仕事・家事・育児、どれもできる旦那のことをイケダンと呼ぶのだとか。
まあ、名称は呼びたいように呼べばいいと思いますが。
イケダンの育て方、みたいな記事が、
Y売新聞の記事に載っていました。
その内容は、著作権の問題もあるので、資料を当たって頂くとして。
方法として、書いてあったことが、大体、
・「困っている」と率直に頼む
・夫の得意な家事を頼む
・一連の作業は一括して任せる
・「やり方」には口を出さない
・「今から家事」って言って、みんなでやる時間にする
・家事や育児をする男の人ってカッコイイ、と持ち上げる
そんな感じ。
記事を読んでいて、
行動面、テクニック面では、確かにその通りだと思いましたが、
逆に、ある意味当たり前のことばかりが書いてあって、
「出来てる人は、元から出来てるし、
出来ない人は、これを読んでも、やっぱりうまく行かないんだろうなぁ…」
なんて感じました。
で、ダメ記事じゃん。
で終わりにしたら、学びがないので、
なぜ、行動面、テクニック面だけ考えてもダメなのか、
それを考えてみました。
しばらく考えてみて、浮かんできたのは、
「よろしくおねがいね(にっこり)」
「ありがとう。助かったよ(にこにこ)」
あるいは、
「これ、大事だから、ちゃんとやってね(きっぱり)」
「ありがとう。おかげで問題解決(きっぱり)」
前者は、笑顔のパターン、
後者は、真顔のパターン、
どっちがいいとかじゃなくて、
どっちも大事だし、
臨機応変に使い分けられるのが大事なんですけど、
どちらにも共通している要素があるんですね。
それは、内面的要素で、
・自分に自信がある
・家事を切り盛りし、「家族を幸せにするという大きな目的」にコミットしている
・その視点から、堂々とお願いし、堂々と感謝している
・自分が夫に承認を与えている
まあ、家庭内における、頼れる女社長的立ち位置を持っているってことですね。
これを持っているかどうかが、
大事なポイントなんだな、と思いました。
逆に言うと、
・自分に自信がない
・夫が家事に関わってくれないと「自分が否定された」と感じてしまう
・夫が家事に関わってくれないと「孤独感」「見捨てられ感」を強く感じてしまう
・夫の家事参加が、「私が愛されているか」の指標になっている
・自分の寂しさ、空虚感を埋めることが、本当の動機になっている
という状態の時に、
同じテクニックを使っても、
きっとうまく行かないだろうと思います。
人は、子供時代に、大抵何かしらの承認不足や傷付きを抱えて、
3割ぐらいの人は、大人になっても、解消せずに心の内側に持ったままです。
自分の内側を、自分の責任で満たし、
内面的に充実した自分になる。
そのような取り組みをして、本当の意味での問題解決をすることが、
イケダンを育てる際にも、生きるのだと思いました。
この記事を書こうと思ったのは、
私も、ココヘルチームを引っ張っていく立場になって、
言わば、「自信のない新米社長」みたいな状態になったときに、
堂々と「頼むよ」「ありがとう」と言ってない自分に気がついたりして、
そういう、内面的な事って大事だな、ってすごく思った経験がありまして。
やはり、人を動かすには、
まず、自分の内面的自信。
これを充実させることが必須だ。肝要だ。
そう思ったわけです。
もうひとつは、自分が大きな目的にコミットして、
そのために、みんなにお願いしているんだよ、という感覚。
決して、自分ひとりの都合じゃないよ。エゴじゃないよ。
(まあ、エゴだって大事なんですけど。人を動かすときは、という話)
そういう意識を持っている、ということ。
私のひと言で、周りの人(夫とか)が全然動いてくれない。
そう感じるあなたは、
自分の内面の自信と承認を充実させることから始める。
そういう視点で取り組んでみるのが、いいんじゃないかと思います。
表面的な行動やテクニックで行き詰まったときには、
思いだしていただけると嬉しいです。
ではまた。