HUG and ACTワークショップ ?愛されハートを手に入れる五つの秘訣?@札幌キノコ荘

 

恋愛から、長続きするパートナーシップへ。
 
続いていくカップルと、そうでないカップルの差は何か?
 
 
ひとつの答えは、
感情的自立、だと思うのです。
 
人は、感情的依存の心を持っているものです。
それは、決して間違っているわけではありません。
 
但し、本能のままに行動していては、500万年前のカップルのあり方、好きになって、結ばれて、セックスをして、妊娠出産をして、三年ぐらいは関係を続けて、その後カップル解消、という、
 
本能的な恋愛感情のみに従って、出会いと別れを繰り返す生活に、限りなく近くなってしまいます。
 
 
私たちは、感情的自立をして、進化する必要があるのです。
 
 
 
コントロールが難しい感情として、
・怒り
・不安
があります。
 
・感情を無視してしんどくなるのでもなく、
・感情をパートナーにぶつけて険悪になるのでもなく、
これらの感情と上手に付き合って、幸せなパートナーシップを手に入れましょう。
 
 
心理学的な方法満載の、ワークショップを行います。
このワークショップが土台にしているスキルは、以下のものです。
 
・アイスブレイク
・傾聴
・感情の話(ジョン・グレイの説を土台にしています)
・アサーティブ
・インナーチャイルド(一般的なインナーチャイルドの癒しと、だいぶイメージが違いますが)
 
きっと、愛されハートを手に入れるための、
ヒントや癒しや成長を、手に入れられると確信しています。
 
札幌に来られる方は、
ぜひ、参加をご検討下さいませ。
 
 
『HUG and ACTワークショップ
?愛されハートを手に入れる五つの秘訣?』
6/8(水)10?17時 
定員:12名 
参加費:15000円(参加費の15パーセントをチャリティとして東日本震災義援金に寄付します)
場所:キノコ荘
 
共催の珠帆美汐さんのページはこちら。
 
お申込フォームはこちら

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飲んではいけない飲みもの 飲んでもいい飲みもの

 

メンタル面に間接的にではあるけれど、少なからぬ影響を与えているのが、摂取している食物、そしてそこに含まれている栄養や毒です。
 
この本は、糖分を控えることが是、という風潮に疑問を投げかけています。
確かに、糖分の取りすぎは問題でしょう。しかし、その代案として合成甘味料を大量に摂取するということへの懸念を投げかけているのです。
 
合成甘味料は、最近はやりの言葉で言えば「ただちに問題はない」ということなのでしょうが、長期的な影響は未知数です。動物実験でも?摂取量にもよるわけですが?障害が出ている物質もあります。
 
アセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム、などの合成甘味料にはそれぞれ問題があるとのこと。「カロリーオフ=健康的」という短絡的なイメージは一旦リセットして、
「カロリーオフなのに甘い→合成甘味料使用では?」と冷静に考えることが大事ですね。
 
本来化学・生理学的な知識が必要な分野で、ともすれば難解になりがちな内容ですが、著者は、この化合物は、動物実験ではこういう障害が出ているという具体例を示しながら説明しているので分かりやすいです。
 
化学や生理学が分からなくても、食品の成分表示に書かれた添加物名が読めれば、本書と照合して「なるほど、そういうリスクがあるのか」と理解できます。
 
なにより、商品名を列挙して、これがあぶない、これは大丈夫と、堂々と評価しているその勇気に拍手、です。
 
そして、過度に危険性を煽り立てることもしていない、バランスの取れた言説も好感が持てます。
 
 
飲んではいけない飲みもの 飲んでもいい飲みもの
渡辺雄二 著 だいわ文庫

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良かれと思ってしたアドバイスが裏目に出る理由

 

他人に、良かれと思ってアドバイスしたはずなのに、裏目に出てしまうこと、ありますよね。
 
解決志向ブリーフセラピーに「アセスメント」という概念があります。
セラピストとクライアントの関係を査定する、ということです。
 
セラピストから見て、クライアントが、
 
「問題はない」と言っている状態を「ビジター」
「問題はあるが、私のせいではない」と言っている状態を「コンプレイナント」
「問題があり、私にも責任がある」と言っている状態を「カスタマー」
 
といいます。
 
心の体力の状態と、関係しますよね。
 
あまりのショックに、現状を認められない状態というのは当然、「本当は問題はなかったんだ」と否認したくなります。この状態のときには当然「ビジター」になっているわけです。
 
少し落ち着いて、現状を認めてきても「なぜ私が!私のせいじゃないはず!」と思っている段階では、当然他者否定・不平不満愚痴状態になります。これが「コンプレイナント」です。
 
解決志向ブリーフセラピーでは、
「ビジター」「コンプレイナント」の状態のクライアントに対しては基本的に、
 
傾聴(話を聴く)
コンプリメント(よいところを見つけてほめる、辛い話はねぎらう)
 
という対応をせよ、と教えています。
 
 
私のように開業しているセラピストのところに「ビジター」が来ることは滅多にないと思いますが(なぜなら、お金を払ってまで相談したいわけですから)、スクールカウンセラーなどは「先生に言われたから来たけどさぁ」みたいな「ビジター」が来るようです。
 
そして、ここが大事なところですが、私たちが日常生活で接しているほとんどの人は、「ビジター」です。
というのは、他人に自分の恥ずかしい心の内まで話そうという準備なんて出来ていないからです。
問題について話そうと思っていないからです。
 
 
そう、ビジター、コンプレイナント、カスタマーという分類は、クライアントの心の体力の状態だけではなく、クライアントとセラピストの関係性(日常生活においては他人と自分の関係性)も重要な要因になって決まるものなのです。
 
そして、ビジターに対する接し方としては、
 
傾聴(話を聴く)
コンプリメント(よいところを見つけてほめる)
という対応をせよ、
 
でしたね。
 
 
もちろん、相手がアドバイスを求めてきていなくても、
本気で、まっすぐに相手と向き合って、苦言を伝えるということも、必要な場面はあるでしょう。
(但しそれはコミュニケーションのかなり上級編です)
 
ですが、
基本はやはり、
 
自分の幸せは自分の責任
相手の幸せは本人の責任
 
をわきまえて、ほとんどの他人はあなたにとって「ビジター」なわけですから、
余計なお節介をせず、話を聴いて、ほめたりねぎらったりする。
 
そういう対応が「基本」だということです。
 
 
ま、私も心理学を学び始めた頃はお節介したくなったものですが。
自戒を込めて。

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苦言を言うときは、相手のペースに合わせた提案をする

 

色々な人と付き合っていると、その行動間違っているよ、と感じることは結構あると思うのです。
 
私の場合は、恋愛相談を受けていますから、
 
・既婚者と恋愛(不倫)している
・自分は結婚しているが、別の人と浮気してしまう癖がある
 
などの相談は、よくあります。
 
 

言ってはいけない、現状容認の言葉。

 
こういうときに、ぜったいに言ってはいけない言葉はもちろん、
 
「自分のしたいようにすることが一番」
みたいな、現状の行動をすべて容認してしまう言葉です。
 
これは、甘やかしであって、一見聞こえのいい言葉ではありますが、
相手と真剣に関わることを避けているのです。
 
 
やはり、その行動を改めなければいけないという、方向を示す必要があります。
 
 
…しかし、ここまで書いたことを大前提として、ですが、
 
 
「その相手とは別れた方がいいよ」
「その関係は清算した方がいいよ」
 
こんな言葉が、相手の心に響くことは、まずないと言っていいです。
反発を食らうことすらあります。
 
 
私など、
「まあ、その人との関係は、とりあえず保留で。」
なんて言うことが非常に多いです。
 
 

なぜ、反発を食らうのか?

 
なぜ反発を食らうのか分からないようでは、
アドバイスをする人間としての見識が足りないと反省すべきです。
 
ひとことで言えば、相手の背景を理解していない、ということに尽きます。
 
アドバイスをするときのコツですが、
・一言目に言いたくなる内容をまず考えます。
・それに対して、分かってるけど出来ないのよ、と言われたと想像します。
・それに対してさらに、有効なアドバイスを考えます。
 
というのは、
たとえば、不倫している人なんて、
自分でも何度も「やめた方がいい」って自分に言っているはずですし、
友達に相談すれば「やめた方がいいよ」って言われているんですね。
 
それでも、別れたら奈落の底に落ちるような感覚があって別れられないとか、なにか、本人には簡単に解決できない理由があって、今の状態を続けているわけです。
 
同じ環境に置かれたときの、感情の感じ方は、人それぞれ相当違います。
あなたの感じ方と、その相手の感じ方は、10倍ぐらい違うかもしれないのです。決して誇張ではなく。
 
 
そういうことを前提として、そのひとは今、なんとか自分を保とうとして、今の状態に留まっているかもしれない、それを前提としないと、有効なアドバイスにはなりません。
 
不倫の例で言うと、
 
「その相手とは別れた方がいいよ」
「分かってるけど、別れられないんだ…」
という受け答えがあったと仮定して、そこから先、何を言うかが問われるわけです。
 
 
私の場合、実際に専門家として相談を受けている状態ですから、
・別れたとしたらどんな気持ちになりそうなのか
・その相手といることで、どんなメリットを得ているのか
・その(ひどい)相手からでも、そのメリットを欲しいと渇望してしまうのはなぜか
※「メリット」とは例えば「中絶経験のある私のことも否定せず受け入れてくれる」
などの、本人にとって極めて重要な心理学的メリットのことが多いです。
 
そういうことを訊いていきます。
 
 
そして、相手との関係については、
「とりあえず、いまはその人が支えになっているわけだから、保留にしましょう。
 ただ、保留にしただけで3ヶ月たったら、また同じ問題に直面するわけだから、
 保留にしつつ、内面の問題に取り組んでいきましょう。」
 
というような言い方で、「当面保留」という提案をします。
 
 
私の方針ですが、
・いつかは解決する、という意志を持つよう促す
・いきなり「別れる」という荒療治はしない
・内面の問題を解決するための有効な提案をする
・本人が自分で取り組める範囲で、アドバイスをする。
 
 
よくあるのは、
・幼少期の寂しさを掘り起こすワークを行い、それをある程度癒す
・彼との関係以外の人間関係を整えるよう、行動課題を出す
・自分に自信をつけられるような、セルフセラピーのワークを出す
・どんな結婚生活がしたいのか、希望のある未来のイメージを持ってもらう
といったやり方です。
 
 
相手の背景や、現在の心の状態を思いやり、
今の相手に無理なくできるレベルで提案することが、
極めて重要なのです。
 
 
他人に苦言を言うときは、相手のペースに合わせた提案をする。
大事なことです。

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「叱る」とは「あんた不幸に向かってるよ」と諭すこと

相談を受けていると、親は全然ほめてくれなかった、怒られるばかりだった。そういう主張を聞くことは多いものです…すこし長い言い方ですが、「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」「私はいま、困ってるんだ。その行動やめてくれ!と苦情を言う叱り」という二種類の「叱り」を使って説明していきます。

相談を受けていると、親は全然ほめてくれなかった、怒られるばかりだった。
そういう主張を聞くことは多いものです。
 
確かにその通りなのでしょう。
 
但しここで私は、本当の意味で、自分の成長につながる形で、怒られたり、叱られたりする経験を積んでいない人は、意外と多いのではないかと主張したいのです。
 
本当の意味で叱ってもらえていない人が多い、ということ。
 
 
本当の意味で叱るというのは、なかなか難しいことです。
本人の成長を心底考えていないと、叱れないですから。
 
子供の成績がよかったらほめる。悪かったら叱るという親は多いですが、
将来生化学の分野に進みたいという本人が、生物や化学を要領よく勉強していい点を取ったとして、大抵の親はそこでほっとして安心してしまうわけですが、本当は「目先の点数ではなく、10年後にも忘れない、一緒の糧になる勉強の仕方をしろ」と言わなければいけないわけです。
 
あるいは、これは京セラの稲森和夫氏の本に書いてあった話ですが、社用車で出勤するときに奥さんがたまたま同じ方向だった。「乗っていくか」と声をかけたら、会社の車なので私用には使わないとの返答。これは一本とられた、という話。自分の利害や都合よりもきちんと筋を通していますね。
 
 
親からよく怒られたという話は、よく聞きますが、
親が怒る理由の多くは、親の都合です。
「これ以上要求されても答えられない、もうめんどくさい。」
「部屋が汚い。掃除するの、誰だと思ってるの!」
「おやつはもうないよ。わがままばっかり言うんじゃない!」
 
 
ここでは「怒る」と「叱る」の言葉の意味についての話はしません。理由は、ひとそれぞれ違う意味で使っている、混乱の多い言葉なので、言葉を定義しようとすると、本題から外れて言葉遊びになってしまう懸念があるからです。
 
その代わりに、すこし長い言い方ですが、
「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」
「私はいま、困ってるんだ。その行動やめてくれ!と苦情を言う叱り」
という二種類の「叱り」を使って説明していきます。
 
 
上に「親が怒る理由の多くは、親の都合」と書きましたが、「私はいま、困ってるんだ。その行動やめてくれ!と苦情を言う叱り」と同じことです。
 
 
ここで、誤解しないでほしいのは、「私はいま、困ってるんだ。その行動やめてくれ!と苦情を言う叱り」も必要だということです。これが悪いものだと言いたいのではありません。
 
 
もちろん、一定の「叱り方」の配慮は必要です。
恐怖しか記憶に残らないような大声での怒鳴りであるとか暴力では、仮にどんなに真剣に「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」をしたとしても、マイナス効果が大きすぎます。
 
その上での話ですが、
 
 
ここで私が問題にしたいのは、
「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」
を経験していないこと、です。
 
 
私の信念ですが、親は感情込めて怒ったっていいと思いますし、自分の都合で怒ることだってあります。冷静に言った方がいいなんて気取って、イヤミになり、相手の心が冷えるような冷たい言い方になるぐらいなら、熱く怒った方が千倍マシだと思っています。
 
 
でも、ひとつだけ、
「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」
これを【しない】こと、つまり相手が、自分の人生を歩むことをあきらめて、間違った方向に進もうとしているときに、本気で「戻ってこい」と言わないこと。
 
そのことが一番、冷たいことだと思うのです。
 
 
表面的に柔らかい人で、
声を荒げない人で、
下品で荒っぽい言葉を使わない人で、
相手をほめることが多い人であっても、
 
 
「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」
これが出来ない人というのは、やはり落ち度があると思います。
 
 
むしろ、
 
荒っぽい感じがある人で、
下品な言葉も使う人であっても、
「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」
が出来る人の方がよほど優しいし愛情があると思います。
 
まあこういう人の場合、
「おまえなぁ、その生き方違うぞ。もっと自分を大切にしろ!」
ぐらい荒っぽく言うかもしれませんが。
 
 
 
人生の道を踏み外して、不幸に向かおうとしているときに、
「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」
これをしてもらえることが、本当の意味で「叱ってもらえた」ということです。
 
これに当てはまらない形の「怒られ」や「叱られ」が全て無意味だということではありませんが、「あなたはいま、不幸に向かってるよ。戻って来なよ!と諭す叱り」を経験することは、必ず必要です。
 
 
いま、ご自分の人生を振り返って、ほめられたことや叱られたことについて考えている方へ:
本当の意味で叱られた経験が自分にはあるかな? どうか、そのこともよくよく考えてみてほしいのです。

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男のマリッジブルーは、プロポーズ前にやってくる

マリッジブルーというと、女性がなるもの、というイメージがありますが…男性はマリッジブルーにはならないのでしょうか…「コミットメント」をするタイミングは、男女で違っています…男性にとって、女性のマリッジブルーに相当するものは、「プロポーズする前に迷う時期」ということになるわけです。

マリッジブルーというと、女性がなるもの、というイメージがありますが、ではなぜ、女性がなることが多いのでしょうか?男性はマリッジブルーにはならないのでしょうか。
 
その答えを探るには、男性と女性の結婚に対するプロセスの違いを考えておく必要があります。
多くのカップルでは、男性がプロポーズしますね、そして、女性がそれを受けるという形。
もちろん、うまく行くカップルでは、正式にプロポーズする前に、お互いに「ずっと一緒にいたいね」といった、暗黙の意思の確認がなされていることも多いわけですが、それでも、この手順がとても重要な意味を持っているのです。
 
実は、結婚というのはそれなりに覚悟が必要なイベントです。
経済的な利害関係も密になりますし、結婚しても自分の幸せは自分の責任という考えが大事、とはいうものの、自分の幸せをしっかり考えた結果やはり離婚だという話になった場合、やはり精神的経済的負担は非常に大きいものです。
 
ですから、この人で本当にいいのか、そうやって悩むことは、自然なことですし、その悩みを乗りこえる過程で人間的にも成長するものです。
 
 
まあきっと、色々あるだろうけど、ベストを尽くして、この相手と一緒に頑張っていこう、そういう気持ちになる(腹をくくる)ことを心理学的には「コミットメント」なんて表現したりしますが、そのような「覚悟(コミットメント)」が、結婚には必要なのです。
 
 
その「コミットメント」をするタイミングは、男女で違っています。
 
男性からプロポーズすることが多いですから、男性は、プロポーズの前にコミットメントしているわけです。
一方、女性は、彼氏からプロポーズされてから、迷い、悩み、そして覚悟を決めていくわけです。その期間に気持ちが不安定になることを、一般的に「マリッジブルー」と呼びます。
 
男性にとって、女性のマリッジブルーに相当するものは、
「プロポーズする前に迷う時期」
ということになるわけです。
 
この時期はまだ結婚を決めていないですから、マリッジブルーと呼ばれることはありませんし、女性の側も、彼が女性で言えばマリッジブルーに相当する状態になっているとは全く思っていないですね。
 
むしろ、女性には出産のタイムリミットがあるのに、男性はそれがないから気楽だ、ぐらいに世間では思われていることが多いようです。
 
そういう要素も、もちろんあると思いますが、男性は自分が根っこに持っている気持ちに気づくことが、女性よりも苦手ですから、本人も気楽に考えていると勘違いしていて、でも実際は、マリッジブルー的な状態になっているということは、起こりうることなのです。
 
 
もしこの記事を、男性のあなたが読んでいるなら、自分が結婚に対して思っている気持ちを余すところなく紙に書き出してみて下さい。結婚したい気持ちも、結婚に対して抵抗がある感じも、全て出してみることが大事です。そして、最近は言っても無駄だからと、言うのもあきらめていた、現在の彼女に対する不満も、ぜ????んぶ、書いてみること!
 
すると、いま、気楽に構えていると自分でも思っていた、なかなか結婚する気にならないという状況が、本当はものすごく結婚が嫌だと感じていることが原因であると気づくかもしれません(もちろん、そうでないかもしれません)。
 
 
逆にもしこの記事を、女性のあなたが読んでいるなら、彼は言ってみれば「プロポーズ前ブルー」とも言うべき状態になっているかもしれないわけですから、プレッシャーをかけてみたり、女性には出産のタイムリミットがあることを説明してみたりしても、むしろ逆効果であることが理解できると思います。
 
ここ一番と言うときに、自分の意見を押しつけてくる女性とは、結婚したくないなぁと男性の潜在意識は感じるものですから(男女逆にしても同じですから、この気持ち、分かりますよね?)。
 
ではどうしたら? という話になるわけですが、一番大事なポイントは、彼がどんなことに不満や不安を持っているか、ちゃんと聞くことです。彼だって、あなたの助けになりたいと思う気持ちはもちろんあるわけですが、神様じゃないですから、限界も弱さもあるわけです。それを受け止められる大人の女性でいることが、彼の「プロポーズ前ブルー」を解消する、一番のクスリなのです。
 
 
そして、結婚はこのように「コミットメント」が必要なぐらい重要なイベントですから、私は、出会って相手のことをよく知る前から「結婚しよう」「結婚しよう」という人間は、あまり信用できないと感じています。
むしろ、なかなかプロポーズできないぐらいの方が、本気で悩んだり考えたりしていると思うのです。
 
 
なかなか彼女との結婚に踏み切れない男性のあなた、
彼氏がなかなかプロポーズしてくれないとお嘆きの、女性のあなた、
 
その症状は、言わば男性のマリッジブルーである、「プロポーズ前ブルー」かもしれませんよ。
 
そういう視点も一度持ってみて、対処法を考えてみてはいかがでしょうか。
 
 
参考記事:
マリッジブルー 【マリッジブルー】
マリッジブルーの彼女にかけたい言葉
マリッジブルーの原因と解消法?男性と女性でこれだけ違う
も参照してみてください。

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私はなぜ、恋愛アドバイスではなく、恋愛セラピーを提供するのか?

 

私が恋愛セラピーを行っている意味、についてです。
 
色々な本には、彼に【依存】していると、かれにとってあなたは【重い女】になり、あなたが依存心を丸出しにして「好き好き」と迫るほど、彼はあなたから離れていく、であるとか、
 
暴言を吐く男性は、選んではいけない、であるとか、
 
彼の言葉だけではなく、彼の行動を見て、付き合うかどうか決めよう、であるとか、
 
一人でもいられる自立したふたりが、より幸せになるために一緒にいるのがいい恋愛、であるとか、
 
 
色々なアドバイスが書かれていますが、
今書いたようなことは、実は重要な側面が全て抜け落ちています。
 
それは、【感情】の存在、【潜在意識】の存在です。
 
 
恋愛「アドバイス」は全て、行動に関するものです。
 
それに対して恋愛「セラピー」は、行動に関するアドバイスも行ってはいますが、行動の元になる感情や動機といった、潜在意識への働きかけも、重視しています。
 
 
恋愛アドバイスだけに頼ると、次のような問題に突き当たりがちです。
 
【ケース1】
彼に【依存】するのがいけないというアドバイスを受けた。
確かに、彼に頼りすぎていて、ちょっと頼りない姿を見たら文句を言っていた。反省した。
 
で、解決策として、【我慢して彼に合わせる】という方法をとった。
 
しばらくはうまく行ったけれど、今度は次第に自分が苦しくなってきて、結局自分から彼に別れを告げることになった。
 
【ケース2】
暴言を吐く男性は、選んではいけないとアドバイスを受けたので、今度は付き合う前に【よく見る】ことにした。
 
出会った男性は、優しくて、今度こそ、と思わせる魅力十分だった。
 
付き合って半年後、なんとその彼から、暴言を吐かれるようになってしまった!
もう意味が分からない!
 
このようなケースでは、詳細なメカニズムは私も十分に分かっていませんが、女性の側も、心の内に怒りと罪悪感を封じ込めていることが多いものです。フタをしていても、やはり、すぐ謝る卑屈な姿勢とか、気づいていないが使う言葉がネガティブであるとか、ここ一番のときに相手を心から応援しない態度であるとか、何か、無意識の行動に表れることが多いものです。
 
 
 
要するに何がいけないのか?
 
それは、人間には、意識的な行動だけでは解決できない問題がある、ということです。
潜在意識が、意識的な行動の邪魔をしていることも、多々あるのです。
 
アドバイスだけでは、解決できない問題があります。
 
 
潜在意識を変容させることを考えない人は、
「性格は変わらない」
「恋愛体質」
「好きという気持ちは止められない」
などの言葉を使います。
 
しかし、潜在意識の問題に取り組む気さえあれば、
「性格(感情の反応パターン)は変えられる」
「心の内にある孤独感を癒し、恋愛スイッチが入りすぎない自分になる」
「心の内にある罪悪感を癒し、問題のある人を助ける恋愛パターンを、心底抜け出す」
「好きという気持ちも、マイナス感情が混ざっていることがあり、改善する余地がある」
ということが可能であると分かるはずなのです。
 
 
だから私は、恋愛の悩みに対して、
単なるアドバイスではなく、
 
潜在意識を変容させるスキルを色々取り入れた、
 
セラピー
 
を提供しているのです。

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彼女が出来ない男性は、まず仕事を頑張れ。

 

恋人が出来ないときに、どうするか?
 
実はこの問いは、
 
彼氏が出来ない女性
彼女が出来ない男性
 
で、アドバイスが全く違います。
 
 
このコラムでは、彼女が出来ない男性がどうしたらいいか、という話を書きます。
 
 
一番大事なことは、
・ある程度出会いのある場所にいる
・自分の得意分野を磨き、自信をつける
・目当ての女性だけでなく、みんなに親切にする
 
ということです。
デートにハッキリと誘ったり、ちゃんと告白するなどの行動は大事ですが、それは一般的に知られていることなので、このコラムでは、男性のメンタリティー・心構えに関することのみ書きます。
 
 
今のご時世、高度成長期のように会社員になったら一般職の女子社員との出会いがあるなんて話はほとんどありません。だから、自分から出会いのある場所に出向いていくという意欲が必要なのです。
 
 
それから、これもすごく大事なことなのですが、男性の場合、仕事を一生懸命にしていると自信がついてきて、その自信が魅力になり、モテることにつながる、ということが少なくありません。
 
 
但し、仕事を頑張るときに、大事な問いがあります。
 
 
「その仕事、好きですか?」
 
 
嫌々やっている仕事を、クビにならないようにイヤイヤ必死にやっている、出世競争から落ちこぼれないようにイヤイヤ必死でやっている、ノルマを達成できないと給料が減るので、イヤイヤ背水の陣でやっている…
 
残念ながら、これはあまりモテることにつながりません。
 
逆に、やりがいを感じていて、お客さんの喜ぶ顔が嬉しいとか、上司に「驚いた」と言わせるぐらい業績を上げるのが面白いとか、自分がわくわく楽しいモードには入れるような動機で仕事をやっているかどうか。それが大事なことです。
 
 
女性の愛情を信じてください。断言できますが、あなたの奥さんになる人は、あなたが活き活きと働き、活き活きと遊び、活き活きと人生を送ることを望んでいる人です。
 
そういう人がいるはずだと信じてみて下さい。
 
その人との将来の生活を本気で守る気になって、そのために今の自分の仕事上のスキルを真剣に磨き、お客さん、上司、ひいては社会に貢献する。そういう気持ちになっているときには、きっと応援者が出てきます。
 
 
彼氏が出来ないのは、頑張り過ぎのことが多いですが、
彼女が出来ないのは、頑張りが足りないのです。
 
それも、やらされ仕事ではなくて、自分のライフワークと言える仕事に、本気で取り組むこと。
 
 
自分の強みを、しっかり見つめて下さい。
そしてそれを、徹底的に磨いていきましょう。
 
そうやって、自信をつけて、社会に貢献できる自分を育てていく。
 
 
男性が恋愛でうまく行くためには、こういう考え方が、必要です。

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傾聴では解決困難なテーマに取り組みます。

 

女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学では、一般的な「カウンセラー」の手法である「傾聴」では解決が難しいテーマを手がけています。
 
たとえば、「いい男となかなか出会えない」というテーマの場合、
悩みを「傾聴」して、気持ちが楽になったとしても、本当の問題は解決せず、また悩んで相談に…気持ちが楽になって…という無限ループになりかねません。
 
傾聴してもらうと「気づき」が起こるという考えのセラピストさんもいらっしゃるようですが、私は、完全否定はしないものの、効果が低いと考えています。特に、恋愛依存症傾向があったり、恐怖症傾向があるケースの場合、問題の核心について語る必要があります。つまり、表面に現れている症状である、恋愛の話だけをしていても、解決しないのです。
 
だから、問題の核心がどこにあるのか探ることをしています。
たとえば、
・実は本人も自覚できていない男性への恐怖心にあるのか、
・自分らしく生きていないことが原因なのか、
・過度に自己犠牲的な心のクセが問題なのか、
・実は何か、強く抑圧している過去のトラウマ体験があるのか、
 
そういうことを探るわけです。
 
そして、その「根っこ」にたどり着いたら、解決のために最も有効だと考えられる解決方法を選び(セラピーのワークなど。この段階では「傾聴」も解決方法に含まれます)、それを実践して根っこからの解決を目指します。
 
 
傾聴のスキルはあらゆるカウンセリングの基本であり、とても重要なものです。
しかし、傾聴から一歩二歩踏み込んだ、解決のための本心の提案が出来ること。
 
これを、女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学では、目指しています。

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「めんどくさい女」から卒業する方法

 

お友達の心理カウンセラー 心屋仁之助さんがやってくれました。
 
「めんどくさい女」から卒業する方法 表紙写真
 
「めんどくさい女」から卒業する方法?「でも」「だって」「どうせ」が口ぐせのあなたへ
 
 
私も以前に、メルマガのこの号などで、
「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」などのDで始まるネガティブワードを使うクセがあるとしたら、それは気をつけた方がいいよ、という話を書いたりしていました。大事なことなんです。
 
それが、こんな形で、すごく分かりやすく、本になっているとは!
驚きました。
 
内容も分かりやすく、カウンセラーが隣にいなくても、理解できることばかりです。
 
心理学の概念って抽象的で分かりにくいですが、これなら大丈夫。
心理学にありがちな、分かったつもりで勘違いしているということも、ないです。
 
それゆえに、読んでいて、あいたた……と感じるかもしれませんが。
 
 
 
この本に貫かれている考え方は、
 
物事を自分勝手にネガティブに捉える「地獄思考」がまずある

すると、悪いことばかり起きるように見える

自分を守るために、心のセキュリティーを高める(鎧で固める)

セキュリティーソフトを入れすぎたパソコンが重くなるように、
自分自身のパフォーマンスが低下する

そして、その結果として問題が起きる
 
 
というものです。
会話例などは、もう、当てはまる人は「あいたた…」と思うんじゃないでしょうか。
 
 
でも、なんというか、
 
あったかいんですよ。
 
 
そんな自分がいてもいいよね、
というところから始めていこう、という考えで書かれているから。
 
 
この本だけで、全て解決することは期待しない方がいいと思います。
でも、間違いなく、取り組むべきポイントに(強制的に)気づかせてくれます。
 
まあそんな、気づきを得るための本として、活用してみては?
 
そして、自分でできる取り組みも紹介されているので、
カウンセラーに相談する前に、自分でできることをやってみる。
そういう姿勢で読んでみるのは、お勧めします。
 
 
 
「めんどくさい女」から卒業する方法?「でも」「だって」「どうせ」が口ぐせのあなたへ
 
お勧めです。

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