★女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学 774号 2017.3.13
こんにちは。あづまです。
いつも読んで下さってありがとうございます。
今後のセミナー予定
★あづまやすしの心理セラピー&人間関係コンサルティング講座
パートA 4/22-23 | 5/21-22
パートB 6/10-11 | 7/1-2
パートC 7/15-16 | 8/5-6 | 9/2-3
いずれも土日・東京。募集開始は、少し待って下さいね。
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★4/1・2@広島
運命の相手にだけ出会う恋愛心理学ワークショップ
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★3/18@東京
今回はテーマを決めず、オープンカウンセリングを
行いたいと思います。
・オープンカウンセリング
・質疑応答(自分の質問も可)
・オープンカウンセリング
という形で。質問には、三答を基本にしようと思います。
一問一答はよく聞く言葉ですが、
一問三答は、いま私が作りました。
ひとつの悩みに対して、
・内面的課題として取り組む解決策
・行動面(他人に働きかける等)の解決策
・栄養面(摂るとよい栄養素)の解決策
のみっつの視点から答えます。
詳細な説明、お申し込みは、
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では、メインコンテンツに行きたいと思います。
第五話ひきつづき。
今回は大作で、結構長いです。
よろしくおつきあい下さいませ。
現在は、私の伝えたいセッションの理想を、
小説風にしてお伝えしようと、作品を書いています。
フィクションですが、症状、問題の原因、解決の指針などは、
実際に行われたセッションや、あづまの考えを元にし、
リアリティーを大切にして制作しております。
逆に悩みの内容などのディテールは全て入れ替えて創作し、
プライバシーに配慮しております。
作品ですので、ある程度の誇張・脚色がございます。
また、解説を「ココヘル+」の方で書いていますので、
そちらも合わせてご活用ください。
ココヘル+
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恋愛ドクターの遺産(レガシー)
第五話 シングルを卒業
こちらにもアップされています。
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【登場人物】
(現在の人物)
ゆり子 父からノートをもらった。離婚するかどうか悩んでいる
幸雄 ゆり子の夫。 仕事はできるが共感力のない人。
(ノートの中の人物)
恋愛ドクターA ゆり子の祖父(故人) ノートを書いた本人
なつを ドクターの助手
(今回の登場人物)
みさお 彼氏がずっとできない、ということで相談に来た。
ここまでのあらすじ
ゆり子は、友達と喫茶店で話している時に、つい自分の夫婦関係の
悩みを話してしまった。香澄は「亭主元気で留守がいい」と心底
信じているし、順子は話を聞き合うことが夫婦円満の秘訣と信じている。
ゆり子の相談だったはずが、すっかり二人の議論になり、話を取られた
格好だ。そして、また、ノート「恋愛ドクターの遺産」を開くのだった。
するとそこでは、ドクターと助手なつをの恋愛談義が始まり、続いて
いよいよ、みさおのセッションが始まったが・・・
第三幕 卒業ポイント(つづき)
ここまで色々質問をしてきたドクターが、
ここでハッキリと意見を述べ始めた。
「ええと、みさおさん。」
「はい。」
「少し、残念なお知らせをしなければいけません。」
「恋人、できなさそうな人、てことですよね?
実際そうですから、覚悟は出来ています。」
「まあ、広く捉えれば、そういうことになりますが、もう少し細かく
見てポイントをお伝えしようと思っています。」
「あ、失礼しました。お願いします。」
「ここで、『優しい人』を具体的にどんな人か言葉を足してもらったら
『暴言を吐かない人』『暴力を振るわない人』『大声を出さない人』と、
ネガティブな項目の否定形が並びました。」
「あ、そうですよね。」
「これを、我々は『卒業ポイント』と呼んでいます。こういうネガティブな
イメージは卒業すべき、という意味を込めて、そう呼んでいます。」
「友達にも言われました。ポジティブに考えることが大事だ、って。」
「ポジティブに考える、といういわゆるポジティブシンキングは、
お勧めしません。」
「え、そうなんですか?」
「ちょっと説明が難しいのですが、ポジティブシンキングというのは
ポジティブな方に『意識』を向ける、というような取り組みのことです。
しかし、恋愛が絡むときは『表層意識』ではなく『潜在意識』がどちらを
向いているかが大事になります。」
「潜在意識、ですか。」
「平たく言えば、『男性をイメージしてください』とだけ言われたときに、
温かい感覚と共に男性を想像するのか、それとも何か冷たい印象や、怖い
印象と共に想像してしまうのか。どちらの印象が自動的に出てきやすい
のか、というような部分です。」
「あ、私はネガティブな方ですね。怖いイメージが出てきます。」
「そう、その、自動的に想像するイメージこそが『潜在意識』レベルで、
みさおさんが持っている男性のイメージです。」
「先生、私のこの、ネガティブな男性イメージが、これまでずっと、
恋人が出来なかった原因、ということですか?」
「ええ。その原因だけ、かどうかはまだ分かりませんが、かなり重要な
要因になっていることは、間違いないと思います。」
「こうなってしまったのは、父親の影響だと思うのですが、それって
治せるんでしょうか?」
「えぇ、治せますよ。」
相変わらず、問題解決力には自信がある受け答えだ。なつをはこういう
ときの先生の、軽く「できますよ」と言ってしまうときの口調が好きだ。
重いテーマなのだが、軽く言われる事でかえって希望が湧いてくる。
「どうやって・・・」
「まあ、どうやって取り組むかは、あとでじっくり考えたいのですが、
もう少し質問させてください。」
「あ、はい、すみません。」
「『尊敬できる人』を詳しく説明してもらったときに出た項目も、
『人をバカにしたり見下したりしない人』という『何々でない人』になって
いますが、これもお父様みたいな人は嫌だ、という感じなのですか?」
「はい。父は人のことをバカにした発言が多い人で、いつも私や母、あと、
弟もいるのですが、家族のことを見下した発言が多かったです。だから、
つき合うならそういう人だけは絶対に嫌だ、と思っているんです。」
「なるほどね。お父様は約束をよく破る人だったんですか?」
「はい。その場の気分だけで約束をして、結局守ってくれないことが、
しょっちゅうありました。どこどこに連れて行ってくれる、と約束しては、
結局なんだかんだ言って行かなかったり、買ってくれる約束をしたものも、
買ってもらえなかったことの方が多かったです。そのくせ、次は本当に
買ってくれるの?みたいに言うと起こるので、嘘でも喜ばなければ
ならないのが、いつも辛かったです。」
「なるほどね。嘘が嫌なのに、自分の気持ちには嘘をつかなければならない。
これは苦しいですね。」
そう言われたとき、みさおの両目からは、大粒の涙がぽろぽろっとこぼれた。
「五分ぐらい休憩を入れましょう」ドクターが提案した。
「なつを君、すみませんが、お茶を淹れてくれますか?」
お茶を淹れたあと、なつをは考えていた。このまま「運命の相手メソッド」を
実践していっても、ネガティブな影響を受けすぎていて、まだ十分癒されて
いないみさおさんは、理想のパートナーを見つける行動にまで進むのは難しい
だろう。先生もきっと、そう考えているに違いないけれど、どこでそのような
提案をするのだろう、そして、先生は一体、どんな解決策を提示するのだろうか。
なつをがふと先生の方を見ると、先生はただ、お茶を味わっているだけで、
ぼうっとしていて何も考えていないように見えた。
・・・
「そろそろ、再開しましょうか。」ドクターが提案した。
「はい、お願いします。」
「さて、少し提案があるのですが。」
「はい。」
「先ほどまでのワークで、卒業ポイントがとても多いことが分かりました。」
「はい、私にもよく分かりました。」
「休憩前にはあまり話しませんでしたが、ほかにも『私のひとり時間を
大切にしてくれる人』という項目があります。これは、ひとりの方が安全、
と感じている人がよく出す項目なのです。」
「確かに、そうですね。同じ部屋に男性と一緒にいたら、いつも邪魔される、
というような感覚があります。」
「そうですよね。その感覚を潜在意識が持っているうちは、恋人を作る
取り組みがうまく行かないと思います。」
「・・・先生、ハッキリおっしゃいますね。」
「ええ、私は事実はハッキリ言うべきだと思っていますので。」
「その感覚を潜在意識が持っているうちは、ということは、
その感覚を潜在意識が持たなくなったら・・・」
「そう、持たなくなったら・・・つまり、卒業できたら、その時は、
理想のパートナーを見つける行動を起こす時だ、という意味です。」
「どうやったら、卒業できるのでしょうか。」
「そうですね。そろそろ、今必要な取り組みについて話し、
決めていきましょうか。」
「はい、お願いします。」
「まず、現状の分析ですが、みさおさんは、自分がこの世界で『安全では
ない』と感じていらっしゃる。」
「はい、とても不安です。」
「自分の中に、安全の感覚を育てていくことを、最優先課題として
取り組みましょう。」
「はい・・・どうすればよいのでしょうか?」
「具体的な方法の前に、ちょっと取り組みの全体像を説明させてください。」
「あ、はい、お願いします。」
「まずは、安全の感覚を心の中に育てる。」ドクターはホワイトボードに
板書しながら説明していく。
「はい。」
「安全の感覚が育ってくると、『アレが好き』『これが嫌い』『アレはやり
たい』『コレはやりたくない』といった、自分本来の好き嫌いの感情が
自由に出るようになってきます。」ドクターは先ほど書いた
「安全の感覚を・・・」の方に(1)と番号を振り、その下に「(2)好き嫌い
の感情に敏感になる」と書き、矢印で(1)→(2)とつないだ。
「へええ、そうなんですか?」
(つづく)
こちらにもアップされています。
まとめ読みには便利かも・・・
あづまやすしのサイコロジーな毎日
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◆編集後記
先週木曜日に作ったマーブル模様のシフォンケーキは、
キレイに焼けました。土台の生地が安定していると、
ココアを入れたりしても、安定しますね(*^_^*)
そしてそれを持って矢野惣一さんのところに遊びに
行きました。ときどき、自分の原点(師匠ですから)に
返るのは大事ですね。
┏━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┓
◆女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学
祝!TBS・日テレ・フジテレビ出演(目指せNHK!)
◆ご意見、ご感想お待ちしています。このまま返信!
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・メール相談は行っていません。また、多数のメールを頂くた
め、個別の返信はできないことがございます。
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をするのが本誌の目的です。ご自身の責任にてご活用下さい。
◆制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
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https://www.556health.com/archives/2005/07/post_5.html
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