★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 691号 2016.1.18
こんにちは。あづまです。
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えーと。
今日は、
他人から、
「上から目線だ」
「ナマイキだ」
と、言われやすい人が、
どう対策したらよいのか、という話について
書きたいと思います。
「上から目線だ」
これって、要するに、
相手を見下している、ってことですよね。
言葉の意味は。
しかし、私は、
「相手を見下している態度に見える」
ことは確かだが、
「本当に相手を見下している」
のではない、
場合も多い、と考えています。
もう一度言いますね。
よく「上から目線だ」と言われるあなたが、
相手から見たときに、
「人を見下しているように見える」
のは、きっとそうなんですが、
あなたが、
「本当に人を見下している」
のではない、
ということです。
見下してないのに、
見下していると、見なされてしまう。
迷惑な話です。
しかし、自分の側の原因もあります。
今日は、そこについて、書きたいと思います。
まず、表面に現れている要素から行きます。
声から行こうかな。
ちょっと自分で声を出して試してほしいのですが、
(1)「語りかけ調」
猫でも子供でも(犬でも)いいので、
自分が「可愛い!」と思う対象に、
語りかけてみて下さい。
あなたは、どんな声で話しますか?
この話し方の調子を「語りかけ調」と呼ぶことにします。
次に、
(2)「客観調」(←造語しました)
例は何でもいいんですが、たとえば・・・そうですね。
燃焼の三要素、にしましょうか。
可燃物と、酸素と、温度、ですよね。
これを、1分以内で人に説明しようとしてみて下さい。
(ググったりして調べてもいいですよ)
三つの要素を意識して、
大事な要素を漏らさないように意識しながら話す。
すると、俯瞰(ふかん)した意識になります。
引いた意識というか、全体を見る視点というか。
そういう意識の時の、独特の声の調子になるはずです。
これを「客観調」と呼ぶことにします。
上から目線と言われる人は、
何かを相手に説明するときや、
伝えようとするときに、
客観調の声の調子になりやすいのだと思います。
それから、話している内容を、
文字に起こしたときに、分かる要素もあります。
それは、主語です。
私は「日本語には主語はない」説を信じているんですが、
ここでは、動詞の動作の主(動作主)のことを、
一般的な言い方として、「主語」と呼ぶことにします。
(1)
語りかけ調の人は、
基本的に文に明示的な主語がありません。
そして、暗黙の主語が、基本的に常に「私」です。
(2)
客観調の人は、
文に明示的な主語がある傾向があり、
それも、三人称(とくにモノ、コト)が主語になります。
少し例を挙げて説明します。
たとえば、
子供の教育問題で、
・塾に行かせるか
・家庭教師をつけるか
・親が勉強の面倒を見るか
ということを夫婦で議論したとしますね。
(1)語りかけ調の人の場合
(括弧内は、暗黙の内容で、言葉にはしていないこと)
(私は)あなたに勉強見てほしい。
(私は)家庭教師はいい先生が来るか不安。
(私は)遅い時間まで塾に行かせるのはかわいそう。
↑
常に自分基準で、主語は「私」固定で、
意識を向けているのは「子供」で、
述語は「ほしい」「不安」「かわいそう」など、
気持ちに関する言葉が多い。
(2)客観調の人の場合
親がリビングで勉強を見る家の方が、
子供の成績が良くなるらしいよ。
この子に相性の合う家庭教師は見つけられるかな?
塾からの帰宅時間が遅くなるのが問題だと思うんだよね。
↑
塾・家庭教師・親が勉強を見る、という選択肢を、
客観的に(心の中で)「見て」いるので、
それが主語になる。
つまり意識を向けているのは「モノ、コト」である。
述語は、(客観的に)良い、○○であるべき、△△が問題だ、など。
暗黙に「客観的・普遍的な基準に照らして」という
ニュアンスでの表現が多い。
それで、客観調の人は、
「上から目線」という言葉の通り、
周りの人からは「他人を見下している」と思われやすい、
のですが、
決して、見下しているわけではないんですね。
単に「上から目線」なだけです。
(笑)
だんだん、分からなくなってきました?
上から(俯瞰(ふかん)して)の
目線(意識のあり方)
という、本当に、
色も味もつけない、
文字通りの意味で、
上から(俯瞰して、客観的な)
目線(意識のあり方)
というだけなんです。
なーんだ。
そういうことか。
だから、
自分ばかり、上にいる意識になっていて、
自我が肥大していて、問題があって、
もっと、謙虚にならなきゃ
・・・・って、
それ、全く違いますからね!
上から(客観的な)
目線(意識)
客観的な意識。
ばかりに、偏っているから、
それが目立って、
語りかけ調の人からすると、
とっっっっっっっっっても違和感があって、
冷たく感じて、
上から目線(こっちは「他人を見下している」という意味)
に見えてしまう、
ってことなんです。
だから、
治さなきゃいけないのは、
自我肥大、じゃないんです。
客観的すぎる意識を、
「私とあなた」の関係性の意識に、
下ろしてくることなんです。
猫や子供に語りかけるような、
声の調子が(結果的に)
もっと使えるようになることなんです。
語りかけ調の人のように、
主語が私固定、という言葉の使い方も、
できるようになることなんです。
どうやったら?
それは、次回書きたいと思います。
次回もお楽しみに!
ではでは!
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★Lのマメ知識
今日はお休み
★脳トレ的(心理)クイズ
男女の違いクイズ
あなたは、ある職場で働いています。
新年会の幹事を、Aさんがやってくれました。
店選びも、進行も見事で、盛り上がり、
みんな、満足のいく新年会になりました。
さて問題です。
あなたはAさんにほめ言葉をかけたいと思いました。
あなたとAさんは、年齢は若干違うけれど、
職場では同僚同士、あまり上下関係を意識せずに
いられる間柄です。(上下を持ちこむと話が複雑に
なるので、上下関係はないという設定でお願いします)
Aさんが男性だったら、次のうちどれが良いでしょう?
(1)直接的にほめる
Aさん本人を直接的にほめる
「Aさん、名幹事でしたよ」というように
(2)間接的にほめる
Aさん本人をほめるのではなく、
「いい新年会だったね」のように間接的にほめる
(3)ほかの人がほめていたと言う
自分が評価者になる、という緊張感をさけ、
「○○さんが、ほめてましたよ」というように、
他人の評価を引き合いに出す。
※ほめ方の具体例は、あえて、ちょっと下手めに書いて
あります。具体例で判断すると間違いますのでご注意。
さらに、もしも、
Aさんが女性だったら、上の選択のうちどれが良いでしょう?
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正式の告知は明日、ココヘル+です。お待ちください。
◆編集後記
昨日は、子供たちと公園で遊びましたが・・・
かなり走り回ったので、少し筋肉痛が・・・
ゆりかが朝「足が痛い」と言っていたようです。
筋肉痛でしょう・・・(笑)
思い切り走り回っているのを見ると安心しますね。
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最近、尊敬している上司から、お前は上から目線だと言われ悩んでいました。
こちらの記事を拝見して、すごく気持ちが整理ができました。
日頃から自分の発言の客観性を意識しており、特に職場で、自分を主語にした発言はしてはいけない、しても説得力がない…と思い込んでいた節もあるので…
アプローチをかえるための方法を考えるきっかけいただきました!
ありがとうございます
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。
客観的であることは、大事なんですけどね。
「一般的には」・「客観的に見ると」などの枕詞を付けてみるのも、良いかもしれません。
そして、客観的な意見だけ出なくて、主観も大事です。
「個人的には」・「私の感じ方では」などの枕詞を付けて、自分の感じ方、自分個人の意見も表明する、こちらも、できると良いですね。
何ごとも、悪いことはないんですよ。それはそれで、良い面もある。ただ、バランスを欠いていたり、別の部分で、足りないものがあったりする。それが他人から見ると不自然に見えて批判したくなるわけです。今回の場合、表面的には、客観的であることが批判された訳だけれど、本質的には、主観の表明が少なすぎることが、本当の原因だった、というわけですね。
印象が改善すると良いですね。