◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 406号 2009.9.25
あづまです。こんにちは。
いつも読んでくださってありがとうございます。
セラピーの予定を公開しました。
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では、今日の本文です。
前回、「感情は素直ですか?」と問いかけました。
http://archive.mag2.com/0000164141/20090923151527000.html
素直でない感情、つまりニセモノの感情を感じていると、
人間は感情に従ってものごとを決断しますから、決断がズレて
しまいます。
また、素直な感情に従って決めたこと、行動したことがことごと
くうまく行かない場合、次第に自分が信じられなくなっていきま
す。
ココヘルのサイトの方にも、同じテーマの記事があります。
ではなぜ、そんなことが起こるのでしょうか?
それが今日の本題です。
◆ニセモノの感情が出る原因
ニセモノの感情が出る原因は単純で、本物の感情をどこかで抑え
ているからです。ニセモノの感情が出る典型例はいくつかあり、
・不安が限界を超えて怒りになる、
・寂しさやがっかりが限界を超えて怒りになる、
・怒りが抑圧されて不安に化ける、
・怒りが抑圧されて悲しみに化ける、
というものが代表例です。
よく自分の心を省みると、元々の感情を感じられる人もいますし、
元々の感情が開くまでワークを繰り返す必要があり、少し時間が
かかる人もいます。
「気持ちを伝えましょう」「自分の気持ちを大事にしましょう」
と言われても、意識的には感じていないとしたら、対応のしよう
がありません。
人間関係において「ツイテナイ」と感じる場合は一度、
「ひょっとして私は『ニセモノの感情』を感じているかも?」
と考えてみることをお勧めします。
ニセモノの感情を感じている限り、自分の感じ方を信用するとあ
まり良い結果を生まないのです。
感情というのは、人生の舵取りをするときの「コンパス」のよう
なものですから、それが健全に機能していないと、舵取りを間違
えてしまうのです。
だから、ニセモノの感情を感じている場合は、本物にたどり着く
努力をすることが、ツイテル人生に向けての第一歩です。
ニセモノの感情がでるようになってしまう原因をさかのぼると、
大抵は子供時代の感情体験に行き着きます。10歳ぐらいまでの
子供は、まだ潜在意識にフタができていないので、体験したこと
を判断せずに鵜呑みして取り込んでしまいますし、また逆に、
感情も大人と比べて非常に激しく出てきます。
まだ、自分で自分の感情を受け止めることができない心の発達段
階なのです。この頃の感情体験で重要なのは、ネガティブな感情
をしっかり表現できたかどうか、そして周りの人、とくに親がそ
れを受け止めたかどうかです。
◆怒りを抑え込んでいる人
怒ることを禁止されて育った子や、親が非常に不機嫌に怒り散ら
すため、それを嫌って自分で「私はあんな風(母親みたいに感情
的に怒ること)にはならない!」と決めてしまった子は、怒りを
表現できなくなることがあります。
すると、出せなくなった怒りは別の形で出てきます。怒りを禁止
した場合は、本当に多様な症状が出てきます。
たとえば、「人が怖い」と感じている人の中には、自分の心の中
に怒りを押し込めていて、するとなぜか、他人が自分に対して怒っ
ているように感じてしまう人がいます。
人は自分と他人を同じようにみなすので、自分が持っているもの
は相手も持っているように見えるのです。これは「投影」という
名で知られた現象です。本人は「怖い」と思っていますが、本当
の感情は「怒り」であるわけです。
あるいは、怒りが自分自身に向かうこともあります。すぐに自分
をキツク責めるクセがある人は、本当は表現したい怒りが心の中
にあるのかもしれません。これは「反転」として知られた現象で
す。本人は「罪悪感」を感じていると思うようです。
また、嫌悪感、面倒臭いという気持ち、うんざりする感じは、
抑え込まれた怒りがじわじわと染み出しているときに感じる感情
です。
夫に対してセックスに応じるのが「気持ち悪い」「面倒臭い」と
感じる気持ちの裏側に、積もり積もった不満と怒りがある、とい
う場合もあるのです。
また、悲しみは喪失を受け入れ、執着を手放してゆくための、穏
やかで、癒しがすすむ感情なのですが、激しい悲しみが出る場合、
その悲しみは純粋な悲しみ(喪失感)ではなくて、怒りが化けた
ものである可能性があります。
これら場合、一度しっかり怒りを吐き出すことが大切です。
(目の前の相手に八つ当たりするという意味ではありません)
◆ 今日のまとめ
感情は人生の舵取りをするための「コンパス」
コンパスが狂っていたら、舵取りを間違えてしまう。
ニセモノの感情を感じている場合、要注意。
怒りを嫌って、抑え込んでいる人の場合、
「人が怖い」「罪悪感が強い」「嫌悪感」「面倒臭い」
「うんざり」「激しい悲しみ」などが表れます。
しっかり怒りを感じて、表現するとともに、
適切に対処してゆく必要があります。
(つづく)
◆編集後記
友里椛(ゆりか 4か月)が頻繁に寝返りをするようになりまし
た。元気がいいです。何度元に戻しても寝返りするところを見る
と、ハイハイしたいんでしょうね。
今日は幸恵ちゃんがチャーシューを作ってくれました。
デカイ肉を焼いていて・・・初めて見る豪快な料理です。
さっき出来上がったのをちょっと味見したら、おいしくできてま
した。今度ラーメンに入るらしいです楽しみ楽しみ。
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