あづまやすしの心理セラピー&人間関係コンサルティング講座

 

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こんにちは、あづまです。
 
恋愛の問題(彼氏ができない、こじれているetc)
結婚生活の問題(浮気、破たんの危機etc)
人間関係の問題(めんどくさい人にからまれやすいetc)
 
などに対して、
心理セラピーの観点から、解決策を提供する講座、
 
恋愛・結婚・人間関係の深い秘訣が分かる!
あづまやすしの
心理セラピー&人間関係コンサルティング講座
 
が、リニューアルして、開催されます。
(旧題:人間関係セラピスト養成WS)
 
今回募集するのは、パートBですが、
 
パートBは、
 
 
過去のトラウマを解消する
過去の愛情不足を解消する
 
といった、過去を効果的にリセットする方法を学びます。
 
 
しかも、
今回、
 
方法だけではなくて、
 
 
現在生じている「症状」と、
本当の「根っこ」の関係を、
 
明らかにする方法も、教えちゃいます。
 
 
これ、あづまが経験の中から見つけてきた、
秘伝みたいなものなので・・・
 
こんなに簡単に教えていいのかな・・・
なんて迷いもありますが、
 
 
きっと、
覚えた人は、
人生をよくするために、
活用してくれるに違いない。
 
 
そう信じます。
 
 
・・・ので、
 
 
公開します(えいっ)。
 
 
というわけで、
 
講座の受講希望の方は、
こちらの、詳細な告知のページを
ごらんになってください。
https://www.556health.com/sp/r_therapist_ws/part_b.html
 
但し、
パートA未受講の方は、
パートAから受講して下さいね。
パートBだけの受講は不可です。
 
 
ではでは!
 

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へこまない心の作り方 in 大阪心斎橋 2015.5.29

 

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こんにちは、恋愛セラピスト|人間関係コンサルタントの あづまです。
 
「元気があれば、何でもできる!」
・・・とは言うものの、カラ元気ではしんどくなるだけ。
本当に元気・・・心のエネルギーに満ちた状態って、どう作ればいいのでしょうか?
 
多くの人は、
「心の元気」と言えば、
「どう元気を補給するか」について考えると思います。
 
(本当のポイントがそこでなくても・・・
 問題を定義した言葉に、自分でだまされちゃうんです(>_<) )   でも、   本当に必要なのは、 元気元気! 元気元気!   と、元気を補給するための活動を、 やりつづけること、なのでしょうか?     実は、 心の元気がどうしても足りなくなりがちな人が 陥っているパターンは、次のふたつです。     (1)元気の素が差し出されているのに、   メンタルブロックがあって、本当に受け取れていない。   (2)他人の心ないひと言などに「傷つきやすく」て、   せっかく元気補給しても、ある瞬間にダダ漏れになってしまう。     あなたは、どちらかに、当てはまりませんか?     当てはまる場合、 元気元気! 元気元気!   と、元気補給するための活動を、 やりつづけても、   余計疲れる展開になる可能性が高いです。       本当のポイントは、 ・他人からの承認(ほめ言葉など)を受け取れる自分になる ・他人からの批判を傷つかずに受け止められる自分になる   のふたつです。     なかなか、深いテーマですし、 たった一回のセミナーで、魔法のように解決する、 ということは難しいテーマであるのは重々承知しているのですが、   出来る限り、 持って帰って、家で役立てることの出来る、 ヒント満載で、お届けしたいと思います。       本講座では、 心にむち打ってむりやり元気を出す方法ではなく、 (本当は傷ついているのに)気持ちにフタしてごまかす方法でもなく、 本当によい心の状態をどう作るか、についてお話します。     詳しくは当日お話ししますが、 以下のような点が、話の焦点になる予定です。   ・本当の元気とカラ元気の違い ・心のエネルギー源と依存症の違い (たとえば、恋愛が元気の源になる人と、  恋愛依存症になる人の違いはどこにあるのか?) ・本当の問題は元気の素不足?  それともすぐショックを受けてエネルギーを流出してしまうこと? ・マイナスの影響をブロックするコツ ・心の深いところまでちゃんと届く、  心のエネルギー補給計画を立てよう     【日程】2015年5月29日(金)19:00?21:00(受付:18:40?) 【定員】30名(先着順) 【受講料】事前振込 3,500円 (当日支払い 4,000円) 【会場】大阪市中央区南船場 3-3-10 エーゼービル5F 88ギャラリー   地下鉄御堂筋線・心斎橋駅 1番出口より、徒歩約5分   クリスタ長堀 北7番出口より、徒歩約3分   ビルの1Fは、コンビニ・ファミリーマート   東急ハンズの北側の通りに面しています。 【問合せ先】セミナー開催事務局 ラポールパートナーズ 寺尾 070-5667-6160     本講座は、共催の「ラポールパートナーズ」が事務局を担当しています。   お申し込みは、以下の、こくちーずのページより、 http://kokucheese.com/event/index/292043/
フォームに飛んで、必要事項を入力してください。

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女と男の引き合う法則ワークショップ 小田原

 

こんにちは、あづまです。
 
小田原、平日、ですが、
来る5/21(木)13時より、
 
女と男の引き合う法則ワークショップ(拡大版)を
行います。
5/19現在 満席です。
 
 
なぜ拡大版かというと、
先日大阪で同名のセミナーを開催したのですが、
 
なかなか好評でしたので、
少し時間を足して、ゆったり、じっくり考えられるよう、
拡大版にして、小田原でもお届けしようと考えたわけです。
 
 
内容ですが、
少し前に流行った「引き寄せの法則」と、
似ているけれど、ちょっと違う、
 
「人間を引き寄せる心理法則」についての講座です。
 
 
「願えば引き寄せられる」
というのは、自分ひとりの話。
おいしいパンに意識が高い人は、
町を歩いているときも、潜在意識が自動的に、
パン屋(の見た目)や、パンの匂いを、情報収集しています。
 
で、気づき力も高いので、おいしいパンに
たどり着ける、というわけ。
 
 
でもね、
対象が「人間」の場合って、
 
うまく行ってます?
 
 
実は人間の場合、
・自分が、相手を引き寄せる
・相手が、自分を引き寄せる
 
という、両方のメカニズムが働くから、
より、話が複雑なんです。
 
 
自分がどんなに、引き寄せないようにしていても、
相手が、強烈に望んだら、
 
「あ〜〜〜れ〜〜〜〜」って
吸い寄せられてしまうことだって起こるわけです。
 
 
 
はい、この問題の難しさが分かってきましたか?
単純に、望めばいいって話じゃないってこと。
 
 
この講座の目指すポイントは二つです。
・どうしたら、望みの人を引き寄せられるの?
・どうしたら、面倒な人が寄ってくるこの現状を変えられるの?
(端的に言うと「縁結びと縁切りの心理学」)
 
 
 
時間が短いですので、
その中で、テンポよく進めようと思います。
 
三部構成です。
第一部で、私があなたに伝えます。基本的な考え方を学んで下さい。
第二部は、私があなたに質問します。自分のクセなどをセルフチェックしましょう。
第三部は、具体的な事例を扱います(オープンカウンセリング形式。予定は2名様)。
 
 

講座内容(ちょっとだけネタバラシ)

 
第一部の内容を少しだけネタバラシ。
 
たとえば、ある女性の事例(実在の人物が元になった話です)
結婚相談所に入会して、婚活しているけれど、
一向に「いい相手に巡り会わない(本人談)」
実は、彼女は母親との関係が・・・(以下当日お話しします)
 
 
たとえば、また別の女性の事例(複数の類似の実例を元に再構成)
なぜか「オレサマ」タイプの男性とばかり縁がある。
意識もしている(どんな男性がいいか、どんな男性はイヤか)し、
行動もしてきた(出会いを求めて)のに、
「呪いがかかっているかのように(本人談)」変な相手ばかり来る。
最近は怖いので交際そのものから遠ざかっている。
 
実は、ある、意識の使い方に解決の糸口があるのですが・・・
(当日お話しします)
 
 
望めば引き寄せられる。
これは、大前提、基本ではありますが、
 
第一部では、
望んでいるはずなのに、なぜかうまく行かない。
そういう事例について学ぶことで、
より突っ込んだ、本質的な話をしたいと考えています。
 
 
第二部のネタバラシ。
第二部で投げかける予定の質問集です。
ワークシートがあります。記入式です。
 
■出会いの行動面
(1)1ヶ月に知り合う異性の数
(2)仕事や生活以外で使える時間(一週間当たりで)
■意識の向けグセチェック
(3)(ここはヒミツ)
(4)(3)を変えるための取り組み方
■人間関係の引き寄せの法則 実践編
(5)あなたが引き寄せたい「人」をイメージして、特徴を書いてください
(6)あなたがその人から「してほしい」ことは何でしょう?
(7)(引き寄せのための行動。ここはヒミツ)
 
※(5)(6)(7)については、
 恋愛の問題が特にない、という人たちの集まりで、
 「こんなお客さんを引き寄せたい」というテーマで実践してみた
 ことがありました。そのまま応用できて、一同びっくり。
 なので、ビジネス上の人間関係のテーマもOKです。
 
 
第三部はその場での相談になりますので、事前に準備したネタはありません。
当日、手を挙げてくださった方に、
あづまがセッションを行います。
 
・セッションを受ける
・生のセッションを会場で見る
どちらも、学びが多いと思います。
 
希望者が重複した場合は、
あづま特製のサイコロで、恨みっこなしの一発勝負で抽選します。
 
 
 
 

講師紹介

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恋愛セラピスト|人間関係コンサルタント あづまやすし
 
米国NLP協会(TM)認定 NLPマスタープラクティショナー。
日本交流分析協会会員 交流分析士
神奈川県横浜市生まれ。東京大学卒。工学博士。
 
自身の離婚経験より、これからの時代はもの作りよりも、男女の仲が社会を豊かにすると実感し、恋愛セラピストとして起業。セッション数のべ3千人以上。
 
潜在意識を変容させることで自然に行動が変わり、結果的に恋愛がうまく行くという解決方法を得意とする。
だめんずを好きになってしまう、付き合いが深まると相手に振られたり浮気されたりする、不倫が多い、なかなか彼氏ができないなどの、パターン化した恋愛の悩みには、潜在意識が関わっているため、このような問題の解決を最も得意としている。
 
理想のパートナーを手に入れるために、自分が相手に求める条件をリストアップし、整理して行動課題を決める、というやり方は、婚活中の相談者から「こんな風に考えるなんて、思いつきもしなかったけど、すごく納得しました!」と高い評価を受けている。
 
2008年に著書「あなたの恋愛がうまく行かない本当の理由」(毎日コミュニケーションズ)出版。2009年には雑誌ananや日テレ、2010年にはTBS、2012年にはフジテレビにも取材を受けるなど、その活動がメディアからも注目されている。
 
 
 

日時・場所・料金等

 

小田原城

 
会場は、小田原城が見える(右写真:会場から撮影)
とても清々しく、心地よいカフェです。
 
 
■日時 2015年5月21日(木) 13:00〜17:00
 ※事前にランチミーティング(11:30より)があります。(下記)
 
■場所 小田原 城山カフェBOSS
  城山カフェの地図: http://shiroyama-cafe-boss.jimdo.com/店舗情報/
 
■料金 5900円(消費税込み) ※ランチ参加は別料金(1500円、当日現金)
 
■申込方法・申込確定条件
  下のリンクの申込フォームから必要事項記入
  その後案内に従って銀行振込またはカードで決済。
  申込後一週間以内にお支払いください。
  入金を持って、申込の確定となります。
  (入金前は申込確定でないため、あとから申し込んだ方が
   優先となることがございます。)
 
■申込最終〆切
  5/19(火)15時(入金)を以て最終〆切とします。
  満席の場合、早く締め切ることがございます。
 
■定員 10名 (ランチは5名)
 
■キャンセル規定
 5日前(16日)の23:59までの連絡で50%弱(2900円)返金。
 それ以降は当日キャンセルと同じ扱いとし、返金いたしません。
 ※連絡はメールでお願いします。
 
■ランチミーティング
 事前にランチミーティングがあります。
 ランチミーティングは、要は「一緒にご飯食べましょう」という
 会なのですが、むしろ「食事の時に色々聞けて役立った」と
 いうご意見もしばしばいただくため、開催しています。
 
 当日の講座内容と関係ない質問も歓迎します。
 但しあくまで「食事」なので、セラピー的な突っ込んだ話が必要な
 場合など、あなたの過去を根掘り葉掘り聞きづらいですので、
 十分な答えが得られないこともあるかと思います。
 深い相談は第三部のオープンカウンセリングの時に【ぜひ】お願いします。
 
 ランチミーティング会場は、講座会場の城山カフェBOSSです。
 参加希望の方は事前にランチミーティング参加希望の旨を連絡の上、
 (申込フォームに参加希望あり、なし、の欄があります)
 当日必ず11時30分に集合し、その場でランチの実費+若干の
 手数料分として、1500円をあづまに現金でお支払いください。
 ランチは当日決済で、キャンセル料はありませんが、
 人数の概数は把握しておきたいので、
 都合が悪くなった場合など、早めにご連絡頂けますと助かります。
 
 
(満席のご予約を頂きました。ありがとうございました。)

 

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「サイコロで1の目が出る確率は、出るか出ないかの二分の一」理論について思うこと

 

ちょっと色々調べ物をしていたら見つけた話。
 
「サイコロで1の目が出る確率は、出るか出ないかの二分の一」 理論
 
【狼と香辛料】というライトノベルの作者の理論
らしい。
 
以下、引用。

サイコロを一度しか降れなければ
一の目が出る確率は
その目がでるか出ないかの二分の一である
たくさんの回数を降れてこそ
さいころのそれぞれの出る目は六分の一なのである
だとするならば
どうして人はこれほどまでにたくさんの可能性を未来に見るのであろうか
(以下略)

 
 
さて。
どうしたものでしょうか・・・
 
確かに、人生の多くの場面で、事前の情報が、これからの展開の予測に役立たないことは多いと思います。
 
私の身近な話で言えば、ビジネスモデルとか。
 
私がやっている、カウンセラー業。
コンサルタントが、これまでの常識から判断し、成功する「確率」を見積もったら、カウンセラーなんてなるの、やめておきなさい。貧乏すること確定だよ。
そうアドバイスしてもおかしくないと思います。
 
その通りになってしまった人も、実は多い。
しかし逆に、ちゃんとやれてる人もいる。
 
起業した人の中には、
プラモデルの彩色とか、趣味レベルのスペイン語なのに先生やってるとか、口笛とか(笑)
そんなの絶対商売にならないよ、って言いたくなるようなもので、稼いでいる人がいる。
 
だから、人生に関して言えば、
事前の情報から見積もりました、という話そのものが、
「それ本当にちゃんと予測になってるの?」って話なんだろうと思う。
 
複雑な世界だから、人間の意識などと言う処理能力の低いもので考えて、判断つくものじゃない。
 
だから、やる前から成功する確率なんて計算するな。
やってみてから考えろ。
というのは、人生哲学としては意味があると思う。
 
 
がしかし、
サイコロというのは、
六面体に作ってあって、ほぼ、同じ確率で全ての面が出るようにできている。現実世界のサイコロには少しゆがみがあって、何万回と振ってみたら、全くの等確率で目が出るわけじゃなくて、少し偏りがあることは、きっと分かってくるはず。
但し、それは、1/6に近い「誤差」であって、1/2には全然近くない。
 
 
ちなみに実は、確率というのは、同じ言葉で表される、微妙に異なった、複数の概念なんですね。
 
純粋に数学的な「サイコロ」を定義して、それの出目の確率は、と言ったら、1/6なんですね。これは、理論的に確率が決まるケース。
 
一方で、現実世界のサイコロで、何万回と振って、そのサイコロのクセを、統計的に整理した場合も、だいたい1/6になりますが、これは理論的、というより経験的に(かつ正確に)確率を求めたケースと言える。
 
天気予報の「雨の降る確率」というのは、これは結構いい加減な数字で、なぜかというと「厳密に同じ天気図」というものは二度と出てこないので、繰り返しがないから。一回限りのものについて「確率」と言っているので、数学的には、これを確率とは認めない、という立場もあるわけです(認める立場もあります)。
 
 
さて、こんな風に色々な「確率」がある中で、
 
ベイズ主義という考え方があるんですね。
ベイズ主義の対義語は頻度主義です。
頻度主義ってのは、学校で習う確率のことです。「全ての事象の場合の数で、該当する事象の場合の数を割る」という話。ふたつサイコロを振って目の和で3が出る確率は?と聞かれたら、3が出る場合は(1,2)(2,1)というふた通りで、一方全ての事象は6×6で36通りなので、2/36→確率は十八分の一、ってのが頻度主義。
 
 
ベイズ主義でも、頻度主義と考え方が一致する場合も多いのですが、
異なるケースもあります。
 
たとえば、これは有名な例らしいのですが、
「ゆがんだコインがあり、どちらかの面が出る確率が3/4である。表の目が出る確率はいくつか?」
という問題。
 
頻度主義の考え方では、
・もしも表が出る確率が3/4のコインであったなら、3/4。
 逆に裏が出る確率が3/4のコインであったなら、1/4。
 いまは情報が無いので、どちらなのかは「分からない」
というのが答えになります・・・が、
 
一方、ベイズ主義の考え方では、
・表が3/4で出るという情報を知っているAさんにとっては、
 問いの答えは3/4である
・表か裏かという情報が無いBさんにとっては、
 表も裏も、確率は1/2と考える。
と、なります。
 
頻度主義で考えると、どちらかの面が3/4で出ると「分かっている」のだから、表の出る確率が1/2となることは「ありえない」、となるのですが、
 
ベイズ主義においては、情報が無いなら、とりあえず1/2と置いて考える、となるわけです。しかも情報を知っている人と、知らない人で、同じコインの確率が変わってしまうわけです。
 
 
頻度主義で扱うのが苦手な分野が、
事象が起きる確率についての、事前情報が不足しているケースです。
現実世界の出来事は、大抵そうですけどね。
 
そういう場合に、ベイズ主義は「情報が無いなら、とりあえず1/2」などの仮定を置いて良い、と考えるわけです。情報が入った時点で、その確率を「更新する」ことを考えます。つまり、あとから確率が変わる可能性がある、ということ。
 
あるサイコロの目、あるコインの裏表。その出る確率が、当該サイコロや、当該コインが、何も変化していないにもかかわらず、確率を予測する人が持っている「情報」によって、変わってしまう、という何とも変な感じがする世界、それがベイズ主義の確率です。
 
だから、あるコインの表が出る確率は、
表が3/4で出ると知っているAさんにとっては、3/4になり、
それを知らないBさんにとっては、1/2になるという、
情報を知っている人と、知らない人で、確率が違うという話が出てきます。
 
これが、ベイズ主義による確率が「主観確率」などと呼ばれる理由です。
学校で習う「頻度主義」では、あくまで確率は客観的で、ひとつに決まるべきであって、情報の差により、人によって確率が変わるなんて話は、一切認められません。
 
 
さて、長くなりましたが、冒頭の、
「サイコロで1の目が出る確率は、出るか出ないかの二分の一」理論。
 
ベイズ主義の「情報が無ければとりあえず1/2と置いて良い」とするものを、元にして作った作者の独自理論のように見えます・・・
 
が、情報が無い=サイコロの目で1が出ることの他に、何も知らない
ということですよね。
 
つまりこの作者、サイコロの目に1があることは知っているが、それ以外にどんな出目があるか知らない、ということになります(残念ながら、自ら無知であると公言したようなもの)。
 
サイコロに1,2,3,4,5,6の目があると知っていれば(情報がある)、それぞれ同様に確からしい出来事と考えて、それぞれの出目が1/6であると仮定するのが、ベイズ主義でも一番妥当な仮定になるはず。
 
 
それを、出るか出ないかなので1/2とする、と言ってしまうということは、
「私はサイコロの目で1があることは知っているが、その他の目は知らない。サイコロが何面体なのかも知らない」と言っているのと(ベイズ主義的に考えれば)同義です。
 
やはり、サイコロで1の目が出る確率は、
1/6と考えておくのが、主義にかかわらず妥当だと思いますけどね。
 
 
(Q&Aサイトなどでも、この質問が取り上げられていて、でもほとんどは、回答も「頻度主義」の枠から出ていなかったので、質疑がかみ合っていなかった気がしまして。要するに回答者のツッコミが足りない気がしたので、ここに、がっつりツッコミを入れた記事を書いてみました。)

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あづまのオープンカウンセリング2015.3.1

 

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こんにちは、あづまです。
 
2015.3.1に、オープンカウンセリングを開催します。
 
あづまがこうやって、
(特定のテーマについて学ぶ講座の中でデモをする、
などではなくて)
 
「オープンカウンセリング」を開催するのは、
今年の1/25が初めてで、
今回で、2回目です。

 
 
 

オープンカウンセリングって?

 
 
オープンカウンセリングって何?
って方もいらっしゃると思いますので、
簡単に説明をしますね。
 
 
参加者が複数いて(今回の場合は最大15名)、
その中で、クライアント(1名ずつ)に、セラピー(カウンセリング)を行います。
セラピストは、あづまです。
 
クライアントは、当日、手を挙げてくださった方にお願いします。
 
希望者多数の場合は、
全員にセラピーが出来ない可能性がありますので、
その場合は、サイコロで順番を決める予定です。
 
セッション時間は、ひとり40〜45分、
質疑応答を入れて1時間程度。
 
当日は正味5時間ぐらいありますので、
その中で最大4、5人ぐらいの悩みを扱いたいと考えています。
(実績として、1/25は、4名の方のお悩みを扱いました)
 
 

どんな目的で参加するものなの?

 
参加の仕方として、ざっくり、みっつぐらいの目的があります。
 
(1)自ら相談し、自分の悩みを解決したい
 
 自ら手を挙げてクライアントになり、あづまのセラピーを受ける
 (全員で、秘密厳守のお約束をしてから始めますが、
  それでも、少し勇気は必要・・・かな?)
 
(2)セラピーの勉強をしたい
 
 (あづまは、3000セッション超の経験があります。)
 どんな風に悩みの奥にある本質を見つけて、
 どんな風に解決するのか、他人のセッションを見るのって、
 勉強になります。
 
 セッションの後、質疑応答を行いますので、より理解が深まるはずです。
 
(3)自ら相談はしないが、自分の悩みのヒントが得たい
 
 これはちょっと説明が必要かもしれません。
 自分の悩みが、少し、根が深めかもしれないと感じていて、
 しかし、(質問などをバンバンされて)一気に心の深いところを探られたら、
 かなりつらそうだと予想している。
 そういう場合、似たような体験をした他人の話を聞きながら、
 少しずつ自分の内側で気持ちが動くのを待つのも、よい方法です。
 
 あるいは、自分と似たような悩みの人の相談を、
 会場で聞くだけでも、悩んでいるのは自分だけじゃないんだ、
 と感じて、楽になります。
 
 

個人セッションと比べて何がいいの?

 
個人セッションと比べたときのメリットとして、こういうものもあります。
 
(1)お得
 
 何と言っても、まずこれでしょう。
 グループで学んだり、取り組んだりするメリットはこれです。
 セラピストの時間を独占できる、個人セッションは確かに良いですが、
 その分お金はね、それなりにかかりますから。
 
(2)場のエネルギーがある
 
 こういう場では、あづまは時々、みんなで解決を祈ったり、
 周りの人に、(クライアントが深層心理で禁止していることを)
 解除し、ゆるすための言葉をかけてもらったりします。
 あづまひとりが言葉をかけるより、効果が高いことも多いです。
 これは、オープンカウンセリングの、積極的なメリットのひとつです。
 
 (1/25は、温かい参加者さんに恵まれました。
  質疑応答の時間にも、温かいコメントを頂きまして、
  大変感謝しております。)
 
 
(3)悩み解決だけでなくて、学びが多い
 
 多くの人が参加していますので、セッションについて、
 より客観的に、論理的に解説をします。
 個人セッションでは、解決重視、体験重視で、「まあやってみてよ」
 という姿勢で臨むこともしばしばありますが、
 オープンカウンセリングでは、「なぜその流れを作ったか」
 「なぜその言葉を拾ったか」など、キモになる部分を解説します。
 
 学びの目的なら、個人セッションよりも、良いものだと思います。
 
 
■日時 2015年3月1日(日) 10:00ー16:00(開場9:30  昼休憩約1時間)
■会場 東京都北区 滝野川会館
    (最寄り駅 JR駒込駅|JR上中里|地下鉄南北線 西ヶ原)
     会場の地図: http://www.takikan.com/access.html
■講師 恋愛セラピスト/パーソナルコンサルタント あづまやすし
■料金 定価16200円 → 今回特別価格 10800円
■定員 15名
■持ち物 ノート、筆記用具など。
 
■禁止事項 個人的な悩みの内容を他言すること、ブログ等に公開することは禁止です。
    同様の理由から録音は禁止です。また、他者批判的な発言、
    講座の参加目的を逸脱する商売行為(チラシ配り・勧誘等)も遠慮してください。
    安全な場を作るために必要なことですので、ご協力をお願いいたします。
 
■参加資格 特にありません
   (但し、セラピーの勉強のための参加の場合、初心者向けの手取り足取りは
    ありませんので、ある程度セッション経験がある人向けです。
    自分の悩みの解決を目的としている場合、どなたでもぜひどうぞ。)
 
■申込方法 以下のリンクからフォームに飛び、必要事項を入力。
    その後、入金を持って、申込の確定となります。
 
■決済方法 銀行振込 クレジットカード(VISA MASTER JCB amexに対応)
 
 
お申込は、こちらのフォームからお願いします。
 

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あづまのオープンカウンセリング2015.1.25

 

azuma_face_s.jpg
こんにちは、あづまです。
 
2015.1.25に、オープンカウンセリングを開催します。
 
そういえば、あづまがこうやって、
(特定のテーマについて学ぶ講座の中でデモをする、
などではなくて)
 
オープンカウンセリングを開催するのは、
初です。

 
 
 

オープンカウンセリングって?

 
 
オープンカウンセリングって何?
って方もいらっしゃると思いますので、
簡単に説明をしますね。
 
 
参加者が複数いて(今回の場合は最大15名)、
その中で、クライアント(1名ずつ)に、セラピー(カウンセリング)を行います。
セラピストは、あづまです。
 
クライアントは、当日、手を挙げてくださった方にお願いします。
 
希望者多数の場合は、
全員にセラピーが出来ない可能性がありますので、
その場合は、くじ引きあるいはサイコロで順番を決める予定です。
 
当日は正味5時間ぐらいありますので、
その中で最大4、5人ぐらいの悩みを扱いたいと考えています。
 
 
 

どんな目的で参加するものなの?

 
参加の仕方として、ざっくり、みっつぐらいの目的があります。
 
(1)自ら相談し、自分の悩みを解決したい
 
 自ら手を挙げてクライアントになり、あづまのセラピーを受ける
 (全員で、秘密厳守のお約束をしてから始めますが、
  それでも、少し勇気は必要・・・かな?)
 
(2)セラピーの勉強をしたい
 
 (あづまは、3000セッション超の経験があります。)
 どんな風に悩みの奥にある本質を見つけて、
 どんな風に解決するのか、他人のセッションを見るのって、
 勉強になります。
 
 セッションの後、質疑応答を行いますので、より理解が深まるはずです。
 
(3)自ら相談はしないが、自分の悩みのヒントが得たい
 
 これはちょっと説明が必要かもしれません。
 自分の悩みが、少し、根が深めかもしれないと感じていて、
 しかし、(質問などをバンバンされて)一気に心の深いところを探られたら、
 かなりつらそうだと予想している。
 そういう場合、似たような体験をした他人の話を聞きながら、
 少しずつ自分の内側で気持ちが動くのを待つのも、よい方法です。
 
 あるいは、自分と似たような悩みの人の相談を、
 会場で聞くだけでも、悩んでいるのは自分だけじゃないんだ、
 と感じて、楽になります。
 
 

個人セッションと比べて何がいいの?

 
個人セッションと比べたときのメリットとして、こういうものもあります。
 
(1)お得
 
 何と言っても、まずこれでしょう。
 グループで学んだり、取り組んだりするメリットはこれです。
 セラピストの時間を独占できる、個人セッションは確かに良いですが、
 その分お金はね、それなりにかかりますから。
 
(2)場のエネルギーがある
 
 こういう場では、あづまは時々、みんなで解決を祈ったり、
 周りの人に、(クライアントが深層心理で禁止していることを)
 解除し、ゆるすための言葉をかけてもらったりします。
 あづまひとりが言葉をかけるより、効果が高いことも多いです。
 これは、オープンカウンセリングの、積極的なメリットのひとつです。
 
(3)悩み解決だけでなくて、学びが多い
 
 多くの人が参加していますので、セッションについて、
 より客観的に、論理的に解説をします。
 個人セッションでは、解決重視、体験重視で、「まあやってみてよ」
 という姿勢で臨むこともしばしばありますが、
 オープンカウンセリングでは、「なぜその流れを作ったか」
 「なぜその言葉を拾ったか」など、キモになる部分を解説します。
 
 学びの目的なら、個人セッションよりも、良いものだと思います。
 
 
■日時 2015年1月25日(日) 10:00ー16:00(開場9:30  昼休憩約1時間)
■会場 東京都北区 滝野川会館
    (最寄り駅 JR駒込駅|JR上中里|地下鉄南北線 西ヶ原)
     会場の地図: http://www.takikan.com/access.html
■講師 恋愛セラピスト/パーソナルコンサルタント あづまやすし
■料金 定価16200円 → 今回特別価格 10800円
■定員 15名
■持ち物 ノート、筆記用具など。
 
■禁止事項 個人的な悩みの内容を他言すること、ブログ等に公開することは禁止です。
    同様の理由から録音は禁止です。また、他者批判的な発言、
    講座の参加目的を逸脱する商売行為(チラシ配り・勧誘等)も遠慮してください。
    安全な場を作るために必要なことですので、ご協力をお願いいたします。
 
■参加資格 特にありません
   (但し、セラピーの勉強のための参加の場合、初心者向けの手取り足取りは
    ありませんので、ある程度セッション経験がある人向けです。
    自分の悩みの解決を目的としている場合、どなたでもぜひどうぞ。)
 
■申込方法 以下のリンクからフォームに飛び、必要事項を入力。
    その後、入金を持って、申込の確定となります。
 
■決済方法 銀行振込 クレジットカード(VISA MASTER JCB amexに対応)
 
 
満席となりました(2015.1.17)。
以降のお申し込みはキャンセル待ちとなります。ご了承くださいませ。
お申込は、こちらのフォームからお願いします。
 

“あづまのオープンカウンセリング2015.1.25” の続きを読む

なぜ、あの人は、自分の問題と向き合わないのか?

 

こんにちは、あづまです。
 
色々相談を受けていると、
まあ、このパターン、よくあるんですよね。
 
「彼は、自分の起こした問題を、ちゃんと見ていない。
 それどころか、自分はちゃんとしていると思っている。」
 
みたいな話。
 
それで、
そのことを、
 
分からせてやろうとして、
あれこれコミュニケーションをとろうとして(要するに説教して)、
 
逆ギレされたり、
引きこもられたり、
 
あるいは、
 
「おまえのそういう態度が我慢ならない。別れる。」
 
と言われたり、してしまって、
 
 
「なんで???」
 
 
と、なる。
 
 
起きる問題の種類は、
・子供の教育に向き合ってくれない、
・仕事ばかりで、家にいない、
・趣味には力が入るのに、家族のことは考えない、
・浮気している、
・私(妻)ではなく、親族の味方ばかりしている、
 
などなど、様々ですが、
 
 
「なんであなたは、自分の問題をちゃんと見ないの!!!」
 
という部分では、共通しています。
 
 
 
結局のところ、判断はケースバイケースになってしまうので、
この記事を読んで即断、は危険だよ、ということは、あらかじめ申し上げておきますが、
 
 
まあ、あちこちのサイトを読むと、
最近は、人格障害的な問題について、
色々書いてあります。
 
 
ね、人格障害の人は、
自分の問題を、客観的に見ることが出来ない
(問題起こしてるのに、自分は正しいと思ってる)
まあそういう風に書かれてますよね。
 
 
でもね、
 
 
あのね、
 
 
人は、
そもそも、
 
他人の問題については、
 
内的・安定・全体的
 
な原因に帰属するものなの。
 
 
たとえば、誰かが階段から落ちたとしますよね。
 
不注意な性格だから、と、
 
内的(不注意というネガティブな資質)で、
安定(性格なので、不変)で、
全体的(性格なので、ほかの場面でもそうだろう)に、
 
帰属しがちなんですよね。
 
 
一方、同じ階段を、自分が落ちたときには、
 
外的・不安定・状況特殊的
 
な原因に帰属する傾向があるんですね。
 
 
具体的に言うと、
 
階段が急だった(外的)
階段にものが置いてあった(外的で、今回限りの不安定な要因)
だから、階段の問題だ(つまり、状況特殊的で、仕事とか料理とかには関係ない)
 
という風に、自己弁護する傾向があるって事。
 
 
 
どんな、精神的に健康な人でも、
他人の問題は、より本人の責任、
自分の問題は、より他人や状況の(不運な)不可抗力、
という風に、帰属する傾向が、
 
そもそもあるのが、人間なんです。
 
 
それを考慮しないで、
「あなたは、自分の問題と向き合ってない」
 
なんて言い始めたら、
そりゃ、ケンカにもなるし、
同意するポイントなんて、見いだせるわけないし、
 
 
そもそも、その、
「あなたは、自分の問題と向き合ってない」
 
という風に、私の目からは、そう見えた、
ということだって、
 
他人の問題は、より本人の責任に見える、
という、
 
人間の、しょーもない傾向が、
かけ算されて、何割増しか、何倍かになってるわけですから、
 
言われた方は、
自己弁護バイアスがかかっている解釈をしていたところに、
何割増しかの、責任を乗せた解釈を押しつけられそうになり、
 
必死で抵抗するに、
決まってるじゃない。
 
 
いま、私が熱心に読んでいる、
クリティカルシンキング、という本は、
ロジカルシンキングの本なんですが、
まあ、そういう、人間の、心理的傾向のことまで書いてあって、
とても、面白いと感じています。
 
それで、その本には更に、
こうも書いてあるんですね。
 
 
抑うつ傾向の人は、
自分の身に起きた、悪いことを、
 
自分の内的で、安定的で、全体的に、
原因帰属しやすい、と。
 
まあ、先ほどの、階段から落ちた話でも、
抑うつ傾向の人は、
 
自分の不注意のせいで(内的)、
私はいつもこうなる(安定的)、と考え、
どんな場合でも、自分の不注意な性格が問題を起こしている(全体的)、
と、解釈しやすい、ということです。
 
 
但し、その解釈がゆがんでいるとか間違っているとか、
そういう話でもないんですね。
 
ある研究によれば、抑うつ傾向の人の方が、
より、ロジカルにものを見ていて、解釈が正確だそうです。
 
 
これって、なんだか、
人間の業というか、限界というか、性というか、
そういうものを、表していると思いませんか?
 
 
まとめるとね、
 
 
人は、自分の身に起きたことは、
外的・不安定・状況特殊的に、つまり、
今回たまたま状況が悪くてそうなった的に、
自己弁護的に解釈するもので、
 
他人の身に起きたことは、
内的・安定・全体的に、つまり、
その人の性格とか能力の問題に帰属するもので、
 
 
しかも、
 
自分の問題を、
より正確に認識する人の方が、
抑うつ傾向を持っている、
 
 
となれば、
 
 
そもそも、人間にとって、
物事をまっすぐ見るって、
苦痛なんじゃないの?
 
という話になるわけですよ。
 
 
 
でも、このように整理してみると、
確かにそうかもなーって思います。
 
 
人間にとって、
物事をまっすぐに見るって、
苦痛なんですよ、やっぱり。
 
 
だからね、
 
自分の周りの人が、
問題から逃げているように見えるとき、
 
 
あれ、私って、
ものごとを、生真面目に、まっすぐ見ようとする傾向が強くて、
抑うつ傾向のある人のパターンをやっているのかも。
 
って、自分を省みて、考えてみてください。
 
そのこと自体は、
まっすぐ見ているのだから、悪い事とも言い切れないのですが、
 
 
やり過ぎると病んじゃうパターン、
とも言えるわけだから、
 
 
真面目なのはいいけど、
休み休みやろうか。
 
と、思ってみることも、必要ですよね。
 
 
そして、自分が自分の課題について、
真面目に捉えすぎることを、少し降りて、
 
ま、人のせいにしてもいっか。
自分で背負わないで、逃げるときがあってもいっか。
 
 
と、
 
健康に生きている人の、自分勝手さ、いいかげんさを、
ちょっとだけ、マネしてみるの。取り入れてみるの。
 
 
大丈夫。
 
もともと真面目なんだから、
あなたがイイカゲンで無責任な人になるまで、
何年かかるか、分からないから(笑)
 
 
 
そうやって、自分自身を、少しゆるめてみると、
 
そう、あなたの、いいかげんなパートナーが、あなたにとって、どう見えるか、
その、見え方も、変わってくると思うんだよね。
 
 
そこまで自分をゆるめてみたときに、
それでも、
 
コイツ、あり得ないぐらい無責任だ、
やっぱり無理だ、
 
って思ったら、
 
たぶん、その解釈は、正解です。
 
そのときは、
どうしようか?
 
別れます?
 
 
まあ、色々な事情があるので、
最終的には、その場その場で、ベストの判断をしていくしかないですが、
 
 
判断の前提となる、
物事のとらえ方が、
 
(若干いいかげんなところもある)健康な人のパターンに近づいてきたら、
きっと、後悔しない判断が出来ると思います。
 
 
まじめに、逃げずに捉えることと、
適当に、背負いすぎないように、いいかげんに解釈することと、
 
両方うまく使い分けられると、
いいですね。
 
 
ではでは!
 

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愚者は経験に学び、賢者は・・・(さてなんでしょう?)

 

あづまです。こんにちは。
 
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、
ドイツの宰相オットー・ビスマルクの言葉が語源です。
 
しかし、この言葉、どうやら誤訳・・・とまでは言えないですが、
かなりの意訳のようです。
 
もともと、「自分の経験から学ぶと信じているのは愚者だけだ。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。」というのが原文だったようですが、それを、どうしたんですかね、カッコつけたのか、歴史と訳してしまったみたいですね。
 
 
この誤訳のため、本当に大事な要素が抜け落ちてしまったようです。
 
 
最近、「クリティカルシンキング」という、先入観や思い込み、人間が陥りやすい間違った結論付けを避け、いかに正確に判断を下すか、という技術について、学んでいるのですが、
 
人は本当に、自分が経験したことを、重要視しすぎてしまうんですね。
 
 
例を挙げて説明すると、こういうことです。
 
たとえば、Aさんが不運にも交通事故に遭ったとしますね。
 
確かに、気をつけるべき点は色々あったのかもしれませんし、次に事故に遭わないように反省して改善できることは、改善した方がいい(車の通りが多く歩道がないところは歩かないとか)と思いますが、
 
そもそも、Aさんは、そのほかの大多数の人と比べて、取り立てて交通事故に遭いやすいライフスタイルで生きていたのでしょうか?
 
信号無視が多い、横断歩道以外を渡る習慣がある、スピード違反が多い、運転が荒い、など、明らかに危ない行動が多いなら、反省した方がいいですが、
 
そうでもないなら、
事故に遭ったのは、単に不運だっただけ、という話です。
 
 
事故の前後で、
Aさんが、今後事故に遭う確率が変化したわけではないです。
 
 
しかし、
自分が体験したことは、
本人的には、極めて重要な出来事ですから、
 
ここで、他人がどうなのか(他人の経験も考慮に入れる・・・つまり、自分の周りの人が事故に遭っている率ということ)も参照してみることなく、
 
自分の経験のみを重大視してしまうと、
 
 
自分の身の回りで起こる出来事についての、
起きる頻度を見積もる時に、
過剰に自分の経験に基づいて見積もってしまいます。
 
過剰に事故対策をしてしまったり(少しでも車の通りの多い道は歩かないとか)、
自分の子供に「交通事故だけは気をつけなさい!!」と口を酸っぱく言ってしまったり、
交通事故関係の保険には過剰なほど手厚く入ってしまったり(ほかはそうでもないのに)、
と、バランスを崩してしまうことがあり得ます。
 
 
火災保険を売るのに一番適した相手は、
火事にあったばかりの人である、
という、ブラックユーモアがあります。
 
 
もし、事前にクリティカルシンキングをしていて、火災保険に入らないことが、自分の人生においてメリットがあると判断していたのであれば、仮に、火事にあったとしても、その後も「それは不運な出来事であって、今後も火災保険には入らない」ということになるはず。
 
 
でも、そうならない。
人間の感情のなせる業です。
ここでは、感情が、判断を歪めてしまう方向に、マイナスに働いています。
 
 
そのときに、大事なことは、
自分の身に降りかかったことだけを基準にものごとを考えるのではなくて、
 
社会の統計データや、
身の回りの人の体験談、
など、他人の経験も考慮して、判断を下すと言うことです。
 
 
但し、マスコミのニュースを参照するのは、
若干問題があります。
 
人間の感覚は、狩猟採集の時代のものを色濃く反映しています。
数十人からせいぜい百人程度の人と付き合いがある、というライフスタイルです。
 
しかし、日本国内だけを考えても、人口が1億人を超えています。そこで起きたニュースというのは、身近には起きにくいことも、日本中から拾ってきて、”濃縮して”報道されてしまうので、人間の本能的感覚が狂います。
 
たとえば、殺人事件は年間1000件程度であるにも関わらず、メディアに登場する回数は、センセーショナルであるという理由、ニュースになりやすいという理由で、多いわけですね。1億人に対しての千件ですから、一年当たり、殺人事件に巻き込まれる確率は、10万分の1ぐらいですね。交通事故はその10倍ぐらい、心臓発作で亡くなる人は年間3万人なので、殺人の30倍。しかし、センセーショナルじゃないので、ニュースには全然なりません。ニュースを見て感覚的に判断すると、人生にどんなリスクがあるかの見積もりは、かなり間違ってしまうわけです。
 
 
 
さて、話を戻しますと、
自分の狭い経験だけにとらわれず、
・客観的な統計データ
・身近な人の体験談(の事実部分。尾ひれは除く)
 
も参照した上で、
判断を下すことが、とても大事なんですが、
 
 
人間ってどうしても、
自分の体験したことが、
世界中で起きているような、
感覚にとらわれやすいものなので、
 
このことを知った上で、
より一層、気をつけて判断する姿勢が、
大事なのかな、なんて思います。
 
 
そして、
 
こういう、冷静で客観的な判断基準も持つ、
という姿勢は、自分を救うのだと、私は考えています。
 
というのも、
冷静で客観的な判断基準を持って、
事故の前後での判断基準は、変わらないはずだと結論づけたとして、
 
でも、感情がそれについてこない、
どうしても怖くなってしまって、
過剰に保険に入りたくなったり、
外出を控えたくなってしまう、
 
という、
理性的な結論と感情的な結論に解離が生じている、
 
ということに気づくことが出来れば、
 
「あ、合理的判断に、感情がついてきていないんだな」と、
自分で気づくことが出来ます。
 
 
そうしたら、その時点で、
感情のケアの本を買って、実践してみるとか、
感情のケアが得意なカウンセラーを見つけて相談してみるとか、
 
自分の感情のケアをしよう、という、
建設的な行動が取れるからです。
 
 
一方で、理性的に判断して、
やっぱり自分の行動は危険が多く、その他大勢の、一般の人よりも自分は事故に遭いやすいと結論づけるのなら、
感情のケアではなくて、「行動を改め、事故に遭いにくくする」という方向で、現実問題に対処すべきであると結論が出せます。
 
 
 
理性的な判断を大事にしているからといっても、
私は決して、感情を無視していいとは考えていません。
感情、大事なんです。
 
人生の意味も、幸せも、
感情あってのものです。
だから、感情は大事なんです。
 
でも、理性的判断を、できなくなったら、
今度は、感情に振り回されるだけの人生です。
 
自分が、感情に振り回されているのかどうか、
どうしたら判断できるのか?
 
 
それは、ちょっと難しい話ではありますが、
 
最初に試みるべきチェックポイントは、
理性的な判断、クリティカルシンキングによる結論と、
感情的な結論が、一致しているかどうかです。
 
 
理性も感情も大事にする、
そういう姿勢を、
これからも、大事にしていきたいと思います。
 
ではまた!
 
 
ps.
例として「浮気問題」を使おうかと思いましたが、人間関係の問題の場合、単に確率的に不運だった、と結論づけられない問題が潜んでいることもあるため(浮気男は「今目の前にいる相手のことだけしか見えない」人が多いため、「私だけを見てくれている」という感覚を過剰に求める女性は、そういう男性とカップルを作りやすい、などの傾向)、確率の話として考えにくいんですね。
そこで、より、ニュートラルに確率の話として書ける事故の例を使いました。
本当は、本業である人間関係の話を例に、こういう記事が書けるようになりたいんですけどね。努力します・・・
 

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相手の問題を指摘するときの「作法」とは?

 

こんにちは、あづまです。
 
セラピーを仕事にしていると、
クライアントの問題点を(本人はまだ認めていなくて、言われたら痛いだろうけど)言わなければいけないのかな、と思うことも、しばしばあるわけです。
 
また、相談の中には、「相手の問題を指摘したら逆ギレされた」というような話も、多々あります。
 
 
そこで今日は、
なぜ、相手の問題を指摘すると、逆ギレされる、みたいなことを招きやすいのか?
では、相手の問題は指摘してはいけないのか?(全ては自分の問題ってこと?)
では、セラピストであるあづまさんはどうやっているのか?
 
みたいなテーマで、
お話をしてみたいと思います。
 
 
では、まず、
なぜ、相手の問題を指摘すると逆ギレされる、みたいなことが起きるのか。
そこから行きたいと思います。
 
まずは「原因帰属のズレ」という視点を押さえておきたいですね。
 
原因帰属というのは、何か問題が起きた時に、その問題の「原因」をどこに求めるのか、ということで、そこには「自分の問題」と「他人の問題」で、違いが出やすいんですね。
 
たとえば、遅刻した。
自分の遅刻の場合、(心の中で)電車が遅れたとか、出がけに面倒な用事を言われたとか、そういうことを考えます。つまり、自分の外部に原因を帰属した、というわけです。
 
他人の遅刻の場合、たとえ電車が遅れるとか、出がけの面倒があったとしても間に合うぐらいに、余裕を持って行動することが大事でしょ、と、みなすことが多くなります。とくにイライラしているようなとき、冷静な判断力が落ちると、この傾向が強くなります。
つまり、他人の問題については、本人の内部(心がけなど)に原因を帰属したわけです。
 
※自他の問題に対して、差が出ないように判断できるようにトレーニングすることが成長なんですけどね。
※ネガティブな自己概念を持っている人の場合は、なんでもかんでも自分のせいだと考える傾向があるケースもありまして、その場合、いまの話は当てはまりません。要するに人のせいにするぐらいの方が、健康で正常だ、ってことです。だからこそ、自分に問題がなかったかどうか、よく考えてみる冷静さが必要になるわけですね。脱線終わり。
 
 
もうひとつ、逆ギレされる原因を考えておきたいです。
 
それは、本人にとっては、どうしようもないと感じていることがある、てこと。
 
たとえて言うなら、アレルギー反応みたいなもの。
恋愛の問題をよく起こす人がいたとして、はた目から見ていると、本人が問題を作っているようにしか見えない。で、指摘すると、逆ギレ、みたいなことがあったときに、
 
本人の目から見ると、景色がまるで違うんですね。
たとえばあなたが、ある食材にアレルギーがあって、食事をするときに、とても気をつけないといけない、としますね。他の人は楽しそうに食事をしている。
自分は、食材にものすごく気を遣わないといけない。気を許して食べちゃうとアレルギー反応が出て、大変なことになる。
 
他の人は、自分以上に努力しているから、アレルギーが出ないのか?
と問えば、そうではないわけですね。
他の人は、たまたまアレルギー体質じゃないから、努力も別にしてないけど、アレルギーは出ない、というだけのこと。
 
 
アレルギーなどは、社会的な理解もあります。
話したら、大変だね、と言ってもらえます。
 
 
目の前に異性がいると、どうしても、近い距離を求めてしまって、恋愛トラブルに発展してしまうという反応パターンを、強く持っている人がいたとしますね。
 
この人にとっては、アレルギーの反応が出るのと同じぐらい、自分ではコントロールできない「反応」が出ているわけです。(まあ、その「反応」を変えていくのがセラピーなので、解決不能、って話ではないんですが)
しかも、生きている限り、食材はなんとか避けられるかもしれないが、この世界には男と女しかいないから、異性を避けて生きるのは、普通の社会生活を送ろうと思ったら無理。
 
周りの人は、恋愛トラブルを起こさないために、
それほど、努力をしているわけではないわけです。
アレルギーがない人が、アレルギー反応を起こさないために、別に何の努力もしていないのと、同じような意味で。
 
 
しかし、そういう反応を持ってしまっている人は、恋愛トラブルを起こさないために、人一倍努力をしないといけないわけです。自分の、その「反応」を変えるという発想がなければ特に。
 
 
で、そういう状態にあることを、
周りの人は、理解できないわけです。
で、原因を本人の「心がけ」「意識」の問題に帰属してくる。
 
 
こんな心に生まれた自分と、
そういう問題がない他人。
 
「何も知らないくせに、勝手なこと言うな!」
 
まあそんな話です。
 
 
でね、
 
この記事は、
周りから、どう語りかけるか、って話。
 
 
本人の、そういう景色の中に置かれている感じ方を、
語りかける側が、理解する努力をして、
 
その上で、
話しかけ方は、
言葉の調子とか、文字だけでは表現しきれないけれど、
 
 
「いやー、大変だよね、トラブルに見舞われること、多くてさ。
 何とかしたい、のかな?」
 
みたいな感じでしょうか。
 
一緒に肩組んで、先輩が後輩に話しかける、みたいな感じって言ったらいいのかな。
すくなくとも、対峙している感じじゃなくて、同じ方向を向いている感じ。
 
そういう感じで話しかけないと、
 
本人の側に立って見たら、聞く気にならないでしょ。
 
 
 
このワンパターンで全て対応できる、って話じゃないけど、
 
私は、クライアントさんに対して、何か指摘しなきゃいけないとき、
クライアントさんが現時点で同意するポイントはどこか、
それを考えつつ、指摘することにしています。
 
「違う」と言われたら、引き下がるわけです。
「あ、なるほどね。違いましたか。」と。
 
本人が「トラブルに見舞われることが多い」と被害者的な言葉を使っていたら、
「あ、なるほどね。トラブルに見舞われることが多いんですね。」と、それは受け取る。
 
解決策を考える段階では、必ず、自分はどうするのか、というテーマに向き合うことになるので、その段階ではちゃんと考えてくれるはず、と信じて(ここ大事)、被害者的な言葉も、まずは受け取ることが必要です。
 
クライアントが「困っている」「変えたい」と思っているポイントに、一緒に取り組むわけです。
 
 
本人が、自分の感覚として、困っていることを見つけ、そこに一緒に取り組むことが大事なのであって、
 
浮気症の夫に悩む妻の相談などで、
「夫は家族に迷惑をかけている」
「だから変わってほしい」
という相談も、よくあるわけなのですが、
 
それは、困っているのが本人じゃなくて、家族なので、
本人が困っていないことには取り組む動機がないわけです。
 
 
 
ここでまた、最初に上げた疑問点のひとつ、
 
では、相手の問題は指摘してはいけないのか?(全ては自分の問題ってこと?)
 
に戻りますが、
 
 
私は、
人に迷惑をかけないようにする、とか、
他人の気持ちを思いやる、とか、
 
道徳的な考え方には、価値があると考えていますし、
その価値観を基準にして、相手の考えが間違っているのでは? と判断することも、あっていいと考えています。
 
但し、それは絶対正義にはなり得ないし、相手が同じ価値観を持っているとも限らないし、ましてや、相手が「はいそうですか」と納得してくれるとも限らない。
 
 
正義とか道徳って、伝わるとは限らない、
ある部分では無力でむなしい、社会の仮決めルールなんです。
 
でも、その仮決めを、大切にしてみようっていう、多数の人の努力によって、なんとか保っているようなもの。(だから、道徳を大切に出来る人は、大切にすべきだと、あづまは考えていますが)
 
そして、
相手に伝えるときには、
正義や道徳を説いても、通用しないことがある。
 
ということも、悲しいけれど、分かっておくことが大事かな。
 
 
私は、そういうとき、
徹頭徹尾、本人の利益、という側面から話をすることにします。
 
それも、本人が受け入れる、納得する側面を探す。
 
 
たとえば、上述した、気づくと恋愛トラブルに発展する人に対してだったら、
「それは人としていけないこと」みたいな、道徳を振りかざす言葉は、使わないことにします。
 
「トラブルに見舞われることが多くて、大変だよね」
 
っていう風に、あなた嫌な思いをしちゃってるんだよね、という方に光を当てる。
 
 
そして、内面的な課題に取り組んだ方がいい、という理由も、
本人の(感情的)メリットにつながるポイントを、言います。
 
 
よく、夫の浮気問題で、相談に見えた「妻」の方が、
夫に言ったけれど「逆ギレ」で玉砕した言い方のパターンがあって、
 
×そのことで、家族は苦しんでるんだよ
×子供に悪影響があるでしょう
×人としていけないことでしょう
 
うえの二つは、
「周りの人が困っているから、あなたが内面の問題に取り組みなさい」
というような話。これが通じない典型的な言い方。
 
みっつめは、よく考えてみると、
誰のためなのかよく分からない言葉ですよね。
 
「あなたも私と同じ道徳法則を持っているはずでしょう?」という、暗黙の前提で言っている訳なんですが、前提が成立しないと、言葉も届かないわけですね。
 
 
逆に、伝わる可能性がある言い方は、
○人は(私は)(基本的に優しいけど、でも、)そんなに我慢強くないよ。その行為を繰り返していると、あなたとは一緒に暮らせない、という判断をする日が来るよ。
○そういう行動を繰り返していると、本当に愛情を持った相手とは出会えない(ので、あなた自身が救われない)よね。
 
みたいな、本人の直接のメリットに関する言葉です。
 
 
そしてそれは、
できるだけ、方便ではなく、真実を言うべきだと考えています。
 
「罰が当たるよ」
みたいな方便は、罰の存在を信じていない人には届きませんし、
「そういうことしてるとみんなに嫌われるよ」
みたいな、不正確な言葉は「ていうか、好かれてる(という事実がある)んですけど」って(心の中で)ツッコミを入れられて、言葉自体が無効化されてしまう。
 
本当に本当によく考えて、本人と対話して、見つけないと、届く言葉は見つからないんじゃないかな。特に身内などの当事者同士だと、聞きにくいですよね。
(上に上げた「届く可能性のある言葉」も、結局は相手次第、ということになります)
 
 
そしてもうひとつ。
解決の道を、本人が「これなら取り組めそうだ」と感じる形で提示すること。
これもまた、大事なことです。
 
 
人は、問題が起きているとき、
その問題が「自分のせいだ」という認識を持ち続けて、生きていくのは、難しく、苦しいものです。
 
だから、まず、他人や状況に原因帰属をして、そのことを考えるのを休もうとするんですね。それをまず、認めてあげること。
 
そして、その、苦しい道を、それでも選ぶには、本人にとってのメリットがないと、やる気になれないわけです。だから、本人にとっての直接のメリットの言葉で語りかけること。疑心暗鬼になっている本人に届かせるには、方便もダメ。真実の言葉でありながら、本人のメリットになることを語りかける必要があります。
 
さらに、提示する解決策が、本人にとって「これならやれそうだ」と思えるものであること。問題だけ指摘して、有効な解決策を提示しないのは、不安にさせるだけですからね。
 
 
そして、これらのことを、
愛情を持って行うってこと。
 
心の底から、あなたを大切に思ってます。
だから、つらくても、前に進んでください。
 
言葉にすると、どうしても安っぽくなっちゃうけど、表現するならそういう感じかな。
 
 
カウンセラーとしての関わりよりも、身内としての関わりの方が、愛情を持って関わるかどうか、という側面が、より大事になると思います。
だから、身内として関わる方が、難しいんだよね。
 
その、難しいことに、チャレンジするときの、サポート役としてカウンセラーを使ってくださいな。
 
では!

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セラピスト養成講座 新旧対応表

 

セラピスト養成講座 新旧対応表
 
(旧)人間関係力向上セラピスト養成講座
(新)人間関係セラピスト養成ワークショップ
 →(新新)心理セラピー&人間関係コンサルティング講座
 
の各講義の、新旧対応表を作りました。
 
(旧 基礎コース)
1日目 傾聴
2日目 フォーカシング・アンカーリング・RLT
3日目 インナーチャイルドの癒し(トランス誘導)
4日目 ゆるしのワーク・リフレーミング
5日目 イメージワーク・知覚ポジションの調整
6日目 ビデオ再現法(トラウマの解消)
7日目 メンタルな問題の分析法・ゲシュタルト療法
8日目 行動療法(アサーティブ・SFA・RLT)
 
(旧 上級コース)
1日目 セラピーの構成・傾聴
2日目 トランス誘導
3日目 ロジカルシンキング
4日目 ロジカルな聴き方・セラピストとしてのアサーティブ
5日目 「運命の相手」メソッド
6日目 症状と根っこの関係(吹き出し法・感情タグ)
7日目 リアルライフセラピーの組み立て・行動課題づくり
8日目 実践練習
 
 
あくまで、これは、
2014.10.21現在の構想でして、
講座内容を詰めていく段階で、変更になる可能性もあります。
それを前提として、対応表を作っておきたいと思います。
(2015.5.20追記&修正しました)
 
括弧内が、旧講座の対応する日です。
但し、毎回工夫をして、改善を繰り返していますので、
全く同じ内容ではありません。
 
 
(新 パートA) 心のエネルギーチャージの方法
1日目(旧基礎1) 傾聴・心のエネルギーチャージ
2日目(旧基礎2) フォーカシング・アンカーリング・RLT
3日目(旧基礎4) ゆるしのワーク・リフレーミング
4日目(対応なし) 負のエネルギーのブロック(セルフトーク・知覚ポジションの調整)
 
(新 パートB) より深い癒しのための方法
1日目(旧基礎5) 傾聴の復習+イメージワーク
2日目(旧基礎3) インナーチャイルドの癒し
3日目(旧基礎6) ビデオ再現法
4日目(旧上級6) 根っこの見つけ方
 
(新 パートC) より良く、より賢く、ニュートラルな視点で生きる方法
1日目(旧上級4など) ロジカルな傾聴・ふせんを使った「問題の整理法」
2日目(対応なし) イメージワークで症状の声を聴く
3日目(旧上級3) ロジカルシンキング
4日目(旧基礎8など) アサーティブ
5日目(対応なし) 問題を外在化するスキル(ゲシュタルト・イメージワークetc)
6日目(対応なし) 人生の変革期の乗りこえ方(プロセスコーチング的取り組み)
 
(新 パートD) セラピスト|パーソナルコンサルタントへの道
1日目 共感的な傾聴・整理して聴く「傾聴」
2日目 問題の、本当の根っこを見つける方法
3日目 トランス誘導上級編
4日目 「運命の相手」メソッド
5日目 人間が陥りやすい「原因分析の誤り」と対策
6日目 実践練習
 
※どのパートも、内容をより良くするために変更する可能性がありますが、
 特に、パートDについては、かなり大幅に変更する可能性があります。
 
※パートDで突然、「パーソナルコンサルタント」という言葉が登場していますが、
 「問題点の整理」「偏らない視点での改善策の提案」といった、
 コンサルタント的関わりを、企業のトップだけではなくて、個人にも提供、
 という「パーソナルコンサルタント」という立ち位置が、今後重要になると
 考えていまして、少々先走っていますが、そのスキルを教えることを、
 大事にしようと考えて、そうなっています。
 
 

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