◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 413号 2009.10.13
あづまです。こんにちは。
いつも読んでくださってありがとうございます。
では、本題です。
◆ しんどいのはなぜ・・・?
カウンセリングをしていると、人の感情の強さは本当に人それぞ
れであることに気づかされます。
基本的に、悩む人は繊細で感情豊かな人が多いわけですが、
その中でも、ネガティブな感情の強度が強い人が、やはり苦しく
なるものです。
◆ 自分の感情を勘違いしていることが多い
しかし、怒っていて辛いとか、イライラして辛いとか、
この状況が苦しいとか、不安だとか。
色々な感情を感じているように思うときに、実は、
本当に辛い理由は「罪悪感」であるケースはとても多いです。
◆ 頑張りどころのない人生なんて、つまらない
踏ん張りどころのない人生とか、
頑張る必要が全くない結婚生活とか、
大変なことが何も起こらない子育て。
そんなものは、ありません。
やはり、どんなに気をつけていても、大変な状況がやってくるこ
とはあるし、頑張りどころは誰の人生にもあるものです。
子供がいたら、思い通りにならないこともまた、増えてきます。
出世したらしたで、人を動かすことの悩みも増えます。
しかし、何も頑張らなくても、誰かが尻ぬぐいをしてくれるので、
問題なく過ぎていく人生があったとしたら、きっと退屈でしょう。
◆ 大変だから辛い、のではない
色々大変な状況に陥ることは、きっとあります。
でも、大変だから辛い、のではないのです。
たとえば、私が恋愛セラピーで時々する話なのですが、妻が妊娠
して、しかも風邪を引いて調子悪くなった。娘も風邪を引いた。
大変なので、義理のお母さんにお願いして、手伝いに来てもらっ
たことがあるんですね。
で、義理の母も寝込んだんです。
一人でみんなの面倒を見なければいけない状況になりました。
もちろん、仕事もあります。
◆ 私が心がけていること
そのときに、私が決めたことがあります。
・完璧にやろうとしない
・頑張るけど、無理はしない
・遊びを作る
・うまく行っていないことを理由に「自分を責めない」
「完璧にはできない宣言をした」
どうしても手が回らないところが出ますので、部屋が散らかって
いることなどは、後回しにすることにしました。妻にも宣言をし
て、「ちゃんとできないところがあるけど、無理だからね。」
と伝えておきました。
「頑張るけど、無理はしない」「遊びを作る」
苦しい状況になると、頑張らなければいけないと思ってしまいが
ちです。確かに、頑張らなければいけない状況ではあるのですが、
それはそれ。
「休んではいけない」「遊んではいけない」というのとは、全く
違います。私は休みも取るし、息抜きも作ります。片付いていな
い部屋の中で、テレビを見る時間も取っていました。
これって、とても大事なことなのです。大変な状況の中でも、自
分が精神的に追い詰められないように、遊びを残しておく。
「自分を責めない」
これらの対策をするに当たって、一番大事なことは、自分を責め
ないことです。どうせ人生はハンデ戦なのです。
うまく行かないときは、きついハンデを課せられたと思えばいい。
「なんだよ?それ?」私の口癖です。
とりあえず悪態をついて、自分を責めないように心がけています。
(悪態は独り言として言います)
でも、いつまでも被害者でいても仕方ないですから、適当に悪態
をついたら気持ちを切り替えて、やれることからとり組みます。
◆ 自分を責め始めると、辛くなる
今お話ししたような状況や、場合によってはもっと大変な状況の
中で頑張っていらっしゃる方もいることでしょう。
今の日本、生活は仕事や家をえり好みしなければ、生きていくだ
けなら、頑張れば何とかなるものです。
でも、辛く感じるときというのは、心のどこかで自分を責めて
いるものです。自分を責め始めると、どんどん辛くなります。
ちなみに、「責める」というのは3種類あって、
「悪い」に代表される、自分を「裁く」パターン。
「ダメ」に代表される、自分を「見下す」パターン。
「ひどい」に代表される、自分を「嫌う」パターン。
こういった思いを持っていると、辛くなりがちです。
◆ 他人から責められ続けると、辛くなる
お釈迦様のように、悟りを開くほど心がしっかりした方なら、
責められ続けても大丈夫なのかもしれませんが、
私たち普通の人間は、他人から責められ続ける環境にいると、
精神的に参ってしまいます。無理をしない、遊びを作る、という
決断も、妻は私を責めないという安心感があるからこそできるわ
けです。
そして、自分で自分を責めるのをやめようと思っても、周りから
責められる場合があります。
但し、この場合も、どうしてそういう人が周りに寄ってきたかと
いえば、心のどこかで「自分は責められても仕方ない」あるいは
「一人になるよりは、責められている方がマシ」と思っているか
らです。
◆ だから、自分をゆるすことが大事
自分をゆるすことが、大事です。
自分をゆるすというのは分かりやすく言うと、
「悪い」「ダメ」「ひどい」に代表される、責め言葉を使わない
ということです。
何でも人のせいにしがちな人は、他人に対してこういった言葉を
使う傾向がありますが、何でも自分のせいにしがちな人は、自分
に対して使う傾向があります。
自分に対して心の中で言っている言葉にも注意しましょう。
まずは、意識的に努力をして、変えてみましょう。
但し、子供時代に散々責められたとか、子供時代の辛い環境の中
で自分を責め続けた過去があるなどの事情で、意識的な努力では、
変化するのが難しいと感じる方は、
ぜひ、恋愛セラピーや、
癒しのセラピスト養成講座(ゆるしのワーク、みっちりやります)
を検討してみてください。
★癒しのセラピスト養成講座でも「ゆるす」ことを大切に
しながら講座を運営しています。
受講生さんの声
Hさん(女性)
講座の「ここがよかった」一番が二つ。
一つは、安心できる仲間の中で、自分の悩み(誰にも知られたく
ない、恥ずかしいと思っていたこと)を話すことができたことで
す。
あずま先生のリードで「受容」「無批判」という安心できる空間
を作っていただいたので仲間のつらい体験を聞くということと
自分の悩みを話すことで手放せたものがあります。
恥を話すって、恥を放すんですね。
離婚した元夫に強い恐怖と激しい怒りをいまだにかかえて
いることさえわからずにいたのが、彼も私も同じ醜さを持ってい
てだから激しく反応しちゃうのも実感しました。
ネガティブな感情を消すんじゃなくてネガティブを持って
そこそこやっていければいいかな。そんな感じです。
今すぐ恋愛とは思えないけれど心を癒していけば自分の中のトゲ
がとれていっていい感じの仲間が広がっていく予感がもてました。
もう一つは「聞く」練習。
お年頃の息子たちは元々よくしゃべります。それがもっと。
ほんとにいろんなことを、時に同じことを何度も話してくれます。
びっくりする違いです。
ほんとうにありがとうございました。
癒しのセラピスト養成講座 10/14(水)申込〆切です。
今回は、土日連続で受講するスタイルになります。
◆ 今回のまとめ
人生にはトラブルや大変な状況はつきもの。
むしろ、何の努力もいらない人生なんて、退屈でつまらない。
しかし、大変な状況に陥ると、辛いと思うこともあるもの。
但し、その「辛さ」は、多くの場合、
ちゃんとできない自分を「悪い」「ダメ」「ひどい」と責めてい
ることが根っこの原因であることが多い。
だから、自分に対して責め言葉を使わないことが大事。
(もちろん、他人に対しても)
意識的に努力してみることがまず大事だけれど、
なかなか難しい場合は、恋愛セラピーや、
癒しのセラピスト養成講座で心理療法を学んでみることが、
解決の助けになります。
次回もお楽しみに!
ここまで書いて「聞く側の心がけ」について書いてないことを思
い出しました。次書きますので。お待ちください!
◆編集後記
恋愛セラピー体験会、大盛況のうちに終わりました。
ありがとうございました。
結局、参加者の方と色々お話ししたりしているうちに、イノダコー
ヒーには寄れずじまいでした。昨晩コーヒーゼリーを作ったので、
コーヒー豆があと1杯分しかなくなってしまいました。
次に東京に行くのは・・・セラピスト養成講座の時ですね・・・
寄る時間あるかな?
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応援ありがとう!まぐまぐ殿堂入り! 祝!21000部
◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
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◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
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