★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 631号 2013.10.25
こんにちは、あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
さて前回、
>まあそんなわけで、
>感情のコントロールレベル2のまま、
>夫婦関係を長続きさせるのは難しいんです。
>だから、
>感情のコントロールレベルを3に上げる必要があります。
>この話、以前にどこかで書いて、
>レベル1 振り回される
>レベル2 がまんする
>レベル3 建設的に自分を満たす
>って言っていますので、
>もしかするとあなたは、
>「そうそう、建設的に自分を満たすんでしょ?」
>って先回りして、私の書くことを予想されているかも
>しれませんが。
>ぶっぶ?。
>まあそれは、間違いではないのですが、
>今回一番伝えたいことは、それではありません。
>レベルを3に上げるにあたって、
>実は必要なことは、
>レベル2を完全に卒業する、ってことです。
と、書きました。
レベル2を完全に卒業する、とはどういうことか。
今回はそのことについて、考えていきます。
始めに、そもそも、感情のコントロールレベル2って
どういう意味があるのか、という、大原則から、
確認していきたいと思います。
レベル1は自分の欲求に素直に従う、
というレベルで、
レベル2は、
社会性も身につけるレベルです。
レベル2の段階で必要なことは、
ただ単に感情に従うだけでなく、
もうひとつ別の「ルール」を
心の中にしっかりと刻み込むことなんです。
仮にもしも、その場の感情だけがルール、
という世界があったとすると、
すぐに、
怒ったもん勝ち、
キレたもん勝ち、
ゴネたもん勝ち、あと、
泣いたもん勝ち、
という世界ができあがります。
この、不健全なルールがまかり通る世界においては、
自分の主張を通し、相手をコントロールするために、
自分が感情的になればいいわけです。
(うちの友里椛は、世界をこういう風に
理解しているかな、と感じることがあります。
4歳児としてはまあ自然だと思いますが、
彼女も、徐々に抜け出しつつあります)
しかしそれでは、人間関係は安定しませんし、
社会は成り立ちません。
だから、子供でも分かるレベルでいえば、
同じケンカになったとしても、
先に手を出した方が、より悪いとか、
他人の物を勝手に取ったらダメだとか、
ルールがあるんですね。そしてそれを覚える。
もし仮に、
感情だけを基準にしたら、より怒った方が勝ち、
という非常に理不尽なルールができてしまいます。
たとえば、相手の物を勝手にとって、ケンカになって、
でも取った方も、取られた方も怒っている。
より怒っている方が勝ち、となったら、
もう、無法地帯です。
キレたもん勝ち、暴れたもん勝ち、です。
これは、まずいですよね。
まあ、父親がルールより自分の感情優先だったりして、
理不尽なルールがまかり通ってしまう家庭もあったりするのは、
知っていますが、本来そうあってはいけないわけです。
相手の物を取って、ケンカを起こして、怒っている子と、
自分の物を取られて、ケンカになって、怒っている子と、
両方いた場合、やっぱり、「取った方が悪い」となる。
その場の感情が基準ではない。
感情を超える、「ルール」があるんだ、という感覚。
そしてそのルールを信頼する感覚。
これが、大事なんですね。
それで、
感情のコントロールレベル2というのは、
自分の感情が絶対だ、というレベル1から少し成長して、
ルールや正義、倫理、道徳といったものがあるんだ。
人間は、感情に振り回されるだけの生き物ではない、
ということを学ぶ段階、と言い換えることができます。
こんな風に言語化しながら身につけるものではないですが、
内面で起きていることを言葉にするなら、そういうことです。
だから、この段階では、
「この世界には、安定したルールがちゃんとある、」
ということを、学ぶ必要があるんですね。
「浮気はしてはいけない」
話がようやくここに戻ってきたわけですが、
感情のコントロールレベルが2のあたりにいる人は、
とにかく、この世界にはルールがあって、
それを守っていれば、一定の安全が得られる、という
「ルールへの信頼感」を、自分の中に育てる必要があるんです。
だから、
そういう段階にいる人は、
「オレは婚外恋愛したいんだよ」
なんていう、ルール破りとも思える発言は、
受け入れられないし、
むしろ、「浮気は絶対ダメ」ということを、
他人から言ってもらいたいわけなんですね。
そしてそれが精神的成長のために「必要」なんです。
そう、レベル2を完全に卒業する、
ということは、
ルールへの信頼感、
道徳観への信頼感、
正義感への信頼感、
この世界には信頼に足るルールがあるのだ、
という感覚。
それをしっかりと、ビシッと、身につける、
ということにほかなりません。
まだ自分の内側がぐらぐらしている人は、
「オレは婚外恋愛したいんだよ」
なんていう言葉が学びになるわけでもなく、
先ほど書いたとおり、
むしろ、
「浮気は絶対ダメ」
という言葉を繰り返し聞いて、
自分の道徳観、正義感に自信をつけることが、
必要なんです。
で、それを分かっていて、ココヘルではなんで、
「オレは婚外恋愛したいんだよ」
なんて発言を書くかというと、
その先に進んでほしいと思っているからです。
感情のコントロールレベルが3までいける人、
というのは、
レベル2を十分に卒業した人です。
他人から、「浮気しても良いんじゃないの?」
とか言われても、自分の中の倫理観がぐらぐらしないぐらい、
しっかりしている、ってこと。
まだぐらぐらしちゃう人は、
レベル3にいきなりジャンプしようとするのではなく、
今の自分はレベル2をしっかりクリアすることが大事だ、
と考えてください。
そして、今回のココヘルは、すぐに閉じる(笑)
で、浮気はいけない、ということが、
骨の髄までしみこむまで、
自分にしっかり言い聞かせてください。
一方、もう、
「そんなの当たり前すぎるじゃん、
わざわざ言わなくても。」
と言えるぐらい、自分の中のルールが、安定していて、
他人の言葉でぐらぐらしないようになったとき、
ようやく、次のステップに進む準備ができた、
ということになります。
次のステップというのが、感情のコントロールレベル3、ってこと。
次回、レベル3について、
書いていきたいと思います。
ではまた!
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◆編集後記
衣替えで、幸恵ちゃんが、思い切りよく、服を捨てます(笑)
「え?まじで?」って言いたいこともあるんですが、
よく聞いてみると、かなり黄ばんでる、とか、今期出してから
一回も着た形跡がない、など、なかなか勘も良いし、
筋が通った判断してます。
で、判断に従うことに(ていうかすでにポリ袋に詰められた)。
服は時々入れ替えないとね。
良い機会なので、そうします。断捨離断捨離・・・(笑)
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