恋愛セラピーの活用法

 

私のお勧めする恋愛セラピーの活用法をご紹介します。

 

夫婦仲を改善したい!

夫婦仲悪化の原因は様々ですが、不自然な感情表現が原因の場合があります。たとえば怒り。怒りは多くの場合二次的な感情で、かまってもらえなくて寂しかったり、日々単調な生活が続いて不満がたまっていると出やすくなります。怒りは本来攻撃されたときに反撃して身を守るための感情です。相手にしてみれば攻撃していないのに反撃されたわけで、面食らってしまいます。そして、怖いので心を閉ざしがちになります。これでは、温かい感情の交流を伴った良好なコミュニケーションをとることができません。

恋愛セラピーでは、催眠やフォーカシングを用いて、心の奥にある本当の感情を探っていく方法を提供しています。怒りの裏には、寂しさやうらやましさ、行き詰まり感などがあるものです。それをしっかり感じ取り、怒りという攻撃的な形でなく上手にパートナーに伝える方法を指導しています。

パートナーが自分に無関心だと感じていませんか?もしかすると、あなたが怒ることによって、相手が心を閉ざしているのかもしれません。まず自分が変わることで、相手の心も開かせることができます。

そんな、前向きなあなたに、感情のくせを変える恋愛セラピーをご提供します。


意中の男性を振り向かせたい!

どういう訳か、恋愛に至らない。「いい人」とは言われるけれど、どういう訳か本命にはしてもらえない。一体どういうこと?男性が、女性の容姿を気にするというのは本当です。でも、骨格美人を求めているわけではありません。笑顔美人を求めています。もしあなたが、男性の小さな気遣いにキラキラした笑顔で感謝できるのなら、きっと意中の男性も振り向かせることができます。

ところであなたは、真面目に、自分に厳しく生きていませんか?それはご両親のどちらかあるいは両方が「自分に厳しく、他人に優しく」と言いながら、厳しく生きてきたことに原因があるかもしれませんし、成長する過程で様々な競争を勝ち抜くために次第に身につけた考え方なのかもしれません。

恋愛は、言わば人生の花です。花を咲かすときは、自分に対する厳しい目を一旦脇へ置いて、現在の自分をいとおしみ、大切にする心がとても大切なのです。成長ではなく、これまで頑張った分の果実を味わう気持ちを持つことが大切です。

恋愛セラピーでは、不要になった心のくせをNLPなどの心理技術を利用して取り除き、現在の幸せに心を向けられるワークを提供しています。頑張ってもなぜか幸せな恋愛につながらないあなた。頑張らない自分を許せない気持ちを手放して、ありのままの自分を受け入れ、恋愛という人生の花を咲かせてみませんか?


不倫ぐせ、セフレぐせを治したい!

あなたはもしかして、都合がいい女になってしまいがちではありませんか?告白されていないけれど、求めに応じて体の関係を持ってしまって、つきあっているのかいないのか分からない関係を続けてしまっていませんか?

確かに、自分を大切にしようと思って、都合よく扱ってくる男性を拒絶したら、本当に誰からも相手にされなくなってしまうという怖さがあるのかもしれません。でもちょっと待ってください。ずいぶん自分を低く評価していますね。「卵が先か鶏が先か」みたいな話ですが、幸せを信じる心を持つように変わってゆけば、自然と柔らかく温かいあなた本来の素敵な笑顔が出るようになります。そして素敵な笑顔でいるあなたは、可憐に咲く一輪の花のように男性を引き寄せるようになります。

恋愛セラピーでは、単に「都合いい女にならないように、告白される前のセックスは断りなさい」みたいなアドバイスをするのではなく、あなたがいい男から好かれるように、幸せを信じ、あなたらしく輝くための心の育て方の指導を行っています。

また、寂しさや不安などの荒々しい感情に振り回されなくてすむような、感情を和らげる心理学的なワークも提供しています。恋愛セラピーを活用して、本命になれる自分を手に入れてください。

その他、メンタル面のご相談や人間関係のご相談など、幅広くご相談に乗っております。専門分野(恋愛・結婚生活)以外では必ずしもご期待に添えるとは限りませんが、まずはお問い合わせ下さい。
azma@556health.com

 ひとりで悩むより、早めに相談!恋愛セラピーお申込はこちらから。

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催眠療法?前世退行

 

 前世療法や、前世退行、過去世退行などと言われる催眠療法の手法は元々、通常の退行催眠を行っていたときに誕生以前(前世)に退行することがあり、時に劇的な効果を上げたことから発展しました。
 
 前世療法というと神秘的なものを想像させるセラピーですが、科学的な見地および自らの体験に基づいて、私は以下のように捉えています。
 
 ・前世が本当かどうかは、前世療法では分からない。
  現在の心が「前世」として表現されるのか、前世が現在の心に反映されたのかは判別不可能。
 ・現在の心の底の問題意識(他人に合わせて我慢ばかりで辛いなど)が前世でも出てきやすい。
 ・現在ネガティブな感情が強い場合、前世でも暗いストーリーになりがち。
 ・前世で暗いストーリーが出て、それが現在に悪影響していると感じられる場合、
  その悪縁を絶つ暗示をかけるので、自分に許しを出すきっかけが得られる。
 ・共依存関係にある人(暴力的な夫と離れられない妻など)の前世のストーリーは、
  「前世でひどい目に遭わせた相手からの報いを現世で受けている」というものになることがあり、
  前世療法の結果共依存関係を強める可能性があるので要注意(私はお断りしています)。
 
 
 前世療法は、以下のような人には効果がある方法です。
 ・家族関係や育ち方に問題がないのに、なぜか自信がない、寂しいなどの感情が強くて辛い。
  解決するヒントがほしい。<自分を知りたい><自分を変えたい>
  「前世」の中にヒントがあるかもしれません。前世療法では深い催眠の中で、心の底にある
  ストーリーが前世として現れます。前世から何か気づきを得てください。
 
 ・前世を知ることで、自分の人生の意味を肯定的に捉えていきたい。<自分を知りたい>
  前世退行催眠では、前世を経験したあとの魂が自分を選ぶとき、なぜ自分を選んだのかを
  感じ取ります。そこに現世の意味を捉え直すチャンスがあります。前世を知ることで、現世の
  仕事や家庭、恋愛や社会貢献など、自分の魂が何を求めて自分の肉体を選んだのか。
  それを感じ取ることができます。
 
 ・気になる相手と、ソウルメイトかどうか知りたい。<自分を知りたい>
  はじめに注意しておきますが、ソウルメイトとは、魂のレベルで引き合うほどのパートナーと
  いう意味であって、前世からの因縁があるという意味ではありません。
  但し、深い催眠下で行う前世退行においては、心の奥底にあるパートナーへの感情的絆が、
  あるストーリーとして浮かび上がります。自分がその相手のことを潜在意識レベルでどう思っ
  ているのかを前世のストーリーを通して知ることができます。
 
 
 逆に以下の方には前世療法はお勧めできません
 ・前世のせいにしたい人、依存的な人<運命を知りたい>
  人生を自分の意志で生きていくことは、幸せに生きる上でとても大事です。
  親、先生、占い師、そして前世に指示を受けて生きるのでは、一人の大人として充実した
  人生を送れるとは言えません。
  前世からのヒントを元に自分の足で立って生きる覚悟がある人以外にはお勧めしません。
 
 ・共依存関係にある人
  暴力的な夫や、アルコール依存症の夫などを持ち、でも別れられないというあなた。
  あるいは前世で犯した罪を償うかのような、苦行のような人生を送っているあなた。
  前世療法では望み通り、あなたが罪を犯したストーリーが展開される可能性が高いです。
  (私は、現在の心理が前世に反映されると捉えています。)
  せめて、「前世からの因縁を断ち切り、今後は自分の足で立って生きるのだ」という意志を
  持ってください。運命を知るつもりで受けると、ネガティブな観念を強化する結果になりやす
  いので、注意が必要です。
 
 
 前世退行催眠の手順
 私の行っている前世療法は、以下のような手順になっています。
 ・催眠誘導を行い、現世に強い影響を与えている過去の人生(前世)を呼び出す。
 ・前世の中で、重要な場面をいくつか呼び出し、催眠の中で体験する。
 ・前世の終わりの場面(死)を呼び出し、催眠下で体験すると共に、前世で思い残したことを知る。
 ・魂の状態(中間世)で、前世を振り返り、その意味を感じ取る。
 ・前世からの悪縁が現世に影響している場合、悪縁を絶つ暗示をかける。
 ・前世で出会った人と、現世でも出会っているかどうかを感じ取る。
 ・魂が今の自分そして両親を選んだ目的と意味を知る。
 
 解催眠後、現れたストーリーの意味についての解釈を行います。
 心理学的にどのような意味があるのか、探っていきます。
 (むしろ、このプロセスがとても大事です)
 
 前世療法の注意点
 ・本人のイメージ力によって、明確なストーリーが得られるかどうかが違います。
 ・催眠が初めての方は、明確なストーリーが見えるのに3回程度かかる場合があります。
 ・現在の心理が反映しますので、うつ状態や特にネガティブな方にはお勧めしません。
 
 私は前世療法を用いてあなたのサポートをいたします。前世を知り、魂の目的を知ることであなた自身を知ることができます。前世からのメッセージを前向きに活かしたいあなたの応援をいたします。あくまで主体的に人生に関わるための手段としてご利用ください。
 
 お申し込みは、セラピー予約を参照してください。

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解決志向とは?診断しません

 

 私が標榜している「解決志向」というのは、こういう特徴があります。
 
 
 「診断しない」
 
 
 時々私に「原因はなんですか」とか「病名は」みたいに聞く方がいらっしゃいます。
 
 
 「わかりません」
 
 
 そんな、無責任な。あなた専門家でしょ?
 そう言いたくなる気持ちも分かります。
 
 
 まあ、説明を聞いてください。
 心の問題というのは、心がネガティブに向かってしまう「くせ」がついているのが大抵の原因です。
 
 
 そうと分かったら、対策は決まっています。
 「毎日を心穏やかに過ごせる生活習慣、心の習慣をつける」
 
 
 だから、原因が離婚であっても、小さな頃の虐待であっても、職場のストレスであっても、結局同じような対策になってしまうのです。だったら、原因をあまり一生懸命探ったり、病名をつけようと一生懸命になっても仕方ないのです。
 
 
 だから私は、原因は?とか病名は?という質問に答えないのです。
 特に、病名をつけると、かえって病気になって、元気がなくなってしまう人もいますから。
 
 
 但し・・・
 
 毎日感じているストレスが、
 ・外部の環境から来ているものか?
 ・自分の心の中にある傷から来ているものか?
 ・身体的な傷や不調から来ているものか?
 
 このぐらいの分類は必要だと思っています。
 それから、
 
 心の成長の段階が、どのぐらいにあるのか、ということは見ます。
 心理学的に言って厳密な分け方ではありませんが、ざっとこんな感じで見ています。
 ・反抗期前(怒れない、人の言いなりになってしまう)
 ・依存の段階(人生が他人次第と感じている。思い通りに他人が動かないと不安になる)
 ・自立の段階(自分で何でもする。自立しているが、他人の助けを借りることが苦手)
 ・十分に成長(他人との境界線もしっかりしているし、相互に助け合うこともできる)
 まあ、十分に成長しているケースではあまりセラピストは必要ないかもしれません。
 
 
 そして、どうやってストレスを減らして日々を穏やかに過ごしていくか一緒に考えます。また、心の成長は幸せを感じるごとに加速していきますので、「幸せに成長する」方法を一緒に考えます。
 
 
 そういう訳ですので、
 病名をつけてほしい方は、お断りします
 解決方法を探りたい方には力を貸します
 
 どうぞ、ご理解いただけますよう、お願いいたします。

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解決志向とは?たとえ話

 

 心の問題を解決するというのは、どういうことか。
 多くの人が、役に立たない方向に向かって努力し、苦しんでいるのを見て、何か分かりやすいたとえ話がないかと思い、この話を思いつきました。
 
 あなたは、道ばたに落ちていた石ころにつまずいて転び、足の骨を折ってしまいました。折れた部分が痛みます。とにかく、治療をしなければなりません。
 あなたは、原因を探り始めました。そして、石ころが悪いことに気づきました。そうです。あの石ころさえなければ怪我をしなくてすんだのです。石ころを何とかしなくては!
 ところが、痛む体を押して現場に行ってみると、既にその憎い石ころはありませんでした。誰かが片付けたのでしょうか。あなたは、その日以来、石ころを見るたびに踏みつけて投げ飛ばさなければ気が済まなくなってしまいました。その石ころは、あなたを転ばせたものとは違うのに・・・その石ころを踏みつけたらあなた自身が痛いのに・・・その石ころを投げ飛ばしたらかえって危ないのに・・・
 
 何か間違っていませんか?
 そうです。
 
 治療するためには、石ころ(きっかけ)に目を向けるのではなく、現在の痛みの原因になっている骨折(これが現在の直接原因)を治す必要があります。
 そして骨折の場合、痛みなく正しく歩けるように、「あるべき形に骨を接いで固定する」ことをしますね。しばらくすると骨はその形に固まり、再び体を支えることができるようになります。
 
 
 治すものが骨折だと、誰でも冷静に考えられるのですが、
 治すものが心の傷になると、見えないだけに、方向を見失ってしまいがちです。
 
 
 同じ話を、心の傷バージョンでするとどうなるでしょうか?
 
 あなたは、暴言を吐き、家族の面倒をろくに見ない父親に育てられ、心が傷ついて育ちました。自己否定の気持ち、不安、焦燥感を感じ、心が痛みます。とにかく、治療をしなければなりません。
 あなたは、原因を探り始めました。そして、父親が悪いことに気づきました。そうです。あの男さえいなければ傷つかずにすんだのです。アイツを何とかしなくては!
 ところが、既にアイツは離婚してどこかに行ってしまい、既に行き先が分かりません。分かったとしても会う意味がないような気がします。あなたは、その日以来、アイツに似た男を見るたびににらみつけなければ気が済まなくなってしまいました。あるいは、惚れさせて振り回し、こっぴどく振りたいという気持ちが湧いてくるかもしれません。もしかすると、あなた自身がどうしようもなくアイツに似た男に惹かれることがあるかもしれません。ソイツは、あなたを傷つけたアイツとは違うのに・・・ソイツをにらみつけてもアイツには届かないのに・・・ソイツを傷つけたらあなた自身の心も痛いのに・・・ソイツに惚れることは、あなたの心の傷をまた呼び起こすことになるのに・・・
 
 何か間違っていませんか?
 そうです。
 
 治療するためには、その男やその男の行動(きっかけ)に目を向けるのではなく、現在の痛みの原因になっている心の傷そのもの(これが現在の直接原因)を治す必要があります。
 そして心の問題の解決の場合、痛みなく幸せに生きられるように、「あるべき心の習慣をつける」ことをするのです。しばらくすると心は不要な感情や悪い習慣を手放し、幸せに生きられる習慣を身につけ、自分自身の幸せを支えることができるようになります。
 
 
 この話の要素をまとめると、以下のようになります。
 
 きっかけ   親の暴力、無視、いじめ、恋人との別れetc → 道ばたに落ちていた石ころ
 痛みの原因 癒されていない感情や、特定の行動に対する怖れ → 折れた骨
 痛み     不安やイライラ、焦燥感など               → 傷の痛み
 治療     幸せに生きられる心の持ち方を習慣にする      → あるべき形にギブスで固定
 
 
 なお、心の痛みのケースでは、きっかけが「親の暴力」であっても、本人の心の中で「私が悪い」という観念が強い場合、「私の中の悪いところ探し」をして堂々巡りに陥ってしまうこともあります。この場合このコラムでの「きっかけ」に相当するものは「私自身」となります。もちろんこの場合でも「自分を肯定して幸せなことに目を向ける心の習慣」をつけることが治療になるのは共通しています。
 
 また、心の痛みのケアでは、骨折のように「元の状態に戻す」だけではなく、「心の成長を促す」考え方が必要です。今まで幸せをイメージすることが怖くてできなかった場合でも、幸せな気持ちが気持ちいいことを心が学び、次第にそれに対する怖れを手放してゆくことで成長してゆくことができます。心は何歳からでも成長できます。
 骨折と同じように、心の使い方の悪い癖がついてしまったら「リハビリ」が必要です。すぐに他人の言葉の裏を読んで、ネガティブな気持ちになってしまう深読みの癖や、ちょっと冷たくされると捨てられてしまうのではないかという怖れがわき上がってくる孤独感の癖、自分の思い通りにならないと、相手を無理矢理でも自分の思うとおりに行動させたいと渇望する支配の癖、あるいは、自分の理想(というか幻想)からちょっとでもずれると、とたんに相手に見切りをつけてしまう完璧主義の癖。これらの心の習慣はあなたが子供の頃か、あるいは思春期の頃には、その場を生き抜いてゆくために必要だったものだのでしょう。でも、今のあなたは、もう大人で立派に生きています。不要になったルールを手放して、心の習慣を変えていくことで、生きるのがずっと楽になります。
 
 
※このたとえ話は、治療の具体的な方法を示したものではありません。考え方です。
 ですが、この基本的な考え方はとても大事なもので、私のセラピーの全ての根本をなしています。
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大人って何?

 

 大人って何だろう。
 一般的には、感情に流されないとか、理性的とか、経済的に自立しているとか、他人に依存しないとか、そういうことが大人と見なされる条件のような気がしますね。
 確かに、感情のままに行動したり、経済的に他人にべったり依存したり、他人に生活面や精神面で依存したりしていれば、それは大人ではありませんね。
 
 しかし、もう一つ大事な要素を忘れています。
 
 自分の感情に、自分で責任を持てるということです。感情は本来自由で勝手なものです。だから押さえ込むことで対処する人が多いのですが、これは積もり積もって鬱になったり、他人に当たる迷惑な人間になる、その元を作っているようなものです。だから自分の感情を解放して日々穏やかな心で過ごすことが大切だと分かっていて、かつ実践している。それが大人であることだと思います。
 
 もちろん、大人であるからには自分の感情で相手を振り回すような、「感情をぶつける」行為は慎まなければなりません。感情を解放することと相手にぶつけることは違います。なぜかというと、自分の感情は自分のものであるけれど、相手の感情は相手のものであって、あなたがどんなに怒っていたり寂しかったとしても相手をそれに巻き込んではいけないからです。
 
 この、自分の感情と相手の感情の間に一線を引くことを「境界線」といいます。大人同士の間では、自分が相手の境界線に進入して「感情をぶつけて、おしつける」ことはルール違反です。もちろん、相手が境界線から進入して感情をぶつけてきたときも、自分が振り回される必要もないのです。きっぱり拒絶してかまわないんです。
 
 更にもう一つ大事なことは、境界線の内側、自分が感じる感情はできるだけ自由にしておくことが幸せに人生を生きる上でとても大切だということです。社会で生きていく上では、他人に対して感情を自由に表現して生きることができない局面も多いです。その中で、いかに感情的に自由になるかということが、人生においてとても重要なチャレンジなのです。
 
 不愉快な思いをさせられた相手には、仕返しして、不愉快な思いをさせてやりたいと思ったりするかもしれません。あるいは、相手を後悔させたいと思って、「あなたのおかげで私はこんなに不幸になっています」ということを周りにアピールしたくなるかもしれません。でもどちらの作戦も、「嫌な相手のことを年中考えて、なおかつ自分が不幸な状態で過ごす」という、冷静に考えれば不毛な人生以外の何物でもありません。
 
 逆に私が考える豊かな生き方とはこうです。自分で自分を幸せにする生き方をして、自分の周りにいる人にも幸せをちょっとだけ分けてあげる。そうやって幸せに生きる人の輪を周りに作って生活をしていれば、嫌なヤツが来ても、縁を切ることが最大の復讐になるのです。「私の周りにいる人は、みんな幸せに生きていいよ。でもあなたは来ないで。」てなもんです。実際こういう生き方をしてみると、わざわざ冷淡にしなくても不幸なオーラをしょっている人が自ら、幸せな人の輪から自然に外れていくものです。
 
 まとめると、感情面で大人であるということは、
 「境界線の内部(自分の心の中)では、感情を抑えつけず自由である」
 「境界線の外部(他人の心)には侵入しない(他人に感情をぶつけたり押しつけない)」
 「外部からの侵入は敏感に察知し、心を守り、真に受けない」
 「自分が幸せを分けることで、幸せな人の輪をつくることができる」
 
 ということだと思います。

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セラピーの受け方

 

 セラピストによって流儀が違うので一概には言えませんが、
 私の場合は次のように受けていただくのが効果が高いと考えております。
 
0.メールマガジンに登録/無料レポート購読/知人に気持ちを話す
 
 まずは、私のことを知って、信頼していただくことが第一ですので、
 メールマガジン 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学や、
 人気無料レポート 【男心理解】30分でわかる男心のつかみ方
 お読みいただき、私がどんな知識を持っているのか、あなたのお悩み
 に対して何かヒントになることがあるのか、しっかり見てください。
 
 もし何もヒントになることがなければ、きっとあなたのお悩みに対して
 私はお役に立てないのだと思います。逆に、何かヒントになることが
 あるのならば、あなたのお役に立てるということです。
 
 また、私のポリシーも参考にされてください。
 
 ゆっくりペースで進めたい方へ:
 まずは、あなたのお話を否定せず、よく聴いていきます。話すことで気持ちが整理
できたり、ご自分の隠れた気持ちに気づいたりすることを大切にしています。気持ち
が落ち着いてきたら、解決のための質問や、心理療法のワークを併用して、問題解
決を加速していきます。
 
 一気に解決したい方へ:
 心の変化は誰でもゆっくりであることを、まずよくご理解下さい。心を置き去りにし
て頭で考えた解決策は、後で後悔することもあります。
 まずは、ご自分でお気持ちを紙に書き留めて整理することや、話の聞き上手なご
友人に気持ちを聴いてもらうなどして、ある程度心の整理を進めることをお勧めいた
します。少し気持ちが落ち着いた段階でセラピーにいらっしゃった方が、問題解決に
向けた質問や、心理療法のワークを効果的に行うことができます。
 
 
1.予約を入れる
 
 まず、予定をチェックして予約を入れてください。(セラピー予約
 すると、不思議なことにあなたの気持ちに変化が現れることがあります。そうです。
 予約を入れただけで、何か前向きな気持ちの変化が現れる場合があるのです。
 それは、あなたが「この問題を解決しよう」と決意したことにより、無意識に変化が
 起こったことを意味しています。
 これはとてもよいことですから、素直に喜びましょう。
 
 また、悩みの概要を書いてみると、心が整理できます。但し・・・
 「悩みの詳細を書いて送った方がいいですか?」というご質問をよく頂くのですが、
 【私が状況をお聞きして判断するわけではありません】
 あくまで、あなたがご自分で「どうなりたいのか」「どうしたいのか」を決めるための
 サポートをする(上手な質問をする)のがセラピストの役目です。
 また、経験上、あなたが心の底に抑え込んでいて気づいていないこと(ずっと抑え
 込んできた子供の時の気持ちなど)に重要な意味があることが多いです。そういう、
 心の底に抑え込まれたものは、詳細を書いても出てこないことが多いです。私が
 質問することで意識に上ってきます。
 そのことをご了解の上で送っていただく分には構いません。
 
 
2.セラピーを受ける
 
 もちろん、ここがメインです。私のセラピーは従来のカウンセリングのように話を聞く
 だけではありません。短期間で効果が上がるように、解決志向ブリーフセラピー/
 フォーカシング/イメージワーク/ポジションチェンジ/インナーチャイルド癒し(催眠)
 など、種々の方法を組み合わせて用います。(詳細はセラピーの手法参照)
 
 但し、心理療法は魔法ではありませんし、セラピストが問題を解決するのでもありま
 せん。あくまであなたの中にある、まだ気づいていない力を引き出してあなた自身が
 問題を解決するのを効果的に手助けする方法です。
 あなた自身が「解決したい」という気持ちを持っていることが最低限必要です。
 もちろん「幸せになりたいが、どうなったら幸せか分からない」という悩みや、
 「幸せになりたい気持ちと、なってはいけない気持ちが葛藤している」という悩みに対
 して、どうなりたいのかを探るワークもご提供できます。
 要するに、「よくなりたい」という気持ちだけは持ってきてください。
 
 私はあなたが安心した気持ちになれるようサポートしていきます。その結果、今まで
 人に話せなかった気持ちが言えるようになることもあるでしょう。大切な変化です。
 同時に許しの涙が流れることもあります。
 マスカラは全部とれてしまうことがあります。ご注意。
 
 
3.メルマガ(女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学)
 
 セラピーを行ったあとに私が感じたことや思い出したストーリーなどをメルマガに
 することがあります。相談と関連した内容なので、相談者の方からメールを頂き、
 「そのメルマガは私のために書いてくださったんですよね」と聞かれることがあります。
 
 その答えはYesでもあり、Noでもあります。
 
 あなたのことを書いたわけではないんです。あくまで私が思ったことを書いています。
 だからストーリーもあなたの相談内容ではないんです。本で読んだ内容だったり、
 これまでの経験から導き出した一般則であったり。
 でも、私の中で何か共通点があって、ふと意識に浮かび上がってきたことをメルマガ
 にすることで、あなたの潜在意識が、そこから大切なメッセージを受け取ります。
 
 この無意識的なプロセスも大切な変化の一部だと思っています。
 
 
このようなステップを踏んでいただくのが、効果的なセラピーの受け方
です。ぜひ余すところなくご活用ください。
 
 
心理療法を受けるメリット
一人で悩んでいると、ネガティブな気持ちや無力感にじゃまされて、どう行動していい
か分からず、考えが同じところをぐるぐる回ってしまうことがあるものです。
 
天才物理学者のアインシュタインはこう言いました。
『問題は、それを生み出した意識と同じ意識では決して解決できない』
問題が起きたときのものの見方では、解決策が出ないんですね。
ものの見方そのものを変化させることで、解決策が出ます。
 
もう一人の目と頭で問題解決を考えることによって、別の視点が生まれ、あなた自身
が気づいていない能力を引き出すこともできます。
私の指摘にあなたはおそらく「え???どうして?」みたいに思うはずです。どうしても
やめたい嫌な癖を私が「その癖があってよかったね」みたいに言うからです。でも最後
はほとんどの方が自分の嫌な癖が、(たとえ自傷癖であっても!)自分を守ってくれて
いたことに気づいて帰られます。こういう別の視点は解決にとても役立つものです。
 
人生は一度きり。悩んで辛い状態で過ごしている時間よりも、幸せで生き生きして、
ワクワクする時間をたくさん持ちたいですよね!
早期解決を望むなら、専門家の助けを借りるのも、大事な選択肢です。
 
 
注意点
心理療法といえども魔法ではありません。あなたの中に眠っていて、まだあなたが
気づいていない力を引き出すことによってあなた自身が問題を解決するのです。
これは何かを無理に命令されるようなものではなく、自発的な体験ですので、とても
勇気が出て、元気の出るものだと思います。但し、他人に全てをゆだねて、決めても
らおうという姿勢では問題解決に至らないということもご承知おきください。あくまで
あなたが決めて行動するための手助けをするのが心理療法です。
どんなに優れた心理療法でも、1回で効果が確実になるものではありません。
最低3回受けていただくのが理想です。
 
 
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幸せなとき、心は外を向いている

 

自分に自信がないとき、他人の目を気にしてしまいます。これは外を見ているようでいて自分がどう見えているかを気にしているわけで、自分に意識が向いているのです。
 
幸せなとき、他人の幸せも願えるようになっています。そのとき心は相手が何を望んでいるのか、相手が幸せな気持ちになるにはどうしたらいいかを考えています。本当に心が外を向いている瞬間です。
 
人の心は問題のあるところに向きます。
 
これは、例えがいいかどうか分かりませんが、心臓が調子よく動いているときは心臓を意識することはないのと同じことです。心臓を意識するときは何か動悸がしたり、ちょっと問題がありそうなときなんです。
 
 
自分に自信がないとき、人の心は自分自身を向いています。このときの言動は他人から見てもあまり魅力的に映らないものなんです。だって、自分ばっかり見ているんだから。
 
自分が幸せなとき、人の心は他人に向きます。このときの言動は、温かさや余裕となって他人の目に映ります。他人から見て魅力的ですよね。
 
自分が恵まれていることや、自分の得意なこと、自分の魅力に目を向けることができたとき、そのあと人は他人に自然に目を向けることができるようになります。
 
自信がなくて、こんなダメな自分は・・・と日頃考えるくせがあるとしたら、それをちょっと変えてみて、自分の好きなこと、得意なこと、魅力に目を向けるといいですよ。小さなことでいいんです。その小さなことが大事なんです。そして、ちょっと自信が出てきたら、他人の幸せも願ってみてください。あなたの内面からきらきらしたオーラが出て、魅力的になっていきます。

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心の力について

 

 一見恋愛とは関係ないけれど、最近とても気になることがあるので書きます。
 
 いじめ自殺の問題。
 
 先日も新聞のコラムにいじめ自殺のことが書いてありました。
 遺書に書いてある言葉が紹介されていました。
 「お父さん お母さん こんなだめ息子でごめん(以下略)」
 
 自分の最愛の息子を失った両親の心の痛みはいかほどのものか、想像もつきません。しかし、このコラムはあえて苦言を書きたいと思います。
 
 誰がだめ息子という自己認識を作ったのか?
 
 親を責めるつもりで書いているのではないということをまず書いておきます。
 というよりも、誰も責めるつもりはないのです。責める姿勢では心の問題は解決できないからです。
 
 その上で、書きます。きっとお父さんお母さんは一生懸命強くなってほしいと願い、息子さんを育てたのでしょう、しかし、期待が強すぎるあまり、息子さんのだめな部分を受け入れてあげられなかったのかもしれません。
 親が子供に期待するのは当然です。
 ただ、人間は調子のよい日ばかりではありません。やる気が出ない日、辛い日もあるものです。そんなとき、だめな自分を出しても受け入れてもらえたら、人生を安心して生きていけるようになるのです。
 この、だめな自分を受け入れられる気持ちのことを「自己肯定感」といいます。
 
 残念ながら、しつけや勉強のことばかりに目がいってしまい、その土台となる「自己肯定感」を育てることができなかったようです。
 
 自己肯定感というのは、「今日はがんばれなかったけど、だめな自分でも、OK」と思える気持ち、「自分は愛されるに値する人間である」という自分の価値を認める気持ち、「自分は生きていてよい」という自分を肯定する気持ちのことです。
 この気持ちは他人の評価で支えることはできないものです。したがってよい成績をとっても、仕事で成果を上げても、恋人からプレゼントをもらっても、「自分で自分を認める」ことがない限り自己肯定感は持てないのです。健康な心を持って生きている人はふつう、親が小さい頃に自分を無条件に受け入れてくれた経験を持ち、その暖かい愛情に包まれた経験が自己肯定感の根っこを支えています。
 
 自己肯定感というのはたとえて言えばこういうことです。
 しつけや勉強はスポーツで言えば、基礎体力や技術に当たります。それに対して自己肯定感というのは体の健康に当たるものです。栄養をしっかりとっているかどうか、みたいなものです。ハードなトレーニングをして筋力を鍛え、技術も高めるためには、体が健康である必要があります。
 同じように行儀よくしたり、我慢すべきところで我慢したりといった「しつけ」を行い、社会に出てしっかり生きていくための知識を「勉強」するためには、心が健康である必要があります。
 その心の健康というのが自己肯定感なのです。
 
 
 親の最大の役割は、自己肯定感を育ててあげること。それが大人になってからも心の力になります。言い換えると、「おまえは自分らしく幸せに生きていいんだよ」という心からのメッセージを送り続けることです。
 
 いじめをなくすべく努力することはもちろん大事です。ただきっと、完全になくすことはできないでしょう。でも、いじめられても自殺にまで追い込まれずにすむ子育ての方法を考えることはできます。他人に責められて非常に辛い思いをするときというのは、実は自分の中に同じ声があるのです。
 「おまえはダメだ、バカだ」とクラスメートから言われたとき、「なんてこと言うんだこの野郎」と思うことができるか、「やっぱり自分はダメなんだ」と思ってしまうか。それを決めるのが「自己肯定感」があるかどうかだと思います。親に否定されて育ったら、「自分はダメだ」になってしまうんです。
 
 いじめる側も、自己否定の気持ちを持っています。ただ、その気持ちを禁止しているんです。虚勢を張って強がっています。だから自己否定しながら生きているいじめられっ子を見ると、自分の中の同じ気持ちが刺激されてイライラします。不安になります。そんな自己否定して弱々しく生きているやつなんて消えてしまえと思います。それは自分の中の自己否定の気持ちに対する、消えてしまえという気持ちが根っこにあります。
 
 この子の親もきっと、自己否定の気持ちを持っているんでしょう。だから自分のダメな部分を受け入れることができず、ダメな部分を消してしまえとばかりに厳しく生きていたのでしょう。そして息子さんのだめな部分も受け入れることができず、息子さんのだめな部分に消えてしまってほしいと感じたのだと思います。皮肉なことに、弱くてダメな部分を認めてあげなかったことが、かえって心の弱い人間を育ててしまったのです。
 
 
 人の心は、愛された経験を積むことで、強くなります。
 愛されることで、人を愛することの大切さを学びます。
 
 目に見える「成績」や「収入」あるいは「挨拶」「礼儀作法」のようなもので評価するのではなく、
 目に見えない、「自己肯定感」「幸せな気持ち」「暖かい気持ち」をどれだけ持って生きているかを評価の基準にすることで、いじめ自殺の問題だけでなく、虐待やDVなどの問題も相当解消するのではないかと考えています。
 
 大人になってからでも遅くはありません。自分の心の力を育てることをあきらめてはいけません。取り組み始めれば、少しずつ、だが着実に変わっていきます。
 
 
 まとめます。
 いじめをする方が悪いのは、いうまでもありません。
 いじめられて、自分を責めて自殺してしまうのは、自己肯定感が育っていないから。
 親の最大の役割は、ダメな部分も受け入れてあげて、子供の自己肯定感を育てること。
 親自身も、自己否定の気持ちを抱えていることがよくある。
 大人になってからでも、自己肯定感、心の力を育てることが大切。
 
 
 すべての人が、ありのままの自分を受け入れ、自分らしい人生を幸せな気持ちで送れますように。

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自分の心の力を育てる

 

心の力を育てるインナーチャイルド癒しという方法のアレンジ版を紹介します。
 
悩みが解決しないとき、それは心の力が足りないのかもしれません。
走り高跳びで、跳び方をどう工夫しても、ジャンプ力不足で跳べない高さがあるように、心のジャンプ力が足りない目標に挑戦しているのかもしれません。
 
でも、悩んでいるということは、あなたに成長の可能性があるということです。
 
そのときに、少し回り道に感じるかもしれないけれど、心の力を育てるワークをしてみることが役に立つかもしれません。
 
元々、催眠療法で人気の手法「インナーチャイルド癒し」と呼ばれるものをベースにして自分でできるようにアレンジしたものです。
 
概要をまず書くと、
1.自分の子供の時の写真を用意する
2.それに向かって、「許可」を与える
3.「よく頑張ったね」「大好きだよ」などの愛情のある言葉をかける
というステップになります。
 
1.自分の子供の時の写真を用意する
 
 インナーチャイルド癒しでは、自分の心(潜在意識)を子供の姿としてイメージします。傷ついた出来事があり、そこで心の成長が止まってしまった心が、子供のままでいると考えます。催眠のワークを一人でやると寝てしまうので、その防止のためにも実際の写真があるとやりやすいです。
 また、自分の分身のようにして大切にしていて、時々話しかけているものがあれば(たとえばぬいぐるみなど)、それを目の前においてやるのも効果的です。
 
2.許可を与える
 
 悩み苦しんでいるときは、心の中に何か「これをしてはいけない」という「禁止」があり、そのために問題を解決する行動がとれないものです。だから「許可」を与えることが何より大切になります。
 「○○ちゃん(小さな頃の自分の呼び名)は、嫌なときは「いやだ」って言っていいんだよ」
 「嬉しいときは、嬉しいって言っていいんだよ」
 「悲しいときは、泣いてもいいんだよ」
 「頑張っている○○ちゃんも、辛くて頑張れない○○ちゃんも、どっちも好きだよ」
というように、子供の自分をありのままに受け入れるような言葉をかけていきます。
 
3.愛情を与える
 
 「今まで、よく頑張って生きてきたね」
 「○○ちゃんのことが大好きだよ」
 「○○ちゃん、かっこいいね(男の子なら)」
 「○○ちゃん、かわいいね(女の子なら)」
 言われて嬉しい言葉をかけてあげます。
 
 最後に、お礼を言います。
 「今まで頑張ってくれてありがとうね。あなたがいるから、今の私がいます。」
 
 
 温かい気持ちになれる、癒しのワークです。

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アファメーションをしましょう

 

アファメーションというのは、自分に対して肯定的な言葉をかけることを言います。
 
典型的なアファメーションは、
「私は、愛されるに値する人間です」
のように、肯定的で、断定的な形のものですが、
 
私自身の経験を考えてみても、断定的なアファメーションは、心の中で「え?ほんとか??」という声がしてしまって効果が半減してしまうという問題があります。
 
「私は、愛されるに値する人間です」
(え?そうか??)
これでは、効果が半減してしまいます。
 
 
そこで、まず一工夫します。
断定型から、許可型に変えます。
「私は、愛されてよい」
 
これなら、愛されてもいいし、愛されなくても(あまりよくないが)いいわけなので、批判的な心の声は少しおとなしくなるのではないでしょうか。
 
「私は、愛されてよい」
(まあ、愛されなくてもいいけどね)
 
これなら、否定しきれないので批判的な心の声に打ち消されることはありません。
 
 
でもさらに、自己否定が強い場合には、
否定文のアファメーションという形があり得ます。
これは、少し凝っています。
「私は自分が愛されてよいと思えません。
 でも、そんな自分を受け入れます。」
 
潜在意識が否定文を理解しない性質を利用しているのですが、この形のアファメーションであれば、批判的な心の声は聞こえてこないはずです。
 
 
いろいろ工夫できるアファメーション。
工夫してみると手軽でパワフルです。

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