【ココヘル711】相手のコックピットに座る2(問題のある相手に対して、どうするか5?)

 

★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 711号 2016.7.7
 
こんにちは。あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
 
 
★幸せな恋愛・結婚・人間関係のための 心のデトックスマニュアル
 
 読売新聞の「人生案内」に、子育て中の母親からの相談で、
 自分が子供時代に、母親からされたこと、父親からされたことが
 よみがえってきて、つらいという相談がありました。
 
 それに対する回答は、今に目を向けろ、というようなもの。
 まあそうなんだけど、がまんしろとか、感情にフタをしろ的な
 アドバイスに聞こえます。いつか解決していくかもしれないけど、
 イバラの道を行け的な、不親切なアドバイス。
 
 私なら、子供時代の過去の記憶に、有効に働きかけるための、
 セラピースキルを使う方針で対応しますけどね。
 
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16歳で美しいのは自慢にはならない。
でも60歳で美しければ、それは魂の美しさだ。
    ーーーマリー・ストーブス
 
確かに、若い頃の美しさというのは、
生まれつきの造形、骨格のようなものが、
わりと反映されるのかもしれない、とは思います。
 
しかし、オトナの美しさは、自分で作るもの。
とくに、内面から取り組んで、にじみ出るもの。
だと、私は信じています。
 
内なる輝きを見つけていくことが、
どんなに大切なことなのか、
 
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さて。
 
今日は、「問題のある相手に対して、どうするか?」
というテーマのつづきです。
 
 
 
今日は、
相手のコックピットに座る、
という話を、再度してみたいと思います。
 
これは、かなり重要な話なので、
二回目の配信となります。
 
 
今回は、ちょっと例を変えていきます。
 
 
テーマは、アスペルガー症候群。
(より正確に表現すると、少し違う話なのですが、
 一般に一番知られた言葉で言うと、これです)
 
 
ここで、ふたつの記事を紹介したいと思います。
 
1.「発達障害の同僚のこだわりを曲げるには」
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7995074.html
 
2.発達障害者は空気が読めないというより、読めても対処ができないのである。

発達障害者は空気が読めないというより、読めても対処ができないのである。


 
 
発達障害、ここでは特にアスペルガー症候群を
念頭に置いて、書いていますが、
 
これに当てはまる方は、
 
職場で、周りの人が「あうんの呼吸」でやっている
ようなことが、読み取れず、
 
「なんでアンタは、そういうことをするの?」
 
的に、浮いてしまう、ということが、
起きやすいのですが、
 
 
上のふたつの記事は、それぞれ、
1.定型発達の人が書いたもの、と、
2.アスペルガーの本人が書いたもの、
です。
 
 
ちなみに、定型発達という用語は、
健常者⇔障害者
という対比についても、
片方が普通で、片方が異常、というニュアンスが
あることを嫌って、
 
 
多くの人が「普通」とみなす発達の人を「定型」
と呼ぶ方が適切である、という考えに基づいた
用語です。定型の反対語は非定型ですからね。
 
一番差別的でない言い方だと思います。
 
 
さて、話を戻しますと、
 
 
定型発達の人からアスペルガーの人を見た方の
記事(というかQ&Aサイトの質問)には、
 
・こだわりが強く、
・仕事は2つ以上同時に進行できない
・2つ以上になるとパニックを起こす
・優先順位がつけられない
・効率が悪い
・空気が読めない
 
と、あります。
 
これは実際、そう見えることが多いわけで、
この方の文章が、取り立てて悪意に満ちている
とは、思いません。
 
定型側からアスペルガーの人を見ると、
こう見える、という話です。
 
 
 
さて一方、
アスペルガーの人から定型の人たちを見ると、
どう見えるのか。
 
 
それが、上に紹介した2番目の記事。
 
 
ちなみに、その記事の著者の方は、記事の中で、
厳密に言えば自分はアスペルガーとはちょっと違う、と
書かれています。
 
でも、共通する部分も多いし、広汎性云々という名前を使うと、
余計説明がややこしくなるので、少しは通りの良い
「アスペルガー」と言っておく、という対応をしているようです。
 
 
さて、この方によりますと、
 
 
「なんであんな嫌味な言い方するんだろうね」
などと他人から言われることがあるとか。
 
その理由として、本人が書いているのが、
 
  定型発達者なら、やんわり、オブラートに包んでいうようなことを
  悪気なくストレートに相手の仕事のミスを指摘したり、
  仕事が遅れている人に対して「まだできてなかったんだ」
  と言ってしまったりするパターンですね。
 
  ミスの指摘は、
  発達障害者からすれば、
  「間違いを見つけたから、報告した」
  というだけのことです。
 
  「なんでこんな簡単なミスしたの」
  「また同じミスしたの」
  というような、相手を責める意図はありません。
 
  純粋に、間違っている部分を正しくしたいという欲求であって、
  それを言われた相手がどう思うかなど考えていません。
 
 
ということです。
 
 
定型発達者側からすれば、
 
たとえ、事実であっても、
ズバリと言えば相手が多少なりともショックを受ける
であろう事柄なら、
 
「あの、ちょっと厳しい言い方かもしれないけど」
とか、
 
「言われて嫌なことかもしれないけど」
とか、
 
あるいは、もっとストレートな人なら、
「今時間が無いので、単刀直入に言わせてもらうけど」
とか、
 
 
前提として、
そのことを、相手が聞いたら、なんらかのショックを
受けるかもしれない、ということを、
 
私は、分かっていて、
 
それでも、必要だから今から言うよ、
 
というニュアンスを、一生懸命伝えようとしますよね。
 
 
だから、上に書いたような、
クッションになる言葉を挟む。
 
 
ある程度の社会経験を積んだ大人なら、
このぐらいは、常識、と思っている。
 
 
こういう常識をすっとばして、
 
 
仕事のミスだけ、ズバズバっと言うときというのは、
 
 
 
・よっぽど腹に据えかねたときとか、
・よっぽどそのミスがやばいときとか、
・よっぽど急いでいるときとか、
 
そういう場合に限りますよね。
 
 
 
自分を基準にして考えるから、
 
 
 
アスペルガーの人が、
 
 
ずばずば言ってきたら、
 
 
 
自分なら、そこまでずばずば言う時って、
よっぽど何か理由があるときなので、
 
 
そう、
 
 
自分(定型発達)を基準にして、
 
 
相手(アスペルガー)も、何か、
よほど、腹に据えかねているなどの、
理由があるのだろうかと、
 
 
詮索しちゃうわけです。
 
 
それで、
 
 
「なんであんな嫌味な言い方するんだろうね」
 
という評価をすることになる。
(定型側からアスペルガーを見ての評価)
 
 
 
これって、
 
まさに、
 
 
相手のコックピットに座っていない、
ものの見方、ということになります。
 
 
 
 
もういちど、軽くまとめると、
こういうこと。
 
 
アスペルガーの人が、
純粋に、仕事の間違いを見つけて、
そこについて、指摘すべき、と思ったから、
(それで相手がどう反応するかを考える思考回路は、
 あまり持ち合わせていないので、そこは考慮せず)
単に、指摘した。
 
 
一方、定型発達の人は、
ずばずば言われて、ちょっとびっくり。
自分は普通そういう言い方はしないし、
万が一そういう言い方をするときって、
よっぽど怒っているときとか、だろうと思うので、
 
まさか相手も本当は何か怒っていて、
嫌味なことを言ってきたのでは?と解釈。
 
 
アスペルガーの人に悪意はないのに、
定型側の人が、悪意に解釈してしまった、
 
 
ということが、起きた。
 
 
まあこういうこと。
 
 
 
それが、
相手のコックピットに座ってないから、
起きる問題、ということなんです。
 
 
 
なぜ今日、
アスペルガーを例にとったかというと、
 
 
 
定型発達の人にとっては、比較的、
誰でも、理解がむずかしいから。
 
そして、何より、
アスペルガーの人の側から、
 
私にとって世界はこう見えている、
という、
 
 
アスペルガーのコックピットに座った時の景色が、
記事になっている、
 
そのような、良質の記事が多いからです。
 
 
例としては、非常に教育的だと思います。
 
 
 
今日のココヘルの記事を、
単に、「アスペルガーってそうなんだー」
 
という、
 
書かれている内容を覚える、
というレベルの理解で、
 
終わらせないでほしいです。
 
 
 
そうではなくて、
今回は、たまたま、教育的なので、
アスペルガーを例にとりましたが、
 
 
このような問題が、
 
私たちの間では、
 
 
それこそ、
 
 
定型発達の人同士の間にだって、
起きているはずだ、
 
 
相手は自分と違う世界を見ているかもしれない。
自分と違う、感じ方を持っているかもしれない。
自分と違う、欲求のパターンを持っているかもしれない。
自分と違う、興味を持っているかもしれない。
 
 
それを、想像してみよう。
相手のコックピットから見える景色を、
真剣に想像してみよう。
 
 
という考えを持って、
他人と接する習慣を付けてほしい。
 
 
私は、相手のコックピットからの景色を、
十分うまく、想像できているだろうか?
 
 
私個人の、狭いものの見方だけで、
相手のことを、解釈してはいないだろうか?
 
 
そう自問するクセをつけてほしい。
 
 
 
今日読んだ、ココヘルの記事を、
 
 
そのように考えて他人と接する、
よいきっかけにしてほしいのです。
 
 
 
今日はここまで。
 
次回もお楽しみに!
 
 
 
 
 
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◆編集後記
 
今日は七夕ですね。
織姫星と彦星(牽牛星)は、ベガとアルタイルのこと、
と何となくどこかで習って、そういうもんか、と思って
いましたが、変ですよね、それって。
 
中国の星座(星宿)と、西洋の星座をごちゃ混ぜに
しているからそういう解釈になるわけです。
 
西洋の星座でのベガとアルタイルの星のことだけど、
中国ではそれぞれ織姫星と牽牛星と呼ばれていて、
こと座とかわし座は関係なかった、はず。
 
改めて考えてみると、変な感じ・・・
 
今日は、晴れると良いですね。
織り姫と彦星が会えますように・・・
 
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