★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 658号 2015.4.7
こんにちは。あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
今日の本文。
「親」は必要。だが「親離れ」しなさい。
今日は、混乱している人もいるかな、
と感じるので、
「親との関係」について、書いていきます。
実は、「親」という言葉で表されているものは、
心理学的には、全部で6つあると、
あづまは考えています。
いやー。
むっつですよ、むっつ。
ね、これを全部同じ「親」って言葉で表すのだから、
混乱するのも当然、ですよね。
まず、このシリーズの中で、
使う言葉を、統一しておきたいと思います。
そうしないと、
すぐにわけ分からなくなりますので。
(1)育ての父親
(2)育ての母親
(3)心理学的父親
(4)心理学的母親
(5)内的父親
(6)内的母親
です。
ざっくり言うと、
家族として一緒に暮らしていたのが、
育ての父親と育ての母親です。
対して、心理学的父親は、
人生の理想、生きるべき道を示す。
これを示してくれる人のこと。
(本人の感覚で言うと「尊敬する人」)
友人や先生、先輩など、この役の人は、
一般的には「親」とは呼ばない人も含めて、
実はたくさんいます。
心理学的母親は、
理想通りに生きられない自分がいたとき、
感情的に動揺している自分がいたとき、
それを受け止めてくれる人です。
(本人の感覚で言うと「安心できる人」)
友人や先生、同僚、世話好きのおばちゃんなど、
一般的には「親」と呼ばない人も含めて、
この役の人も、それなりに、居ます。
理想を言うと、
育ての父親が、心理学的父親であって、
育ての母親が、心理学的母親であって、
ときどきは、
育ての父親が、心理学的母親にもなって、
育ての母親が、心理学的父親にもなって、
育ての両親以外にも、
心理学的父親、母親となってくれる人が、
たくさんいて、
本人も、心を開いて、
それを深いレベルで受け取って育ち・・・
と、なっているとき、
メンタルな課題はあまりない、
と、言えると思います。
内的父親というのは、
心理学的父親の影響を受けて、
自分の中に育った、父親的な部分です。
実は最終的には、
これが育つことが、大事なことだと考えています。
内的母親というのは、
心理学的母親の影響を受けて、
自分の中に育った、母親的な部分です。
同じく、最終的には、
これが育つことが、大事なことだと考えています。
このむっつに加えて、
生物学的父親
生物学的母親
が、あります。
育てたかどうかには関係なく、
いわゆる「血のつながり」がある人、
ということですね。
母親の方はほぼ、生んだ人、
ということになりますね。
じゃ、全部で8つあるってこと・・・?
・・・ですよね?
これでは、混乱するのも分かりますよね。
でも、
さすがに現在、ココヘルの読者さんで、
「生物学的母親」に、愛されて育つことが、
人間の成長に不可欠だ!
などと考える人は、いないと思いますので、
最後の生物学的・・・は省いて考えて、
むっつについて議論すればいいかな、と思います。
まず、
内的父親、内的母親
から始めます。
あなたは、
自分が、他人に対して「理想が高い」と思いますか?
たとえば、結婚相手に対する「理想」が高くて、
「そんなに理想が高いと結婚できないよ?」
などと、あなたのことを比較的よく知っている
友達から言われがちだとか。
あるいは、自己診断してみるならば、
だれかに理想を求めてしまい、
理想と違うということが分かった瞬間に、
その人に「幻滅する」みたいなことが、
多かったりしますか?
理想が高い=他人に理想を求めている
ということです。
それは、
自分の中に理想が十分育っていない
ということ。
言い換えると、
内的父親が育っていない
ということになります。
一方、内的母親の方は、
言葉で表現するなら、
この世界に、自分の居場所、
甘えて戻れる場所があるかどうか、
みたいな感覚が、
自分の内側に育っているかどうか、
という感じです。
これが、十分育っているかどうかは、
他人から「甘えられたとき」「頼られたとき」に
一番よく自覚できます。
甘えてくる人に「イラッ」「ムカッ」としたり、
頼られることが「何となくイヤな感じ」がする場合、
自分の中に、内的母親が育っていない、
可能性を考えてみた方がいいです。
人はみんな、生まれたときは依存的です。
本当は依存したい、頼りたい気持ち一杯なわけ。
それを、どこかで禁止されて、
(育ての親的には、「忙しかった」「いっぱい
いっぱいだった」など、意識的に禁止した
つもりはないかもしれませんが、
本人の深層心理で「禁止されたと感じた」ら、
当てはまっていると考えてよいです)
この世界は、ひとりで生きていくもの。
頼るんじゃなくて、自分で何とかするもの。
本当は、受け入れたくない考えだけど、
そうするしか仕方ないから、受け入れている。
本当は言葉にならない感覚なのですが、
あえて言葉にするなら、
そんな感じでしょうかね。
人は、
他人からしてもらったことを、
自分の中に取り込み、
今度は、他人にしてあげられるようになります。
よく、
つらいことを経験したから、
人に優しくなれる、
なんて言いますが、
私は、それ、
ウソだと思ってます。
あ、ウソはちょっと言い過ぎか。
言葉足らず。
つらいことを経験したときに、
人の優しさに触れた経験をしたから、
人に優しくなれる、
が本当だと思ってます。
いま、ちょっと書いてしまいましたが、
次回は、
内的父親、内的母親は
どう育つの、どう育てるの、って話を、
書いていきたいと思います。
次回をお楽しみに!
★Lのマメ知識
味覚障害
味覚障害とは、舌の味蕾(みらい)にある、
味覚のセンサーが異常を起こしてしまい、
味が感じられなくなる障害のこと。
原因は様々だが、
多くは、亜鉛不足を補うことで改善する。
年をとると味がわかりにくくなり、濃い味付けに
なるという俗説があるが、年齢と味覚障害には
有意な関係はない、とのデータがあり、
一方で、お年寄りの場合、薬の影響で味覚が
異常を起こすことがよくあるため、
この疑似相関が俗説となった可能性がある。
また「風味」は生理学的には「味覚」だけでなく、
「嗅覚」の影響が大きいため、
(風邪を引くと「味が分からなく」なるのはこのため)
いわゆる「味オンチ」だからといって、
短絡的に味覚異常とは判断できない。
★脳トレ的クイズ
いままで、かなり難問を出してきたので、
ちょっと簡単な問題を出してみようかと。
第一問はね。
第一問
動く歩道がありました。
長さはなんと900m。
あなたは1分間に100m歩きます。
(これは時速6kmなので、速いです)
一方、歩道の進む速度は1分間に、
50m。(時速3km。歩道にしては速い)
歩道に乗ってから、降りるまで。
何分かかるでしょう?
第二問
(第一問とは違う世界の話です)
動く歩道がありました。
長さも速度も分かりません。
あなたの歩く速度も、分かりません。
あなたがこの動く歩道を端から端まで、
歩いて通過したときに、2分かかりました。
また、動く歩道の脇を、あなたが
(動く歩道に乗らずに)歩いたら、
3分かかりました。
では、あなたが、この動く歩道に乗り
【歩かずに】端から端まで通過すると、
何分かかるでしょう?
第二問は少し難しいかな・・・
回答は、ココヘル+で。
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★心のデトックスマニュアル
セラピースキルを、まんがとテキストと音声の
教材にまとめました。
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とか、親密な関係を持つのが怖いとか。
そういったテーマは、潜在意識レベルの問題を
解決すると、前に進みやすくなることが多いです。
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◆編集後記
ラテアートやってみたい・・・
ハートぐらいなら練習すればできそうな気がする・・・
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◆女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学
祝!TBS・日テレ・フジテレビ出演(目指せNHK!)
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