良いことがあったあとには悪いことがある!?

 

私たちが何となく思い込んでいる信念の中に、
 
「良いことと悪いことのバランスがある」
 
というものがあります。
 
何か、ツキの総量があって、良いことが起こると、その分悪いことが起こって、自然にバランスが取れている、というような。
 
果たしてそれは、本当なのでしょうか?
 
 
私は、それは間違いだと考えています。
 
 
幸せに生きることも出来れば、トラブルばかりの人生に足を踏み入れることも出来る。
そう考えています。
 
 
ではなぜ、何となく、良いことと悪いことのバランスがあるように感じるのでしょうか。
 
私はそれは、人間関係から生まれた思い込みなのだと解釈しています。
 
特に、閉鎖的な人間関係では、そういう思い込みが生まれやすい条件が揃います。
・誰かひとりだけが幸せ続きだと、嫉妬される
・嫉妬されると、親切にされなくなる
・結果的に、良いことが続くと、(嫉妬によって)悪いことが起こる
という仕組みで。
 
閉鎖的な人間関係のうち、私たちの信念にもっとも大きな影響力を持つのが子供時代の家族です。兄弟間の嫉妬や、親の嫉妬(多くの親は頭では子供の幸せを願いながらも、感情的には自分以上の幸せを子供に許さないものなので)などによって、幸せと(嫉妬による)不幸がペアになりがちです。
 
 
ここでよくよく、嫉妬の肯定的な側面を考えてみると、実は、相手ばかり得をしていて、自分が損をしているにもかかわらずそれに気づかないようでは、他人から利用される一方になってしまいます。だから、自分が損をしていることを敏感に察知する能力があることは、大事なことなのです。
 
 
すると、良いことがあると悪いことがある、の本質は、こういうことだとわかります。
 
自分だけ得をしようとして、他人の嫉妬の感情をないがしろにしていると、
結局最後に自分が損をする、と。
 
 
ということは、良いことと悪いことのバランスを破る方法は、シンプルです。
 
分かち合うことです。
 
自分だけ得をしようとするのではなく、それを(特に閉鎖的な人間関係では)周りの人と分かち合うこと。
周りの人への貢献を忘れないこと。
 
すると、
・他人の幸せを喜べる、人徳のある人からは、幸せを祝福されるのはもちろん、
・嫉妬心の強い人からも、利用価値があるからと、重要視されて、
 
動機はともあれ、周りの人から大事に扱われるのです。
 
 
嫉妬心などなく、お互いに相手のことを思いやり合う関係を持ちたいと願うのは、もちろん素敵なことですが、現実問題、やはり嫉妬心が強い人ともつきあっていかなければならないわけで、幸せを分かち合ったり、周りの人に貢献したりすることは、自分の身を守るためにするのだと考えてもよいと思います。
 
 
もしもあなたが、
良いことがあったら悪いことがある、という思い込みを何となく持っていて、そのために、幸せに対していつもブレーキを踏んでいるとしたら、このコラムをよくよくお読みになって、その思い込みをちょっとだけ崩してみませんか?

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「共感」できると、女性の扱いは一気に楽になる

 

私が以前はまった罠ですが、一般的に、男性に期待されていることをきちんとこなしていたのに、関係がうまくいかなかったことがありました。
 
デートでおごる。
プレゼントをする。
 
料理もする。
家事もする。
きちんと仕事をして、稼ぐ。
 
 
でも、ダメ。
なぜ? 俺はこんなにがんばってるのに!
 
 
それは、女性の感情をちゃんと受け止める、それができていなかったんです。
 
女性の感情を受け止めるとはどういうことか、もう少し説明しますね。
 
たとえば、彼女が怒っている。まあ何か、昼間面倒なことがあったんでしょう。
 
自分とは関係ない場所で起きたことなんですよ。彼女が自分でやっていたことで、トラブルがあった。それで、マイナス感情が整理できなくなっている。
 
で、彼女は、いかに自分が正当なのか、いかに相手がひどいのか、あなたの前で主張を始めるわけです。
 
ここで大抵男性は【理性的に】コメントを返します。相手の問題もあると思えばそう言うし、彼女の側にも問題があると思えばそう言いますね。
 
それが地雷です。
 
 
彼女が望んでいる対応は、そうではないんですね。
彼女は一生懸命、自分の主張を、あまりうまくない論理で話そうとしている(中には怖いほど論理的な女性もいますが)のですが、本当に表現したいのは、
 
【私は嫌な気持ちをいっぱいため込んでしまっている。助けてほしい】
 
ただそれだけなのです。
表面的な論理に目を奪われてしまってはいけないのです。
 
彼女の話の論理的な内容に、一旦フタをして、その奥にある彼女の「気持ち」「感情」の声に耳を澄ませば、いったいどんな心の声が聞こえてきますか?
 
「私、あのとき、ホント嫌だったんだから」
「すごくみじめだったんだよ!」
「不安で、心細かったんだから」
 
その心の声を、くみ取ってあげて下さい。
それが「共感」です。
 
「そっか。心細かったんだよね。」
 
「うんうん」「そっか」「そうか」「なるほど」などの受け止め言葉に続いて、
「○○だったんだね」と、相手の感情を代弁する言葉を言います。
 
慣れないうちは、
「そっか。みじめだったんだね。」
「何それ!あなたまで私がみじめだと思うわけ!最悪。」
なんてさらに地雷を踏む可能性もあります。
(この場合は「みじめだと感じたんだね」と、事実ではなく「気持ち」について話しているんだということを、誤解なく伝えるスキルが必要だったんですね)
 
それでも、続けていくうちに、相手の感情を受け止める、共感するという「聴き方のコツ」が分かってきます。
 
男性が女性から愛想を尽かされる場合、ほとんどは感情の問題です。
女性の感情を上手に受け止められるようになることで、あなた(男性)の人間関係力は大きく向上します。
 
 
なお、最後に補足ですが、
自分の気持ちを、長々とした状況説明ではなくて、「嫌だった」とか「みじめだった」というような「気持ちを表した言葉」で表現できるようになる、というのは女性にとってのチャレンジです。このようにして気持ちを言葉に出来る女性と出会えば、共感するのも楽だし、つきあいやすいと思います。私はそれが原則だと思っています。
 
それでも、もしも、あなた(男性)が、女性の気持ちを上手に受け止められるのであれば、うまくやっていける女性の範囲が広がります。仕事などで関わる女性との関係も良好に保てますし、彼女・奥さんにできる女性の候補も広がるというわけです。
 
できるなら、やってみてほしいと思います。

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女性からの逆プロポーズはマル?バツ?

 

最近は、女性が主導権を握っているカップルも多くなりましたし、彼がプロポーズをしてくれなくて煮え切らないので、自分からプロポーズしようかと考えている女性もいらっしゃると思います。
 
男性としては、女性が感じている結婚までのタイムリミット(出産を考えるとのんびりしたくない)が、実感としてあまり分からないのだと思います。かく言う私も、子供が実際に生まれるまでは、それこそ子供がいなければいないでいいか、ぐらいに考えてましたし。
 
男性としては、安定した関係でいられて、セックスも出来て、いますぐ子供とか考えてなくて・・・となれば、結婚しなければという焦りを感じないもの。しかも、結婚は他の女性との可能性を断ち切ることですし、責任も生じますから、それでもこの人と一緒にいると決意を固めるには、ちょっと心の抵抗を乗りこえる必要があります。
 
だから、女性の側からアプローチすることも、大事だと思うのです。
 
但し、結婚を迫るだけでは、あまりいい結果を生まないように思いますので、作戦を。
 
 
なかなか、状況が変わらないとき、
今までやってこなかった、根本的に違うアプローチをとることが大事になります。
 
というのも、結婚に至る大事な要素の中で、何か決定的に「苦手」なことがあって、そこを避けてきているからこそ、先に進まないことが多いからです。
 
苦手にとり組む覚悟。これが必要になるということを、申し上げておきたいと思います。
もちろん、やってみて、なあんだ、そんな簡単なことならもっと早くやればよかったと思う場合も多いものです。
 
 

彼が真面目で責任感が強くて、誠実な人の場合

彼が真面目で責任感が強くて、誠実な人の場合、あなたとの関係に息苦しさを感じているのがプロポーズに至らない原因です。結婚したらますます、あなたの要求に応えることで自分の自由がなくなってしまうのではないかと感じているのです。
 
いつも頑張っている彼。でも、ときには、彼も甘えたいのです。
男性が結婚を決意した瞬間というのは、たとえば病気になって彼女が看病してくれたとか、仕事で失敗して落ち込んでいるときに彼女だけはずっと信じ続けてくれたとか。自分のマイナス面、弱いところを見せたときにも、それを受け止めてくれた、そういう経験があったときなのです。
 
彼が、いつも頑張ってくれている人の場合、あなたが、彼が羽を休める場所になってあげてください。
 
女性の側からのアプローチでは、ずっと一緒にいたいな、という意味の言葉は伝えておく、でも、最後の決めのせりふは彼に言ってもらう、というのが王道だと思います。
 
 

彼が「まだ遊んでいたい」というタイプの場合

一方、彼は楽しいことが好きで、一緒にいる女性のことも楽しませるのが上手だけれど、どこか、責任感というよりは、まあ楽しくやればいいじゃん、的な考えが強い人の場合。
 
彼はあなたのピンチに駆けつけてくれる人でしょうか?
そこが大事です。
楽しいことを大事にしているのはよいことですが、難局を乗り切ろうという責任感と覚悟がなくて、そこから逃げてしまう男性と結婚すると、あとで苦労する危険性があります。(男性の方は、ここ、注意してくださいね!)
 
とはいえ、関係をバッサリ切って、はい、次の人を探しましょう、という方針はあまり実を結ばないので、ひと工夫していきましょう。
 
基本的な方針は、彼に「女性の役に立つ喜び」を実感してもらうことです。最初のステップは、彼があなたに既にしてくれていることを、あえて言葉にして頼んでみてください。そして、やってくれたら「わーい、ありがとう。」と喜びと感謝を表現します。
 
この繰り返しで、彼が、あなたのために何かをすることは、喜ばしいことだと感じる習慣作りをしていきます。
 
習慣ができてきたら、今度は、あなたが頼みたいことの中で、簡単なことを頼んでいきます。やってくれたらまた「わーい、ありがとう。」徐々に複雑なことを頼むようにしていきます。
 
ダメ出しはしないほうがいいです。心を込めた「わーい、ありがとう。」と社交辞令的な「ありがとう」を上手に使い分けてメッセージを伝えてください。
 
そうやって、彼の中に「オレはコイツの役に立てる、クールでできる男だ!」という気持ちを育てていきます。
 
そこからは、頑張り屋さんで責任感のある男性と同じ道になっていきます。
 
 

まとめ

どんな男性でも、自分が主導権を握っていたい、自分が決定したいという気持ちは持っています。
ですから、あれこれ指図するのではなく、「お願いし、叶えてくれたら喜ぶ」というサイクルを繰り返し、彼にとって、あなたの望みを叶えることが楽しいこと、という心の習慣を作ることが有効です。
 
逆に、女性の意見がいつも通ってしまう関係だと、男性が萎縮してしまいがちです。すると、自分の意見が通りにくい状況では、プロポーズもしにくいものです。上のように、女性がお願いして、男性が自分の意思で決めて行動している形になっているけれど、実は結局女性の意見が通っている、という形を作ることが、うまく行くヒケツです。
 
 
 
最後に。
 
このやり方は王道ではありますが、このやり方で進めても、うまく行かない心の状態にある男性もいます。私は、そういう男性とは、下手に結婚しない方がよいという考えを持っています。
 
つまり、ここに書いた方法は「いい男と出会ったら結婚に結びつくけれど、困った男と出会ったら別れることになるかもしれない方法」だと思って下さい。今つき合っている男性と必ず結婚できる方法、などというものではないので、ご注意下さいね。
 
 
最後の最後に、
女性からの逆プロポーズがはマルかバツか、という設問についてまとめますと、
 
逆プロポーズが必要かも。彼が結婚に踏み切ってくれない。
そう感じる状況自体が問題なので、二人の関係性自体を変えないと意味がない。
つまりその意味では、逆プロポーズをしてもしなくても、状況的にはあまり変わりがないということ。
 
質問が間違っているんです。
 
彼が心底結婚したくなるには、私はどう行動したらいいのか?
そこに目を向けることが、大事なんです。
 
 
で、どう行動したらいいのかって?
それをこの記事で書いたので、もう一度よくよく読んでみてくださいね。

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女性は少し依存的、男性は少し犠牲的、がよい理由

 

私は、女性は女性らしく、男性は男性らしくいる、ということがとても大事なことだと考えています。
 
世の中には男女を同じに扱うべきだという考えがあるようですが、就職や昇進といった面での性差別はすべきでない、ということには賛成ですが、恋愛や結婚といった、人間の「感情」がからむ活動においては、「女らしさを捨て」たり「男らしさを捨て」たりすると、うまく行かなくなります。
 
なぜなら、人間の感情は500万年前からそれほど進化していないからです。
女性が乳児を抱えて一人で生きていくことができなくて、男(夫)に頼らなければ母子共に生き残れない環境の中で進化した「感情」を、人類はいまだに持っているからです。
 
この記事は、恋愛や結婚生活をしたい、うまくいかせたいと願う人に向けて書いています。
(ひとりで生きていきたい方は、参考にならないと思いますので、閉じてください)
 
 
さて。
 
女性は少し依存的であったほうがよい。
男性は少し犠牲的であった方がよい。
 
私がそう考えるのには、根拠があります。
 
 
まず、カップルというのは、
一方が少し依存的、一方が少し犠牲的なときに、うまく行くんです。
 
二人とも犠牲的だと、関係が始まらなかったり、遠距離になったり、距離の遠い関係になりやすいんですね。
しかも依存的な人が好き好き?って割って入ってくると壊れやすい、不安定な関係なんです。自立的(これも犠牲的な側のパターンのひとつ)な女性と、自立的な男性のカップルで、男性が依存的な女性と浮気をしてから、二人の距離が開いていることは危険なことだと、女性が認識するケースがあります。
 
逆に、二人とも依存的だと、お互い相手に求めるばかりですから、ケンカばかりになります。それも、「あなたの事をもっと知りたい。心を開いて。」という建設的なケンカではなく「なんで分かってくれないの!」「なんでやってくれないの!」という自分都合を押しつけ合う、不毛なケンカになります。
 
一方が極端に依存的、他方が極端に犠牲的だと、共依存的な関係になります。アルコール依存症の夫(依存側)とそれに文句を言いながらもずっと世話をし続けてしまう犠牲的な妻、というような。
 
 
だから、一方が少しだけ依存的、一方が少しだけ犠牲的な形がうまく行くんです。
 
 
それで、女性が犠牲的で男性が依存的な関係もOKじゃないかと思われるかもしれませんが、
(ちなみに「自立」は犠牲的な方に入れて考えます)
 
確かにそういうカップルもいます。
姉さん女房と、年下の草食男子みたいな。
 
依存的な側の方が「すきすき?♪」って感情表現をして、
犠牲的な側の方が、自分の感情を抑えて、相手を喜ばせる行動をするわけです。
 
 
でも。
男性が依存的、女性が犠牲的という関係は、
私はあまりお勧めしません。
 
というのは、依存的な男性は、やっぱり手に負えないことが多いからです。
特に、女性が大変なときに、自分都合のことばっかり言って、手助けしてくれないという「お子ちゃま夫」と結婚してしまったら、後悔すること間違いナシです。
 
 
私も以前は、男らしくとか、女らしくとか、そういう決まり切った考えは捨てて、自分らしくいられるのがよいと考えていたこともありました。
 
しかし、男女関係は、相手がいて成り立つもので、しかも、自分がどんなキャラ(役割)をとっているかによって、どんな相手が寄ってくるかが決まるんですね。
 
だから、「自分らしくいればいい」という考えだけではなくて、「結婚したいタイプの人を引き寄せる自分になろう」という考えも大事だという考えに、今は変わっています。
 
その一番大きな要素が
「依存的(自分の欲求に素直、恋愛では好き好き?ってなる側)」
「犠牲的(相手を喜ばせることに力を注ぐ側。自分の欲求には抑制的)」
という分け方です。
 
 
犠牲的な人の方が、罪悪感を感じやすく、ストレスを抱えたときには一人になりたがる傾向があります。
依存的な人の方が、相手に対する不満を感じやすく、ストレスを抱えたときには、不満を吐き出す(話す)ことを必要とする傾向があります。
 
犠牲的な人の方が、相手との距離をとりがちです。
依存的な人の方が、相手とべったりくっつきがちです。
 
そして、依存的な人と犠牲的な人がくっついてカップルになる傾向を持っています。
私は依存的なタイプをN(Needinessの略)、犠牲的なタイプをS(Sacrificeの略)と呼んでいるのですが、本当に磁石のようにこのNとSが引き合うのです。上に書いたように、SとS、NとNは疎遠になったりケンカになったりしてあまり相性がよろしくないのです。
 
もちろん、男女とも、依存的な部分と、犠牲的な部分と、両方持っていていいとは思うのです。
 
但し、女性が過度に犠牲的だと、依存的な男性を引き寄せやすいのです。すると、恋愛が始まってから、自己中心的な彼にウンザリするパターンの恋愛になりやすいのです。
 
だから私は、女性は少し依存的な方が、恋愛や、その後に続く結婚生活はうまく行く、と考えているのです。

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「被害の受け身」の言葉を使わないようにしよう。

 

ちょっと、日本語の話をします。
 
日本語には「れる・られる」で表現される「受け身」の表現があります。
 
Aさんは私に声をかけた。

受け身にすると

私はAさんに声をかけられた。
 
まあここまでは、国語のお勉強。
 
 
ところで、日本語には、日本語独特の受け身表現があるのをご存知ですか?
その名も「被害の受け身」。
 
浮気された
先に行かれた
先にやられた
 
 
夫にごはんを先に食べられた
なんて文章、無理に英語にしようとすれば、
I was eaten by…
私が夫にぱくりと食べられてしまうような英文に・・・
 
 
「夫が私より先にご飯を食べた。」だと、そこに事実があるだけで、被害のニュアンスが出てきませんね。本来それがそのままの出来事です。
 
 
さて、そんな「被害の受け身」をよく使うのが日本語なわけですが、
被害の受け身ばかり使っていると、思考も主体性がなくなり、振り回されている感じがして、被害者意識が強くなります。言葉の影響は、計り知れないほど大きいものです。
 
 
ちょっと試しに、
Aさんがあなたを叩いた、というシチューエーションを想定して、次のふたつの文を音読して、どっちが痛い感じがするか、想像してみて下さい。
 
(1) 「Aさんが私を叩いた」
(2) 「私はAさんに叩かれた」
 
たぶん、(2)の方が生々しくて痛い感じがすると思うんですね(私はそうです)。
 
 
私は、だから、カウンセリングをしているときに、相談者の方が「被害の受け身」の表現を多用する人の場合、その人は生々しい痛みを感じながら話をしているんだなと想像します。
 
しかし、悩みの中にどっぷり浸かっていると、解決できなくなってしまいますから、相談者を少し客観的な視点に導きたいわけです。但し「あなたは客観的じゃない」などと指摘してもよい結果を生みません。
カウンセラーの先生からダメ出し【された!】と、被害者意識がひとつ増えるだけです。
 
そこで、ここからがプロのテクニックなのですが、こちらがその話題に触れるときには、さりげなく被害の受け身を止めて、能動表現に直したり、間接的な言語に変えて表現します。
 
たとえば、
相談者:「夫に叩かれたんです」
カウンセラー:「ご主人さんが○○さん(相談者)を叩くという出来事があったんですね」
 
あるいは、
相談者:「夫に勝手にお金を使われちゃうんです」
カウンセラー:「そうですか。ご主人さんが○○さんに相談なくお金を使ってしまうのですね」
 
 
悩みの中にいて、自分が被害者の位置に、心理的に入りやすい人は、出来事を客観的に見ることが必要で、でもそれが苦手なんですね。
 
「客観的に見ればいいじゃん」と言われてできるぐらいなら、もうやっています。
だから、ちょっとサポートしてあげるんですね。
 
とても小さな事だけれど、被害の受け身表現が出てきたら、能動表現に直して伝え返す。
これは、カウンセラーでなくても、身近に被害の受け身をよく使う人がいたら、できるサポートです。ぜひ、あなたの大切な人に、客観的な視点という能力をプレゼントしてあげてください。
 
 
最後にもういちど、被害の受け身を使わないように伝え返した場合と、
被害の受け身を使って伝え返した場合を並べておきます。
 
被害の受け身を使わないように伝え返す場合
相談者:「夫に勝手にお金を使われちゃうんです」
カウンセラー:「そうですか。ご主人さんが○○さんに相談なくお金を使ってしまうのですね」
 
被害の受け身を使って伝え返した場合
相談者:「夫に勝手にお金を使われちゃうんです」
カウンセラー:「そうですか。ご主人さんに勝手にお金を使われてしまうんですね」
 
 
どちらかの表現が絶対的に正しいというものではありません。
常に客観的すぎる人はむしろ、主観的になって自分の気持ちをしっかり感じてみることだって大事です。ですが、このコラムで伝えたかったことは、こんな小さな言葉遣いひとつでも、視点を変えることができるということです。
 
どう活かすかは、あなたにお任せします。

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問題のある彼と続けるか、別れるか? 正解:別れ方が大事。

 

浮気癖があったり、向き合ってくれなくて寂しい思いばかりしてしまったり、要求が多くて疲れてしまったり。
 
友達に相談してみると、
「その彼、別れちゃいなよ。」
 
なんて言われたりしたとき、
 
「続けるか?別れるか?」
 
という二択の間で迷うことが多いのではないかと思います。
 
 
しかし実は、その問い自体が間違っているので、答が出ないのだということに気づける人はあまりいないようです。
 
人生は自分にどんな問いをしているかで決まります。
それは、問いの種類によって、どんな答が出るかが、決定的に限定されてしまうからです。
 
 
それを、要求が多くて疲れてしまうというケースに当てはめて考えていきましょう。
 
彼の要求が多くて、ちょっと機嫌を損ねると怒ってしまう。機嫌取りが本当に疲れる。
女性は笑顔で感謝が大事だというから努力しているけれど、最近ますます彼の「わがまま」がエスカレートしてきたような気がする。本当にこのままでいいのか・・・。友達に相談してみたら「そんな彼、別れちゃいなよ!」と言われたけれど、私の身勝手で別れるのは、私のわがままなのでは・・・
 
こんな状態で「別れるか、続けるか」という問いについて考えていたとします。
 
答は出ないんですね。
なぜなら、質問が限定的すぎるため、幸せにたどり着く答えを含んでいないからです。
 
言い換えると、この状態では、続けても幸せになれないし、別れても幸せになれないということです。
 
 
希望のない話ですみません。
 
 
では、何が本当に大事かというと、
色々な可能性はありますが、一例として、
 
「私は、ベストパートナーと出会い、安定した関係を築くために、
 どんな行動を心がけたらよいのだろうか?」
 
と、自分に問いかけることです。
 
 
たとえば、要求が多い彼に、いつも押し切られてしまい、自分らしく居られない女性は、多くの場合、NOが言えないのです。相手が強い態度に出てくると怖くなってしまい、言いなりになってしまう(恐怖心による支配)。あるいは、相手が「かわいそうなオレ」を演出してくると、放っておけなくなってしまう(罪悪感による支配)。
 
このパターンを持っているからこそ、要求ばかり多い男性に選ばれてしまい、受け取るよりも尽くす方が多い、しんどい恋愛をしてしまう結果を招いているのです。
相手を見る目を磨いても、問題は半分しか解決しません、自分の「NOとキッパリ言えない」という問題が解決しない限り、「オレの言うことをなんでも聞いてくれよ?」という依存的な男性から「お、コイツ素直でいい子だな(翻訳すると:自分の意思を持っていなくてオレの言いなりだ)」と思われてしまうわけです。
 
 
このような状況で、自分が成長することを避けて、目先の恋愛についてのみ考え、関係を続けることを選んでも、別れることを選んでも、本質的な問題は何も解決しないのです。
 
仮に別れたとしても、また別の「オレの言うことをなんでも聞いてくれよ?」という男性から目をつけられてしまうのです。
 
 
だから、理想を言えば、彼に対して、ちゃんと堂々と、かつ感情的にならず、(これが男性にしっかりメッセージを伝えるコツ)NOを言える自分に成長することにとり組むのが、よいのです。
 
その結果として、「おまえ最近強くなったな」と、彼に一目置かれるようになり、対等な関係が持てるようになったなら、彼とはうまく行く可能性が高いですし、
逆に、彼がそれで逃げていってしまうようなら、元々その関係には未来がなかったのです。そして、成長したあなたには、もっと素敵な相手が待っているはずです。
 
 
視点が「続けるか・別れるか」に向いているうちは本当の解決はなく、
視点が「私はどんな行動をすればよいのだろう?」に向いたときに、本当の解決が見えてくる。
 
 
そういうことです。

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私はこんなに愛しているのに!と思う方へのメッセージ

 

お互いに、相思相愛で、好きという気持ちを持ち合える関係は、心地よいものです。
そして、とても大事なものですね。
 
一方だけが「好き」他方が「どうでもいい」と思っている関係は辛いものです。
 
それを大前提として・・・
 
 
しかし、私がこんなにあなたのことを好きと思っているのに、愛しているのに、
どうしてあなたは・・・
 
もしあなたが、こんな気持を感じているとしたら、ちょっとこのコラムを読んで、冷静に客観的に今の状況を見てみてください。
 
 
まず、実は「好き」と表現される気持ちには、三種類あると言うこと(あづま独自の分類ですが、これで考えるとスッキリ整理できます)。
 
それが愛と依存心と罪悪感(関連記事参照)。
 
愛は、ここでは狭い意味で使っていて、純粋に相手の幸せを願う気持ちです。
相手がしてほしがっていることを、してあげたいと思う気持ち。
たとえ、離れていてほしいという願いであっても、それを叶えてあげようという気持ち。
 
しかし人間は、狭い意味での「愛」だけで、相手のことを「好き」と思うわけではありません。
ふたつ目が「依存心」。別の言葉で言うと「ちょうだい」の心です。
優しい言葉をかけてほしい、気持ちを分かってほしい、寄り添っていてほしい、お姫様扱いしてほしい、セックスしたい、などなど。自分の欲を満たしてほしいと思う気持ちです。
 
みっつ目は「罪悪感」。相手のことがかわいそうだったり放っておけなかったりして、なぜかお世話をしてしまう。不毛な関係だと思っているのに・・・なんていう時には、愛でつながっているのではなく、罪悪感を愛と勘違いしている可能性があります。
 
 
さて、依存心や罪悪感の割合の高い「好き」を相手に向けていると、相手は逃げたくなるんですね。
重たい、と感じてしまうのです。
 
なぜなら、依存心や罪悪感は結局のところ「自分都合」だからです。相手主体ではなく、
「私があなたのことを、こんなに必要としているのだから、あなたはそれに応えてほしい」
という気持ちだからです。
 
 
このような気持ちを強く感じる方の場合、実は、親からもらえなかったものを恋人に期待しているケースが非常に多いものです。
心の中に足りないものがあると、それを必死で求めてしまう。飢餓状態のように感じる。人間の心理はそういうものですが、しかし、残念ながら、大人になったら親代わりをしてくれる人はいないのです。もし仮にそういう人を見つけたとしても、ちょっと歪んだ関係になりやすいので、生涯のパートナーにはなりにくいのです。
 
だから、足りない愛情を自分の努力(と、必要なら専門家や周りの人の助けを借りること)で、心の中に補っていくことが必要です。
 
そして、目の前に現れた、未来のパートナー候補の人に、過度の期待をしなくなったとき、その関係は長続きするものになるのです。
 
そのときには、あなたは、穏やかな「好き」という気持ちを相手に向けることができて、相手の方もあなたに、穏やかな「好き」を向け返してくれて、安定した、安心できる、幸せな関係を築けると思います。
 
 
人を好きでいるということは、それ自体でエネルギーのいることですし、私はこんなに頑張ってあなたのことを好きでいるのに、という気持ちを持つことも、理解はできますが、
 
それだけではうまく行かないこともあるので、ちょっと冷静に自己分析してみてください。

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男性にプレゼントを選ぶときのコツ。

 

たまには軽い話を書いてみようと思います。
 
男性に対して、プレゼントを選ぶときのコツです。
この考え方で行くと、比較的簡単に、相手が喜ぶものにたどり着くことが出来ます。
 
まず、女性と違うのは、男性は自分が「力強い」と感じるものに喜びを感じることが多いということです。
エンジンの馬力のある車が好きだったり、ファッションなら鎖系のアイテムや、ゴツい靴。刃物系も好きだったりしますね。女子とは違う感性があるわけです。
 
まず、これを理解する必要があります。
自分の感性だけが絶対で・・・できれば彼が私に合わせてほしい、と考えているうちは、相手を真に喜ばせるプレゼントは贈れませんので。
 
 
もうひとつ、男性の特徴は「ツール」「道具」が好き、ということです。きらきら、ぴかぴか、よりも実用的、質実剛健、機能的、美しさも求めないわけではありませんが、むしろ「機能美」。使えるかどうか、という観点は重要です。
 
私など、泡立て器を買ったときに、その美しさと機能性に感動しちゃいましたから。
 
 
さてさて、では、どんな男性も泡立て器が嬉しいかというと、そんなことはありません。
 
まず、あなたの彼が「衣」「食」「住」のどれにこだわりがあるか、考えてみてください。
・食にこだわりのある彼なのか、
・ファッション(衣)にこだわりのある彼なのか、
・住居にこだわりのある彼なのか。
 
大抵、どれかにうるさい部分を持っていると思うんですね。
どれにもこだわりがない場合、意識が生活に向かっていないという点で、結婚したあと若干不安がありますが、その話をすると長くなるので、そういう場合は、仕事に意識が向いていると思います。
 
 
食にこだわりのある彼なら、そして、料理を自分でするような人なら、調理器具。これで決まりです。
切れ味がよく、機能性の高い包丁。泡立て器。砥石なんかもいいですね。檜などのまな板。とても親しい仲だったり、結婚している場合は、調理家電系。フードプロセッサーなんていいですよ。
本格的な「道具」これがキーワードです。
※女性は「エプロン」とかをあげてしまいがちですが「道具」の方が心に響きます。
 
ファッションにこだわりのある彼に対しては、服をあげるのもありなのですが、自分で選びたいという男性も多いでしょう。そこで、
型くずれしないハンガー。アイロン。蛍光剤、漂白剤が入っていない洗剤(黒系の服が多い人の場合)。などなど、ファッションアイテムのメンテナンスに必要な「道具」なんていかがでしょうか。
 
住環境にこだわりのある彼に対しては、やっぱり、掃除機でしょう。高機能なヤツ。まあちょっと高いですが。旦那さんの場合はそれで掃除に積極的になる可能性大です。(あくまで相手が「住」にこだわりがある人の場合です!)小型掃除機とか、書斎周りの小物(ペン立て、マウスマット等)も気が利いています。あるDIY好きな男性に対して、自転車用のグローブ(滑り止めがついていて、指先が出るもの)をあげたら喜ばれたことがあります。
住環境のメンテナンスに関わる「道具」これがポイントです。
 
最後に、どれにもこだわりがない彼の場合、きっとまだ、自分のこだわりに気づいていないのだと思います。今仕事が大事なら、仕事関係で使えそうな「道具」を選んでください。
最近私はiPhoneを(自分で)買ったのですが、この可愛くも面白い「道具」に日々感動し、喜びを感じながら使っています。
 
 
まとめますと。
男性は「道具」が好き。鑑賞する美よりも「機能美」。
ざっくり「衣」「食」「住」で分けてみて、彼の好きそうな分野のものを選ぼう。
以上。

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4+1個の感情スキルで、感情のコントロールを。

人生を活き活きと、生きていくために必要な感情コントロールのスキル。大事なスキルが全部で4つあります。1.感じる 2.感情と距離を取る 3.逃がす 4.切り替える  そして、+1 .感情から学ぶ があります。

人生を活き活きと、生きていくために必要な感情コントロールのスキル。
 
大事なスキルが全部で4つあります。
 
1.感じる
 
当たり前ですが、感情は感じるためにあるのです。しっかり感じることが大事です。
ところが、私たちは、ポジティブな感情は感じるけれど、ネガティブな感情にはフタをしていたり、ネガティブな感情の中でも「怒りだけは感じられない」「寂しさがよく分からない」など、特定の感情が鈍くなっていることがあります。どの感情も自然に感じられることが大事です。
また、寂しいときに怒りを感じてしまったり、怒るべき時に泣いてしまったりするのは「ラケット感情」といって、ニセモノの感情を感じる心のクセです。本物の感情を、ありのままに感じられることが大事です。
 
 
2.感情と距離を取る
 
「感情的になる」というのは「感情と距離が取れていない」ことを言います。
感情に呑み込まれてしまうのではなく、適切な距離を取って、一旦は冷静になるなどの対応が出来ることも、感情を扱うスキルとしてはとても大事なことです。
つまり、怒っているけれど、キレてはいない。寂しいけれど、パニックではない。不安は感じているけれど、恐怖に固まっているわけではない。そのように「感情と一定の距離を取ってつき合う」スキルを身につけることが大事です。
 
 
3.逃がす
 
感情と距離を取って、そのまま感情にフタをしてしまうと、いつか積もり積もって爆発してしまいます。ですから、アースをするように、感情を少しずつ逃がしてあげることが必要です。
瞑想の時間を取って、感情の整理をしたり、フォーカシングなどの心理スキルを身につけて感情をアースしたり、あるいは、嫌なことがあったら、日記に「感情」を書き綴って、自分でしっかり見つめるなどの方法で、感情を逃がすことが出来ます。
いつまでも負の感情が心の中にとどまって渦巻いているのではなく、上手に「逃がす」ことが大切です。
 
ここまでのスキルは、以下の記事に更に詳しく解説があります。
フォーカシングを使って、感情を整理しよう
フォーカシング:自分を痛めつけてきたことに気づく
 
 
4.切り替える
 
ネガティブな感情に浸り続けるのではなく、ポジティブな感情を呼び起こし、切り替えて行動することが出来るのは、大事なことです。
上の「感じる」「適切な距離を取る」「逃がす」は、どちらかというと感情をしっかり感じて、終了させるためのスキルです。そして本質的には上記の三つが大事だと考えています。
しかし、現実問題、仕事中に時間を取って感情を逃がすことは難しいですし、感情のケアの前に目の前のことにとり組む必要がある場合もあるでしょう。
胸に手を当てて「あとでちゃんとお話ししようね」と言って、深呼吸してみる。あるいは、感情的になっている自分から抜け出て、「客観的な自分になった」と意識しながら右に一歩動き、先ほど自分がいた場所に「感情的な自分がいる」とイメージして観察する。こうして自分を客観視することも役立ちます。
 
 
 
+1 .感情から学ぶ
 
感情から、本当はどうすべきなのか、大切なメッセージを学びます。
感情を収めるだけなら、上記の4つだけでOKなのですが、本当は、感情が出てくるときは、現状を何か変える必要があったり、生き方の舵を切るべき時が来ていたりと、大事なメッセージが潜んでいる場合も少なくないのです。
「感情が収まったらそれで終わり」と考えるのではなくて、「これほど感情があふれてくるということは、人生からのどんなメッセージなのだろう?」と捉えることが大事なのです。
 
参考
フォーカシングを使って、感情を整理しよう
フォーカシング:自分を痛めつけてきたことに気づく

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女性の人間関係は「距離感」中心。

 

男性の人間関係には、上下関係があるものです。
 
覚えていますか?
高校生の時にも、
一番発言権のあるリーダーがいて、
その下に、それに準ずる地位の友人がいて、
?あなたはどこにいましたか?
 
なんとなく、ピラミッド的な関係があって、
 
そして、一番下になるヤツって、決まっていましたよね?
 
 
男性の人間関係は、猿山のサル、みたいなものです。
 
 
それに対して、女性の人間関係は、
もともと、あまり上下関係がないのです。
 
フラットな関係です。
 
男性同士だと、年上の人には、自然に敬語で話したりしますが、
女性同士だと、比較的タメ口のことも多かったりします。
 
女性の場合は、上下関係よりも、距離感が大事なのです。
近い関係になると、タメ口になる。
遠い関係は、他人行儀というか、丁寧語で話す。
 
 
もちろん、女性は敬語が使えない、という意味ではありません。
最も根っこの部分で人間をどう見ているか、という見方が、男性と女性では違う、という意味です。
 
 
敬語の使い方も、
この原則を踏まえれば、工夫が出来ます。
 
たとえばあなたが、ある女性と仲良くなりたかったとします。
始めは丁寧語で話しますが、ある程度親しくなったらあえてタメ口で話すようにします。
女性にとっては、「距離が近い」サインになります。
 
女性との接し方が上手な男性は、大抵やっています。むしろ、女性に対して、いつまでもいつまでも丁寧語で話し続ける男性が時々いますが、これは、女性と仲良くなるという意味で言えば、大変な損をしていると思います。
 
 
男性の人間関係は上下関係が重要。
女性の人間関係はフラットで、距離感が重要。
 
覚えておくと、役に立ちます。

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