「結婚」とは??人によって千差万別の結婚イメージ

結婚できない理由が、「結婚イメージ」による場合。親の不仲を「結婚生活の典型例」だと感じてしまっている/親は仲良かったが、母親が一方的に我慢していた/親の期待する結婚像と、自分の本心が異なっている/理想の結婚生活をイメージしているが、現実的でない/とても辛い経験がある場合

あなたは「結婚」したいですか?
「結婚願望」がある?ない?
「結婚」に対してネガティブイメージを持っている?
 
・・・結婚。
 
 
実は、同じ言葉で想像するものが、ひとりひとり相当違っています。
そして、どれだけ現実的に、かつ、自分の理想を正確に表現した結婚イメージを持てるかが、結婚できるかどうかに大きな影響を与えます。
 
いくつか、結婚に至らないパターンを例示したいと思います。
 

1.親の不仲を「結婚生活の典型例」だと感じてしまっている

 
ひとつめは、親が不仲で、よくケンカしていたり、あるいは、もっと厄介なのは、両親からそれぞれ相手に対する愚痴や不満をずっと聞かされて育ったような場合です。
 
子供は冷静に客観的に人間関係の課題を見つめる目をまだ持っていませんから、子供が親をどう見るかというのは、大抵反対側の親の見方を取り入れているものです。つまり、仮にあなたが「父親が嫌い」と思っているとすると、あなたの母親が夫(あなたの父親)を嫌っていて、しょっちゅう愚痴を言っていたことが原因、というようなケースが典型例です。
 
しかも、子供はたったひとつの出来事を「一事が万事」的に、つまり「世の中はみんなそうなのだ」と受け止めます。
 
だから、自分が男性や女性に対して嫌な感じ、不信感、嫌悪感などを持っていると感じる場合は、親の夫婦関係から受け継いだものではないかということを、まず疑ってみた方がいいわけです。
 
特に、父親に対するマイナスイメージというのは、日本の家庭では、父親が仕事で存在感が薄いことが多いですから、自分で本当に父親の姿を見て感じたものではなく、母親が父親に対する愚痴を言っていたなど、母親の心のフィルター(色めがね)を通して父親のイメージをみていたことで作られた可能性も結構高いのです。要するに、家にいる機会が多い方の親の物の見方に影響されるということです。
 
いずれにしても、両親が不仲だった場合は、子供は無意識に結婚生活というのはこういうものだという認識というか、そうなっても仕方ないというあきらめというか、どこか、不仲な状態を受け入れてしまう心を持ってしまいがちです。
 
心の底に染みついたこのイメージを、ポジティブなものに変えていく必要があります。
 
→ 恋愛セラピー
 

2.親は仲良かったが、母親が一方的に我慢していた

 
ふたつめは、親は表面的には仲が良かった、というケースです。
このパターンに当てはまるかどうかは「私は母親(父親)みたいな生き方をしたいだろうか?」と自問してみるとよく分かります。
 
私と母は別の人格を持った、別の人間だから、まあ概ね母みたいな生き方をしてもいけれど、こことそことあそこは違っていて、私はこういう風に生きたい。そんなふうに「見習いたいところ」「変えたいところ」を冷静に挙げられるのであれば、問題はないと思います。
 
しかし、母親と真逆の生き方をしたいと感じていたり、母親のように生きることを想像するのも嫌で仕方がないというのであれば、心の中に未解決の問題があると考えた方が良いでしょう。
 
子育てや介護の負荷が、日本の社会構造上、妻に降りかかるケースが多く、妻が一方的に自己犠牲して家族の和を何とか取り持って成り立ってきた家庭というのも、少なくないわけです。
 
それを、母親自身が、まあそこそこ受け入れて、楽しく生きていたのであれば、それほど大きな問題ではないのですが、波風は立っていなかったが、母親は愚痴っぽくて、子供が愚痴聞き係をしていたようなケースでは、やはり子供は、結婚生活に希望を持てなくなります。
 
このパターンに当てはまる場合も、心の底に染みついた結婚生活のイメージを、ポジティブなものに変えていく必要があります。
 
→ 恋愛セラピー
 
 

3.親の期待する結婚像と、自分の本心が異なっている

 
みっつめは、親が何かを期待して、結婚の形を娘に色々吹き込んでいるけれど、当の娘は、それが本当は嫌だと感じているケースです。
 
跡取りがいないので、娘に婿をとってほしいと考えているケースもこれに含まれます。
少子化で子供自体が少ないので、日本全体でみれば、継ぐことの出来ない家がたくさん出てくるはずなのです。そもそも、次男をもらおうにも、各家庭に子供がふたりいると仮定して、確率論的に計算すると、男性の4人に3人は長男になってしまいます。ざっくり計算して、こだわらない場合の4倍相手選びがむずかしくなるわけです。
 
ほかにも、「安定している職業がいいから公務員がいい」「うちと同じ宗派で」など、条件をつける場合、あるいは、どんな人を連れてきても難癖をつける親というのもいます。
 
生活のために結婚していた時代は、「ちゃんとした人」=(仕事をして、ギャンブルをせず、真面目な人、みたいなこと)であればOK。だから見合いで「ちゃんとした人」を選べば良かった。サラリーマンなども終身雇用でしたから、それでよかったんですね。
 
でも、今は、幸せのために結婚する時代になっています。「ちゃんとしているけれど、つまらない人」と結婚したら、奴隷のような人生になると感じてしまうでしょう。
 
ライフスタイルや価値観も多様化していますので、結婚後も仕事を続けたい女性であれば、仕事で出世しそうな人よりも、家族との時間を大事にしてくれる人を選んだ方が幸せかもしれません。
ライフスタイルとは要するに、お金の使い方、時間の使い方のことです。これが合っていないとストレスが多くなります。
 
また、お互いに相手の心の痛みを理解し合い、地雷は踏まない努力が必要ですが、こういった面にも相性があるのです。ものを言わないおとなしい夫にイライラする妻もいれば、あれこれ口うるさい夫にイライラする妻もいるわけです。こういった、キャラの相性は、結婚生活を長続きさせる上では、「ちゃんとした人」を選ぶよりも、むしろ重要です。
 
ここが、親と娘で感覚が異なっている部分です。
 
この場合は、親離れすることが必要です。
つまり、「お父さん、お母さんはそう言うけれど、実際に結婚生活するのは私。だから、私の責任で相手を選びます。」そう言い切る強さを持つことが必要だ、ということです。
 
母親が愚痴っぽくて、見ていると「罪悪感」を感じてしまうようなケースもあります。すると親の意向を無視できなくなるわけです。それは親が心理学的には「受動攻撃」と呼ばれる、子供に罪悪感を感じさせて支配する戦略をとっていたからです。
 
このように、無意識に親の支配を受けてしまっている場合、心理療法などを活用して、しっかり親離れする必要があります。 → 恋愛セラピー
 
 
いずれにしても、親の意向ではなく、自分の意思で相手選びをし、自分の望む結婚の形を目指すことが大切になります。
 
 

4.理想の結婚生活をイメージしているが、現実的でない

 
よっつめは、理想の結婚生活を一生懸命イメージしているけれど、どうしてもその通りの人に出会えなかったり、恋愛の段階でうまく行かなくなってしまうことが多いようなケースです。
 
この場合、理想の結婚生活のイメージが、「現実的でないかも」と考えてみる必要があると思います。
 
たとえば、相手に対するイメージで、仕事ができて、趣味の世界も持っていて、私を寂しがらせないように、いつも一緒にいてくれて、家庭内のことも、子供の世話もしてくれて、よく勉強していて世界情勢や経済のことも知っている人。
 
なんていう風にイメージしたとしますね。
でも、人は1日24時間しか持っていません。それはどんなに能力があっても同じこと。しかも、能力があって、社会から期待されている人は忙しく、家庭を大切にする心は持っていても、どうしても外に出ている時間は多くなる傾向があります。
 
仕事にも、趣味にも、学びにも、私を寂しがらせない時間にも、家事にも、子育てにも、時間を使って、1日48時間必要な、非現実的な期待をしていたりすると、当然そういう相手はいないわけです。
 
実際には、この、よっつめのパターンは、自覚していない場合が多いと思います。
 
つまり、友達から「理想のタイプは?」と聞かれて「やさしい人ならいい」と答えるケースです。
 
意識的には、自分は高望みしていないと思っています。けれど、よくよく本心を探ってみると、出るわ出るわ、相手に対する期待が本当はいっぱい出てくる(けどそんなわがままな自分を認めたくないからフタをしている)という場合が多いです。
 
自覚症状的には、「言葉で答えている理想のタイプ」には当てはまるけれど「生理的にイヤ」「なんとなくダメ」「この人はありえない」みたいに、「なんか分からないけどイヤ」という人が多い、という形で現れます。
 
もしも「この人はイヤ」「この人はありえない」と思うのであれば、そこに、あなたの「結婚相手に対する条件」がまだあるわけです。少なくとも、潜在意識レベルでは。
 
それを「人間として当たり前」とあなたが考えているものも含めて一旦全部リストアップすることが、客観的に自分を見つめるために役立ちます。
 
心の底では相手に色々条件をつけていながら、表面的には「私は高望みしていない」という意識を持っていると、結果として「良い結婚相手が現れず、結婚できない」という結果を得てしまいます。
 
この先の人生を豊かに生きたいなら、勇気を出して自分の本心を見つめることをお勧めします。
 
 

5.とても辛い経験がある場合

 
いつつめのケースは、過去に家族の誰かが亡くなったとか、親が離婚したあと、生活が大変だったとか、子供時代に家が貧乏で生活が苦しかったとか、感情を押し込めて生きなければ乗り切れないような、辛い経験をしている場合です。
 
この場合は、とにかく、当時の辛かった感情をちゃんと吐きだして、悲しんで、終了させることが大切です。辛さにも色々ありますが、ただただ悲しかったのであれば、時間が解決してくれることが多いと思います。
 
但し、感情のフタをしてしまい、長年解決できない(つまりこの記事の主旨で言えば結婚できない)状況になるケースというのは、単に悲しみが癒えていないだけではありません。
 
多くの場合、悲しみを感じる前に、思い通りにならなかった生活への怒りや無念さが心の奥にわだかまっています。あるいは、親が辛そうにしていたことで、自分が罪悪感を感じていたというケースもあると思います。
 
最終的には、怒りにフタをしたか、あるいは、罪悪感にフタをしたことが決定的な感情のフタになっていることが多いようです。
 
自覚症状としては、人生のどこかの段階から感情が鈍くなっているように感じていたら、このケースです。あるいは、他人からいじめられることが多い、説明できない嫌悪感を感じることがある、医者から「ストレスですね」と言われる体の症状があるが、普通のストレス解消法では一向に治らない、など、
 
「感情の詰まりが起こす症状」を持っていて、なおかつ結婚できない場合、このケースに当てはまると考えてほぼ間違いありません。
 
このケースでは、結婚そのものに対するイメージ云々よりも、人生に対するイメージを明るくすることが、まず大切です。そのためには、過去の辛い体験を乗りこえることが大切です。
なお、乗りこえるというのは単に「落ち着く」のとは違います。(辛い体験を「乗りこえる」とはどういうこと? 参照)

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辛い体験を「乗りこえる」とはどういうこと?

 

辛い体験、トラウマ体験、などと言いますが、怖かったり、苦しかったり、罪悪感を感じたり、あまりに悲しかったりする体験をすると、その後の人生に大きな影響が出ることがあります。
 
最も典型的な例は、家族の死です。
とくに、子供時代に経験した場合、心の負担はとても大きいものです。
 
辛い体験を「乗りこえる」とはどういうことでしょうか?
 
 
世の中の多くの人は、感情的に落ち着けば、乗りこえたと考えているようです。
しかし私はあえて、そうではない視点を提供したいと思います。
 
確かに、辛い体験を経験した直後は、常に感情が乱れている状態です。
混乱し、怖くなったり、怒りが湧いたり、悲しみに襲われたりします。
この状態で必要なことは、他人の支えをもらいながら、激しい感情から少し離れる時間を作ること。表現が適切かどうかは分かりませんが、「休み休み嘆く」ように努める、ということです。そうでないと感情に呑み込まれてしまいます。
 
お葬式では、喪主は忙しくなるように出来ています。
やることが色々あるので、感情的になっているヒマがないわけです。始めの段階ではこれが大事です。
 
少し落ち着いてきた後は、逆に、その感情を溜め込まないように、しっかり嘆き悲しむことが必要になります。お葬式で言えば、みんなが帰って、去っていった後、喪に服す期間がありますが、それが嘆き悲しむための、癒しの時間です。現代の生活では、喪に服す期間が短すぎるため、十分に癒しがすすまないという指摘があります。
 
 
さて、それも過ぎて、日頃はそれほど辛い感情を思い出さなくなったとしたら、乗りこえたのでしょうか?
ここからが本題です。
 
実は、まだ完全に乗りこえたとは言えません。
 
潜在意識の中では、常に全ての経験(の記憶)が生きていると考えてください。思い出すというのは、ある経験にスポットライトを当てるようなものです。スポットライトが当たっていないときもその経験は、そこにあるのです。
 
常に辛い状態=辛い経験にスポットライトが当たり続けて、離れられない状態
落ち着いた状態=辛い経験にスポットライトが当たり続けてはいない状態
ということです。
 
しかし、「思い出したら辛い」としたら、完全には乗りこえていません。
 
つまり
落ち着いた状態=辛い経験にスポットライトが当たり続けてはいない状態
          =辛い経験にフタをして、一時的に安定している状態
乗りこえた状態=その経験を思い出しても、ほぼ平気(古傷の痛み程度)な状態
ということです。
 
なんとか普通に生活していけるためには、
落ち着いた状態まで行けば、ほぼ大丈夫になるのですが、
 
恋愛、結婚のように他人と深く関わる活動では、乗りこえきっていない過去の経験があると、どうしてもある瞬間に感情的になってしまうことがあります(他人から見ると「地雷を踏んだ」ということ)。
相手の言葉に極端に反応したり、仲良くなってくると怖くなったり、束縛してしまったり。過去の感情に振り回されて、今ここでの行動が合理的でなくなっているのです。
 
あるいは仕事であっても、部下の育成、カウンセリング、コーチング、チームをまとめる、などの対人的な仕事の場合、落ち着いたけれど完全には乗りこえていない過去の経験があると、何かの瞬間に感情的になってしまい、そのことが仕事上の問題になることがあります。
極端なケースでは、幼少時の孤独感が癒されていない社長が、女性社員ばかり雇い、しかもほぼ全員社長と男女の関係になったことがある、という例もあります。
 
 
そのようなケースでは、心理療法のような、潜在意識の中を浄化する取り組みが必要になります。
 
過去の辛い経験を乗りこえるのは、三つの段階があります。
・混乱   感情的になっている段階。離れようと思っても感情から離れられない。
・落ち着き 表層意識レベルでは落ち着いた段階。だが、思い出したら辛くなる。
・乗りこえ  潜在意識レベルで整理がついた状態。思い出しても大丈夫。
 
恋愛、結婚生活、あるいは部下の育成、社長業、職場の対人関係など、人間と深く関わる活動では、過去の辛い経験をきちんと「乗りこえ」る必要があります。
 
頑張ってるけれど、恋愛・結婚・対人関係がうまく行かないなどの悩みがある場合は、過去の辛い経験をしっかり乗りこえるという解決方法も、ぜひ検討してみてほしいと思います。
 
恋愛セラピー

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味方=楽しいことを話せる+辛いことを話せる

 

楽しいことを話して受け止めてもらう+辛いことを話して受け止めてもらう→絆が出来て「味方」になる
 
人と人とのつながりはどうやって強められるかというと、
やはり、自分の感情が動く話を、相手が受け止めて聴いてくれたときです。
 
感情が動く話というのは大きく分けて二種類あって、楽しい話と、辛い話です。
 
相手が自分の「味方」であると感じられるためには、この両方を話し、受け止めて聴いてもらう必要があります。
但しこれは、必要条件であって、十分条件ではありません。
 
つまり、こちらが話したとしても、相手がそれを受け止められる状態でない場合、残念ながら絆が強まらないこともある、ということです。
 
しかしまず、自分から胸襟を開いて、楽しい話しをし、辛い話や自分にとって大事な過去の辛かった経験も話すことが、本当の信頼関係を築くためには必要になります。
 
 
また、立場を逆にしてみれば、相手の楽しい話を否定せずに聴き、相手の辛い話や、恥ずかしい過去の打ち明け話も、否定せずに聴くことができれば、相手にとってあなたは「味方」ということになります。
 
このような基本的な信頼関係が、カップルの関係を維持したり、親しい人間関係を維持するためにはとても大事になります。
 
もちろん、どんな相手でも絶対に受け入れてくれるわけではありませんから、すべての人がこういう意味での「味方」だと期待するのは間違っています。しかし、人生に一人も「味方」がいないと感じているとしたら、自己開示をしていなさ過ぎなのです。
 
楽しい話も、辛い話も分かち合える本当の「味方」を作るということが、とても大切です。
 
 
楽しいことを話して受け止めてもらう+辛いことを話して受け止めてもらう→絆が出来て「味方」になる

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心理セラピーで、訊くのは誰?答えるのは誰?

 

私は、職業柄、色々な人に自己紹介したり、飲み会があったりすると、恋愛や心理の話で質問責めに遭うことが結構あります。
 
日頃抱えている悩みを解消するために、一生懸命質問してくださるんですが・・・
 
 
そのときに、よくお答えしていることがあります。
こんな感じで。
 
「心理セラピーでは、私が質問し、あなたが答えます。
 今は逆に、あなたが質問して、私が答えています。
 
 私が答える「知識」があなたの役に立つこともありますが、
 もっと大事なことがあります。
 
 それは、あなたの中から本心を引き出していかないと、
 問題は解決しないということです。
 
 たとえば、「あなたは(未来の)彼にどんなことを望みますか?」
 ということから始まり、もっとネガティブな内容に踏み込むこともあります。
 
 この場(飲み会)で『お父さんとお母さんは、仲が良かったですか?』とか、
 『ちなみにお母さんみたいな生き方をしたいですか?』とか。
 
 プライバシーに関わることを聞くのは難しいと思います。」
 
 
心理セラピーにおいて大事なことは、
「私が質問し、あなたが答えること」です。
 
もちろん、セラピーの現場でも、私が質問に答えることもあります。しかし、私が答えるばかりでは、本当の答えにはたどり着かず、したがって問題の解決が難しい、というのが私の考えです。
 
セラピストや占い師をはしごしても、なかなか問題が解決しない場合、セラピスト側の技量の問題ももちろんゼロではないでしょうが、「自分のことを話すよりも、アドバイスをもらおうと質問ばかりする」というクライアント側の姿勢にも、原因の一端がある場合があります。
 
このように、心理セラピーの効果が出にくいとき、「他人を前にすると本音で話しにくい」という気持ちを持っていることが原因の場合が少なくありません。
そのような場合電話対面とどちらが話しやすいか選択して頂くことも大事ですし、予め「緊張しやすい」と言っていただくことも、セラピストの良い対応を引き出すために有効です。
 
但し、緊張が非常に強く、なかなか自分のことを話せない場合は、本題の問題にとり組む前に「他人を前にすると本音で話しにくい」という問題にまずとり組み、その後、本当に解決したい問題にとり組んだ方が、結果的に近道のこともあります。
 
また、言いたくない過去の経験を洗いざらいしゃべらされるのではないか、という怖さを感じてしまう場合、「今は言いたくない」と言ってくだされば、対応いたします。具体的なことを(もちろん言えるなら口に出した方が良いのですが)聞かずに、過去の経験を取り扱うことも可能ですので。
 
いずれにしても、心理セラピーというのは、あなたが、あなたの本心と触れるための時間です。セラピストはそのために有効と考えられる質問を投げます。そしてあなたが自分の心と触れて、答えます。
あなたが頭で色々考えて質問し、それにセラピストが答えるというスタイルでは、セラピーの本当の効果を発揮することが出来ない、ということを頭の隅に置いておいていただけると、良いと思います。

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男性は、非言語のメッセージに無自覚に反応する

 

女性の側から、男女関係を良くする取り組みをする際に、よく覚えておいた方がよい男性の性質があります。それは、男性は女性からの非言語のメッセージに、無自覚に反応するということです。
 
夫婦関係の相談を受けているときによくあるケースを題材に説明したいと思います。
 
当事者は行き詰まっていると感じているものなので、男女の心理の専門家として、解決の糸口がどこかにないか、私も一生懸命探します。そんな中で、最近よくあるパターンがあります。
 
それは、夫婦関係の相談のはずなのに、解決の糸口として私が見つけたものは「妻の仕事を充実させる」というもの。勘違いしないでほしいのですが、どんなケースでも妻の仕事が充実すれば夫婦仲が良くなるわけではありません。
 
そうではなくて、この方針をとるケースは、妻がかつて仕事をしているときに活き活きしていて、でも、結婚して、子育てなどを担当するために、自分の夢をあきらめて、じめじめした感じで生きているようなケースです。現実問題を優先して、夢とか気持ちの部分を後回しにして生きてきたツケが夫婦関係に出た場合です。
 
妻が自分の夢をあきらめて、希望を失って生きている。
→暗い感じになる。
  →夫が妻に何かしてあげても、妻は素直に喜べない。
    →次第に、夫も、妻に何かしてあげるのが嫌になってくる。
      →妻は、夫がだんだん冷たくなってくることに耐えられなくなる。
        →そして・・・限界を迎えた日に・・・
 
爆発して、離婚話になったり、夫がいつの間にか喜び上手の女性と浮気していたり、そういった夫婦関係の決定的な危機として問題が表面化するわけです。
 
 
こういった相談の中で、問題の根本が、「妻が自分らしく生きていないこと」であると判断した場合は、とにかく「楽しく生きる」ことを課題とします。それに注力してもらうわけです。
 
男性は、相手の感情にあまり気づかず、鈍いと思っている人が多いようですが、そんなことはありません。確かに、相手の感情を「意識的に理解する」ことは女性の方が得意です。男性の場合、確かに「相手の感情に気づかない」のです。
 
しかし、本人は気づいていないけれど、潜在意識レベルではちゃんと受け取っていて、相手の感情に反応して行動しています。
 
例えばこんな感じで。
 
妻が不機嫌
→夫は無自覚だが、なんとなく妻と距離をとってしまう(自分でもなぜなのか説明できない)。
 
こんなのもあります。
 
妻が不機嫌
→夫は妻が不機嫌の時に限って辛らつな言葉を投げかける(もちろん無自覚)。
 
妻があまり喜ばない(色々不満が溜まっているので)
→夫は妻に対して喜ばせる行動をするのを次第にやらなくなる(もちろん無自覚)。

この、最後のパターンは、妻の訴え「男は釣った魚にはエサをやらない」の原因の一端にもなっています。喜び上手な女性は、いつまでも尽くしてもらえるのに対して、喜びを表現しない女性には、男性は次第に何もしなくなってしまうのです(もちろん無自覚に)。
 
 
男女の行動パターンを観察してきて思うことは、男性は思いのほか女性の「感情」などの「非言語メッセージ」に敏感に反応するものだということ。男性の勘は鋭いのです。
但し、敏感に反応していることを自覚できません。そう、女性と比べて、男性は感じ取ったものを意識化することが苦手です。その点では女性より鈍いと言ってもいいでしょう。
 
 
喜び上手、感謝上手で、
嫌なことがあったときに、涙を流すことはあっても、相手も自分も責めず、
ここ一番というときには、怒りをぶつけるのではなく、毅然とした態度が取れて、
相手の幸せも、自分の幸せも大切にしている。
 
そんな心のあり方を持っている女性を、男性はずっとそばに置いておきたいと思うものです。但し、それを言語化することは苦手です。なぜこの女性が好きなのか、なぜこの女性といると安心するのか、それは本人も分からないのです。
 
 
もしあなた(女性)が、男性といつもうまく行かないと感じているのでしたら、自分が持っている「感情」や、自分が発している「表情」「声の調子」「服のテイスト」「反応する話題・反応しない話題」「人生に対する姿勢」のような、非言語メッセージの部分が男性に好かれていない可能性があると、一度考えてみた方がよいと思います。
 
恋愛セラピーは、こうした非言語の部分、潜在意識の部分を変えるサポートをするものです。
私は心底、こうした非言語のメッセージこそ大切だと考えています。

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責めないけれど、放置もしないためには?

 

あらゆる問題に対処するときに必要な考え方です。
 
旦那さんが浮気をした
あるいは、
自分が既婚だけれど、別の男性と浮気もしている、
そういう状況を想定してみましょう。
 
世間一般の常識・道徳・法律からすれば、
それは、「いけないこと」ですから、
 
やってはいけないことをしている自分(相手)を責めたくなります。
がしかし、心の問題を解決するときには、実はそれでは解決できません。
 
責められれば責められるほど、心にゆとりがなくなります。
ゆとりがない状態が、問題の根っこを作っているので、
無理して行動だけ直しても、歪みはどこかにまた別の問題を作ります。
 
 
では、どういう心構えで臨めばいいのか。
 
私は、病気の人に対するのと同じようにすればいいと思っています。
 
 
新型インフルエンザをもらってしまった。
必要なことは、本人の責任を追及することではありません。
まずは、治すこと。
 
浮気という問題が起きている。
必要なことは、まず、浮気をしなくても生きていける道をきちんと作ること。
 
病気になってしまった人に対するのと同じように、
「その症状は治さないといけないもの。
 でも、あなた(自分自身の場合は「私」)にはいたわりの気持ちを持っている。」
 
そういう気持ちで接することが出来るかどうか。
それが、問題解決のために大事なことです。
 
 
参考までに、深く関係のある記事:
夫の望むことをするな、夫のためになることをせよ
「叱る」とは「あんた不幸に向かってるよ」と諭すこと

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【ココヘル189】恋愛法則「夫唱婦随」

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 189号 2007.4.11
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 あづまです。こんにちは。
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 「夫唱婦随」
 
 なんと今日は、
 こんな古くさいスタイルについて考えてみたいと思います。
 
 辞書を引くと、
 「夫が言い出し、妻がそれに従うこと」
 と、あります。
 
 
 ちょっと、男尊女卑っぽい感じがする言葉ですね。
 
 
 さて、こんな法則、肯定していいんでしょうか。
 クレームが来そうで、ちょっと怖いです。
 
 
 でも、いつも通り行きます!
 
 
◆この法則が当てはまる人
 
 多くのカップルで、この法則が幸せの形になると思います。
 
 男性が言い出す=責任を負う。
 女性が従う=相手を受け入れる。
 
 こうやって、うまくいくのです。
 
 
 私は家の中のことはあまり考えません。
 家では、婦唱夫随(順番に注意)なんです。
 
 その時に思うことは、
 「買い物の手伝い、洗濯の手伝いなどの体を使う作業は楽。」
 「献立作って、買い物計画のような、考える作業の方が苦痛」
 
 ということです。
 日頃恋愛心理のことばかり考えているので、別のことを頭に入れ
 るのは結構しんどいのです。頭を切り換える時間も必要ですし。
 
 だから、ついて行く方が楽。
 
 家のことについて「婦唱」してくれる妻に感謝です。
 
 
 どんな仕事をして、どこに住んで、などなど、生活の重要事項に
 ついては、もちろん私もしっかり考えます。
 
 ここは、「夫唱」なのです。
 
 
◆この法則で罠にはまる人
 
 この法則で罠があるとすれば、
 主張した人が責任を負う、という原則が崩れた場合です。
 
 夫がわがままに主張して、周りを振り回しているのに、
 その尻ぬぐいを妻がするみたいなのは、おかしいです。
 
 言うからには、責任を持って実行する。
 自由と責任はペアなんです。
 
 逆に他人の行動の責任を負う(尻ぬぐいする)必要はないんです。
 
 
 もうひとつ、罠にはまりがちなパターンは、
 感情の交流がないということでしょうね。
 
 夫は、言うことも言うが、責任を負ってやっている。
 確かに、ありがたいような・・・
 
 でも、仕事とか、家庭を守る責任とか、それも大事だけれど、
 なんか、私の心が置き去りにされているような・・・
 
 夫唱婦随・・・はぁ。
 
 そうです。
 相手の気持ちを大事にするという姿勢が大事です。
 
 特に、相手の不快な感情(怒り、寂しさ、不安、悲しみ)を
 否定せずに共感してあげることが大事なんですが、
 
 どうも、感情を受け止めるのが苦手な男性も多いですよね。
 
 
◆つい支配関係や権力闘争を想定してしまうあなた
 
 夫唱婦随。
 これを聞いた瞬間に、自動反応して、
 「身勝手男が女を苦しめる」というイメージが湧いてくるあなた。
 
 確かに、そんな身勝手男もいます。
 
 あなたは、過去に辛い経験をされたのかもしれません。
 あるいは、お母さんとか、身近な人が辛い経験をしたのかも。
 
 大変でしたね。
 
 しかし、その反応が、よい出会いを遠ざけているんです。
 辛いけれど、そこに気づいて変えていけるかどうかが、課題です。
 
 
◆夫は「婦随」しやすい気遣いを。
 
 本来、ついて行きたいほど頼れる夫がいるのは幸せなことです。
 嫌々ついて行くのではなくて。
 
 夫は、愛情と気遣いを示し、妻のネガティブな感情も受け入れて
 あげる必要があります。
 「この人にずっとついて行きたい」そう思われるように。
 
 
◆妻は「夫唱」させてあげる気遣いと応援を。
 
 男性は自由が好きです。そして見かけによらず自信がないです。
 妻から信頼され、精神的に応援されていると、妻のためにもます
 ます頑張ってしまいます。
 
 妻は、信頼と応援を示し、夫の多少の迷走は受け入れてあげる必
 要があります。
 夫が夫婦生活の大事な決めごとを提案する自信を持てるように。
 
 
◆真・恋愛法則 まとめ
 
 夫唱婦随。
 
 夫は、妻がついて来たくなるような気遣いを。
 妻は、夫が責任を果たしたくなるような心の応援を。
 
 そうです。
 お互いが自分の立場を主張するのではなく、
 相手がその役割を果たして幸せになれるよう、
 思いやりあい、いたわり合うことがこの法則の神髄なのです。
 
 
 
◆編集後記
 
 土、日、月、火と4日連続で恋愛セラピーをしました。
 朝から晩まで予約が一杯だったので、さすがにハードでした。
 
 奥さんのお腹がいよいよ大きくなってきました。
 胎動も激しいです。そんなに蹴らなくても・・・
 
┏━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━◇━━┓
 ありがとう! まぐまぐ大賞 生活情報1位! 祝!16000部
 ●女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
 ●ご意見、ご感想お待ちしています。このまま返信して下さい。
  これまで、頂いたメールをメルマガで紹介させていただく際の
  ルールを明確にしていませんでしたが、このようにします。
 
 ・頂いた文面はなるべくそのまま掲載する。
 ・お名前はこちらでイニシャルにします。
 ・掲載許可の事前確認は原則しません。
 ・紹介不可の場合、明記してくだされば、紹介しません。
 
  azma@556health.com ←メールはこちらまでお願いします。
  スパム防止で@は全角になっています。半角に直してください。
 
 ※たくさんのメールを頂いています。ありがとうございます!
  個別の返信はできないことがありますのでご了解下さい。
 
 こんな方にお役立ち情報をお届けします。
 ○出会いがない(出会う自信がない)
 ○なぜか不倫ばかり(一対一の恋愛に自信がない)
 ○不倫されて悩んでいます!
 ○交際が長続きしない
 ○今の相手と喧嘩が絶えない
 ○パートナーとマンネリ(冷戦)
 →でも、現状を変えたい!解決したい!
 
 ●制作:阿妻靖史(あづま やすし 恋愛セラピスト)
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(アイの儀式)
 
 今日はお休み。ごめんなさい。

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【ココヘル188】愛情のあるあなたへ、大切な告知です

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 188号 2007.4.7
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 あづまです。こんにちは。
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 今日はいくつか、社会的に意義のある本やイベントのお知らせを
 いたします。共感された方はご検討下さい。
 
 
 <本文はすでに終了した告知関係なので削除しました>
 
 
 
◆次回予告
 
 今回は、いつもの内容ではなく、ちょっと社会的に意義のあるも
 のをご紹介しました。興味を持たれた方は検討してくださいね。
 
 次回から、通常通りの配信になります。
 予定しているのは「夫唱婦随」かな。
 もちろん、ありきたりの内容にはなりません。
 
 
◆編集後記
 
 昨日のお花見はほんといい天気で、満開の桜を満喫しました。
 夜はみんなでお寿司と、奥さんの作ったぶり大根を食べました。
 ぶり大根、上手なんです。
 今日から4日連続で個人セッションです。頑張りまっす。
 
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(アイの儀式)
 
 自分の中に、高い意識の客観的な自分を作ろう。
 
 怒りに飲み込まれそうなとき、
 悲しみに支配されそうなとき、
 不安で身動きができないとき。
 
 あなたの中にある、高い客観的な意識を呼び出しましょう。
 
 いや、難しいものじゃないんです。
 
 そういうものがある、と想定してみるのです。
 
 
 精神世界(スピリチュアル)の用語に、
 「ハイヤーセルフ」というものがあります。
 
 高次の自己のことなんです。
 人によっては、ハイヤーセルフとつながるために、
 色々な修行が必要だみたいなことを言ったりする
 ようですが・・・
 
 
 そんなに難しく考える前に、
 まず、自分の中に客観的な目を持った自分がいると想定する。
 
 それだけで、
 
 怒りに飲み込まれそうなとき、
 悲しみに支配されそうなとき、
 不安で身動きができないとき。
 
 冷静に自分を省みることができます。

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【ココヘル187】私はメルマガで成長しました

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 187号 2007.4.6
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 あづまです。こんにちは。
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 
 
 今日はこれまでココヘルを読んでくださったあなたにお礼を書き
 たいと思います。
 
 え、今度こそ最終回の話?
 いやいや、違います。
 
 
 私は、ココヘルを書き始めた当初、
 心理学の専門家でも何でもありませんでした。
 
 ただ単に、離婚してうつ気味になっていただけの一会社員でした。
 専門分野も化学。心理とは関係ないです。
 
 
 そんな私ですが、今ではちゃんとセラピストとして開業し、
 恋愛や結婚、離婚、不倫といった男女問題の中で、特に感情のも
 つれを解きほぐす仕事をしています。
 
 最近は、自分でいうのも変ですが、板についてきました。
 
 
◆質問や相談はありがたいもの
 
 セラピストとして一番大切なことは、自分の心が癒されているこ
 と。心の傷が深いうちは、相談を受けているうちにイライラした
 り、辛くなったりするものです。
 
 私は、メルマガや、無料レポートに自分の体験談を書くことで癒
 されてきた部分があります。
 
 
 もう一つ大事なことは、実戦経験です。
 セラピストになるための心理学の勉強や、心理療法の手法の講座
 に参加することも有意義なのですが、やはり実際に悩んでいる人
 の話を聞き、どうしたら良くなるのか一緒に考える経験が大切だ
 と考えています。
 
 どんなセラピストでも、始めは新米なんです。
 
 もちろん、私もそうです。
 ただ、私が恵まれていたのは、ココヘルを書いていたおかげで、
 感想や質問が常に届いたということです。
 
 難しい質問が来るたびに、本を読みました。
 
 一回読んだはずの本なのに、具体的な問題について考えながら読
 むと新たな発見があったりします。逆に言うと、疑問を持たずに
 ただ本を読んでいる時って、大事なことをいっぱいこぼしている
 ということなのですが・・・
 
 メルマガに、なんだか難しい質問を送ってくれたあなた。
 
 ありがとうございます。
 
 あなたのおかげで、今の私がいます。
 
 
 難しい質問の中でも、一番難しいのが、
 何を言っているのか分からないヤツです。
 
 本人も混乱しているんでしょうね、支離滅裂だったりします。
 
 今では、そういうメールが来ても、
 どんな気持ちで書いたのかはくみ取れるようになりました。
 
 
 化学をやっていた頃は、物事を論理的に考えていました。
 今は、感情も大事にしています。
 
 
 メルマガがなければ、そして読んでくださっているあなたがいな
 ければ、私はここまでこられなかったでしょう。
 
 ありがとうございました。
 
 
 そして、セラピストとしてお客さんも取るようになりました。
 一件一件の相談が、また私を成長させてくれています。
 
 それをまた、メルマガで書いています。
 
 
 
 そんな私の、メルマガ発行者としての集大成が、
 このセミナーなんです。
 
 ちょっと気合いが入っています。
 
 
 
◆編集後記
 
 これまで応援してくださってありがとうございました。
 そして、これからも一緒に成長していきましょう。
 
 
 今日は、奥さんのご両親が来て、一緒にお花見です。
 小田原城の桜は、綺麗かな・・・
 
 ちょうど今日あたり満開なので。
 少し肌寒いので、暖かい格好をして出かけます。
 
 お花見のお弁当。
 夜はお寿司の予定です。
 楽しみです♪
 
 
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(アイの儀式)
 
 肌触りの良いものを、身にまとおう。
 
 人は、肌の感覚から優しさや愛情を感じます。
 だから、自分を大切にしているひとつの印として、
 
 柔らかい肌触りのものを着ましょうよ。
 
 他にも、柔らかい毛布、敷き毛布、ぬいぐるみなど。
 身の回りにおいて肌触りを楽しみましょう。
 
 心の問題で悩んでいると思っていても、
 意外と、そんな単純なことで変わるかもしれませんよ。

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【ココヘル186】愛することで心の傷が癒えていく

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 186号 2007.4.3
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 あづまです。
 皆さまからの、温かい応援メッセージありがとうございました。
 
 折角のエイプリルフールなので、
 どうせやるならリアリティーがある方がいいだろうと思って、
 ウソと言うより、夢かな?を配信してみたところ、
 
 
 ・本当に信じてしまった方
 ・エイプリルフールって書いてあるけどもしかして?と思った方
 ・だまされた?もう?って方
 
 たくさんのメールを頂きました。ありがとうございます(笑)
 
 日曜日の後ろの方を見ると、こう書いてあったんですけどね。
>(エイプリルフール)
> あ、今日は4/1でしたね。
> 次回のココヘルをお楽しみに。
> ちなみに上記の組織、AHO(あほ)と読むんです(爆)
 
 ココヘルは、最後まで読んでね。よろしくっ。
 
 
 たまには、そういう遊び心もいいでしょ?
 
 ショック受けちゃった?
 ごめんなさいm(_’_)m
 
 
 
 さて、気を取り直して。
 
 
◆離別の心の傷を癒した方法
 
 「あづまさんは、離婚の心の痛みからどう回復したんですか?」
 
 この質問、よく受けるんですよ。
 
 でも実は、今まで自分でもよく分からなかったんです。
 色々本を読んでみると、過去の心の痛みをちゃんと感じてはき出
 すこと、とか、日記や手紙にして書くといいとか、
 
 色々書いてあります。
 
 確かに、辛くて我慢して、押し殺してしまったネガティブな感情
 を再び開いていくことはとても大切なことなんです。
 
 それは本当だという実感があります。
 
 
 でもどうしても、それだけじゃないような気がしていました。
 
 
 
 私はどうして、今こうして幸せな気持ちでいるんだろう?
 
 
 
◆幸せなときこそ、その理由を探る意味がある
 
 しかし、幸せな時って、なんで幸せなんだろうなんて普通考えな
 いですよね。セラピストをやっていて、色々な人から質問される
 から考えるんですけどね。
 
 
 数日前、ようやく納得のできる答えが見つかりました。
 
 
 それは、愛することです。
 
 
 
◆妻と出会った頃
 
 自分に愛情が足りないと感じるとき、私たちは他人に求めます。
 他人は十分な愛情をくれることはないんです。
 そして、仮にくれたとしてもなぜか満たされないんですね。
 
 
 私が妻と出会ったのは、まだ心が苦しい感じだった頃です。
 
 そして、そんな中でも、私の心の中には、
 
 「この子だけは、絶対に後悔しないほど、大切にしたい」
 
 そんな決意がありました。
 言葉で覚えているわけじゃないんです。
 
 そういう、強い気持ちがあったのを覚えています。
 
 
 女性に比べて、男性は感情の記憶力が鈍いんです。
 むしろ、出来事の事実の部分をよく覚えています。
 
 
 それでも、その決意の気持ちは、
 事実とかではなく、その気持ちだけを強く記憶しています。
 
 よほど何か強い決意があったんだと思います。
 
 
◆メールして、一緒にご飯を食べて。
 
 でも、何か特別なことをしたかと言われれば、別に特別なことは
 していないんですよ。
 
 毎日メールして、一緒にご飯を食べて、そんな感じでしたね。
 しかも、すぐに神奈川と広島の遠距離になってしまったし。
 
 
 遠くても、距離に負けたりするのは、絶対に嫌だった。
 彼女に旅費をあげて、来てもらったこともあるし、
 ちょうど中間だからということで、京都に行って、舞妓変身をし
 て写真を撮って、写真集を作ったこともあったし。
 
 その状況でできることを精一杯やりました。
 
 
 その気持ちが、大事なんだと思います。
 
 
◆妻と交際するようになってから
 
 これは、妻にも時々言ったことがあるのですが、
 
 付き合うようになってから、楽しいことばっかりだ。
 
 そう感じるのです。
 
 
◆愛することで、心の傷が癒えてゆく
 
 今を生きる。
 後悔しない交際をする。
 愛する。
 
 これ全部、同じことだと思うんです。
 
 傷ついているときは、心が自分の心の傷に執着しているんです。
 私はこんなに辛い、って。
 ある意味、自意識過剰なんです。
 
 
 愛しているときは、心が外に向いています。
 相手のことを一生懸命考えているんです。
 
 といっても、高いプレゼントとか、特別なことをしたわけじゃな
 いんです。
 
 とにかく、いつも気にしていた。
 会えば「可愛いね」って言っていた。
 そして、大切に思う気持ちだけは、ずっと持ち続けていた。
 それだけなんです。
 
 そして、見返りを期待したり、束縛したり、思い通りに動かそう
 という気持ちは全くありませんでした。
 
 こんなに頑張っている自分だから、認めてよね!
 っていう気持ちすらありませんでした。
 
 ただ、彼女が幸せな気持ちでいるかどうか。
 そこに意識が向いていたんです。
 
 
 自分の中に、他人を大切に思う気持ちが増えてくると、
 いつのまにか、そんな自分が好きになっていきます。
 
 そして、自分を大切に思う気持ちも育っていきます。
 
 
◆癒しの過程は、いろいろあるけれど・・・
 
 私は、愛することで癒されていったような気がします。
 
 心に聞いてみると、ピンポーン、って感じなんです。
 
 
◆辛くて、人を大切にする気になれないってあなたに。
 
 人生は、愛を学ぶための旅であると思います。
 それが結局、自分が幸せな気持ちになる方法だからです。
 
 まず、なんでもいいから大切に思える対象を見つけてください。
 観葉植物でもいい。ペットでもぬいぐるみでもいい。
 
 優しい心を与えてください。
 
 家に帰ったときに「ただいま♪」
 毎日「今日も隣にいてくれてありがとうね☆」
 
 
◆私ばかり愛して、与えるばかりで・・・というあなたに。
 
 愛するといっても、何も行為や物質的なことを与えるばかりが愛
 じゃありません。笑顔や感謝の気持ちだって大事なんです。
 
 そして、あなたが何かしてあげたときに、笑顔と感謝の言葉が返っ
 て来るかどうかは大切です。
 
 
 愛することで癒されるためには、
 あなたが心を向けてあげた相手から感謝の気持ちが返ってきて、
 
 あなたの心も温かいもので満たされる。
 
 そういう関係が必要です。
 
 
 悪い人と思われるのを怖れて、相手のいいなりになっているのは
 愛じゃありません。
 
 
◆妻に感謝していること・・・
 
 私がまだ辛い気持ちを完全に抜け出していなかった頃、
 
 ・自分(彼女自身)を大切にする心をしっかり持っていたこと。
 (自分を大切にしている人が隣にいると気持が楽になります)
 ・私の話を否定せずに聞いてくれたこと
 ・時々「すごいね」って言ってくれたこと
 
 う?ん、この対応って・・・
 名セラピストですよ。習ってないのに。
 
 
◆今日の内容は・・・
 
 実は私も今日の内容には自信がないのです。
 心の中には、これが正しいという実感があります。
 
 但し、あなたにも絶対に効果があると断言はできません。
 
 私にとっては、癒しの方法のファイナルアンサーでした。
 
 
◆編集後記
 
 日曜日の、エイプリルフール版はいかがでしたか?
 ちょっとリアルすぎましたかね?
 
 書いていて私も、本当にそうなったらいいな?なんて思っちゃい
 ました。やっぱり研究者の血が流れているようです。
 
 本当にお金も時間も十分になったら、今の自分には対応が難しい
 精神疾患や、今の心理療法では十分な効果が出ない症例に対して
 効果のある新たな手法の開発なんかをやってみたいという気持ち
 はあります。
 
 まあいつか、本当にそういう報告ができるといいです!
 (でもきっと、メルマガをやめる理由にはならない気がする)
 
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 体を温めよう。
 
 心じゃなくて、体じゃないの!
 そう思うかもしれません。
 
 でもね。
 時々感じることがあるんです。
 
 悩んでいる人で、何となく、冷えてそうな感じがする人。
 
 
 心と体ってつながっているので、
 体を温めることは、とても大事なことです。
 
 お風呂につかるとか。
 暖かい寝具で眠るとか。
 眠る前に、腹式呼吸して、足が温まってから眠るとか。
 
 
 私のところに相談に来る人も、帰るときの方が血色がいいもの。
 心がほぐれると、体も温まるんじゃないのかなぁ。
 きっと、その逆もあると思う。
 
 体が温まると、心もほぐれる。
 
 
 体、温めてますか?

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