◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 420号 2009.11.22
☆今日のアファメーション
「私は、考えを変えてもよい。」
(つづきはメール末尾)
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あづまです。こんにちは。
いつも読んでくださってありがとうございます。
今日は、先日からご案内していたコミュニケーション心理学講座
の申込開始のご連絡です。
4日間のワークショップにしようと思っていたのですが、
今回は初めての開催なので、2日間。それも今回限りの特別価格
といたします。
https://www.556health.com/archives/2009/11/post_423.html
◆ この講座を作った動機
なぜこの講座を作ったかというと、悩んでいる方の話を聴いてい
ると、相手の行動に問題があることも多いからです。
問題の最終的な解決には、
相手に行動を直してもらう必要があるのです。
確かに、カウンセリングの原則は、「他人は変えられない」です。
でも、多くのカウンセラーは
【安易に「他人は変えられない」と言い過ぎ】ます。
相手を悪者にしたり、
自分の都合で相手に変わってもらおうというような、
【依存的な動機】では、相手を動かすのは難しい。
それは、その通りです。
但し、愛情と根気を持って、正しい方法論でとり組めば、
関係に見切りをつける前に、もっとやれることがあるのです。
??ある日のセラピールームでの会話??
「なるほど、では、問題点を指摘すると、
ご主人さんがキレるんですね?」
「そうです。だから、言いたいことが
言えなくなってしまって・・・」
「それで、長いことずっと、我慢を続けて
いらっしゃったんですね?」
「そうです。でも、もう限界なんです!」
「そうですよね・・・」
(実は、地雷を踏む言い方と、そうでない言い方が
あるんだけどなぁ・・・そこを変えれば、ご主人さんの対応も
変わる可能性があるんだけどなぁ・・・でも、今それを言って
も、受け止められないかもなぁ・・・余裕のあるうちに、
コミュニケーションの仕方を学んでおけばよかったのに・・・)
??またある日のセラピールームでの会話??
「そうですか。ご主人さんの浮気が
また繰り返されている・・・お辛いですね。」
「はい。もうこれで、本人は認めないので
確証はないですが3人目です。」
「ご本人は、浮気していることをお認めにならないわけですね?」
「はい。一度認めさせようとしてケンカになって、
それ以来していません。」
「それからは、ずっと我慢を続けて
いらっしゃっているんですか?」
「はい。でもいつも不安で・・・
何とかならないかと思って・・・」
「携帯とか、のぞき見したりしているんですか?」
「はい。いけないって分かっているんですけど・・・
ついつい見ちゃうんです。」
「そうですか・・・」
(実は、要求するポイントがズレているんだけどなぁ・・・
そこを変えれば、ご主人さんの対応も変わる可能性があるんだ
けどなぁ・・・でも、今それを言っても、受け止められないか
もなぁ・・・もっと早く、コミュニケーションの仕方を学んで
おけばよかったのに・・・)
??またまた別の日のセラピールームでの会話??
「主人が、子供にものすごくキツク当たるんです。
主人のことはもうどうでもいいんですけど、
子供だけは守りたいんです。」
「なるほど。お子さんのことですね。心配ですよね。」
「はい。なんとかこの子を守るために、
主人に変わってほしいんです。」
「厳しい話になりますが、子供は、母親が父親をどう思って
いるか、それをよく見ているんですよ。あなたがご主人さんを
見下していたり、邪魔者扱いしていると、子供もその人の言う
ことを聞かなくていいと学習します。
すると、ご主人さんは子供から見下され、叱っても効果がなく
なる。次第に、怒鳴ったり、恐怖で支配するしかなくなります。」
(注:ちなみに、夫が妻を見下している場合も成り立つ話です)
「え!? 確かにそうかもしれません。」
「お子さんのことを考えるのであれば、夫婦がお互いに尊敬し
合い、思いやり合う姿を見せることが一番大事だと思いますよ。」
(とはいえ、ここまで悪化した夫婦関係を修復するのは
大変かなぁ・・・もっと早く、コミュニケーションの仕方を
学んでおけばよかったのに・・・)
セラピーでの私の対応(+その時の気持ち)を少しだけお見せ
しました。その場では言っても仕方ないけれど、私も色々思う
ことがあるのです。
◆ セラピーの中では、十分にできないこと
コミュニケーション技術の問題だということが分かった場合、
セラピーの場では、具体的にせりふをホワイトボードに書いて、
こんな風に受け答えするんですよ、と教えることがあります。
一例を挙げますと、クライアントさんの話の中で、
「主人とは、まったく話ができないんです。」
よくよく聞いてみると、今までずいぶんと、
「あなたは???」
「あなたは???」
「あなたは???」
という形で相手に意見をしすぎて、旦那さんが既にうんざりして
いるようだということが分かったりします。
具体的に、要求するときのせりふを、
相手にゆとりがあるときの要求なら、
ルパン三世の峰不二子みたいな調子を20%ぐらい混ぜて、
「○○してくれたら嬉しいな?」
って言うんですよ、なんて指導したりします。
ゆとりがないときには、キッパリした調子で、
「○○してください。」と、文章で書いたら語尾に「。」がつく
ような言い方で言ってくださいね。
「○○なんだけど・・・」と、語尾が「・・・」で終わる言い方
だとダメですよ。なんて指導することもあります。
そういった、行動面の指導というのは、コミュニケーション上
とても大事なことなのですが、セラピーの1時間45分の中で、
気持ちの整理と同時進行で行うには、あまりに時間がなさ過ぎる
のです。
で、結局、「やってみてくださいね。」で終わってしまう。
家に帰ってから、当人を目の前にしてみると、やっぱり言えない、
ということだってあると思います。
それはそうです。
コミュニケーションの技術は、車の運転と同じ。トレーニングが
必要な分野です。車の運転を言葉で聞いただけでできるようにな
らないのと一緒で、コミュニケーションも、トレーニングが必要
なのです。
「セラピーだけでは、解決が難しい問題があるなぁ。
やはり、セラピー以外の問題解決方法も、提供したい。」
そんな想いを、いつも持っていました。
その想いの中でも、
☆上手に要求し、
☆上手に相手を動機づけて、
☆相手と自分の意見が違っても、ケンカにならずに話せて、
☆相手の理不尽な要求なら、爽やかにNoと言って断れる。
そして、
☆お互いに、その時決めたことには、わだかまりを残さない。
そんな風に振る舞える「コミュニケーションの力」を身につける
こと。そんな自分になれるトレーニングを提供すること。
それは、私の中では、非常に重要なテーマでした。
それがついに、今回の講座となって結実しました。
名づけて、HUG&ACTワークショップ。
Healing Underlying Guilt (奥底にある罪悪感を癒す)
Assertive Communication Training (自己主張トレーニング)
自分をゆるし、勇気づける、自己信頼のためのワークと、
上手に相手に要求し、対等な関係を築くコミュニケーション法
これを学ぶための、講座です。
◆ セラピーとの違い・アサーティブ講座との違い
この講座で最終的に目指すのは、
・相手とケンカにならずに、ハッキリと自己主張できて、
・相手の理不尽な要求にはキッパリとNoが言えて、
・自分らしくいられる状況が増えることで、自分を好きになり、
・人間関係が最終的にうまく行く。
ということなので、気持ちの整理を中心とした「セラピー」とは
完全に違います。心の筋トレみたいなものだと思って下さい。
そして、いわゆる「アサーティブな自分になる」ということと、
方向性は一緒だと考えていただいて結構です。
但し、アサーティブ講座と違うところは、
実は、典型的なアサーティブ講座では、行動面だけに光を当てる
ために、心の中にあるブレーキ(罪悪感や過去の喪失体験など)
は放っておくことが多く、それでは、トレーニングがしんどい人
が出てきます。
そこで、この講座では、心の中にあるメンタルブロック、
ネガティブな感情によるブレーキを外すことと同時に、
コミュニケーションのトレーニングも行っていきます。
相手が問題行動を起こしているようなケースでは特に、どんどん
自分に自信がなくなったり、落ち込むことが増えたりします。
それは、あなたがダメだということではなくて、より重い(心の)
負担を背負っているということを表しています。
難しい問題に対処するときに、一番大事なことは、自分のメンタ
ル面が、普通の時よりも、より一層しっかりしていることです。
自分をゆるし勇気づけ、多少の攻撃や批判には動じない自分を作
ります。その上で、アサーティブなコミュニケーションを学ぶこ
とで、相手を動かすほどの、大きな影響力を発揮することができ
るのです。
◆ 予定している実習内容の一部
一日目
★ 傾聴の実習(同意しがたい話も自己犠牲にならずに聴く練習)
★ ゆるしのワーク+自分を励ますワーク
★ 知覚ポジションの調整(動じない自分を作る)
二日目
★ 自分を好きになる/嫌いになる 理由とは?(自己信頼)
★ 相手を動機づける、感情の使い方(ロールプレイ)
★ 相手にきちんと要求する方法(ロールプレイ)
◆ 日時・申込方法など
■日時:11月28日(土) 11:00?18:30
11月29日(日) 10:00?17:30
■参加費:50,000円 →40,000円(今回限りです!)
■主催・講師 阿妻靖史(あづまやすし)
■定員4名
●場所:東京 山手線大崎駅の近くです。
参加者の方にお知らせいたします。
お申し込みは、こちらのページからお願いします。
◆編集後記
ゼリーの話、さらに続き。
実は、みかんは酸性なのでゼラチンが固まらない事が分かり、
寒天を使うことにしました。寒天は少し沸騰させて溶かさないと、
うまく均一に混ざらなくて、ちゃんと固まらないんです。
ちょっと面倒です。
でも、レモン絞りでミカンを搾って(ジューサーより楽)、
砂糖を入れて(みかんって、搾るとなんで酸っぱくなるんでしょ
うね?)粉寒天を入れて、レンジの出力を調節して、5分ぐらい
沸騰させます。
で・・・できました!!!
感動の果肉入りミカンゼリーが!
★HUG&ACTワークショップ
https://www.556health.com/archives/2009/11/post_423.html
絶対オススメです!
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応援ありがとう!まぐまぐ殿堂入り! 祝!21000部
◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
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・お名前はイニシャルにします。
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め、個別の返信はできないことがございます。
もっと幸せな恋愛・結婚生活・人間関係を求める方に情報提供
をするのが本誌の目的です。ご自身の責任にてご活用下さい。
◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
◆自己紹介はこちらです↓(声の自己紹介があります!)
https://www.556health.com/archives/2005/07/post_5.html
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☆今日のアファメーション
「私は、考えを変えてもよい。」
最近取り上げているテーマは、アサーティブネスの12の権利を
アファメーション形式に直したものです。
今日は、「私には考えを変える権利がある」を取り上げました。
一度言ったからといって、その言葉に永久に縛られる必要はあり
ません。考えが変わったら「考えが変わりました」と素直に表明
すればよいのです。
もちろん、表明しないで自分の中だけで処理してしまうと、周り
の人に混乱を与えます。ですから、いつも素直に、率直に、自分
の考え、立場を周りに表明することが大事なのです。
自分の考えを上手に周りに伝えられるようになると、考えを変え
ることも、楽にできるようになります。より、自由に生きられる
ようになるのです。
周りにちゃんと伝える、という責任が伴いますが、
それさえちゃんとクリアすれば、
人は、考えを変えてもよいのです。
自分の考えや気持ち、要求を上手に伝えてみませんか?
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