★女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 563号 2012.1.27
こんにちは。あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
さて、前回、
自分ってこんな人、という「セルフイメージ」と同じように、
自分を取り巻く世界ってこんなところ、という
「ワールドイメージ」とでも言えるイメージを、
人は持っている、という話をしました。
今日はそれについて少し具体的にお話しします。
◆ 世界に対するイメージのでき方
どうやって、そういうイメージが形作られるのでしょうか。
たとえば、母親がとても依存的で、
娘に対して自分が大変でしんどくて、こんなに頑張っていて、
しかもそれはあなた(娘)のためで…
といった重たい空気をまとったり、あるいは実際に言葉で
その手の愚痴を言って迫っている、
というのが、日常だったとしますね。
こういう家庭環境で育ったその娘さんは、
どんな「世界のイメージ」を持つでしょうか?
子供というのは、家で起きたことを、世界の標準のように
拡大解釈するものですから、
世界中の人は、自分に対して愚痴を言うのだと。
自分をお荷物扱いするのだと。
人はすぐに不機嫌になるのだと。
それに対して、
自分は常に一生懸命ご機嫌取りをしなくてはいけないのだと。
そんなワールドイメージを持つかもしれませんね。
※ワールドイメージという言葉は今私が考えた言葉で、
心理学用語じゃないので注意してくださいね。
◆ 自分に課している負荷が高すぎてしまう。
このような環境で育った場合、そもそも、依存的な母親の
精神的な世話をするのが日常になっていますから、
この世界は、精神的な世話をしながら生きていくところだと思い込み、
常に周りの機嫌を気にしながら生きるようになるかもしれません。
そこまで極端でなくても、
人が2人集まったら、その場の空気を作るのは誰の感情なのか、
という問題が必ず現れます。
感情をよく出すA子さんと、感情を抑え気味のB子さんがいたら、
その場の空気はA子さんの感情が作るわけです。
それが、幼少期に母親が場の空気を作る(逆にいうと他の人が
場の空気を作るのを許さない)人だったりすると、
そのそばにいる子供は、自分の感情を出す場をもらえません。
そして、自分の感情を出すことを、
いつしか禁じてしまうわけです。
(交流分析では、この禁止は幼児決断といって、幼少期に、
まだ十分な判断力のない状態で、自ら決めてしまうのだと
考えられています。)
心理セラピストの中には、こうした「禁止」を
解けばいいと短絡的に考えている人もいるようですが、
私はそれだけではうまく行かないと考えています。
なぜなら、自分の感情を出すことを禁止した背景には、
周りの人が感情をどんどん出すから自分は感情を禁止せざるを
得なかったという「世界」がそこにあったわけで、
その「世界に対するイメージ」自体が変わらなければ、
禁止を解くこと自体が、怖くてできないはずだからです。
次回に続く。
◆編集後記
いよいよ、新車がやってくる日が近づいてきました。
わくわくしますね。昨日チャイルドシートのカバーを外し、
幸恵ちゃんが洗って、今朝つけました。
車が凍り付くほどで、寒かった?
今日は小田原で恋愛セラピーです。
ではまた!
┏━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┓
応援ありがとう!まぐまぐ殿堂入り! 祝!20000部
◆女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
◆ご意見、ご感想お待ちしています。このまま返信!
・頂いたメールは、事前確認なく掲載することがあります。
・お名前はイニシャルにします。
・メール相談は行っていません。また、多数のメールを頂くた
め、個別の返信はできないことがございます。
もっと幸せな恋愛・結婚生活・人間関係を求める方に情報提供
をするのが本誌の目的です。ご自身の責任にてご活用下さい。
◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
◆自己紹介はこちらです↓(声の自己紹介があります!)
https://www.556health.com/archives/2005/07/post_5.html
◆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0000164141.html
(解除依頼は受けていません。ご自分でお願いします)
◆ウェブサイト https://www.556health.com/
このメルマガは自主的な登録によってのみ登録になります。
違法なアドレス収集は一切行っていません。
★ご友人への転送は歓迎です。メルマガ全文をお願いします
★このメルマガの著作権は発行者であるあづまやすしに属します。
無断転載を禁じます。転載は【事前に】お申し出下さい。
┗━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┛