◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 489号 2010.8.27
あづまです。こんにちは。
いつも読んでくださってありがとうございます。
まず始めに、お知らせをします。
↓こちら、NOを言う。それを中心に据えた、
コミュニケーション講座です。
自分と家族を守り、生きていくためには、
ちゃんと言うべき時に「NO」が言えないとダメなの。
しかも、相手と険悪にならない言い方で。
それを、ロールプレイで、実践的に練習します。
メンタルブロックがある(言うのが怖いなど)場合にも、
その外し方を伝授します。
★ HUG&ACTワークショップ
9/4(土)5(日)でHUG&ACTワークショップを開催。
場所は、北区滝野川会館。最寄り駅は駒込/上中里です。
このシリーズは色で内容を分けているのですが、
今回はGOLD(基本2)です。
今回初めて開催するテーマなので、定員は4名とします。
どなたでも参加できます。
テーマとしては「NOを言う」がメインです。
HUG&ACT“GOLD”の目的は以下のとおりです。
☆嫌なことをイヤと言える
☆相手を大切にしながらNOと言える
NOと言えない典型的な理由は、
☆「言ったら嫌われてしまうかも」という怖れが強い
☆相手の気持ちばかり優先してしまう心のクセがある
☆単なる練習不足
などがあります。
これらの、様々な原因に対応して、本講座では、実践形式で
「断る練習」のロールプレイをすること(行動:ACT)と、
心のブレーキを外すこと(癒し:HUG)を車の両輪のように
どちらも大切にして、とり組んでいきます。
なお、GOLDの名前は、自分を守るワークで、金色のオーラを
まとうイメージをするので、イメージカラーとして選びました。
言いたいことが言えない関係を続けていると、その場は丸く収まっ
ても、長い目で見ると対人関係の歪みが修復不可能な問題に発展
します(夫婦だと浮気・病気・お金などで表面化する)。
風通しのよい人間関係のために、まず一歩を踏み出しましょう!
一緒にとり組めば、心強いし、自己流よりも効果的です。
※講座内容はより良くするため変更することがございます。
■一日目
・自己紹介?オリエンテーション等
・「ありがとう」を言う/受け取るワーク
・NOを言おう!(アサーティブに断る練習:ロールプレイ)
・確固たる居場所を感じるための「ゆるしのワーク」
(Blue講座とはと別バージョン)
■二日目
・相手が怖いときに有効な、自分を守るイメージワーク
・NOを言える自分になる「暗示の瞑想」
・より面倒な相手にNOを言うワーク(ロールプレイ)
・自分の味方を引き寄せる心理学的ヒケツ♪
・学び・気づきのシェアタイム
詳しくは
https://www.556health.com/sp/hugandact/gold.html
◆ さて、本文です。
今回のテーマは、
私たちは、進化の過程で獲得した「本能」と、
進化のスピードよりはるかに速く変化した「社会」の狭間で、
葛藤している、というお話です。
特に、恋愛や男女関係では、そのギャップが問題化します。
最近、ツイッターでつぶやいているのですが、
http://twitter.com/azmax777/
反響があったつぶやきについて、
深く掘り下げてみたいと思います。
もともとは、こんなつぶやきでした。
(彼氏ができない女性や、いい男が現れないという女性向け)
私は、寂しさや、甘えたい気持ちを表現しているだろうか?
現代女性は、大自然の中で進化した「男に守ってもらいたい」
欲求と、現代社会での頼らない生き方の狭間で葛藤している。
時には感情を大切にしよう。
http://twitter.com/azmax777/status/21905667875
◆ 本能と理性と、人類の進化
私たち人類は、進化の中で培った「本能」「感情」と、
進化では間に合わない、環境の速い変化に対応するための
「理性」「判断力」を持っています。
ちょっと、人類の進化について書きたいと思います。
私たちの恋愛感情と、人類の二足歩行が、深く関係していると
言ったら驚くでしょうか?
私たちは、二本足で歩くために、恋愛が必要になったのです。
まるで、風が吹けば桶屋が儲かる的な因果関係に聞こえますが、
桶屋よりは、よほど原因と結果がしっかりしています。
◆ 恋愛感情が生まれた理由
およそ500万年ぐらい前に、人類の祖先は、
樹上生活から、サバンナに降り立ったと考えられています。
木から降りて、二足歩行するようになったのです。
果物や木の実中心の食生活から、狩りもするようになり、栄養価
の高い食物を得て、脳が大きく発達するようになりました。
重い脳を支えるのに、直立二足歩行は適していました。
こうして、良いことづくめに見える、人類の進化ですが、
実は一つ困ったことがありました。
それは、直立したことで、骨盤が小さくなり、一方で、脳は大き
くなったので、難産になったことです。
いや、もう少し正確に言うと、体が十分に大きくなってから生ま
れる、他の動物に比べ、ギリギリ生き延びられる「未熟」な段階
で生まれてしまうようになったのです。
生まれたらすぐに立ち上がるシマウマなどの動物と比べ、
人間は、大人について歩けるようになるまで3年はかかります。
お世話してあげなければ、赤ん坊や幼児は生きられないですから、
その間、母親はかなりの育児負担を強いられます。
◆ だから恋愛感情は進化した
だから、人類は恋愛感情を進化させ、
好きな女のために、狩りをして養う男と、
それを当てにして受け取る女、
というペアが生まれたのです。
恋愛感情が3年で冷めることは科学的に証明されていますが、
子供が一応シマウマの赤ん坊並みに動けるようになるのが3歳
ということと、関係あると(私は勝手に)考えています。
メスだけが育児をするほとんどの哺乳類と異なり、
人類は珍しく、オスが関わります。
法律も社会制度もなかった大自然の中で、男女が協力し合うため
には、「感情の力」を進化させるしかありませんでした。
つまり、男は「役に立てた」ときに喜びを感じ、
女は「守ってもらえた」「助けてもらえた」ときに喜びを感じる。
◆ 大自然の中では、死活問題になる、こんな恋愛
セックスだけして、やり逃げする男性を好きになってしまえば、
サバンナでは死活問題です。
だから、女性は恋愛感情が開く際に、
「この人は私に何をしてくれたか」を無意識レベルで記憶し、
一定量の「喜び」を与えてくれたら、好きになる、
というメカニズムがあるようだということが、わかっています。
※脳科学的には、女性のみ、恋愛時に記憶に関わる部位が活性化
するということが分かっています。
体験的には、色々してもらううちに相手のことを好きになってし
まった、そういう経験をされている女性の方は多いのではないで
しょうか。
逆に、結婚式の準備を手伝ってくれなかった旦那のことを
ずっと恨みに思ってしまったり、
一番大きいのは、妊娠・出産時に何も協力してくれなかった夫に
腹が立ったり、諦めて距離を感じてしまったという女性は多いの
ではないでしょうか。
過去に、その人が自分に何をしてくれたか、逆に期待を裏切られ
たことは何か、それをしっかり記憶しているのが女性で、
そんな記憶は全然持たないか、持っていても半年ぐらいで忘れて
しまうのが、男性です。
◆ 恋愛感情の開く仕組みを知り、活かせる・・・か?
このような、女性の恋愛感情の仕組みを鑑みれば、
ふたつの重要なルールが導かれます。
男性にしてみれば、女性に好かれるためには、その女性を喜ばせ
ることを、積み重ねる必要がある。ということ。
女性にしてみれば、ある男性と喜びの感情を共有する経験を
積み重ねると、その人を好きになる可能性が高いわけですから、
・恋愛関係になってもよい人からは、色々受け取って喜び、
・恋愛関係になっては困る人からは、受け取らないようにする。
という自己コントロールが必要だということ。
◆ 社会の中では、そうはいかない。
実は、男性が見た目レベルで女性を瞬時に選ぶ(たとえばウエス
トとヒップの比率が7:10を好むなど)傾向を持っているのは、
男性は女性をものにするために、色々尽くして喜ばせなければな
らない、つまり、男性はセックスに至るまでに先行投資が必要な
ので、
もしここで、極端な話、おばあちゃんに発情するような傾向を持っ
た男性がいたら、子孫を残せませんから、
妊娠力の強い女性に、恋愛感情を抱き、喜ばせようという気が起
きるように、見た目レベルで瞬時に判断する能力を進化させたと
考えられているのです。
そう考えていくと、
男性が若い女性が好きで、スタイルが良い子を選ぶ、ということ
も、男性のエゴの部分でもあり、
別の見方をすれば、進化の過程で身に付けた、先行投資が確実に
受胎に結びつくための必死の戦略でもあり、
なんだか可愛いものだと思えますね。
一方で、
女性が、相手からお姫様扱いされて、色々尽くされることが好き、
ということも、女性のエゴの部分でもあり、
別の見方をすれば、進化の過程で身に付けた、やり逃げ君ではな
い誠実な男性を選ぶための必死の戦略でもあり、
なんだか可愛いものだと思えますね。
◆ 本能と社会の狭間
そして、人類は、そうした恋愛感情を超えて、
社会を作るようになりました。
社会の中では、
感情に任せて男に甘えるばっかりの
依存的な女性は評判を落としますし、
感情に任せて若い女性ばかりちやほやする
鼻の下伸ばし系の男性も評判を落とします。
恋愛感情に任せて生きるだけでは、
いまの社会を生きて行くことはできないのです。
本能は大事です。
開くべき時に、恋愛感情が開き、
自然に人を好きになり、セックスをして、子供ができる。
その流れは、命のリレーの中でとても大事なものです。
しかし一方で、本能のままに生きることは、
現代の社会では、できないのもまた、事実です。
私たちは、
二足歩行を始めた頃の人類が持っていた、
古い「恋愛感情」という仕組みと、
人類の文化的な歴史の中で培ってきた、
本能に若干反する部分もある「社会制度」の狭間で、
葛藤する存在なのです。
◆ 彼氏ができない、というケースでは・・・
特に、現代社会で生きる女性は、仕事面では、
男性に頼らないで生きることを求められがちです。
確かに、サバンナに降り立った頃と比べて、
女性は無力ではありません。
男に守ってもらわなくても、生きられます・・・
そんな要請なんて関係ない、
私は私の思うように生きるの!
という女性は、あまり意に介さないようですが。
社会の求めに忠実で、真面目な人ほど、
恋愛感情は開きにくくなってしまいます。
ときには、思いっきり甘えてみて、
尽くされる喜びを味わってみることも、
恋に栄養を与えるためには、必要だと思いますよ。
◆ 今日のまとめ
人類は、サバンナで二足歩行をするようになった頃の感情を、
いまだに持っている。
それは、男女が協力し合い、子育てをして、
きっちり子孫を残すために、必要な進化だった。
ところが、現代社会は、進化した頃とは異なる環境に、
大きく変化してしまい、
特に自立的に生きている女性は、
恋愛感情が開きにくくなることがある。
ときには、甘えて、尽くされて、
お姫様になってみる喜びも感じてみると、
恋心に栄養を与えることになる。
★ HUG&ACTワークショップ
9/4(土)5(日)でHUG&ACTワークショップを開催。
場所は北区滝野川会館です。最寄り駅は駒込/上中里。
このシリーズは色で内容を分けているのですが、
今回はGOLD(基本2)です。
今回初めて開催するテーマなので、定員は4名とします。
どなたでも参加できます。
テーマとしては「NOを言う」がメインです。
HUG&ACT“GOLD”の目的は以下のとおりです。
☆嫌なことをイヤと言える
☆相手を大切にしながらNOと言える
NOと言えない典型的な理由は、
☆「言ったら嫌われてしまうかも」という怖れが強い
☆相手の気持ちばかり優先してしまう心のクセがある
☆単なる練習不足
などがあります。
これらの、様々な原因に対応して、本講座では、実践形式で
「断る練習」のロールプレイをすること(行動:ACT)と、
心のブレーキを外すこと(癒し:HUG)を車の両輪のように
どちらも大切にして、とり組んでいきます。
なお、GOLDの名前は、自分を守るワークで、金色のオーラを
まとうイメージをするので、イメージカラーとして選びました。
言いたいことが言えない関係を続けていると、その場は丸く収まっ
ても、長い目で見ると対人関係の歪みが修復不可能な問題に発展
します(夫婦だと浮気・病気・お金などで表面化する)。
風通しのよい人間関係のために、まず一歩を踏み出しましょう!
一緒にとり組めば、心強いし、自己流よりも効果的です。
※講座内容はより良くするため変更することがございます。
■一日目
・自己紹介?オリエンテーション等
・「ありがとう」を言う/受け取るワーク
・NOを言おう!(アサーティブに断る練習:ロールプレイ)
・確固たる居場所を感じるための「ゆるしのワーク」
(Blue講座とはと別バージョン)
■二日目
・相手が怖いときに有効な、自分を守るイメージワーク
・NOを言える自分になる「暗示の瞑想」
・より面倒な相手にNOを言うワーク(ロールプレイ)
・自分の味方を引き寄せる心理学的ヒケツ♪
・学び・気づきのシェアタイム
詳しくは
https://www.556health.com/sp/hugandact/gold.html
◆ 今日のまとめ
日記調なので、まとめは特にないのですが・・・
言うべき事は、ちゃんと言う。
但し、相手に自分の感情のケアを当然のように押しつけない。
それが大事なことかな。
◆ ご意見・ご要望お待ちしております。
励みになりますので、ご意見・ご感想・ご要望を
お寄せいただけますと大変嬉しく思います。
こちらに、コメントを頂けますと嬉しいです。
http://ameblo.jp/loveandpartnership/
公開されたくないご意見ご要望は、こちらから。
http://clap.mag2.com/thaliovioc?goiken
◆編集後記
もうすぐ幸恵ちゃんの誕生日。
どうしよっかな?。
★ HUG&ACTワークショップ(9/4・5です!)
https://www.556health.com/sp/hugandact/gold.html
┏━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┓
応援ありがとう!まぐまぐ殿堂入り! 祝!21000部
◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
◆ご意見、ご感想お待ちしています。このまま返信!
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・お名前はイニシャルにします。
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