★女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 512号 2010.2.2
こんにちは、あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
では、今日もよろしくお願いします!
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では、今日の本題です。
前々回、○○でない人、という否定形で理想のタイプをイメージ
している人は、実はネガティブなイメージを持っている、という
話を書きました。
そして前回、肯定文で理想のタイプをイメージする
コツについて書きました。
今回は、さらに少し掘り下げて、
ではなぜ、ネガティブなイメージを持ってしまうのかについて、
書いてみたいと思います。
◆ あなたの「デフォルト設定」は?
PCなどで、選択しなくても自動で選ばれる選択肢のことを
「デフォルト設定」なんて言いますが、人生に対するイメージ
にも「デフォルト設定」があります。
ある日の会話。
A子「浮気性の男もいるし、真面目な男もいるよね」
B子「そうだよね」
いろいろな男性がいる、ということについて、この二人は同意し
ています。一見、同じ考えを持っているようですが…
A子(基本、男性は真面目なものだけどね)
B子(基本、男は浮気性なものだけど)
ということってあり得るわけです。
そもそも、基本的に、どうなの?
という部分で、どう思っているか。
どっちが基本で、どっちが例外なのか。
A子さんにとっては、浮気性の男性が「例外」なのに対して、
B子さんにとっては、まじめな男性が「例外」なのです。
◆ 根っこの部分の信念が影響している
NLPには「信念」という概念があります。物事に対する思い込
み、認識のことです。男は基本的に仕事人間で家庭を顧みないだ
とか、女は理由なく怒るだとか、まあ要するに思い込みのことな
のですが、大抵の場合、そう思うに至った事情はあります。
多くは個人的経験からそう思ってしまったのです。
たとえば…
A子さんの初恋の相手は、優しい彼でした。幸せな恋愛のあと、
お互い未熟だったこともあり、ケンカが増えて、結局お別れしま
した。
B子さんの初恋の相手は、不運にも俺様男。B子さんは彼に散々
尽くしたのに、暴言を浴びせられて、傷つきながら別れました。
A子さんも、B子さんも、次にいい男と出会う可能性はあるはず
ですが、
A子さんは心のデフォルト設定で、次はいい男に出会えそう、
B子さんは心のデフォルト設定で、次も俺様男かも。
そうじゃない人を選ぶためによくよく気をつけなきゃ、
それぞれそう思ったとしても、
不思議じゃないですよね?
◆ 本当は、もっともっと根っこの部分があって
わかりやすい例として、大人になってからの「初恋」を挙げまし
たが、恋愛に大きな影響を与える信念ができるのはもっと小さい
ときです。
潜在意識にフタができるのが10歳?14歳。
それ以後の影響は、確かに初恋とか、それなりに大きな影響力が
ありますが、後々変えることが比較的容易です。
それは、自我がしっかりしてからの経験なので、自分でもよく覚
えていて、後々本を読んだり友達のアドバイスを聞いたりして
「あ、そっか。思い込みか。考え方を変えよう。」と意識的に
変化させられるのです。
一方、潜在意識にフタができる前の経験は、とにかく環境に適応
して早く成長するために、何でも取り込んでしまうようにできて
いるんですね。
その頃に、たとえば、
・親の夫婦仲が険悪だったり
・父親が家にいなかったり
・父親が頼りなくて、母親がいつも不平を言っていたり
・保護者がころころ変わったり
・自分の安心できる居場所がない環境だったり
すると、人生に対する信念が、幼少期の環境に影響されて、
恋愛がうまく行かない信念になってしまうことがあります。
◆ 男女に関する心のデフォルト設定は?
上のような幼少期の環境から、
心のデフォルト設定がどうなるか、一例を考えてみました。
基本はこうで、例外はこう、という形で書いてみました。
・親の夫婦仲が険悪だった
→男女は基本、険悪になる。仲がよいのは例外。
・父親が家にいなかった
→男性はそもそも遠い存在。近いときは例外。
・父親が頼りなくて、母親がいつも不平を言っていた
→助けがないのが基本。助けがあるのは例外。
・保護者がころころ変わった
→親しい人は去っていくのが基本。長続きは例外。
・自分の安心できる居場所がない環境だった
→居場所がないのが必然。安心できるのは偶然。
あくまでステレオタイプな例を書いたので、実際に必ずそうなる
とは限りません。同じような環境で育った兄弟でも、違う信念を
持っていることはあるわけですから。
◆ 特に、他人との距離感・上下関係に注意
幼少期の環境から来る信念については、
あまり細かいことを考えても意味がないと考えています。
そのかわりに、他人との距離感、そして上下関係をよくよく考え
てみることが大事、という考えを、私は持っています。
上に挙げた信念の例も、よく見るとほとんど距離感に関係するも
のだと分かります。
恋愛セラピーでは、子供時代の家族のメンバーの距離感を図で表
現してもらって、それを元にしながら、
他人との距離感に関する信念を変化させたり、その家族関係から
受けた負の感情をリセットしたり、という取り組みをしています。
他人との距離感に関する信念こそ、
根っこの部分だと、あづまは考えています。
◆ では、それをどうやって変えていくのか?
とっても簡単なやり方をご紹介します。
(1)まず、あなたの「基本」と「例外」を明らかにします。
たとえば、
「男は私を利用する」のが基本
「親切な男性もいる」のが例外
と、どうやら自分は思い込んでいるらしい。
それが分かったとしますね。
(2)できれば、恋愛がうまく行っている友達に意見を聞きます
「私、男は私を利用する、ってどうしても思っちゃうんだけど、
それって、思い込み偏ってるかな?」
「え? あ?、こないだの彼、ちょっとそういう傾向あったね。
まあ確かにそういう男もいるけど、ちゃんとした人もいるよ。」
友達の信念は、
ちゃんとした人が基本、女性を利用する困ったヤツが例外、
だと分かる受け答えですね。
これで、自分の「基本」と「例外」をどうやら入れ替えた方が
良さそうだと判断できるわけです。
(3)新たに「基本」にしたい事例に意識を向ける
「親切な男性」「女性を助けたい男性」を
新たに「基本」にしたいと思ったら、こうします。
そういう男性を身近に経験したら?
?たとえば、職場でFAX複合機が複雑で、困っていた。
それに詳しい男性が寄ってきて、助けてくれた?
その出来事を象徴するものを、
もの、動物、植物に例えて、手のひらの上に載せます。
上の例なら、FAX機のミニチュアとかでもいいですし、
そのとき感じた気持ち(ハート)とかでもいいですね。
それを、胸にしまいます。
それだけ。
◇何でそれだけで効果があるの?
実は、本当は、幼少期に思い込んだ信念とは違う出来事って、
たくさん、たくさん身の回りで起きているんです。
でも人は、自分の信念に沿ったことだけ受け取ろうとするので、
次第に信念が勝手に強化されていくんです。
ちゃんと、現実をよく見てみれば、信念が違っていることぐらい、
すぐ分かるんです…が、信念はおそらく大脳辺縁系の中にあって、
急には変えられない仕組みになっているようなんですね。
だから、現実を見て、信念の方を現実に合わせて修正するための
取り組みを【コツコツ】する。
それが大事なのです。
◆ とは言っても、なかなか変わらない場合…
とは言っても、幼少期に作った思い込みが強烈であったり、
その当時に作ったフタが強力だったりすると、
上に書いたような取り組みだけでは、変わらないかもしれません。
セラピーを利用して頂いた方が変化はきっと早いですが、
その前に、
久しぶりに、
ココヘル+で、
もうちょっと詳しく書きますんで。
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次回あたりから、
こいつ↓に関連した記事をメルマガでも書いてみたいと
思っています。お楽しみに!
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◆編集後記
高校生の頃、勉強よりパソコンでプログラミングしたりする方が
好きだったんですが、512号という数字を見ると「切りがいい」
と思ってしまうわけです(マニアックな話ですみません)。
その理由は…一番下までスクロールすると…
今日は家族でふつうの買い物に出かけます。
最近ほんと、連日セラピーで忙しかったので、
ようやく一息ついた感じです。
また明日もセラピーですが。
明日は花粉対策で、洗濯物を部屋干しするための除湿器を
ヨドバシアキバ店に取りに行きます。在庫が少ない!
やっぱりみんな対策に走ってるんだな?
┏━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┓
応援ありがとう!まぐまぐ殿堂入り! 祝!20000部
◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
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◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
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あのね、コンピュータの世界では2進数が使われているので、
2の累乗の数で桁が上がるんです。
2,4,8,16,32,64,128,256,512,…
512は2の9乗。2を9回掛けた数です。
2進数で表すと1000000000(イチゼロゼロ…と読みます)
ちなみに1キロバイトの「1キロ」は1024。
一見半端に見えますけど、2の10乗。
コンピュータの世界では、切りがいい数字なんですよね。
初めまして。
40歳の主婦です。
いつも拝見させていただいています。
そして、いつも勉強させていただいています。
今回の記事を読んで、はっとしましたのでコメントさせて頂きます。
私はその「思い込み」が強かったんだと思います。
父は感情的になると物を使ったりして暴力を振るうヒトでした。
竹刀、大きなつぼ、座椅子・・・。
もちろん素手でも。
そして、兄もまた私に暴力を振るいました。
母は感情的になるとそこらへんにある物にあたり、時には私に包丁を向けることもありました。
ただ、私の反抗的な態度も強かったので、「お前が生意気だから」とか「目つきが悪いから」という家族の言葉を受け入れていたんですね。
本当は嫌だったのに。
そしてそのままの感覚で成長しました。
早くから家を出て、水商売の世界に入りました。
とにかくいつも寂しくて、酔ってないと男のヒトに甘えるコトができなくて。
完全な恋愛依存でした。
案の定、付き合うヒトは暴力的なひとばかり。
今から考えたら、そうじゃない人もいたはずなのに私がそういうヒトを選んで来なかったんですね。
だけど、家庭環境がそうだったため、「男のヒトは怒ると殴るもの」と思ってました。
本気で。
そして、あたしはやっぱり生意気なんだろうなと。
だからやられるんだろうなと。
でも、心の奥では嫌で嫌で仕方なかった。
なぜ私はこうなってしまうんだろうって、ずっと思ってました。
一度目の離婚後、今の主人と知り合い二人の子を連れ、再婚しました。
はじめはものすごく優しかった主人も、段々と変化していき、暴言、暴力、家出、浮気、無視・・・・
普段は優しいのであたしが変わればいいんだと努力してきました。
主人からも「お前がオレを怒らせるからだ」といわれ続け、友人に相談しても「あんなに優しいだんなが怒るんだから、あなたのいい方が悪いんじゃないの?」と。
そういう言葉も悲しかったけど受け入れてました。
長くなりましたが、「男のヒトは怒ると殴る」
そしてそれは「私が原因を作る」
これが私の思い込みでした。
主人とは現在、8ヶ月ほど別居しています。
その間に、私の思い込みは間違いだったことに気づくコトができました。
幸せな家庭生活を送っている職場の人に相談に乗ってもらい、「そんなヒトばかりじゃないよ」と教えてもらうことができました。
そして、その職場の男の子たちや社員の男のヒト。
はじめは受け取り下手な私でしたが、だんだんと男のヒトの優しさに触れていくうちに、いろんな「ありがとう」を言えるようになりました。
まだまだ受け取り下手だと思いますが、少しづつがんばっています。
主人とは、時々あっている関係で今は問題ありません。
今後、どうなるかはまだ決断出来ませんが、ちゃんと考えていきたいと思っています。
これからも色々と参考にさせて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします♪
長文失礼いたしました。
misaさん
コメントありがとうございます。
まずは、自分にとって当たり前になっている思い込みの存在に気づくことが始めの一歩ですから、気づけてよかったですね。
一歩ずつ、変化を楽しんで進んでいけるといいですね。
では。