幸せなことを100個書いてみましょう

 

自分が幸せだと思うことを100個書いてみましょう。
 
・快適な家に住んでいる。
・近所においしいパン屋さんがある。
・車で買い物に出かけられる。
・近所のスーパーのアメリカンドッグがおいしい。
・奥さんがかわいい。
・パソコンの使い勝手がよい。
・今日もご飯がおいしく食べられる。
・ゆっくりつかるお風呂がある。
・快適なベッドがある。
・家でDVDを見られる。
 



 
たいしたことじゃなくていいんです。
大事なことは、幸せなことに視点を移すことです。
 
悩んでいるときって、24時間、嫌なことを考えているんです。
嫌なことを言われたのは一瞬でも、心の中で、繰り返し、繰り返し、ビデオを再生しているんです。
嫌なビデオをね。
 
そうじゃなくって、幸せなことについて考えるようなくせをつければ、嫌なことがあってもそれは一瞬。次の瞬間からは幸せなことについて考えていれば、暗くならないですみます。
 
さあ、あなたもやってみましょう。
 
今の自分が恵まれていること、幸せなことを100個書いてみましょう。

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もう子育てはやめなさい

 

 ある新聞の人生相談のコーナーを読んでいて、こんな相談がありました。
 自分の息子(30代)は、最近会社に行きたくないと言っている。しかも、結婚もしていない。心の病で病院にも通っている。こんな息子を、できることならもう一度育て直したいと思っている、という母親からの相談でした。
 これに対して、回答が見事でした。
 「子育てをやり直すことよりも、あなたがもう子育てをやめることが大事だ」と。
 母親が過干渉で、自分の考える「良い方向」を子供に押しつけてしまうと、子供はいつまでも自立できなくなります。失敗しないことよりも、失敗しても立ち直れる心の元気さこそ、幸せに生きるために必要な資質だと私も思います。
 
 そういえば、30代で会社を辞めたくて、結婚もしていない。
 それって、以前の私と同じじゃないですか(笑)
 
 何を心配しているんだろ。
 私は結局会社を辞めたし、そう決心したら結婚もできたし。
 結局自分が本当にワクワクして心から楽しめる人生を歩むことこそが、結婚して周りの人も幸せにしようという大人の感覚を育てるのだと思います。
 
 ある程度力がついたら、世話するのはやめて、自力で人生を切り開いてゆけると信じてあげることも、大切な親の役割だと思いました。
 
 恋愛とは違う切り口ですが、でもね、恋愛でもこうやって相手の力を奪ってしまう恋愛をしてしまう人がいるんですよね。
 
 あなたは、大丈夫ですか?
 ちゃんと、信じてあげていますか?

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支配をやめると、幸せがやってくる

 

相手を失いたくないあまり、束縛する人がいます。
 
・門限を決める。
・自分以外の異性との接触を禁止する。
・出かける先を全て細かくチェックする。
・合った相手に電話して本当かどうか確認する。
・携帯電話の履歴をチェックする。
 etc…
 
 
相手を自由にしたら、どこかへ行ってしまうかも知れないと
怖れて、このように束縛したとすると・・・
 
たとえ自分のところにいてくれていても、
相手の意思が分からないわけだから、
「愛情」を感じられません。
 
 
束縛して相手が自分の元にいる状態は、
猫に鎖をつけて飼っているようなものです。
しかも一定時間ごとに付け替えないと切れてしまう鎖。
いつもいつも、見張っていなきゃいけないんです。
 
ああしんど・・・
 
 
この支配欲求への執着を手放したとき、
それでも相手が自分の元にいてくれたとき、
それは相手の意志です。
 
相手の自由意志で、自分の元にいてくれたとき。
初めて、愛情を感じることができます。
 
 
寂しさを埋めるために、相手に鎖を付けて手元に置いておく
のではなく、自由にして愛情を感じる方が豊かな生き方だと
思いますけどね、私は。

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恋愛セラピーのポリシー

私のセラピストとしてのポリシーです。

「秘密の厳守」「あなたを尊重します」
 
 あなたが話した内容の秘密は、厳守いたします。
 セラピーでは、言いにくい話や、人に知られたくない話を、話していただくことがあります。それは、心の中にため込んでいたものを言葉にすることで解決に向かうという、心理学的な意味があるからです。だからこそ、その秘密は、必ず守られなければなりません。あなたの個人情報やお話の内容を、他の方に漏らすことはありません。
 たとえ身内の方から勧められて相談に来られた場合であっても、セラピーを受けた本人の承諾なしにセラピーの内容を身内の方に伝えることはありません。これは、セラピーの大原則です。
 また、心に秘密や感情をため込んでずっと辛いまま生きてしまう理由として「バカにされる」「なじられる」という怖れがありますね。ここは安全な場所です。私はあなたを尊重してお話を聴きます。(言いにくいことの例:過去の性的体験(マスターベーションの罪悪感など)、親に対する怒り、中絶経験、未だに秘密にしている浮気、過去の不倫経験などなど・・・)私は世間一般の常識ではなく、あなたが抱えてきた心の苦しさに寄り添って話を聞きます。「今まで誰にも言えなくて苦しかったですね」と。
 
 
「あなたは、悪くない」
 
 あなたは、これまで精一杯頑張ってきましたね。
 たとえば不倫。たとえば離婚。たとえば夫婦間の不仲。確かに「原因」はあるのです。でも、私はまず「あなたは悪くない」と考えて話を聞きます。
 なぜ今苦しいのか。なぜ苦しいのに不倫をしてしまったのか。そして、幸せに生きるためにどうしたいのか。
 「あなたはこれまで精一杯頑張ってきた。」私はそう思って話を聞きます。
 責められる心配をしていますか?ご安心ください。
 私は法律家ではありません。「正しい」「正しくない」は一旦脇へ置いておき、あなたのどんな気持ちがその行動に結びついたかをありのままに受け止めます。その上で、どうしたらもっと楽に生きられるかを一緒に考えていきましょう。
 大事なことなので再度書きますが、あなたを責めることは決してありません。
 
 
「癒しと解決志向」
 
 私のセラピーの柱のひとつが「癒し」です。
 カウンセリングもあなたのお話をうなずいて聴くスタイルですし、インナーチャイルドヒーリングなど、とても癒されてリラックスできるワークをご提供しています。
 あなたは、一生懸命我慢して生きてきたかもしれません。そのことで生きるのが辛くなっているのでしょう。自分の気持ちを抑えつけると「生きている感じがしない」状態になりやすいのです。最近あった辛い出来事がきっかけかもしれません。あるいは、長年自分の気持ちを抑えつけるくせがついてしまっているのかもしれません。
 ここは安全な場所です。涙を流される方も大勢いらっしゃいます。これまでため込んできた辛い感情を許しの涙と共に流して楽になりましょう。感情を解放すると、また明日から生きる力を感じることができます。感情を解放したあと、体中の力が抜けるように感じることもあります。それだけ今まで無理な力が入っていたのです。
 
 もうひとつの柱が「解決志向」です。あなたが辛かった話をし、セラピーで感情を解放すると確かに楽になると思います。ただ、家に帰って元に戻ってしまうとしたら気休めっぽいですね。
 私は、あなた自身が自分で問題を解決して、カウンセラーに頼らずに生きていける手助けをしたいのです。そのための基本的な方法は「良かったことに目を向ける」「解決したあとの状態をイメージする」「生活に小さな変化を加える」ことです(これを解決志向といいます)。
 誤解を恐れずに言えば、色々試行錯誤する中であなた自身が自分を元気にするオーダーメイドのセラピー手法を発明する手助けをすることが私の理想なのです。
 
 
「解決できないときは、目標が大きすぎる」
 
 悩んでいて前に進めない方の多くに見られる傾向として、現在の自分の状況を冷静に見つめることをせず、「怪我から回復したばかりでフルマラソンを走ろうとしている」ような高すぎる目標を掲げて身動きが取れなくなるというものがあります。
 目標は高い方がよいわけではなく、身の丈にあったもの(少し背伸びするぐらい)が一番達成感を感じやすいものです。もちろん、その目標を達成した先にさらに高い目標を設定しておくことは良いことだと思います。但し、意識の中心に置くのはあくまで身の丈にあった目標。
 そして、目標までの道のりを作っていないことも大きな問題になります。「幸せな結婚」が目標であったとしても、今彼氏候補がいないのであれば、「男性との付き合い方を知る」「出会いをつくる」「男性に気に入られる言動が自然にできる自分を作る」など、多くの小さな目標があるはずです。これらをひとつずつ意識して達成していくという地に足のついた姿勢が大切です。
 
 とはいえ、恋愛セラピーの個人セッションの短い時間の中でこれら全てを事細かくコンサルティングすることは難しいです。ですので、こうした考え方が自然にできるような思考方法になれるよう、私が上手に質問をして誘導していきます。
 
 
「まずあなた自身を愛してください」
 
 あなたはなぜか誤解されることが多くないですか?
 実は、「こんな私なんて」とか、「私はダメだから・・・」という「自己否定」の気持ちを持っていると、使う単語や口調、表情、受け答えの間などを通じて相手に否定的な印象が伝わってしまうのです。それほどに人間の観察力は鋭いのです。
 私は、コミュニケーションを良くするためには、あなたが自分自身を肯定的に受け入れることが大切だと考えています。日頃から考え事をするときに肯定的な言葉を使う、眠る前にリラックスする、気持ちの安らぐ本を読む、ネガティブな情報(暗いニュースなど)をできるだけ遮断する。こうした行動から、次第に明るい、肯定的な気持ちが芽生えてきます。セラピーだけでなくこのような日常生活の指導も大切にしています。
 自分自身を肯定的に受け入れられるようになると、他者との関わりも、心を開いた、良いものになってゆきます。すると自然に誤解も減り、温かい関係が長続きするようになってゆくのです。
 
 
「人は誰でも、幸せになってよい。」
 
 「私なんて、幸せになれない」
 あなたは、今はそう感じているかもしれません。
 過去に辛い出来事があったり、身の回りに辛い状況の人がいる場合など、自分だけ幸せになってはいけないという気持ちが出てくることがあります。その反応は自然なのですが、いつまでもそこに囚われていると「かわいそうな私」の世界から抜け出せなくなってしまいます。
 「辛いけど、不幸慣れしているからこのままでいい」という方に私ができるセラピーはありません。「辛いから、現状を変えたい」というあなたに、その始めの一歩を提供するのが私の役目です。
 あなたは、慣れた不幸を手放して、未知の幸せを手に入れて良いのです。幸せになる第一歩は、あなた自身が「幸せになると決める」ことです。方法はまだ分からなくてかまいません。ただ決めるだけです。
 あとは、私と一緒に方法を探っていきましょう。
 
 
「まず自分が幸せになり、隣人とも幸せを分かち合う」
 
 まず、確実に『不幸』になれる方法を紹介します。
 あなたの嫌いな相手が不幸になるよう、呪いをかける気持ちで生きることです。
 人の不幸を願い、怒り、憎しみ、ねたみを抱えて生きることは、確実に心の幸福度を下げてゆきます。あなたはこうして間違いなく不幸になれます。
 
 ちょっと自分の日頃の思考パターンを振り返ってみませんか?
 もしかするとあなたは、他人が幸せになることに嫉妬して、他人をコントロールしながら生きているかもしれません。プチ呪いをかけているかもしれません。もしそうならあなたは、自分もプチ不幸になる生き方をしているかもしれませんね。
 
 これをどう変えればよいか?
 
 まず、良いことに目を向けて、身の回りの幸せに感謝して生きます。そして、小さなことでいいから、隣人と幸せを分かち合います。「ありがとう」の言葉、ちょっとした気遣い、プレゼント。
 自分が幸せに感謝して生きる姿勢を身につけると、自然に同じように幸せな人が集まってきます。他人の不幸を願うような人とは自然に縁が切れていきます。これこそが本当に幸せなことではないでしょうか。
 
 
「あたたかい家庭が、幸せの素。あたたかい家庭が、元気の素。」
 
 どうしてもあたたかい家庭ではなく、孤独な生活がいいという方もいらっしゃるかもしれませんので、必ずしも押しつける価値観ではありませんが、私はこれがとても大切だという立場でセラピーを行います。結婚生活が充実してこそ、人生が充実する。結婚生活が充実してこそ、仕事上のチャレンジもできる。そう信じています。
 
 
「精神世界を科学的に理解する」
 
 精神世界(スピリチュアル)を信じることは、良い人生を生きる上で大切なことです。一方、自然科学は宗教や精神世界との議論に耐えて、森羅万象を矛盾なく説明する考え方として発展してきました。科学の世界に身を置いてきた者として、科学者の目から精神世界を見ることを心がけています。
 このような立場から見ると、精神世界は「脳の働き」として捉えることができます。
 
 催眠→体が休み、表層意識の働きも弱まり、潜在意識が優位になった脳の状態。過去の記憶や、
    抑えつけていた感情、欲求が現れやすくなり、今まで気づかなかった自分の別の側面に気づ
    きやすくなります。また、暗示による行動の変化を起こしやすくなります。
 
 NLP→人間の脳が言語以外で無意識にコミュニケーションしている方法を体系的にまとめたもの。
    記憶が事実と感情を結合させて成り立っていることを利用し、不要な感情だけを外してトラウマ
    を癒したり、無意識からわき上がってくるメッセージをイメージとして受け取り、それの意味に
    気づいたり、新たな意味を与えることで自分の行動や感情のくせを修正したりすることができる
    優れたセラピーの方法。
 
 魂→実は、重さがあるなどの議論はありますが、魂の存在自体は証明されていません。但し、
    先祖の魂を敬い、恥ずかしくない生き方をするという考え方は、日々の生活を清々しく品格を
    もって送る上で大変役に立つものです。またこの世を自分の魂の修行の場と捉え、自他共に
    幸せで誇り高く生きられるよう、自分を高めることは、充実した人生を送るために大切なことです。
 
 神 →科学的に「神が存在するか否か」を証明することはできません。一方で、神様を信じることが、
    毎日の生活を豊かにするかどうかという観点で言うと、間違いなくYesでしょう。
    私たちが感じる「自分自身」とは表層意識であり、とても小さな力しか持っていません。
    一方私たちが「神」「仏性」「ハイヤーセルフ」「大いなる存在」などを信じるとき、強大な力を持った
    潜在意識にアクセスすることができます。精一杯勉強し、努力をし、あとは神に祈るという心境
    の時、私たちはこの大いなる存在とつながることができるのです。
 
 
「あなたと共に、私も成長する」「今日難しい問題も、明日は解決できる」
 
 悩みがあるとき、多くの場合は既に解決する力が自分の中にあるものです。しかし、どうしても現在の力では解決が難しい場合も残念ながらあります。
 私にとってもそうです。難しくて、どう手をつけていいか分からないときもあるのです。
 ですが、そんな問題に当たったとき、私は必ず「自分がどう成長したらこの問題に上手に取り組めるだろう?」と自問します。本を読んで新たな知識を仕入れたり、これまで使ってきた方法に工夫を凝らしたり組み合わせたりして次回のセッションに備えています。
 セッションをきっかけに、あなたも成長します。私も成長します。すると、昨日まで大変だったことが楽にできるようになっています。
 
 
カウンセリングと心理療法を用いた恋愛相談「恋愛セラピー」はこちらです。

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恋愛セラピーの手法 概要

 

傾聴・受容
 
 セラピーというと、魔術的に感じるかもしれません。でもセラピーの基本はあなたのお話を親身に聞くことです。悩んで、自信がなくなっているときは特に、ちょっとした問題でも話すのが怖いものですね。私は、それが分かっていますので、あなたのお話を否定せずに聞きます。たとえ今あなたが後悔していることであっても、あなたは、そのとき、自分の中の何かを守るためにそうする必要があってその行動をとったのだと思いながら話を聞いていきます。
 「話を聞いてもらうだけで楽になる」ことも実は多いのです。あなたの話をセラピストのように否定せずに聞ける人は、身の回りには少ないでしょう?話を聞くのもセラピストの能力なんです。その人の持論を展開したり、説教したりする人には、あなたの心を開いて話をするのは難しいですよね?
 まず、セラピーと言っても、あなたが話を聞いてもらえて、受け止めてもらえたと感じること。そうやって心の元気が出てくるところがセラピーの始めの一歩であり、基本です。
 特に、他人の目ばかり気にして、自分の欲求や感情を肯定できない、自信がないあなた。自分探しをずっとしているあなた。あなたの欲求や感情を素直に話してください。自分の率直な気持ちを否定せずに聞いてもらえることが自信につながっていくことを実感し驚くかもしれません。自信の元、自分自身の存在は、あなたの心の中にある感情なのです。それを否定せずに聞いてもらえる経験が、自分らしく、ありのままにいていいという、自分への許可につながります。
 
 セラピーの場では話し上手である必要は全くありません。まとまりのない話。自分でも話しているうちに最初と言っていることが変わってくる話。言いたいことはあるんだけどうまく言葉にならない話。そんな話で結構です。セラピーではむしろ、自分の心を感じながらゆっくり話すことが大事だと思っています。
 
 自分で言うのも照れますが、私は聞き上手なので、あなたはいつのまにかついついしゃべっている自分に気付くかもしれません。
 
 
知識・専門家としての目
 
 私は、手法としては様々な方法を用いますが、対象は男女の問題に限定しています。それは、医者でも専門分野があり、弁護士でも専門分野があるように、専門家として十分なサポートをするためには分野を絞って深い知識を持つ必要があると考えているからです。「どんな問題でもやるけれど、どれも中途半端」というのでは、専門家として十分なサポートができません。
 男女の問題には、特有の「クセ」があります。男性と女性の違いや、セックスという人間の獣性にかかわる問題。親との関係。また、たいていの人は問題が相手にあると感じているのも男女の問題に特有です。
 ・男性の心理の特徴
 ・女性の心理の特徴
 ・コミュニケーションの方法(アイ・メッセージなど)
 知識は力です。このような知識を得てもらうことも必要であればセッションの中で行っています。これによって、知識(表層意識を変える)+癒し(潜在意識を変える)の両方の効果で早く問題を解決していくことができます。また、苦しい恋愛をされている方は、現在の状態が不幸であることを感じなくなっているものです。私が見て、「一般的に言うとその相手と関係を続けるのは難しいですよ」など、偏らない目で冷静に判断することも、新たな一歩を踏み出す上ではとても大切なことだと考えています。
 
 
解決志向ブリーフセラピー
 
 しかし、セラピストにいくら話を聞いてもらって気持ちが整理できて元気が出ると言っても、実は聞いてもらっただけではすぐに問題が解決しないことも多いのです。そこで私は「解決志向ブリーフセラピー」という手法を取り入れています。解決志向ブリーフセラピーでは、
 「もし奇跡が起きて、問題が解決したら、どうなっていると思いますか?」
これは「ミラクルクエスチョン」という質問ですが、これを聞くことが多いです。これは「解決像」をイメージするための質問です。解決したあとの生活をイメージすることで潜在意識も、表層意識もその生活を手に入れるためにフル回転することができるのです。
 逆に、悩みがあって、年中その悩みことを考え、それを「嫌だ」「嫌だ」と思って毎日過ごしている時は「問題」をイメージしています。潜在意識はイメージしたものを手に入れるように働きますから、問題をイメージしているうちはそこから出られないんです。
 解決像をイメージすることが大切です。
 
 もちろん、深く悩んでいるときには、この簡単な質問一発で解決することが期待できない場合もあります。ですから以下のセラピーの手法も併用するのですが、どのような未来だったらあなたが幸せになるか、それを知ってセラピーを進めるために必ずこの「解決志向ブリーフセラピー」は使っています。
 
 また、このミラクルクエスチョンは、「彼氏ができない」という方によく使います。奇跡が起きた一日なのに、なぜか結婚相手との距離が遠かったり、あるいは結婚相手そのものが登場しなかったり。そんなことがあります。男性に対する怖れが問題だと分かれば、解決策の提案もできますので。
 
 
フォーカシング
 
 私が最も多用するのがこの「フォーカシング」です。ユージン T. ジェンドリン博士らが、効果のあったセラピーとそうでないセラピーの違いを研究したところ、なんとセラピストのテクニックはあまり効果には関係がなく、相談者側が、話し方がどこかでゆっくりになり、言葉にならない感覚を探るようなしゃべりかたをする人が効果が上がったということが分かりました。平たく言えば、頭で考えている人はよくならず、心を探る人は悩みが解決するということです。
 その後、この知見は心を「体の感覚」として感じて、一体自分が何を感じているのかを明らかにする手法として発展しました。それがフォーカシングです。実は私たちは無意識にこの方法になじんでいます。私たちは日頃、「楽しくて胸が踊る感じ」とか「悲しくて胸が張り裂けそうな感じ」「不安で胸が締め付けられるような感じ」「重圧で胃が重くなる感じ」「緊張で喉が苦しくなる感じ」などを感じていますが、フォーカシングとはその感覚を活用して行うセラピーなのです。
 
 私のセラピーでは、問題が起きているシーン(たとえば好きな相手を前にすると緊張してしまう)を思い浮かべてもらい、その時に感じた気持ちを、体のどこで感じるか、どんなふうに感じるか、と質問してゆきます。その後、その気持ち自体に「どうしてそこにいてくれるのか(きっと本人のためになっているんですよね?)」を尋ねてゆきます。そのことで、今まで嫌なものだと思っていた自分の感情が、実は大切なメッセージを送ってくれていたということに気付いてゆくのです。
 
 自分の感情の一部を否定する考えは、自己否定や劣等感につながり、それが様々な問題の原因となります。フォーカシングを使い、自分の感情の大切さ、素晴らしさ(たとえネガティブな感情であっても)に気付くことで、否定的な自己意識から抜け出し、ひいてはつき合う人、仕事、収入などの環境までも変わっていく、その始めの大事なきっかけを作ることができるのです。
 
 フォーカシングは初めての人でも比較的簡単に行うことができる優れた心理療法です。心を開き、素直な気持ちで取り組むとそのまま催眠に入ることもできます。催眠・ポジションチェンジ・イメージワークなどと組み合わせることのできる応用範囲の広い心理療法です。
 
 
イメージワーク
 
 イメージワークは、私の場合フォーカシングと組にして使うことが多いです。フォーカシングで感じた体の感覚に、色や形を付けてみます。そうすることで漠然としていた自分の感情というものが「実体化」するのです。私たちは目に見えないものを認識することが苦手ですが、このイメージワークを使うことで、目に見えない「心」や「感情」、「愛」などがあたかも手で触れられる「物」であるかのように感じることができ、あらたな気づきが起こるのです。
 またイメージワークの別の使い方として、「怒れないあなたを物・動物・植物に例えて見てください」みたいな質問をすることがあります。「ハツカネズミです」「どんな感じですか?」「無防備で痛々しい」「守ってあげたいですね。」こうやってイメージすることで、自分自身を客観的に見ることができます。自分のことだと重くて冷静になれないけれど、他人事だと冷静に判断できることがありますね。自分自身に問題が起きたとき、こうして客観視することができるので、問題を解決することができるのです。
 
 最近は、大事なポイントでイメージワークを使うことが多いです。
 言葉よりも、自分の気持ちを直感的に理解することができるので、変化が早いです。
 
 
ポジションチェンジ
 
 これも、私が好きなセラピーの手法です。現在悩みの原因となっている人や、同居していて自分をコントロールしようとしてくる困った人を目の前にイメージします。そしてそのイメージした人に向かって言いたいことを言います。次に、自分と相手を入れ替えて、相手の立場から素直な気持ちと、自分へのアドバイスを言います。その後、第三者の目からも問題を見つめることをします。
 問題が起きて悩んでいるときには、目が自分に向いています。苦しさ、自信のなさ。周りの人を見るときも、「自分がどう思われるか」だけを見ています。この状態では良好なコミュニケーションは取れないし、問題も解決できません。
 このポジションチェンジを使うことで、相手になりきって感じ、理解することができます。また、今まで言えなかったことを言ってみたり、言って欲しかったことを相手に言ってもらったり、更には既に亡くなった人を呼びだして話をすることもできます(あくまで自分のイメージの中で)。
 
 私自身は、ある男性との関係をよくしたいと思い、このセラピー手法を自分に使ったことがありました。その結果出てきた解決策が「プレゼントをあげて、きっかけをつくる」というものでした。驚いたことに家に帰ったら逆にその男性から「プレゼントが届いていた」のです。願っただけで叶ったと言うべきか、ポジションチェンジしたときにその男性の意識が私の中に入ってきたと言うべきか、奇跡と思えるような効果が現れました。もちろんその後仲良くなったことは言うまでもありません。
 ここまでのシンクロニシティーを毎回期待することはできませんが、相手の目線から自分を見てみるという経験から学べることは非常に多いです。また、私が誘導しますので、ポジションチェンジした相手から責められるようなことはないんですよ。あなたのために、考えてくれます。これは本当に嬉しい、癒されるセラピーです。
 
 
インナーチャイルドヒーリング(催眠療法/ヒプノセラピー)
 
 インナーチャイルドとは、あなたの心の中にある子供の自分です。どんな両親でも完璧ではないので子供の頃に親から言われたことで誰でも心が傷ついて、その傷ついた部分は子供のままで成長が止まっているのです。
 インナーチャイルドヒーリングとは、自分の中にある傷ついた子供をイメージし、その子に大人の自分が愛情を与え、傷ついたときに生まれた「禁止」を解いて自由にしてあげるワークです。
 どういうわけか誤解される。嫉妬深い自分が嫌だ。彼氏を束縛してしまい、関係が壊れる。自分が重いのが分かっているから連絡を取らないようにして、結局苦しくなってしまう。そんなあなたは、傷ついたインナーチャイルドを持っているかもしれません。
 インナーチャイルドに向かって、「嫌なことは『嫌だ』って言っていいんだよ」「嬉しいときは『嬉しい』って感じていいんだよ」「やりたいことを最後までやっていいんだよ」など、今まで禁止されてきたことを許可するメッセージを送ります。メルマガ、女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学を読まれている方は、「今日のアファメーション」をインナーチャイルドに向かって行うといえば分かりやすいでしょうか。
 
 愛情を感じて、癒されながら問題も解決していく、そんな癒しの催眠療法(ヒプノセラピー)です。
 
前世退行(催眠療法/ヒプノセラピー)
 
 前世退行あるいは前世療法とは、催眠下で前世の経験を呼び出す催眠療法の手法です。私は前世からの悪い因縁を気にしすぎない方がよいと考えていますので、前世退行を行ったときに、悪縁を絶つ暗示をかけています。どうしても寂しい気持ちの出所が分からない、なにか憑きものがあるような気がする。そんなあなたは、前世を体験することで光明が見いだせるかもしれません。但し、前世療法は私の経験上現在の心理状態が反映しやすいワークです。つまりうつ状態や他の心の問題で精神科にかかっているような状態の方は極めて不幸な前世が見える可能性が高いということです(ここでは前世療法で見えた前世が本物かどうかという議論は置いておきます)。現在の心理状態が特にネガティブな人はお断りしていますので、あらかじめご了解下さい。催眠療法?前世退行もご参照下さい。
 
 
退行催眠(催眠療法/ヒプノセラピー)
 
 どういうわけか、ある特定の状況になると心にない行動をとってしまい、あとで後悔する。自分が分からない。そんなとき、記憶の底に沈んだ過去の辛い体験が無意識の恐怖を呼び起こしているのかもしれません。退行催眠によって普通の状態では思い出さない過去の記憶にアクセスすることができます。
 その体験はすでに、現在のあなたにとっては対処可能な出来事かもしれません。小さい頃のあなたはどうにもならないように感じたかもしれないし、実際その時のあなたには対処できない問題だったかもしれません。でも、あなたはすでに大きく、強く、賢く成長しました。私の行っている退行催眠は分離退行催眠といって、大人のあなたの力と知恵を持ったまま当時の状況を眺める方法です。これによって催眠療法でありがちな、「過去に退行したが結局無力な自分を再体験しただけ」という事態を極力避けることができます。退行催眠の中で今の自分にできることを再認識し、過去から学ぶことができるワークです。
 
 
恋愛の話・人生の話
 
 通常セラピストは話を聞くものですが、私は一方的にしゃべるという手法をとることもあります。これはエリクソン催眠という方法からヒントを得てやっているものです。誰か他人の恋愛話(これは私の体験談の場合もありますし、架空のたとえ話の場合もあります)を聞いていると、いつの間にか自分の体験と重ね合わせ、感情移入して聞いてしまうものです。私の話はいろいろためになる暗示を入れてありますので、話を聞いているうちにいろいろな気づきがあることがあります。だから、セラピーの途中で一方的に話をすることがあるのです。
 また、他人に指示されると嫌な気持ちになることってありませんか?その気持ちはとてもよく分かります。だから私は、指示をした方がいいかな、と思ったときでも直接「これをしなさい」という言い方はしません。むしろ「○○なケースがあって、その時その人は△△してうまく行きました」という話をします。これなら選択権はあなたにあります。しかし、私の話に聞き入っていると、いつのまにかその行動をしたくなってくるかもしれませんね。それでいいのです。
 
 
レイキヒーリング
 
 レイキは手当て療法を発展させたもので、手を当てることで「気」を流し、体の不調や心の不調までも改善させることができる方法です。日本では医療行為としては認められていませんが、ヨーロッパなどでは代替医療として用いられています。
 
 心理療法は「無意識の意識化」つまり心の底にある感情などを頭でも理解し、対策を考えることを主眼にしているものが多いのですが、このレイキは「無意識を意識化しない」ことが特徴です。深刻なトラウマがあるようなケースでは、過去の辛い体験を再体験してしまう心理療法の手法よりも、心の傷を開かない方法が効果を上げる場合だってあるのです。
 
 私のセラピーでは、話を聞いている段階から気を送っています。
 本格的なレイキヒーリングをご希望の方は、あらかじめご予約の時にお申し出下さい。他のセラピー手法は私の判断で選んで行っていますが、レイキヒーリングは体に手を触れる方法ですので、特に依頼があった場合のみ行っています。
 
 
成長・発展
 
 私は毎日が勉強で、今でも成長し続けています。役に立つ手法や知識は貪欲に吸収し、常に発展していきます。ここに書いた手法だけでなく、新たな手法も開拓していますし、すでに使っている手法も組合せや創意工夫でますます磨きをかけています。相談に来られたあなたと共に私も成長してゆくのです。

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パートナーに対する最大の罪

 

 パートナーに対するひどい行いの中で、最悪のものは、私は実は「相手の成長の可能性を奪うこと」だと考えています。言いかえると相手の自由を奪うこと、支配ともいえます。
 
 パートナーに対する暴力や、言葉の暴力、非協力的な態度や無視などは確かにひどい行いです。これは許されるべきものではないし、暴力に関しては明らかに犯罪です。
 
 ただ、あまり認識されていないのですが、人は、お金も地位も安定も手に入れた後、最後は自分自身の魂を磨く(知識を高め、何か人類に役立つ自分らしいことをする)段階に至ります。その時に大切なことは「自由である」こと。
 
 心配しているふりをして、「体が大切だからそんなに頑張らなくていいから」
 やさしいふりをして、「おまえは家にいて、のんびりしていていいんだよ」
 
 もちろん、パートナーがそれを望んでいれば、とてもいいことなんです。
 しかし、こうして交わされる一見優しい会話の裏に、
 
 「主人ばかりが出世して社会的に認められていくと私だけ置いて行かれた感じがする」
 「出世したいのは分かるけど、体を壊されたら面倒を見るのは私だから、冗談じゃない」
 
 「奥さんが自分で稼げるようになったら、嫌なことがあったとき『離婚』と言いだすかもしれない」
 「奥さんが自分より稼いでしまったら、家庭内での自分の地位が危うくなる」
 
 そんな、自分勝手な都合が隠れている場合もあるのです。
 根底にあるのは「無価値感」です。
 
 自分の価値を自分で認められないので、社会的な地位とか収入とか、自分が支配的な立場にいられるかどうかとか、そういうことで自分の価値を感じるのです(もちろん、これはにせ物の価値です)。そしてそのにせものの価値は、他人との比較になるので、他人に負けていると途端に不安になります。
 そして、相手が成長するのを妨げて、自分がより支配的な地位に居続けようとするのです。
 
 それを暴力で達成する単純タイプのパターンもありますが、
 一見優しい言葉のオブラートで包んで、相手の自由をじわりじわりと奪っていく技巧派もいます。
 
 本当の愛情と、
 自己都合のおためごかしとを簡単に見分ける方法ですが、
 
 たとえば、あなたが旦那さんだとして
 「おまえは家にいて、のんびりしていていいんだよ」
 そう言ったときに、もし奥さんが、
 「ありがとう。でも最近元気があまっているので、少し働きに出たい」
 そんなことを言ったとします。
 
 奥さんは、働きに出ることで変化を経験し、ある部分では成長できるわけです。
 
 それを喜べたら、愛情。
 それに嫉妬したら、支配。
 
 
 逆に、あなたが奥さんだとして、夢に向かって頑張っているご主人に対して、
 「体が大切だからそんなに頑張らなくていいから」
 そう言ったときに、もし旦那さんが、
 「ありがとう。でも今は勝負どころで、ここで成功したら収入も○百万円増えるんだよ」
 そんなことを言ったとします。
 
 体のことは確かに心配ですが、旦那さんがさらに成長できるチャンスでもあります。
 
 それを喜べたら、愛情。
 それに嫉妬したら、支配。
 
 
 どちらが自分の本当の動機か、よく見極める必要があります。
 
 愛情とは、相手の魂の成長を喜ぶ心なのですから。

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父親との関係が恋愛に影響する

 

 よく、「女性は、父親と同じようなタイプの男性と結婚する」と言われますが、もう少しこのことを広げて考えていくと、父親との関係が人生全体に影響を及ぼしていて、特に恋愛や結婚生活には大きな影響を与えていることが分かります。
 
 小さい頃に、父親と離別あるいは死別した場合、「もっと愛してほしかった」「もっと叱ってほしかった」「もっとかまってほしかった」そういう果たされない望みを抱えたまま生きていくことになります。それでは辛いので、どこかの時点で「あきらめる」のですが、この「あきらめる」がまた曲者です。
 
 上手なあきらめ方は、「私はお父さんにかまってもらえなくて寂しい」と、自分の感情を十分に表現した上で、「でも、今はお父さんがいないから辛いけど仕方ない」とあきらめるのです。この場合、寂しい感情は繰り返し現れるかもしれません。でも、それが健全なのです。そして母親もそういった健全な感情表現を娘に許していれば、心の傷は深くならないのですが、大抵の場合、残念ながら以下のようになってしまいます。
 
 父親がいなくなり、母子家庭になると生活も大変ですし、母親も心の支えを失って余裕がなくなります。すると、娘は「私だけ寂しがってはいけない」と自分の感情に蓋をするのです。本当は寂しいのに、その感情を自分で禁止します。実は、心が本当に傷つくのはこの「感情を禁止する」ことによってなのです。いや、見方を変えると、心が傷ついたときに感情を表に出せればその傷を涙が洗い流すようにして癒すことができるのです。感情を禁止することによって、心の傷が癒されずにずっと心の中に残ってしまうことになります。
 
 感情の抑圧が強い場合は、全体的に感情が鈍くなります(感情の鈍麻)。すると、強い刺激しか感じられなくなるのです。たとえば、恋愛初期のトキメキは非常に強い感情です。こればかりを求めると、次々と相手を変えるような「恋多き女」になります。自分では「熱しやすく冷めやすい性格」だと思っているかもしれませんが、このような「感情の抑圧→感情の鈍麻」が根底にあるのかもしれないのです。
 
 また、父親に愛されたかったのに愛されなかったという思いが強い場合は、自分を大切にする心を十分に育てられない場合があります。自分に価値があるという感覚は、自分でそう信じるかどうかしか根拠がないのです。仕事、お金、人が羨む結婚相手、容姿のような他者の評価基準では、本当に自分に価値があると信じることはできないのです(一時的にそう感じることはできますが、本物にはなりません)。
 自分に価値があると感じる、その感覚を始めに授けてくれるのは親です。その親から愛されて大切にされたかったという「果たされない思い」が、父親のような男性にばかり恋をしてしまったり、父親のような上司に、ビジネスとは言えないほど身も心も捧げてしまったりするのです。
 
 父親に叱られたかったという思いが強いと、叱ってくれる人ばかり好きになってしまったりすることもあります。
 
 とにかく、人は親子関係で満たされなかった思いを恋愛関係で補おうとするのです。
 これは程度問題で、相手が受け入れてくれる程度の「満たされない思い」なら、その恋愛関係を通じて過去の心の傷も少しずつ癒されていくことでしょう。
 
 もしも、自分の恋愛の癖が、どうもトラブルを招くことが多いと気付いたのなら、一度自分と父親との関係を整理してみるのも役立つかもしれません。
 
 「退行催眠」といって過去の自分の記憶に戻る方法を用いると、自分が心に傷を受け、その辛さから感情を抑圧した時の出来事にもう一度戻り、問題の原因を探ることができます。
 比較的心の傷が浅い場合には催眠を用いなくても過去の記憶を呼び出す(要するに思い出す)ことが可能で、その場合、父親に対して出さない手紙を書く、等の方法で癒しを進めることができます。
 
 出さない手紙の書き方
 
 まず、自分が父親にしてほしかったことを次々と書く。
 「お父さん、あのとき本当は運動会に来て一緒に走ってほしかった。友達はみんな楽しそうに走っていたのに私だけお父さんがいなくて、本当に寂しかった。」
 自分の感情を素直に出して書きます。
 
 要求を出し尽くすと、今度は、自分が父親に対してしてあげられなかったことが思い浮かぶかもしれません。
 「お父さん、お父さんは勝手なお父さんだったけど、本当は好きでいたかった。お父さんに甘えたり、お父さんの誕生日をみんなで祝ったり、本当はしてあげたかった。できなくて後悔しています。ごめんなさい。」
 人は、誰かに「してもらえなかったこと」よりも「してあげられなかったこと」により後悔するものです。だから、嫌いだという気持ちが邪魔して優しくしてあげなかった自分をずっと責め続けて生きてしまうのです。その感情をここで手紙にして出し切ってしまいます。
 
 ここまですると、今度は、嫌なことがあった中にも、いいこともあったことに気付くかもしれません。
 「お父さん、お父さんはいつも怒ったり、家を留守にしたりばかりしていたけれど、仕事を一生懸命して家族を養ってくれていたんだね。ありがとう。おかげで何とか私も独り立ちできるようになりました。」
 ありがとうが言えるようになったら、もう一歩です。
 
 最後に、自分と同じように弱い心を持った、一人の人間であることに気付くかもしれません。
 「お父さんのことをずっと、なんでもできるすごい人であってほしいと思ってきたけど、お父さんもやっぱり私と同じように傷つき、心の痛みを抱えながら頑張ってきた一人の人間だったんだね。今やっとそれに気付きました。今まで嫌っていたお父さんの怒った声とか顔とかが自分の怒った時に似ているのでそれがとてもいやだったけれど、なんだかそんな人間くさい部分を持っていることが今はむしろ愛おしく思えるようになりました。」
 
 
 結局人は他人を通して自分を見ているのです。
 父親との関係、とくに感情面は、ほぼそのまま自分自身との関係です。
 父親に対して感謝、許しの感情まで感じるようになるとき、自分自身に対する誇りと許しが得られ、恋愛においてもあふれる幸せを受け取ることができるようになります。
 
 
 非常に重要な「父親との関係」
 
 自分の恋愛ぐせが他人と違って気になる方は、この「父親との関係」を見つめ直してみるとよいかもしれません。

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うまく行くカップルの特徴

 

うまく行く恋愛、うまく行く結婚生活、うまく行くカップルの特徴を書きます。
 
問題があるカップルの問題点を知るより、うまく行くカップルの特徴を知る方が役立つのではないでしょうか。以下は、私が学び、実践もした中から見出したうまく行くカップルの大事な特徴です。
 
・二人でいることを楽しんでいる(特に何もしなくても楽しい)。
  二人が一緒にいるとき、お互いに愛情のある眼差しを向けあっている。温かい感じがある。
・感情表現が豊かだが、感情を相手にぶつけない。
  嬉しい、楽しい、ワクワク、などのポジティブな感情を素直に出す。
  怒っている、寂しい、悲しい、不安などのネガティブな感情表現も素直。
  でも、自分の感情は表現するにとどめ、相手にぶつけない。
  ※「相手にぶつける」とは、怒って相手を罵る、泣いて相手を責める、など。
・相手の感情を尊重する。特にネガティブな感情も大切なものとして認める。
  相手が悲しんでいたら、止めようとせず、共感を示す。
  相手が怒っていたら、親身になって話を聞く。
  相手が寂しがったり不安になっていたら、一緒にそばにいてあげる。
  とにかく、相手の感情を否定したり、抑えつけようとしない。
・お互いに尊重しあっている。
  相手より優位に立とうとしない。
  自分の欲求と、相手の欲求を同じように大切にする。
  相手が決められた役割(仕事・家事)をこなせなかったときも責めないし、
  動ける方がフォローに回る。
  趣味が違うなどのお互いの違いも認め合い、尊重している。
・お互いの友人、交友関係を大切にしている。
  恋人や結婚相手の、異性の友人も大事にする。
  相手を家に縛り付けたり、仕事以外の交際を絶たせたりしない。
  自分の友人を、恋人や結婚相手にも紹介する。
・問題は二人のものという認識がある。
  たとえ相手が起こした問題であっても、二人で一緒に解決策を考える。
  相手に責任転嫁したり、問題を押しつけたりしない。
・健全なギブ&テイクが成立している。
  一方がわがままを言うばかりになったり、尽くすばかりになったりしない。
  ギブ&テイクするものは、仕事と家事のような物質的なものばかりでなく、
  笑顔や励まし、温かい言葉、優しいまなざしのような精神的なものも含む。
・「ありがとう」を忘れない。
  窓を開けてくれた、みたいな小さなことでも、「ありがとう」を言う。
・「ごめんね」を忘れない。
  相手の感情を思いやり、素直に「ごめんね」を言う。
  「ごめんね」を言われた方も、素直に受け入れて許す。
・スキンシップがある。
  手を握ったり、背中をなでたり、キスなどのスキンシップがある。
  時に、子供みたいにじゃれ合うこともある。
・目標がある
  人生で達成したい目標を持っている。
  お互い、相手の目標を尊重している。
(2007/12/16追記)
・二人の距離が離れたら、努力して修復している
  努力なしでは、男女の距離は次第に離れてしまうことを理解している。
  浮気などで問題が表面化する前に、二人の距離を縮める努力をしている。
(追記ここまで)
 
うまく行くカップルの習慣で、こんなのがあるよ!というコメントがありましたらよろしくお願いします。
 
関連記事として、オススメなのは、
支配をやめると、幸せがやってくる
父親との関係が恋愛に影響する
愛と依存心と罪悪感
不倫ぐせの治し方
などの記事です。合わせて役立ててください。

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浮気男の心理

浮気男の心理についての議論です。うわき男が自信がなく、心のすきまを埋めるために浮気を繰り返しているという観点から、男の心理、うわきの心理について議論しました。男心、浮気症の男の心理を愛情をもって理解し、正しく対策するためのコラムです。コメントの熱い議論がオススメです。

 この浮気男の心理のコラムは、「仮説」であり、確信を持っていない話であることをあらかじめご了解下さい。
 そして、できれば「私は浮気男だけれど、浮気男の心理はこう思う」とか、「身近に知っている浮気男の心理はこんな感じだった」という報告や、意見を頂けると大変ありがたく思います。
 
 その際に、できれば、浮気男に対して、
 断罪でなく、理解
 を示すようなコメントを頂けるとありがたいです。
 というのは、「浮気をする=悪」という断罪の立場では建設的な議論は出来ないためです。建設的な議論とは、浮気男本人が自主的に行動を変える助けになるという意味です。
 
 なお、タイトルは「浮気男」としましたが、男女が逆のパターンについてもコメントしていただけるとありがたいです。
 
 
 「浮気男は、自信がない
 という論点から始めたいと思います。
 
 男女を問わず人は誰でも、心の奥には幸せになりたいという願いを持っていて、また自分のパートナーにも幸せでいてほしいと願うものです。ただ、どれだけのことをパートナーにしてあげられるのかという「自信」については、ひとそれぞれだと思います。
 
 「捨てられるのではないか」
 心の底に、自分なんてちっぽけで、取るに足らない存在で、近づいてきた人もいつか裏切って去ってゆくのではないか、という観念を持っていると、相手から別れを言い渡される怖れに耐えきれなくなり、無意識に別の相手を「保険」としてキープする習慣を身につけてしまうかもしれません。
 しかし、このような習慣は自己評価を高めるためには全く役立ちません。なぜなら、一人のパートナーを心から愛し、大切にすることによって、相手からも心から愛されるものだからです。むしろ低い自己評価から導かれた帰結すなわち「いつか別れを言い渡される」という現実を引き寄せてますます自ら心を傷つけ自己評価を低くしてゆくという悪循環を招いています。
 
 
 「果てしないパートナーの要求に応えきれないのではないか」
 心の底に、自分が無力であるという観念を持っていると、パートナーが幸せになるためにする要求がとても重いものに感じられます。そして、本当の問題が自分の心の中にあるにもかかわらず、相手が「わがまま」であると問題をすりかえる(自分を正当化する)のです。
 結婚相手が、「こんな家に住みたい」とか「一緒にいる時間がほしい」と言っただけでも、その家を買うためのお金を自分が稼げないという不安や、仕事を効率よく切り上げて早く帰ることが出来ないという不安が頭をもたげてくるのです。
 本当は結婚生活では二人がお互いに夢を語り合い、相手の夢も尊重しながら歩み寄って同じ道を歩いてゆくことが必要ですが、相手が何か願望を言うたびに、それに応えられない自分に無力感を感じてしまいます。
 
 そこに、幸せの要求レベルの低い相手が現れたとします。やはりその相手も自己評価が低いのです。結婚して幸せになれることや、快適な家を持ち、子供を育てながらでも旅行したり楽しいことがたくさんあるというような幸せのイメージをうまく持てない人だったとします。(実際、自分が不倫相手になってしまう人は、自己評価が低く、結婚して幸せになるイメージが持てない場合が多いのです。)
 
 すると、無力な自分でも、この相手の要求レベルなら満たせるかも、と思うのです。
 
 家に帰ると安らげない。不倫相手のところにいるときだけが安心できるときだ、なんていう男がいたら、きっとこの「相手を幸せにする力がない」という自分の無力感に敗北しているかもしれません。
 
 
 「男らしくない自分を認められない」
 小さい頃や比較的若いうちに女性から支配される経験(母親との関係や、年上の女性から望まない性交渉を強要されたことなど)をした男性は、その無力感を潜在意識に植え付けられ、次々と女性を「落とす」ことによって「男らしさ、強さ」を感じて問題から目をそらすような行動に出ることがあります。
 もちろん、そのような行動によって根本的な問題が解決するわけではないので、内心は苦しんでいるわけですが、弱い部分を自分でも認めるのが辛いわけですから、次々と女性を落とすことによって心を支えるわけです。
 
 
 どうすれば、問題は解決するか?
 
 いずれのケースにおいても心理的な、「怖れ」や「無力感」といった、心の中の「低い自己評価」が根本にあります。目に見えないものであるだけに、なかなか変えることは難しい点です。
 
 ひとつの切り口は、「感情を価値あるものと認める」ことではないかと思っています。
 たとえば、自分が捨てられるのではないかという不安は、安定したパートナーシップを築く自信のなさから来ているものです。安定したパートナーシップは、お互いに相手の感情を尊重することが最も大事なポイントで、相手のネガティブな感情すなわち怒り、不安、寂しさ、悲しみなどもうろたえることなくありのままに受け止めることが大事な点です。逆にそれ以外に大事なことはあまりないのです。
 
 自分が相手に「いい生活をさせてあげている」とか「人から尊敬される職業に就いている」とか「家事を手伝っている」というのは表面的な部分で、パートナーシップの本質的なところは、
 
相手が幸せな気持ちで毎日を過ごすことを許しているか
 
なのです。
 そう考えると、果てしないパートナーの要求に応えられないという不安も、いわば取り越し苦労です。
 相手の希望を否定しないことが大事なのです。相手の希望をすべて叶えられなければ自分はパートナー失格だと考える必要はありません。相手の希望は肯定した上で、今できないことは素直にできないと認める素直な姿勢が大切です。これは、相手の希望を叶えることが出来ないから、「相手に希望を言わせない」という姿勢とは全く違うものです。
 もちろん、最低限度の快適な生活を送れる生活力は必要ですが、本来夢は本人が努力して叶えるもの。パートナーは相手の希望や感情を肯定してあげることができればまずは合格点だと思います。
 
 
 感情を価値あるものと認めることでもう一つ大事なことがあります。これが一番大事かもしれません。ここまでの議論は、「相手の感情を認めること」でした。それ以上に大切なことは「自分の感情を認めること」なのです。
 
 たとえば、無力感を抱えている自分が、パートナーから「こんな家に住みたい」と言われたとします。自分の無力感から逃げようとすれば、相手が「わがまま」で「お嬢様育ちだから家を買う大変さが分からない」と、問題を相手のせいにすることになりますが、相手の感情を認め、そして自分の感情も認める姿勢では、こういう受け答えになるはずです。
 「この家、可愛いね。こんな家に住みたいな♪」
 「そうだね。○子はいいセンスしてるね。こういう家に住めたらいいね♪
  でも、今の自分では、この家を買うほどの収入はないし、なんかとても不安な気持ちだよ。」
 
 ここまで正直に心の内を語った相手に対して、もしも、
 「そんなだらしないことじゃ、何やっても成功しないよ」
みたいに言う相手だったら、そりゃもう、浮気に逃げるどころか別れも視野に入れた方がいいかもしれませんが、ふつう、ここまで正直に気持ちを話したとしたら、
 
 「大丈夫。あなたならできるよ。私も○○して働いて助けるから、一緒に頑張ろう♪」
みたいな言い方になるのではないでしょうか。
 
 
 感情という目に見えないものに価値を見出し、ありのままに受け止めることが出来るかどうか。
 それが、できないから、浮気に逃げているのではないかと、私は思うのです。
 
 私自身は、この関係がもう嫌だ、別れた方がいいかもと思ったことはありますが、浮気したいと思ったことはないので、学んだ知識と、想像力を最大限に働かせて書きました。
 
 ポイントが外れているかもしれないので、コメントしていただけるとありがたいです。
 もちろん、その通り!というコメントも嬉しいです。
 
 
 最後に、もう一度お願いですが、浮気男に対して、
 断罪でなく、理解
 を旨に、コメントを書いていただけると建設的になりますので、お願いいたします。
 
 
2009.11.26 追記
浮気症の男は、「回避依存症」という(正式の病名ではないが)症状を持っている可能性があります。
当サイトの記事「恋愛依存症の克服・回復」から関連記事へのリンクがございますので、ご覧になることをお勧めいたします。
 
2010.8.16 追記
浮気症の相談事例経験を積み、更なる心理学的理解も進めた結果、現在は、本人が解決の意思を持っていれば解決・改善の方針が出せるようになりました。詳しくは
「浮気症の治療法、改善方法」
をご参照下さい。

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