★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 627号 2013.9.6
こんにちは、あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
オーロラツアーから帰国して、
時差と夜中にオーロラ観察という、二重のリズムの乱れから、
ようやく回復しつつあります。
え、見れたのかって?
それは・・・
ブログでドタバタ道中記を書いていますので、
そちらをお楽しみに・・・
オーロラ見えたかドタバタ道中記
第一話 http://amba.to/17Ju0T1
第二話 http://amba.to/17Ju70N
さて。
ところで、前回、
「オレはホントは婚外恋愛がしたいんだよ」と題して、
思うところを述べた号を配信しましたが、
よく分かった、私も同じことを考えていた、
という感じの感想もいただきましたし、
(たとえばこれね http://amba.to/1dJw83b )
反発を覚えた、という感じの感想もいただきました。
まあ、確かにね。
ちゃんと大事なことを書いたはずなんですが。
分かる人には分かるけど、
分からない人には不快な内容だったかもしれません。
そこで、
もう少し分かりやすくかみ砕いてみようと思います。
◆ 再度、確認しておきますが・・・
前回、こんなくだりがありました。
> 妻が、夫の浮気を禁止することは、
> 相手の意向を無視して、
> 自分の都合を押しつけることには、
> ならないのでしょうか?
> 現在私は、なる、と考えています。
> つまり、
> 夫は婚外恋愛したい人。
> 妻は夫の浮気を許さない人。
> という場合、
> 夫が妻の意向を無視して勝手に浮気することも悪。
> 妻が夫の欲求を無視して浮気を禁止することも悪。
> と考えている、ってことです。
再度、確認しておきますが、
現在私は、やっぱりそう考えている。
それは、他人からの反論があっても、
やはり、変わりません。
で、反発を覚えたとの感想をいただきました。
まあ、色々書いてあったんですが、要は、
>「浮気をすること」と、「浮気を禁止すること」を
>まるで同等レベルの悪とすることにとても驚きました。
ということです。
確かに、法的にみれば、
勝手に浮気をした人は「不貞行為」となり、
離婚申し立てや慰謝料請求の対象になります。
浮気を禁止するということを言った側は、
そうはなりません。
法的には、同等の扱いにはならないんですね。
それは、法律が、
幸せなパートナーシップを築くという目的ではなく、
家族の生活を破綻させないことを目的としているからです。
日本の夫婦には、
生活における相互扶助の義務はありますが、
実は、驚くかもしれませんが、
愛し合う義務はないんです。知ってました?
法律の観点だけから言えば、
結婚は、別に愛がなくてもいいんです。
お互いに、仮面夫婦のようになっても、
生活面で、破綻しないよう、
お金を入れる・家事をするといった、
生活面の最低限の義務を果たしていれば、
法的に言えば、離婚申し立てされる言われはないですし、
立派に夫として、妻としての義務を果たしているわけです。
(セックスの継続的な拒否は離婚理由になりますので、
そういう意味では、愛することを間接的には、
法律も支持している、とは言えるでしょうが、
イヤイヤセックスに応じていれば義務は果たしているのです)
それが、
日本の法律の思想です。
(まあちょっと、極端に表現しましたが)
ですので、
親密なパートナーシップを築く、という、
より高度な目的を考える場合、
法律の考え方よりも、
もっと高度な基準を考える必要があります。
◆ 実は私も、正しさを振りかざす人でした。
ちょっとここで、昔の私の話をしますね。
東大を出て、大企業の研究者になり、仕事はしっかりして、
自分はちゃんとやっている、という自負を持っていました。
そして、全ての人は、努力してちゃんとやるべきだと、
他人を裁く思想を、併せ持っていました。
人は、自分を基準にして、
勝手な自分ルールを作りがちなものです。
私のように、ある程度仕事の能力がある人は、
仕事をキチンとすべき。
いいかげんな仕事の仕方は、悪。
で、仕事に没頭してくると今度は、
自分で勝手に仕事に没頭しているくせに、
仕事よりプライベートを優先する人はたるんでいる、
みたいに、勝手に考えるようになったりします。
◆ 一方、別の正義を持っている人もいます。
仕事面では、そんなこと思ってないよ、
と、今の文章を読んで思った人は、
かつての私とは別の、自分勝手な、
自分ルールを持っている可能性があります。
次のことを考えてみてください。
自分が、仕事面で、他人より劣った部分を意識させられる、
そういうことが多い人の場合、
人は、仕事の能力で差別すべきではない。
思いやりを持って、他人に接するべきだ。
思いやりを持っていない人は、悪。
みたいに、これもまた、自分都合の、
自分ルールを心の中に作って、
他人を裁いて見るようになりがちです。
何を、最上の正しさとするかは、
何を、最上の正しさとすれば、
自分が一番正しくいられるか、で決めがちなんです。
人間って奴は。
で、私の場合、
ある程度分析力や仕事の能力があったので、
それこそが大事。みたいな自分ルールを持って、
生きている時期がありました。
そうするとね、どうなるかっていうと、
彼女が疲れて仕事に手を抜きがちになると、
「そうか大変だね」と共感する前に、
「ナニ甘えてんの?」
という気持ちが先に出てきてしまうんです。
思いやり至上主義の人の場合、
思いやりを持てない人を見たときに、
その人の事情を思いやるより前に、
「ナニこの人!」
と、嫌う気持ちが先に出てきてしまうんです。
話を私の過去に戻すと、
そういう気持ちを持っていると、
まあ、いい人でいたいですから、
思っていても、言わないわけですが(苦笑)
言わなくてもね、
空気で伝わっちゃうわけ。
そうすると、無言のプレッシャーを感じるの。
相手はね。
で、次第次第に、それが、
二人の溝になっていく。
こういう構図で、
せっかくの恋愛を壊したことあるんですよ。
昔の私は。
で、ここで質問ですが、
私がやっていたことは、
「悪」でしょうか。
まとめてみますと、
・勉強をしっかりして、いい大学に入った。
・仕事を真面目にやっていた。
・プライベートより、仕事を優先する傾向があった。
・それを、自分も他人もそうすべき、と考えていた。
こういう風に表現すると、
とても「悪」とは言えないと思うんですよね。
でも、親密なパートナーシップを目指すときには、
こんなものでも「悪」になるんですよ。
つまりね、
たとえ、世間一般に「正しい」とされている価値観であっても、
相手に押しつけて、相手がそれを受け入れられない場合、
パートナーシップは破綻する、
ということなんです。
続きは次回。
ところで、今日の記事を、
ちょっと読み返してみてほしいんですが、
私は、
「現在私は」そう考えている、と書きました。
その意味は、
現在の私の、精神的成長のステージでは、
現在の私の、パートナーシップのステージでは、
という含みがあるんですよね。
分かった人、いました?
分かったなら、かなり鋭いです。
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◆編集後記
まあ、日記系はブログにガッツリ書いていますので、
ここでは一言だけ。
日本は暑い。
ではまた!
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