自立しているはずなのに「依存的」と言われるのはなぜ?

 

よく、勘違いされている概念に、
 
「自立」と「自活」があります。
 
「親にいつまで依存しているんだ。早く自立しろよ。」
そう友達に言われて、「自活」を始めた。
 
でも、一人で暮らしてみたら、結構寂しくて、夜な夜な友達に電話してしまったり、メールをするための携帯は手放せなくて、極めつけは彼氏ができてみたら彼にべったりになってしまって、
 
 
不安が強くて、精神安定剤が手放せないような感じで、
彼がいないと安心していられない状態になってしまっている。
 
 
あれ〜。
自立したはずなのになぁ。
 
 
 
さて、上記の話は、私が説明のために都合よく作ったストーリーですが、いったい、何が間違っていたのでしょうか。
 
 
それは、自活=経済的な自立と、
精神的な自立を、混同してしまったことにあります。
 
自活していて、精神的にも自立している。
そういう人もいますが、
 
自活しているが、精神的には自立しきれていない。
そういう人もいるわけです。
 
 
ところで、精神的な自立って、どうやって分かるのでしょうか?
それは、簡単に言うと、誰か特定の人がそばにいないと生きていけない状態かどうか、ということです。
 
仕事では自立的に振る舞っているけれど、こと恋愛になった瞬間に彼にべったりになってしまう「隠れ依存」というのもあるので、判断するのは、それほど単純じゃありませんけどね。
 
 
まあとりあえず、
・精神的な自立
・経済的な自立
このふたつを、分けて考えるようにする、というのは大事なことかな、と。


 

「自立しているはずなのに「依存的」と言われるのはなぜ?」への6件のフィードバック

  1. 自立にも種類があるんですね。
     
    でも、色んな面で自立してこそ
    他人とうまく付き合って助け合う事ができる気がします。

  2. まず私23歳    彼女26歳
    彼女は、わがままで自己中で自覚しているのですが
    直す気はない。私はこういう性格なんだからと断言してくる子です。
     
    彼女はいわゆるボンボンのお嬢様育ちです。親が、大きな会社の社長をしており
    母親もその会社で会計を担当していたみたいで彼女が小さいとき、親は仕事で忙しく
    ほとんどかまってもらえなかったと聞いています。
    5歳年上の兄がいるのですが、間違いなくシスコン(妹大好き、妹が常に心配)です
     
    小学生の頃までは、家に家政婦が居たらしく、中学高校は有名私立学校に
    通いながら、学校の近くに住むため一人暮らしをしていたみたいです。
    現在は、親もとを離れ大手企業に勤めながら、少人数での寮生活みたいな
    感じです。
     
    そんな彼女と交際して13ヶ月になるのですが
    わがままで自己中で寂しがり屋の彼女なのですが
    このサイトを見て、この性格になったのはやはり育ちのせいなのかなと
    思いました。
     
    彼女曰く、小さい時からお金で困ったことがない、欲しい物は何でも買って
    もらえた、小さい頃は寂しい思いをたくさんした、自分の一番の理解者は兄だと
    度々口にしています。
     
    現在仕事の関係で、彼女と会えるのは週一回です。
    会っているときは仲良しで凄い楽しいのですが、会っていないときは
    だいたい喧嘩しています。交際13ヶ月なのに、月4回は喧嘩していると
    思います。
    喧嘩の理由はだいたい私が原因なのですが、、、。
    主に理由は、メールの返信が遅い、ただいま行って来ますをいい忘れる、
    メールがそっけない(そんなつもりは皆無なのですが)、
    おやすみを言わないで寝てしまう、などなどです。
    こないだ会ったときは、
    一緒に5時間くらい酒を飲み時刻は深夜二時。
    そろそろ寝ようかなと思いつつ、眠さで一度あくびをしたら激怒されました。
    私の話つまらないんだ、私と居るのにつまらないんだと、、、。
     
    喧嘩は嫌ですし上記の事を気をつけているのですが
    私が繰り返ししてしまいます。それは、悪いと自覚しています。
    喧嘩をする度、別れよう。と言ってきます。
    しかし、そんな事でいちいち激怒してくるなとも思います。
    彼女の事は大好きです。
    なのですが、理解しきれていないのも事実だと思っています。
    もっとわかりたいし知りたいので、女性心理学の本を読んでみたり
    ウェブで調べてみたり、質問広場で質問してみたり、、、。
    ですが彼女は、自分の意見を通すばかりで、男の心理というか
    男の気持ちをわかろうとすらしてくれないのです。
    私は最大限、彼女につくし愛情を表現しているつもりです。
     
    また喧嘩をしてしまい、今回は本当に振られそうです。
    メールを添付しますが、毎回このメールのようなことを言われます。
     
     
    あなたにしてほしぃ事なんてなぃ…
    けど私の為になんにも
    してくれないのは嫌
    1年も付き合ってるのに
    私が嫌がる事も解ってくれてなぃ
    ケンカの直後くらいちゃんと
    考えて行動してくれたっていいのに
    せっかく仲直りしてまたいつも
    通りで居られるって思ったのに…
    もっとちゃんと私の事考えてよ。
    寝ちゃうのも仕方ないかも
    しれないけど、ちゃんと仲直り
    するまで我慢してくれたって
    いいんじゃないの!?
    そんな事も考えてくれないの!?
    好きだし、一緒に居たいけど
    毎回毎回こんなんじゃ無理だょ(ノ_・,)
    気持ち的に持たないもん
    いつもいつも後で後悔して
    謝ってくるなら、最初から
    しないでょ
    あなたがが私の嫌なこと
    またしちゃうかも、自信なぃって
    思うなら別れよう…
    今後ちゃんと出来る自信が有るなら
    少しずつでもちゃんと証明して
    私の事ちゃんと考えてるって
    私に解るように行動して。
    出来そうもないなら、今諦めて…
    これ以上悲しくなったり、
    寂しくなったり、イライラしたり
    したくないから…
     
     
    毎回くだらない事で喧嘩しているのですが、私たちが仲良く平和に
    交際していくにはどうしたらいいのでしょうか。
     
    長文、乱文で申し訳ありません。
    お力をお貸しください。状況を簡単に説明しますと、、、

  3. ちなみのに今回の喧嘩の原因は
    私が夕食の後、2時間程寝てしまい、その間メールの返信ができなかったからです。
     
    二日前の喧嘩の原因は
    行って来ますのメールを私がし忘れたからです。
     
    メールは一日100通前後しますので、常に携帯を気にかけている状態です。
    受信してから10分くらい、遅くても20分以内に返さないと激怒されます。
     
    重いと感じながらも彼女のことは大好きなのです。
    賢い子だしいい子だし一緒に居て幸せを感じるので別れたくないし
    一人の人間として尊敬していますが、
    恋愛に関して幼稚だと感じており、とても辛いです。
     
     
    追記失礼しました。

  4. やまざきさん
     
    コメントありがとうございます。
     
    まあ確かに、彼女さんは感情面で未熟なんでしょうね。
     
    やまざきさんは、自分の中に、人間の成長とはどうあるべきか、という基準をしっかり持って、その基準に従って、誠実に彼女さんに接するべきです。
     
    嫌われたくないから、別れられるのは嫌だからという理由で謝るのであれば、それはやまざきさんの中に、基準がないということです。相手に振り回されているわけです。
     
    人が健やかに成長するためには、
    ・感情を受け止めてもらったことなど、存在を無条件に認められた経験
    ・正義や道徳をきちんと教えてもらった経験
     
    の両方が必要です。
     
    まあきっと、そうやって堂々と接したら、彼女さん、去って行くんじゃないかな。
    そんな気がします。
     
    でもね。やっぱり本人がどこかで、今の自分じゃダメだと気づかないと、変われないと思うんですよね。
    だから、周りの人ができることは、もし本人が気づいたとしたら、成長の糧になるような、そういう接し方を、たとえ無駄になるとしても、してあげることじゃないかと思うのです。
     
    今回の恋愛で実らないかもしれないけれど、愛の種をまいておいて下さいな。
    それが、やまざきさんの成長にもつながると思います。
    頑張って下さいね。

  5. 「自立」と「自活」は違う。
    本当にその通りだと納得いたしました。
     
    こんにちは。
    随分前に回避依存性の件で投稿いたしました プリン・ア・ラモードです。
    私自身の悩みはカウンセリングに通い、かなり楽になっています。
    大変良い先生に巡り会うことができたのもあって、思う以上の効果です。
    カウンセリングに行く直前は、心身症と離人感に襲われビックリしましたが
    「ご自分でご自分に気付くとはすごいですね。それ、回復に向かってるんですよ(笑)」
    なんて先生におだてられて、さらにビックリでした(笑)。
    自分や周りが一気にリフォームされた感覚が嬉しく、これからの未来が楽しみです。
    あづまさんの後押しのおかげです。ありがとうございました。
     
    さて今回は、友人のことで投稿いたします。
     
    最近一人暮らしを始めた友人がおります。
     
    彼女は仕事をバリバリこなし、勝気で男勝りな一面があります。
    また、昔から家族の面倒をみていたのもあって家事は完璧。
    お金もスキルも一人暮らしには何の問題もありません。
     
    しかし私は、彼女の一人暮らしに70%ほど心配な気持ちでした。
     
    理由は2つあります。
     
    一つは、
    彼女には非常に他人に依存的なきらいがあること。
    大人ですから、それをコントロールしようと努力しているのはわかるのですが、
    見る人が見れば、他人や会社などのコミュニティに必死にしがみついてると感じるようです。
    私もそう感じています。
    またひとたびスイッチが入ると、延々と自分の話をし続け、2〜3時間はザラ。
    5時間語り続けたこともあります。他人の話はほとんど無関心のようです。
    「話が長い」と指摘されても、イマイチよくわかっていない様子。
     
    その他どのように依存的なのかは、あづまさんも多くの例をご存知でしょうから割愛します。
     
    その代わりに、彼女の過去を説明いたしますね。
    彼女は幼い頃、親からのスパルタ教育で好きなことは全くさせて貰えず、
    部活も友達と遊ぶことすらも禁止されていたそうです。
    結果はプレッシャーに潰されて受験は全て失敗。「一家の恥だ」とまで言われたそうです。
    さらに親は借金を重ね、家計は苦しく、彼女が手助けをする他ありませんでした。
    彼女は親を憎んでいます。でも逆に、親が気になって仕方ないようです。
    憎しみと愛情が入り混じってる…そんな感じです。
     
    私自身の経験から、どうしても彼女が精神的に自立しているとは思えない節があるのです。
     
    もう一つは、
    彼女はこの数年間全く異性に恵まれず、仕事も上手く行かず、低空飛行を続けていること。
    不平不満の愚痴が増え、卑屈になり、私にも八つ当たりをしてきます。
    私はダメだ→自分への甘さをなくそう→そうだ自立だ→一人暮らしをすれば変わるかも!
    という発想で彼女は一人暮らしを思い立ったのです。
    私はそれでは解決するどころか、状況は逆に悪くなるのではないかと思っています。
     
    以上が彼女の一人暮らしが心配な理由です。
     
    ちなみに、私は高校卒業と同時に一人暮らしを始めて10年以上になります。
    私が自分の悩みをほとんど話さないせいで、彼女には私が自立した女に見えるようなのです。
    本当は彼女が思うほど自立しているわけではないのに。
     
    彼女には「一人暮らしだからって皆が自立してる・自立できるとは限らない」と話しました。
    しかし、「自立したい」が口癖の彼女はこのたび満を時して一人暮らしを始動。
    さすがにその決心を否定はできませんし、決めたなら応援するしかないと思い直し…
     
    親元にいるより、束縛されずに自由選択ができて良いかも!
    自活は自立につながるかも!
    と、残りの30%に期待することにしました。
     
    ですが…悪い予感は早々と的中してしまいました。
    一人暮らしを始めたその月には出会ったばかりの男を家に上げてペアの食器を買い込んだり、
    後輩たちの悩みに自ら首を突っ込んでは、自分の家に招いて大相談会(?)を開いたり…。
    もちろん家を出た解放感もあるでしょうが、私はその行動にとても違和感を感じています。
    実際に彼女は、一人暮らしから日増しに さらに精神状態が不安定になっていってるのです。
     
    結局…
    相手の男性からすぐにフラれ、この数年 寝てはフラれを繰り返す彼女は更に傷を負うハメに。
    また、良き先輩でいようとするも、後輩たちのいないところでの陰口は酷くなるばかり。
    私への態度もあからさまに悪くなり、ポジティブな発言も全くありません。
     
    やはり、「一人暮らし=自立」という発想自体が間違っているのではないか?
     
    私自身「自立」の意味がわかり始めたのが
    自分の他人に対する罪悪感のなさや、子供の頃の過去に気付いてから。
    彼女自身が自分自身に気付かなければ、いくら自活をしても辛いままではないか?
     
    そんな風に思っていたところに、あづまさんのサイトを拝見しました。
    あづまさんはどう思われますか?
    自活は自立に直接 繋がると思いますか?
     
     
    それから不思議なことに、私がカウンセリングを受けるようになったあたりから、
    友達だったはずの彼女と心の距離が開いてきているように感じます。
     
    自信に満ちていた彼女の顔も、時折、臆病な顔つきに見えることがあります。
    それは彼女が変わったのではなく、私の見る感覚が変わったのだと思います。
    (いえ…私が変わったから彼女も変わったのか…??)
    また昔の私なら、一人暮らしの先輩であることを売りにあれこれと世話を焼いたでしょうし、
    暇があれば彼女の家に遊びに行き、今まで以上にベッタリな関係になっていたでしょう。
     
    しかし今は「彼女も大人なんだから私がそこまでする必要ないし…」と思っているのと、
    「私は私の時間で私のことをしたい」と自分を優先する気持ちの方が強いのです。
    たぶん彼女の「一人暮らし仲間になる期待」を裏切っていると思います。
     
    彼女の状態を知りつつ手助け(?)をしないのは、実は彼女の幸せを望んでいないのか?
    それとも、私が念願の「自立」をし始めているのでしょうか?
    いまいちよくわかりません。。。
    正直、そんな自分本位の疑問もあってこの投稿を書いています。
     
    自活中の私たち二人の関係も併せて、あづまさんの感想をお聞きかせ下さると嬉しいです。
     
    自活は直接 自立につながると思いますか?
    私の感覚は自立なのでしょうか?

  6. プリン・ア・ラモードさん
     
    コメントありがとうございます。
     
    まあ、彼女には彼女のご事情があるのでしょうから、見守ってあげてくださいな。
     
    人は、十分に依存する(心の栄養をたっぷり受け取る)ことで、健全な自立を果たすことができます。
     
    一人暮らしをするのは、親からのネガティブな影響から離れる、という意味ではプラスになることもありますが、一方で、心の栄養(要するに他者から承認されること)が欠乏して、恋愛に依存する、みたいな状態を作りやすくもなります。
     
    私なら、どうせ依存的な恋愛をするのなら、その恋愛から最大限心の栄養を受け取るようにアドバイスをしますけどね。
     
    それは、最近、リアル・ライフ・セラピーとして私の恋愛セラピーで提案する解決手段のひとつになっています。
     
    彼からもらった温かい気持ちを、子供の自分と共有するとイメージすることで、子供時代の愛情欠乏状態まで、一気に癒してしまおうという取り組みです。
     
    ちょっと専門的でしたが。
     
     
    専門知識がないと、その状態の彼女さんにアドバイスをすることは、あまりうまく行かないでしょうね。
     
    本気で専門的な心理学まで学ぶか、彼女の問題は彼女のものとみなして、見守るだけにするか、それを、自分の責任で決めることが、プリン・ア・ラモードさんの課題なのではないでしょうか。
     
    ではでは!

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