかと感じているのです。
 
いつも頑張っている彼。でも、ときには、彼も甘えたいのです。
男性が結婚を決意した瞬間というのは、たとえば病気になって彼女が看病してくれたとか、仕事で失敗して落ち込んでいるときに彼女だけはずっと信じ続けてくれたとか。自分のマイナス面、弱いところを見せたときにも、それを受け止めてくれた、そういう経験があったときなのです。
 
彼が、いつも頑張ってくれている人の場合、あなたが、彼が羽を休める場所になってあげてください。
 
女性の側からのアプローチでは、ずっと一緒にいたいな、という意味の言葉は伝えておく、でも、最後の決めのせりふは彼に言ってもらう、というのが王道だと思います。
 
 

彼が「まだ遊んでいたい」というタイプの場合

一方、彼は楽しいことが好きで、一緒にいる女性のことも楽しませるのが上手だけれど、どこか、責任感というよりは、まあ楽しくやればいいじゃん、的な考えが強い人の場合。
 
彼はあなたのピンチに駆けつけてくれる人でしょうか?
そこが大事です。
楽しいことを大事にしているのはよいことですが、難局を乗り切ろうという責任感と覚悟がなくて、そこから逃げてしまう男性と結婚すると、あとで苦労する危険性があります。(男性の方は、ここ、注意してくださいね!)
 
とはいえ、関係をバッサリ切って、はい、次の人を探しましょう、という方針はあまり実を結ばないので、ひと工夫していきましょう。
 
基本的な方針は、彼に「女性の役に立つ喜び」を実感してもらうことです。最初のステップは、彼があなたに既にしてくれていることを、あえて言葉にして頼んでみてください。そして、やってくれたら「わーい、ありがとう。」と喜びと感謝を表現します。
 
この繰り返しで、彼が、あなたのために何かをすることは、喜ばしいことだと感じる習慣作りをしていきます。
 
習慣ができてきたら、今度は、あなたが頼みたいことの中で、簡単なことを頼んでいきます。やってくれたらまた「わーい、ありがとう。」徐々に複雑なことを頼むようにしていきます。
 
ダメ出しはしないほうがいいです。心を込めた「わーい、ありがとう。」と社交辞令的な「ありがとう」を上手に使い分けてメッセージを伝えてください。
 
そうやって、彼の中に「オレはコイツの役に立てる、クールでできる男だ!」という気持ちを育てていきます。
 
そこからは、頑張り屋さんで責任感のある男性と同じ道になっていきます。
 
 

まとめ

どんな男性でも、自分が主導権を握っていたい、自分が決定したいという気持ちは持っています。
ですから、あれこれ指図するのではなく、「お願いし、叶えてくれたら喜ぶ」というサイクルを繰り返し、彼にとって、あなたの望みを叶えることが楽しいこと、という心の習慣を作ることが有効です。
 
逆に、女性の意見がいつも通ってしまう関係だと、男性が萎縮してしまいがちです。すると、自分の意見が通りにくい状況では、プロポーズもしにくいものです。上のように、女性がお願いして、男性が自分の意思で決めて行動している形になっているけれど、実は結局女性の意見が通っている、という形を作ることが、うまく行くヒケツです。
 
 
 
最後に。
 
このやり方は王道ではありますが、このやり方で進めても、うまく行かない心の状態にある男性もいます。私は、そういう男性とは、下手に結婚しない方がよいという考えを持っています。
 
つまり、ここに書いた方法は「いい男と出会ったら結婚に結びつくけれど、困った男と出会ったら別れることになるかもしれない方法」だと思って下さい。今つき合っている男性と必ず結婚できる方法、などというものではないので、ご注意下さいね。
 
 
最後の最後に、
女性からの逆プロポーズがはマルかバツか、という設問についてまとめますと、
 
逆プロポーズが必要かも。彼が結婚に踏み切ってくれない。
そう感じる状況自体が問題なので、二人の関係性自体を変えないと意味がない。
つまりその意味では、逆プロポーズをしてもしなくても、状況的にはあまり変わりがないということ。
 
質問が間違っているんです。
 
彼が心底結婚したくなるには、私はどう行動したらいいのか?
そこに目を向けることが、大事なんです。
 
 
で、どう行動したらいいのかって?
それをこの記事で書いたので、もう一度よくよく読んでみてくださいね。


 

「女性からの逆プロポーズはマル?バツ?」への1件のフィードバック

  1. 婚活で出会ったのに付き合って一年が経ってしまい、煮え切らない彼に逆プロポーズしてしまおうか、と悩んでいたところ、あづま先生のこの記事にたどり着きました。
    彼は真面目で誠実な人です。責任感があって、多分、とても慎重になっているのだと思います。
     
    「あなたとの関係に息苦しさを感じている・・・」
    読んだ時にはっとしました。
    私には煮え切らないように感じられても、彼は彼なりに頑張ってくれていて、私はそれをちゃんと認めていなかった気がします。いつも愛情が足りないと感じてしまって、彼の羽を休める場所にはなれていませんでした。
     
    これからは求めるばかりではなく、感謝を忘れずに、大きな愛情で彼を包んであげられるような存在になれるよう努力したいと思います。
    一年間、そうとは気付かず息苦しい思いをさせていて、これからでも手遅れではないでしょうか。それが心配です。

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