あづまです。こんにちは。
恋愛の悩みの上位に、あいまいな関係、セフレ的な扱い、都合のいい女、何股もかけられている、などの問題は、常に位置しています。
運が悪かった、相手がひどいやつ、などの理由も当然ありますが、セフレや都合のいい女になってしまう本人側の要因もあります。どうしてそうなってしまうのか。そして、ここから抜け出すにはどうしたらよいのかについて、書いていきたいと思います。
前置き 原因と責任は切り離して考えよう
話を始める前に、「原因」と「責任」は切り離して考える、ということを、たぶん難しいとは思いますが、意識して下さい。
原因とはそれが起こる、純粋な意味での「原因」です。立って歩けない。その「原因」は足に障害があるから、というのは歩けない「原因」です。でも、では、歩けない「責任」はその人のものでしょうか?生まれつきなら責任は問えませんね。
体の問題だと、このように、分かりやすいのですが、
相手に依存してしまう「原因」について考えるようなとき、つまり、精神的な問題について考え始めると、「原因」と「責任」がごっちゃになってしまいがちです。
たとえば、
「相手に依存してしまうのは、寂しい心を抱えているから。」
いま、純粋に「原因」について述べたつもりなんですが、どこか、本人の「責任」じゃないのそれ?というニュアンスがつきまといます。少なくとも体の問題よりは、本人の責任になってしまいがちだと思います。
前置きが長くなりましたが、「原因」と「責任」は切り離して考えましょう。
言い換えると、たとえ「原因」が本人の中にあったとしても、その「責任」が本人にあるとは限らない、という前提で、ものを考えましょう、ということです。
セフレや都合がいい女になってしまう原因
えぇと・・・ウェブサイトやブログを調べてみると、男性のこの行動があったら、あなたはセフレにされそうだ、だからやめとけ云々、的な、男性の側の問題について書いてある記事が多いですが、
私に言わせると、そんな対症療法、いつまでやるつもりですか、と言いたい。
自分の側の、本当の原因を解決しない限り、「セフレ狙い男」という火の粉がふりかかりつづけて、それを払い続けなければいけないわけです。
それよりも、自分の側にある、本当の原因に対処して、変えていった方が、貴重な人生を有意義に過ごせるというものです。
さて、それで、「セフレ」や「都合がいい女」になってしまう「原因」ですが、
私が色々相談を受けて感じるのは、
・自分の感情
・相手の感情
を天秤に乗せたときに、相手の感情の方を優先してしまう傾向が強いことです。
もう少し掘り下げてみると、いくつかバリエーションがあるように思います。
(1)相手が目の前にいると、自分の感情が消えてしまう
ひとつ目は、相手が目の前にいると、相手の感情を察するスイッチが入ってしまい、自分の感情が消えてしまいがちな人。
自分の都合と、相手の都合でいうと、相手の都合の方を、自動的に優先してしまう心が、どういうわけか、育ってしまったわけですね。
(2)捨てられたくない想いが強いため、自分を抑えてしまう
ふたつ目は、やはり、自分の気持ちより相手の気持ちを優先している、という点では同じなのですが、突き詰めると、自分の気持ちに従っているとも言えます。
何よりも、どんなことよりも、捨てられるのが怖い。
だから、捨てられないためには、そのほかの望みは全部捨てて、相手に合わせてもいい。
(3)わがままで相手を支配するような男に、トキメいてしまう
みっつ目は、あまりいい意味で書いたわけではありません。
二股かけられたら怒るくせに、
自分は、二股をかけている、みたいな、
自己中心的な発想の人、いますよね。
そんな人のどこがいいのか、と思うかもしれませんが、実はこういうタイプの人、その瞬間のことを言えば、魅力的でもあるのです。
どんどんイニシアチブを取りますし、積極的で、しかも、彼はあなたに、自分の感情をどんどん向けてきます。「好き」という表現だって、ストレートです。
恋愛初期には、こういう対応が、「私のことだけを見てくれている、わぁ嬉しい♪」と感じたりするものです。
(4)(比較的短期の場合)ついつい絆されてしまって・・・
よっつめは、これは、比較的短期間で目が覚めてきて、結局長続きはせずに終わることの多いパターンだと感じていますが、
女性は、継続的に親切にしてくれる人、継続的に助けてくれる人に絆されやすいので、職場の上司が不倫を仕掛けてきたりした場合、無防備に親切にされていると、気がついたら好きになっていた、なんて事故が起こりえます。
他の原因が特になくて、この要因だけの場合、短期間で正気に戻るので、なんか複雑な思いを抱えながら関係は解消して、でも職場にはソイツがいる、みたいな展開になるわけです。
※そのままズルズル行ってしまっている場合(1年以上)は、他の要因もあると考えた方がいいと思います。
原因別、解決のためのワンポイントアドバイス
(1)相手が目の前にいると、自分の感情が消えてしまう
目の前に人がいて、会話しているときに、
あなたの意識、注意は、どこに向かっていますか?
まずはそれを感じてみて下さい。
自分の気持ちをしっかり感じている?
それとも、
相手の気持ちや、相手の考えを察するスイッチが自動で入ってしまうの?
相手の気持ちばかりに意識が向くとしたら、このパターンです。
まずは、やりやすい相手から、目の前にその人がいても、自分の感情に意識を向けていられるように、日頃から練習しましょう。
次第に、ついつい相手の気持ちに意識を向けてしまいがちな「中級編」「上級編」の相手に対しても、相対しているときに、自分の気持ちに意識を向けていられるように練習していきましょう。
自分の気持ちに意識が向けられるようになったら、今度はそれを言葉にして表現する練習です。
日頃からやることが大事です。
ものを言わない、自己主張しない、そして「言いそうにない雰囲気を持っている」女性は、都合よく扱われやすいですのでね。
それを、脱却しましょう。頑張って!
(2)捨てられたくない想いが強いため、自分を抑えてしまう
(1)と似ていますし、結果的には同じことになっているんですが、その動機と本当の根っこがちょっと違います。
このパターンの場合、自分の気持ちも、ある程度自覚しています。しかし、自分の気持ちを言ってしまったら、相手を怒らせてしまうかもとか、相手に嫌われてしまうかもとか、そんな気持ちが出てきて、結局自分の気持ちを言えなくなってしまう。自分を抑えてしまう、というパターンです。
自分の気持ちが消えてしまうのではなくて、自分の「捨てられたくない」という想いが実現しているわけです。その他の多くの望みを犠牲にしながら、ですが。
セラピー的な取り組みが有効なケースです。捨てられたくない想いはどこから来たのでしょう?いつから? この頃の思い出が、思い出すと寂しかったり不安だったりしてつらい、そういう時期はありますか?
それをテーマにセラピーを受けて←これが大事! いまの彼との悩みを相談してもダメ
過去の、寂しい想い、不安な気持ちが癒されたとき、
本当に有意義な、豊かな男女関係に心が向かっていくはずです。
回り道のようですが、過去の痛みをしっかり癒しましょう。
(3)わがままで相手を支配するような男に、トキメいてしまう
これは、「頼りがいのある人」のイメージや、「自分を受け入れてくれる人」のイメージを潜在意識レベルで、はき違えてしまっていることが根本的な原因だと、あづまは考えています。
自分を持っていて、健全な正義感、倫理観を持っている人(=CP(しーぴー)が高い)
自分勝手で高圧的で、身勝手なルールを押しつけてくる人(=未熟なCPを持っている)
あなたの自由な感情を認め、それを受容してくれる人(=NP(えぬぴー)が高い)
自分の好みの女だから、本気で「好き」を表現してくる人(=未熟なFCの表現)
※CP、NP、A、FC、ACの意味など、エゴグラムに関連した記事はこちらを参照
子供の頃に、健全なCP、健全なNPを持った両親に、十分に関わってもらえなかった、ということはありませんか?
あなたの中に、健全なCP、健全なNPを持った人のイメージが育っていないので、CPに似たもの(実は未熟なCP)を持っている人、NPに似たもの(実は未熟なFC)を持っている人に惹かれてしまっているのだと思います。
健全なCPとは何か、健全なNPとは何かを、まずは勉強してみてはいかがでしょうか?
想像しづらくても、まずは頭で理解する、そこからで良いと思います。
そして、それ(CP、NP)を持っている人との関わりを、友人関係でも、職場でもいい、大切に味わって下さい。しっかり心で受け取って下さい。
そしていつか、
「あの彼、ほんと未熟だったわー。あんな人に心動かされちゃうような自分だったなんて、私も随分未熟だったなー。今はもう大丈夫だけど♪」
と、言える日が来ますように!
(4)(比較的短期の場合)ついつい絆されてしまって・・・
(1)から(3)の要因があまりない場合でも、この理由で、不倫相手になってしまう、というパターンが、それなりにあります。
ズルズルと続いてしまっている、などではない場合、この要因である可能性は、それなりに高いです。
で、次回、そうならないための対策ですが、
そのお相手の方からは、どんな親切をしてもらいましたか? どんなところに尊敬を感じましたか、要するに、どういうところに魅力を感じたのでしょうか。
それが、あなたの「渇望しているポイント」であって、次回も、そこを突かれると、あなたは恋愛スイッチが入ってしまうかもしれないわけです。
そんな危ないスイッチ、スキだらけのまま放置してはいけませんよね?
相手と距離を取るとか、受け取らないようにするとか、離れる方の対策ばかり取るのも、今度はいい出会いも減ってしまうという意味で、あまり得策ではないと思います。
そこで、その、心のスキマ的スイッチ、効果的に埋めてしまいましょう。
そのポイント、彼以外から受け取れる機会って、ないですか?
たとえば、困ったときに、あなたを責めずに、あなたの背負っていた課題を、黙って代わりに背負ってくれた。ああなんて素敵な人! すごい安心感!
ということがあったとしたら、
自分の責任で、友達にお願いするとか、人に頼るとか、そしてその結果として、助けてもらったら、そのありがたさを、しっかり心の底から味わうとか、
彼以外から、得られないか、考えて見て下さい。
そうやって、あなたの「渇望しているポイント」を、日頃からある程度埋めておくことで、親切にしてくれた人に絆されてしまうという「事故」を防ぎやすくなるのです。
セフレ、都合のいい女になってしまう理由。まとめ
最後に、まとめますが、
セフレ、都合のいい女になってしまう理由はいくつかあり、
列挙するなら、
(1)相手が目の前にいると、自分の感情が消えてしまう
(2)捨てられたくない想いが強いため、自分を抑えてしまう
(3)わがままで相手を支配するような男に、トキメいてしまう
(4)(比較的短期の場合)ついつい絆されてしまって・・・
それぞれに、対策が違っていますが、
一番大事なことは、
【日頃から】自分の心のケアを欠かさないこと、と言えるでしょう。
日頃から自分を寂しくさせない。日頃から自分の気持ちをちゃんと感じる。
日頃から自分の過去の傷と向き合う習慣を持つ。
などなど・・・
しっかり心のケアをして、
豊かで実り多い、パートナーシップを得て下さいね。
ではでは!