フォーカシング:自分を痛めつけてきたことに気づく

 

※プライバシー保護のため、これまでの実例をベースにしながらも、
再構成してあります。雰囲気を感じ取ってください。
 
 
相談者:A子さん(27)
悩み:彼氏が出来ない
 
あづま(以下あ):こんにちは。よくいらっしゃいました。
A子(以下A):すみません、こんにちは。よろしくお願いいたします。
 
あ:どうぞおかけになって下さい。
A:はい。
 
あ:ではまず、このカウンセリングシートにお悩みを書いて下さい。
  申し込みの時と違っていてもいいですよ。
A:はいφ(..)カキカキ
 
あ:そうですか。ずっと恋人ができないんですね。
A:はい。
 
あ:何か、原因というか、気になっていることはありますか?
A:えぇと。この人いいな、って思うことはあるんですけど、
  すぐに、あ、でも、こんなところが嫌だ、みたいにして相手の
  欠点を探してしまうんです。
 
あ:そうですか。それでその人を好きになるのをあきらめる・・
A:はい。でも本当はつき合うのが怖いから言い訳を作っている
  ような気も・・・バカですよね。
 
あ:いえいえ。ご自分の気持ちにとても正直ですよ。
  大事なことです。
 
あ:・・・で、相手の欠点を探して、「こんな欠点のある人だから、
  つき合っても仕方がない」って考えてしまう。
  そんな感じなのですね?
 
A:はい。相手のあら探しをする自分が嫌になってしまって・・・
 
あ:そうですよね。
 
A:先生、こんな私でも、性格がよくなって、いい恋愛ができる
  ようになりますか?
 
あ:はい。 ・・・って安請け合いしちゃいけないんですけど(笑)
  でも、A子さんは性格も別に悪くないし、あることに気付けば
  恋愛だって普通にできると思いますよ。
 
A:私が性格が悪くないって・・・
  そんなことおっしゃっていただけるなんて・・・(ちょっと涙)
 
あ:本当に変われない人は、自分の性格が悪いとか言わない
  ものなんです。相手が悪い、ってずっと言い続けて。
 
A:あの・・・実は父がそういうタイプなんです。
あ:はい。
A:両親の関係が恋愛に影響するって言いますよね?
あ:そうですね。
A:父が、暴力は振るわないですけど、よく怒鳴って、人の意見
  を聞かない人で・・・母がなんだかかわいそうで。
 
あ:お父様やお母様のことで、どうしても気になっていて、ここ
  で話しておきたいことはありますか?
 
A:あの・・・小さい頃母に、「そんなに辛いなら別れたら」って
  言っちゃったんです。そうしたら、いつも気丈な母が、
  「あなたたちのために我慢して頑張ってるのに、別れたら
   なんて」って、わっと泣き出してしまったんです。
あ:そうでしたか。
  そのことで、今も「申し訳ない」と思っていますか?
A:はい。母には一度謝ったんです。
あ:あまり気にしていなかったでしょう?
A:はい。でもやっぱりなんか悪いような気がして・・・
 
あ:そうですか。A子さんはとても優しいんですね。
A:そんなふうに言っていただけることなんて、日頃本当にない
  ので(涙)・・・
 
あ:さて、それじゃ、セラピーに入りますけど。
  私は、「フォーカシング」という方法を基本にしています。
 
  フォーカシングっていうのは、体の感覚をたよりに、自分の
  本当の望みに気付いてゆくための方法です。
 
  緊張したときに、のどが苦しくなったり、
  不安なときに、胃のあたりが重苦しくなったり、
 
  嬉しいときは、わたしなんか、背中に羽根が生えたような
  気持ちいい、ふわふわしたような感覚になります。
 
  そういう、感情が体の感覚として現れるのを利用した方法
  です。
A:はい。
あ:感情が揺れることがあります。大丈夫ですね?
A:はい。
 
あ:ではまず、誰かを好きになって、それからその人の欠点を
  探してしまった。最近もありましたか?
A:はい。
あ:では、その方をここ(身振りで位置を示す)に思い浮かべて
  ください。
  どんな服を着ていますか?
A:スーツを着ています。グレーの。
あ:背は高いですか?太っている?やせている?
A:背は割と高くて、がっちりした体型です。太ってはいません。
あ:なるほど。髪型は?長い?短い?
A:短いです。
あ:表情はどんな感じですか?
A:笑っています。あぁ・・・
 
あ:どうしましたか?
A:こんなに素敵な方なのに、私って何で・・・
あ:(だまって待つ)
A:彼に悪いことをしちゃった・・・(涙)
あ:言いにくいことは言わなくても結構ですよ。
  でも、話した方が楽になることが多いですよ。
A:彼はとっても気が利くというか、気配り上手なんですよ。
  で、職場にかわいい女の子がいて、その子にも優しくしてい
  るのを見て、「八方美人」みたいに誰にでも媚びを売っている
  と嫌われるよ、って言っちゃったんです。
  あんなこと言わなきゃよかった・・・・(涙)
あ:そうでしたか、言ったあなたも辛かったですね。
A:(涙)・・・
 
(中略)
フォーカシングに進めないので、そのままイメージの中の彼に
「ごめんなさい」と言ってもらいました。
そして・・・
 
あ:では、いよいよフォーカシングに入りますけど、
  その本当は素敵な彼を、「八方美人」と考えてしまっている
  A子さんは、どんな気持ちですか?
A:なんかとても惨めな気持ちです。
  本当は素敵な相手なのに、わざわざ欠点を探して、だめな
  相手だと思おうとしている自分が、惨めです。
あ:そうですね。
  惨めと感じるんですね。
A:はい。
あ:その、惨めと感じる気持ちは、体のどの辺で一番感じますか?
A:頭から、胸のあたりまでです。
 
あ:どんな感じですか?
A:なんか、押さえ付けられるような、縮むような感じです。
あ:やな感じですか?
A:はい。動けないような感じで。
 
あ:素敵な彼を目の前にイメージして、その縮むような感覚を、
  ぐ?っと感じてみてください。
 
A:あぁ(涙ぐむ)
あ:その調子です。もっとぐ?っと感じてみてください。
A:(涙)・・・
 
あ:その感覚に色があるとしたら、どんな色ですか?
(中略・解説)
その感覚に色や形をつけて「実際にものがある」感じをつかんで
いきます。心ですから、このようにして見えるようにします。
 
 
あ:今度は、その感覚をこうして、体の外に出して見ます。
  どんなふうに見えますか?
 
(中略・解説)
どんなふうに見えるか、感じるかを聞いていきます。
 
 
 
あ:では、心だけ抜け出して、その「縮むような感覚」の中に入っ
  て行くとイメージしてください。できましたか?
A:はい。
あ:いまあなたは、その「縮むような、惨めな感覚」になりました。
  目の前には、今度はA子さんがいるとイメージできますか?
A:はい。
 
(解説)
自分を客観的に見るために、自分の感情と、自分(の自我)との
一人二役をやってもらっています。
 
あ:では、「縮むような、惨めな感覚さん」にお訊ねします。
  あなたは、どうしてA子さんの中にいてくれているんですか?
  何か、A子さんに伝えたいことがあるんじゃありませんか?
 
A(体の感覚になりきっている、以下「A(体)」):
  A子さんが、他人を悪く捉えて、でもそれはA子さんのために
  ならないことだと思うんです。
 
あ:ではあなたは、A子さんに他人を悪く捉えても自分のために
  ならないよ、って伝えたくてそこにいてくれているんですね?
 
A(体):はい。それと、本当は相手に親切にされているけれど、
  A子さんはそれを拒絶するんです。なんでそんなことするの!
  っていつも思います。
 
あ:あなたは、A子さんに、どうなってもらいたいですか?
 
A(体):無理して自分を低くしないで、力を抜いて親切とか、
  拒絶しないで受けたらいいと思う。
 
あ:そうですか。それなら、良い言葉がありますよ。
  A子さんに言ってあげましょう。私に続いて・・・
  「A子さん、あなたは親切を受けるに値する人間です」
 
A(体):A子さん、あなたは親切を受けるに値する人間です。
 
あ:「あなたは、愛情を受けるに値する人間です」
 
A(体):あなたは愛情を受けるに値する人間・・・(涙)・・です。
 
あ:そうです。
 
あ:今度は、その体の感覚から抜け出して、もとの体に戻った
  とイメージしてください。さっきの体の感覚はここ(場所を示す)
  にあります。
A:はい。
 
あ:A子さん、その「体の感覚」さんはね、A子さんに、親切に
  されたときに、受け取ればいいのにって言ってくれてましたよ。
 
A:はい。
 
あ:さっきは、嫌な感じだと思っていたんですよね?
  今はどうですか?
 
A:あの・・・大切なものだと思いました。
 
あ:そうですね。大事なメッセージを送ってくれていたんですね。
  でも、A子さんは今まで無視しようとしてきませんでしたか?
 
A:はい。
 
あ:では、その「惨めな気持ちの体の感覚さん」に、
  「今まで大事なことを教えてくれてありがとう」と言いましょう。
A:今まで大事なことを教えてくれてありがとう(涙)
あ:次に、「これまで無視してきてごめんね」
A:これまで無視してきてごめ・・・(号泣)・・・・・・・・・・
 
あ:辛かったね。ずっと我慢してきたんだね。
A:うわ?ん(涙)
 
・・・
 
あ:その体の感覚さんは、今はどう見えますか?
A:なんか、いい感じです。
あ:そうですよね。大切な感情ですものね。
 
あ:では、胸の中にもう一度しまって、一緒に帰りますよね?
A:はい。
 
あ:その、体の感覚は「縮むような、惨めな感じ」でした。
  いまは、いい感じに変わっています。
  今まで一緒に生きてきました。
 
  A子さん、ではその感覚を胸の中にこうして(入れる仕草)
  入れてください。
 
A:あったかい感じがします。
あ:しばらく、その感覚を味わいながら、その体の感覚と
  一緒にいて下さい。十分だと思ったら合図してください。
 
(少し間をおいて)
 
A:はい。
あ:はい。では、最後に挨拶をしましょう。
  その、体の感覚はA子さんの大切な一部です。
  今まで一緒に生きてきました。
  私の後に続いてこう言って下さい。
  「今日までありがとう。これからも一緒に成長していこうね」
 
A:今日までありがとう。これからも一緒に成長していこうね。
 
あ:なんか、スッキリした晴れやかな笑顔ですね。
A:(涙を拭きながら)はい。すごく気持ちが楽になりました。
  私、随分自分をいじめていたんですね。
 
あ:それに気付けば、一番大きな山を乗りこえたのと同じです。
  あとは、少しずつ変わっていけますよ。
 
(中略)
このあと、宿題(行動課題といいます)を出したり、次回の予約
について相談したりしました。
笑顔で帰っていきました。
 
 
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※事例は個別のケースです。効果が出るようセラピストとして最大限努力していますが、
 効果には個人差がありますことをご理解下さい。

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浮気調査を依頼する前に

 

 夫の不倫疑惑。妻に隠れて浮気を続けていたかもしれない・・・疑心暗鬼。
 そんな不安な心境の時、事実を知ろうと浮気調査を探偵に依頼するかもしれません。でも、心理セラピストの立場からは、ちょっと待ったと言いたいのです。確かに離婚をして慰謝料を・・・という話なら確固たる証拠が必要です。証拠をしっかり固めて、訴訟になっても必ず勝てる。自分を守るためにも、闘う必要があるかもしれません。
 でも、あなたが望んでいる結果は、調査・証拠固め、交渉あるいは訴訟、そして離婚・慰謝料請求という流れなのでしょうか? 法律では人の心は縛れないのです。法律でできることは、相手にお金を払わせることだけです。これは、心の中では何を考えても自由という法律上の原則がありますから、仕方のないことです。相手に「申し訳ない」と思うことを強要することや、罪の意識を持って残りの人生を生きるように強制することはできないのです。
 法的な弁済方法は、慰謝料という形でお金を払うことのみです。交渉をする段階で「謝罪文」を求めることもあるかもしれませんが、心がこもっていることを強要することは、相手の心の中をあなたの望み通りに変えようとすることであり、決してやってはならないことなのです。
 
 それに対して、心理学・カウンセリングの世界は、ずいぶん違います。
 相手が何をしようと、今感じている怒りや不安などの感情は自分のものであると考えます。自分の感情は自分で責任を持つという原則です。「ひどい目にあったのに、この怒りが自分の責任だとは何事だ!」という気持ちになるかもしれません。確かにそう感じることもあると思います。
 それでもあえて、感情は自分のものであるという原則を再度強調しておきたいと思います。
 実は、相手に対して怒っているほとんどの場合が、「私は正しいよね?」「私は悪くないよね?」ということの確認をしたいのです。夫の浮気をきっかけに夫婦関係が壊れて「私はちゃんと頑張っていたよね?」「私は正しいよね?」ということを確認したいのです。
 カウンセリングでは、セラピストがそれをしていきます。話を否定せずに聞くことで「あなたは正しいんですよ。」「あなたは一生懸命頑張ってきましたね。」ということをカウンセラーが認めていきます。すると、相談者の方も自分で「あぁ、私はこれでいいんだ。正しいんだ。」「苦しかったけれど、その感覚は正しかったんだ。自分は頑張っていたんだ。」というように、自分を認めることができるようになっていきます。
 そうなったときには既に、相手が間違っていることを証明する必要はないんですね。
 
 法律の世界はどちらがより正しいか、決着をつける世界。
 心理の世界はどちらも精一杯生きていて、どちらも正しいということを理解するための世界。
 
 法律が不要だとか、心理の世界の方が高尚だとか、そんなことを言うつもりは全くありません。被害を受けたら、きちんと慰謝料を請求して良いと思いますし、そういう社会のルールなしでは無法地帯、勝手なことをやったもん勝ちの世界になってしまいます。法律は必要なんです。
 
 でも、心理・カウンセリング側にいるものとして、一言私の考えを言わせていただくと、正義というのは苦いものだということです。浮気をする人、暴力をふるう人。離婚理由になる行動をする人は、どこか苦しい心を抱えてその行動に出るのだと思います。その人に対して、慰謝料の請求をして正義を執行する。
 これは、社会で決められたルールですから、堂々とやっていいことです。但し、その時に、苦しい心を抱えて間違ったことをしてしまった相手を「いっぱいいっぱいだったんだな・・・」と理解しようとする気持ちがあると、被害を受けた側も、怒りを一生抱えたままにならず、気持ちが楽になるのではないでしょうか。
 いっぱいいっぱいだから間違えたことをしてしまった相手から慰謝料を取る。これが正義の執行だと思います。ルールですから、堂々とやって良いのです。なんだか少し可哀想な感じがしますね。これが、私が「正義は苦いもの」と考える理由です。でも、その感覚が大事だと、強く主張しておきます。なぜなら、相手を心の中で極悪人に仕立て上げ、憎んで慰謝料を取って別れたら、そのあとに怒りと罪悪感の固まりが心から離れずに苦しむのは、憎んだ側です。自分自身です。そして別れた相手はもう目の前にいないのです。怒りをぶつける対象も、抱えた罪悪感を解消するために謝る対象もなく、一人で悶々と苦しまなくてはなりません。
 
 受けた被害は、冷静に、淡々と慰謝料請求をすればよろしい。そしてその際に必要なら浮気調査をしっかりすればよいのです。でも、憎んで慰謝料をぶんどったら、苦しむのは自分自身だと言うことをお忘れなく。自分が楽になるためには、相手を理解し、心の中で許すことが必要なのです。
 
 紛らわしいので、法律的な「許す」と心理学的な「許す」は違うのだと言うことを書いておきます。
 ※法律的に許す=慰謝料請求しない。相手の責任を問わないという意味。
 ※心理学的に許す=慰謝料請求するかしないかは関係ない(!) 心の中で憎むことをやめるという意味。
 だから、心理学的には許して、憎む気持ちを手放して楽になるけれど、法律的には正義を執行して慰謝料を取るということもあり得るわけです。

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執着 【しゅうちゃく】 ?別れた元彼が忘れられない心理?

 

執着 【しゅうちゃく】 ?別れた元彼が忘れられない心理? (holding on)
 
 執着とは、既に失っているにもかかわらず、その喪失を受け入れられない状態のこと。恋愛で言えば、たとえば別れた元彼がいつまでも忘れられないことです。心理学の本やカウンセラーは「執着を手放す」という言い方をしますが、「手放す」と決めて解決する程度なら、それほど問題ではありません。
 執着が問題なのは、人生が前に進まないからです。これから得られるはずの未来の幸せを捨てて過去にこだわる姿勢が「執着」の本質です。言い換えると執着とは【過去志向】なのです。
 恋愛における執着は「この恋を失ったら(本当は既に失っているが)もう幸せになれない」「だから、失ったことを受け入れたくない」というものでしょう。そう思う前提は「自分には価値がない」という思いこみです。
 自分の長所も短所も丸ごと受け入れることができると、執着を手放すことも容易になります。執着が手放せず、別れた元彼がいつまでも忘れられない人は、一旦意識を彼から自分自身に向けて、自分の心を育てることが大切です。
 また、彼に対する不満を十分に吐き出していないと、この思い残しの気持ち(未完の仕事といいます)が邪魔をして執着を手放しにくくなります。自分に価値がないという思いこみがあると、相手に対する不満を我慢してため込みがちですから、これも問題の根っこは一緒なのですが。
 彼に対する不満、怒りなどをぶつけてしまった場合、罪悪感も出てきます。既に謝ろうにも目の前にいませんから、思い残しの気持ちがいつまでも晴らせなくなります。実際に怒りなどをぶつけなくても、心に抱えているだけで、ぶつけたのと同じように罪悪感を抱えることがあります。
 このような、相手に対する不満、その不満故の怒り、そして怒りを抱えたことによる罪悪感が心にわだかまってしまうと、執着を手放すのはいよいよ難しくなります。
 出さない手紙を書いて、気持ちを整理したり、感情を受け止めて話を聴くことができるカウンセラーなどを利用して気持ちの整理を進めることが解決に役立ちます。
 最後に、再度念を押しておきますが、執着というのは過去にこだわる【自分の】心の状態のことです。あくまで問題も、そして問題の解決のカギも自分の心の中にあることをお忘れなく。
 
 参考記事(こちらもぜひご覧になって下さい)
失恋した元彼との復縁方法を探しているあなたに辛口アドバイス
別れの辛さを癒す方法
別れたあとの執着を断ち切る【捉え方】

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心理学・メンタルヘルス リンク

 

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あなたは「正し」すぎて敬遠されていませんか?

 

(この記事は、メルマガのバックナンバーです)
 
立派な人より、一緒にいると幸せを感じる人を目指そう
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 070号 2006.2.22
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 こんにちは。あづまです。
 昨日は出かけていてどうしてもメルマガを書く時間がとれません
 でした。すみません。
 
 出先で、名古屋コーチンを食べました。
 砂肝がおいしかったです。
 
 どこへいったかって? →編集後記を見て下さい。
 
 
 さて、
 今回は、私の失恋話をします。
 昨年11月に一度書いた話を更に深く突っ込んで書きます。
 
 「東京大学で不幸になる話」と題して、
 こんな話を書きました。
 
・学生時代、強く、強く、前へ、前へ、という考えで生きていた。
・当然、社会的に立派なことが大事だと思っていた。
・会社を辞めたり休学してのんびりする期間を作り旅行をするなん
 てケシカランと思っていた。
・ありのままの自分を認めること、自分を許すことが欠けていた。
 
 そして、恋人から、
 「やすしくんは立派だから」
 と、皮肉を言われた。
 
 そんな話でした。
 
 
◆自分に対する禁止
 
 なんでそうなったのかというと、自分の幸せを追求することを、
 自分に許していなかったんですね。
 
 
◆幸せなことより、「正しい」こと
 
 自分が幸せを感じることを追求する代わりに、社会的に認められ
 ることを追求していました。
 
 受験で勝利する。
 会社で出世する。
 
 
◆「正しい」ことを追求する人が隣にいると、迷惑なんです。
 
 一人で勝手に「正しい」ことを追求するだけなら勝手にやっても
 らえばいいのですが、大抵他人にも押しつけますから、迷惑なん
 ですよね。
 
 たとえば、仕事より旅行を優先してはいけないと考えている人と
 結婚したら旅行はなかなか行けなくなってしまいます。
 
 
◆「正しい」ことの例。
 
・タバコは健康に悪いのでやめるべき
・デートの時は男が食事代を払うべき
・結婚したら男性も家事を分担すべき
・結婚したら女性は、家庭を優先すべき
 
 これらは、間違いとはいえませんが、絶対に正しいものではあり
 ません。本来ふたりの間で決めればいいことです。
 
 多くの場合「○○してほしい」のかわりに「○○すべき」という
 言い方をしているんです。
 
 
◆甘え下手
 
 言い換えると、自分の要求をうまく相手に伝えることが出来ない、
 甘え下手ということです。私もそうでした。
 
 
◆責任転嫁
 
 甘え下手で要求をしないのならば、それだけなのですが、それを
 「○○すべき」と話をすり替えるわけです。
 
 これは、自分の責任で要求するのではなく、社会規範や正しさを
 ふりかざす、つまり他人の要求の形で自分の要求をする、ずるい
 やりかたです。つまり責任転嫁です。
 
 私のところに来る相談者の中にもこれをしている方がいらっしゃ
 います。私自身も、かつて自分の「正しさ」を主張していました。
 
 
◆「正しさ」を主張していませんか?
 
 どうしても、別れがすぐ来てしまうというあなた。
 結婚生活が、ぎすぎすした関係になってしまったあなた。
 相手の心が、自分から離れているような気がするあなた。
 
 その原因は、あなたが「正しさ」を主張していることかもしれま
 せん。
 
 少なくとも私はひとつの恋を「正しさ」を主張することでぶちこ
 わしてしまった経験があります。
 
 
◆正しいことを言って、何が悪いの?
 
 そう、何が悪いんでしょうか?
 
 相手に有無を言わさない圧力をかけているという点です。
 
 あなたが「○○してほしい」という要求をすれば、相手には、
 Yes・Noをいう自由があります。選択肢があります。
 
 あなたが「○○すべき」という正義を主張すると、相手は、
 Noが言えない苦しさを感じます。
 
 
◆私は、その正しさを主張してもよい
 
 その正しさを主張する「資格」を手に入れるために、頑張ってい
 ることがありました。私の場合、仕事です。
 
 仕事面で力を発揮しているからこそ、正しさを主張してもよい。
 そう、思いこんでいました。
 
 こんな男性とつき合っていたら、常にいい女、つまり相手にとっ
 て望ましい行動をする女性でい続けなければならないという圧力
 がかかります。相手が仕事で頑張れば頑張るほど苦しくなるわけ
 です。
 
 これを、やっていました。
 
 「家族を守るために仕事を一生懸命やっている」
 (だから、奥さんに、家庭のことを一生懸命やるよう無言の圧力
  をかけてもよい、と考えている)
 こんな男性、いますよね?
 やられた側は、苦しいですね。
 
 
◆今日なぜ、これを書いたのか?
 
 実は、ありのまま.comの北川さんと辻さんの制作されたメー
 ル講座を私は今受講しているんです。
 
 これはプロのカウンセラーの方でも、一度勉強のために受講した
 方がいいほどの質の高い内容でした。
 
 今日の内容は、このメール講座を受講して考えたこと、気付いた
 ことを中心に書きました。これだけ恋愛について考えてきたのに、
 まだ気付きが出て来たのは驚きでした。
 
 【出会いの作りかた ?上級編?】
 ステキな男性、意中の人に振り向いて欲しい貴女へ!
 
 なぜか出会いがない。
 自分の好きな人とは付き合えず、そうでない人からばかり寄って
 くる、そんなあなたにはとても役立つ内容です。
 
 市販の本には絶対書いてない内容が満載です。
 
(2011.5.10 リンク切れによりリンクを削除しました)
 
 
◆まとめ
 
 私の過去の恋愛の失敗について分析しました
 
 「○○してほしい」の代わりに
 「○○すべき」と正義を主張していました
 
 相手に、無言の圧力を常にかけていました
 
 自分が仕事を頑張れば頑張るほど、色々なことをきちんとこなす
 ほど、相手にとってはそれが苦しくなっていたはずです。
 
 そして、「やすしくんは立派だから」と言われました。
 
 その恋愛は、結局破局しました。
 
 あなたは、ぜひ上手に恋愛してください。
 
 
◆編集後記
 
 昨日まで東京に出かけていました。
 出先からメルマガが出せず、発行が遅れてしまいました。
 すみません。
 
 なぜ名古屋コーチン?
 なんか、お洒落なお店だったので、入ってみました。
 
 東京は色々お店があっていいですね。日頃の生活は田舎なので。
 
 
┏━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━┓
 ありがとう! ライフスタイル版新着1位! ついに7000部
 ●女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学
 ●ご意見、ご感想お待ちしています。このまま返信して下さい。
  全て目を通していますが。お返事できないことがあります。
  誌上で取り上げることがあります。匿名希望の方は、必ず
  ハンドルネームを書いて下さい。
 
 以下の方は、ほかを当たってください。
 ×すぐモテるテクニック教えて!
 ×相手を操る心理学のテクニック教えて?
 ×フェロモンとかでオトす方法、ないの??
 
 逆に以下の方にはお役立ち情報をお届けします。
 ○出会いがない(出会う自信がない)
 ○なぜか不倫ばかり(一対一の恋愛に自信がない)
 ○交際が長続きしない
 ○今の相手と喧嘩が絶えない
 ○パートナーとマンネリ(冷戦)
 →でも、現状を変えたい!解決したい!
 
 ●制作:あづま やすし(男女のメンタルヘルスカウンセラー)
 ●自己紹介はこちらです↓
  https://www.556health.com/archives/2005/07/post_5.html
 ●登録・解除:http://www.mag2.com/m/0000164141.html
 ●ブログ https://www.556health.com/
 ●無料レポート 【男心理解】30分でわかる男心のつかみ方
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 ●恋愛、結婚生活の悩み相談は一時休止中です。
┗━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━◆━━┛
 
◆無料レポート 【男心理解】30分でわかる男心のつかみ方
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  まだお読みになってない方は、ぜひダウンロードしてください。
 
(裏編集後記)
 
 ミキティメダルとってほしい。
 
 
(今日のアファメーション)
 
 (頑張らなければダメという意識が抜けないあなたへ)
 ☆あなたは、今のままで素敵なんですよ☆

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不倫・一夫多妻

 

大抵、大体の構想を考えてから記事を書くことが多いのですが、
今日は、漠然とこんなことを考えたところから自由に発想して記事を書いてみます。
 
うまくまとまるか、まとまらないか。
 
 
お題は、
「不倫はなぜ悪いことと見なされているのか?」
 
本当のところはどうなのか?
一夫多妻制の下では、二人目の奥さんとして、堂々としていられるのでは?
 
 
まず、一夫一婦制の下では、相手にとって自分だけがパートナーです。
つまり、自分が相手の幸せの元にならなければ、相手は不幸なのです。
 
相手の期待にこたえるのは自分。
 
ある意味、これは重圧でもあります。
 
自分に自信がないとき、気弱になったとき。
「あなたにはもっといい人がいるよ。私じゃなくて」
そういう気持ちになることがあるかもしれません。
 
でも、自分もトキメキがほしいし、
でも、結婚につながる恋愛は、なんとなく不安。
 
 
一見、一夫一婦制というのは、男女平等で良いことのように見えます。
多くの男女はこの制度の下で幸せになれると思います。
その点は、私も賛成します。
 
ですが、この制度は、お互いに相手を幸せにする義務を課すという点、
一人前であることを要求し、そうなれない者は結婚生活を送る資格がない
わけですから、ある意味厳しい制度とも言えます。
 
 
未来の結婚生活に、息苦しさと不安と緊張感を感じる人も多いのでは
ないでしょうか。
 
一方、そのような軟弱な考え方に対して、こんな意見もあると思います。
「親に生んで育ててもらったので、今度はちゃんと子供を育てるべき」
「結婚して子供を育てて一人前」
「お互い我慢して、結婚生活を成り立たせるのが当たり前」
まあ、一面の真実を表しているとは思いますが、それだけでは結局
家族みんなが不幸になってしまいます。
 
その理由は、この記事を読んでいただくとよいと思います。
不マジメ人生のススメ
 
 
まとめです。
 
一夫一婦制という、平等なルールの下でも不倫をしてしまう心。
自ら弱い立場に立ってしまう心。
 
家族を破壊することもある不倫。
 
だから、手放しで肯定することは出来ません。
 
他方、不倫の関係を求めてしまう心は、人間の弱い心です。
その心を理解することは、既に結婚しているあなたの幸せを見つめ直す
ためにも、これから結婚に向かおうというあなたの幸せの形をつくって
ゆくためにも、役に立つと思います。
 
そう、自分の中にある、弱い心を認めることは、
自分に課している縛りから自分を解放することにつながるのです。
 
お題であった
「不倫はなぜ悪いことと見なされているのか?」
からは脱線しました。
でもまあ、なぜを考えるよりも実りのあるコラムが書けたように思います。

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不マジメ人生のススメ

 

始めに、基本を書いておきます。
 
やはり、まじめに生きることは大きなメリットがあります。
それを前提としたうえで、まじめに生きることに縛られてしまう心理について書きます。
 
 
メルマガで、一度書いたことがあるのですが、
タイトル「あなたは『正し』すぎて敬遠されていませんか?」
まじめに生きることが大事だと思っている人の中には、
はた迷惑な輩がいるんです(かつての私ですが)。
 
 
(ここから)
立派な人より、一緒にいると幸せを感じる人を目指そう
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 女と男の「心のヘルス」?癒しの心理学 070号 2006.2.22
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 
 こんにちは。あづまです。
 昨日は出かけていてどうしてもメルマガを書く時間がとれません
 でした。すみません。
 
 出先で、名古屋コーチンを食べました。
 砂肝がおいしかったです。
 
 どこへいったかって? →編集後記を見て下さい。
 
 
 さて、
 今回は、私の失恋話をします。
 昨年11月に一度書いた話を更に深く突っ込んで書きます。
 
 「東京大学で不幸になる話」と題して、
 こんな話を書きました。
 
・学生時代、強く、強く、前へ、前へ、という考えで生きていた。
・当然、社会的に立派なことが大事だと思っていた。
・会社を辞めたり休学してのんびりする期間を作り旅行をするなん
 てケシカランと思っていた。
・ありのままの自分を認めること、自分を許すことが欠けていた。
 
 そして、恋人から、
 「やすしくんは立派だから」
 と、皮肉を言われた。
 
 そんな話でした。
 
 
◆自分に対する禁止
 
 なんでそうなったのかというと、自分の幸せを追求することを、
 自分に許していなかったんですね。
 
 
◆幸せなことより、「正しい」こと
 
 自分が幸せを感じることを追求する代わりに、社会的に認められ
 ることを追求していました。
 
 受験で勝利する。
 会社で出世する。
 
 
◆「正しい」ことを追求する人が隣にいると、迷惑なんです。
 
 一人で勝手に「正しい」ことを追求するだけなら勝手にやっても
 らえばいいのですが、大抵他人にも押しつけますから、迷惑なん
 ですよね。
 
 たとえば、仕事より旅行を優先してはいけないと考えている人と
 結婚したら旅行はなかなか行けなくなってしまいます。
 
 
◆「正しい」ことの例。
 
・タバコは健康に悪いのでやめるべき
・デートの時は男が食事代を払うべき
・結婚したら男性も家事を分担すべき
・結婚したら女性は、家庭を優先すべき
 
 これらは、間違いとはいえませんが、絶対に正しいものではあり
 ません。本来ふたりの間で決めればいいことです。
 
 多くの場合「○○してほしい」のかわりに「○○すべき」という
 言い方をしているんです。
 
 
◆甘え下手
 
 言い換えると、自分の要求をうまく相手に伝えることが出来ない、
 甘え下手ということです。私もそうでした。
 
 
◆責任転嫁
 
 甘え下手で要求をしないのならば、それだけなのですが、それを
 「○○すべき」と話をすり替えるわけです。
 
 これは、自分の責任で要求するのではなく、社会規範や正しさを
 ふりかざす、つまり他人の要求の形で自分の要求をする、ずるい
 やりかたです。つまり責任転嫁です。
 
 私のところに来る相談者の中にもこれをしている方がいらっしゃ
 います。私自身も、かつて自分の「正しさ」を主張していました。
 
 
◆「正しさ」を主張していませんか?
 
 どうしても、別れがすぐ来てしまうというあなた。
 結婚生活が、ぎすぎすした関係になってしまったあなた。
 相手の心が、自分から離れているような気がするあなた。
 
 その原因は、あなたが「正しさ」を主張していることかもしれま
 せん。
 
 少なくとも私はひとつの恋を「正しさ」を主張することでぶちこ
 わしてしまった経験があります。
 
 
◆正しいことを言って、何が悪いの?
 
 そう、何が悪いんでしょうか?
 
 相手に有無を言わさない圧力をかけているという点です。
 
 あなたが「○○してほしい」という要求をすれば、相手には、
 Yes・Noをいう自由があります。選択肢があります。
 
 あなたが「○○すべき」という正義を主張すると、相手は、
 Noが言えない苦しさを感じます。
 
 
◆私は、その正しさを主張してもよい
 
 その正しさを主張する「資格」を手に入れるために、頑張ってい
 ることがありました。私の場合、仕事です。
 
 仕事面で力を発揮しているからこそ、正しさを主張してもよい。
 そう、思いこんでいました。
 
 こんな男性とつき合っていたら、常にいい女、つまり相手にとっ
 て望ましい行動をする女性でい続けなければならないという圧力
 がかかります。相手が仕事で頑張れば頑張るほど苦しくなるわけ
 です。
 
 これを、やっていました。
 
 「家族を守るために仕事を一生懸命やっている」
 (だから、奥さんに、家庭のことを一生懸命やるよう無言の圧力
  をかけてもよい、と考えている)
 こんな男性、いますよね?
 やられた側は、苦しいですね。
 
 
◆今日なぜ、これを書いたのか?
 
 実は、ありのまま.comの北川さんと辻さんの制作されたメー
 ル講座を私は今受講しているんです。
 
 これはプロのカウンセラーの方でも、一度勉強のために受講した
 方がいいほどの質の高い内容でした。
 
 http://mo-v.jp/?5800
 
 今日の内容は、このメール講座を受講して考えたこと、気付いた
 ことを中心に書きました。これだけ恋愛について考えてきたのに、
 まだ気付きが出て来たのは驚きでした。
 
 【出会いの作りかた ?上級編?】
 ステキな男性、意中の人に振り向いて欲しい貴女へ!
 http://mo-v.jp/?5800
 
 なぜか出会いがない。
 自分の好きな人とは付き合えず、そうでない人からばかり寄って
 くる、そんなあなたにはとても役立つ内容です。
 
 市販の本には絶対書いてない内容が満載です。
 
 
◆まとめ
 
 私の過去の恋愛の失敗について分析しました
 
 「○○してほしい」の代わりに
 「○○すべき」と正義を主張していました
 
 相手に、無言の圧力を常にかけていました
 
 自分が仕事を頑張れば頑張るほど、色々なことをきちんとこなす
 ほど、相手にとってはそれが苦しくなっていたはずです。
 
 そして、「やすしくんは立派だから」と言われました。
 
 その恋愛は、結局破局しました。
 
 あなたは、ぜひ上手に恋愛してください。
 
(ここまで)
 
 
経済的に成功している人、恋愛でうまくいっている人はそれぞれ、仕事面、パートナーへの接し方でまじめなはずです。いいかげんだったり自分勝手にやっていてはうまく行くはずがありません。
 
でも、マジメにやっているのにうまく行かないってことがあるんです。
 
特に、
 
人から評価されるときに「真面目」が1番目に来る人は要注意です。
 
なぜか?
 
心理学的には「禁止」といいますが、
 
「○○をしなければいけない」
「○○をしてはいけない」
「○○をすべき」
そんな考え方が強い人は、不必要に自分を縛っているんです。
堅苦しい考え方ともいいますね。
 
以下に、いくつか例を出します。
 
生真面目派 vs 自由奔放派
 
と、名付けて説明します。
 
生真面目派:
「私、学生時代は遊んでばかりいたのよね?」(悪いことというニュアンス)
自由奔放派:
「私、学生時代はすごくモテて、たくさん恋愛したの」(楽しいこと)
 
生真面目派:
「女は家にいるべき」(正しいことというニュアンス)
自由奔放派:
「○子(相手の名前)が家にいてくれると嬉しい」(自分の要求)
 
生真面目派:
「デートでは男が食事代をだすべき」(正しいことと言うニュアンス)
自由奔放派:
「デートで食事をご馳走してくれたら嬉しい」(自分の気持ち)
 
上下とも、同じ内容を言っているのですが、印象は全然違います。
 
その基本的な違いは、
「自分の素直な感情を『良いもの』と捉えているか、『悪いもの』と捉えているか」
なのです。
 
人は誰でも自分の欲求を持っていますし、感情を持っています。
 
それを素直に受け止め、肯定することができれば、素直になれるのですが、
私たちは多かれ少なかれ、我慢をするように「教育」されて育ちました。
 
周りの人は、そんなこと禁止していないのに、自分で禁止している。
 
そういうことがよくあります。
 
幸せに生き、周りの人も幸せにしていくコツは、
自分への禁止を解き、ひとつひとつのことを心から楽しむことです。
すると、心から好きなことをしているのに、意外とまじめに生きている自分に気づくものです。
 
感情のバランスが取れているとき、ひとは心穏やかに、真面目になれます。
 
感情を抑圧しているとき、ひとは不満を心にためながら、真面目を演じます。
 
 
周りから見たとき、
 
前者は、「温かい人」という印象になります。
後者は、「生真面目な人」という印象になります。
 
どっちも、真面目に振る舞っているのにね。
 
「不マジメ人生のススメ」と題しましたが、結局まじめに生きる内容になりました。
でも、楽しいことをするときに、それを心から自分に許可してあげること。
それが、幸せに生きるコツです。
それが、周りの人も幸せにするコツです。
 
あなたは、上手に不マジメしていますか?

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ヨシエさんの公開相談:夫婦問題について

 

ヨシエさん(オーストラリア在住)からのご相談です。
 
メルマガ読者です
 
結婚3年と半年、3歳の息子がいます 
夫はオーストラリア人、現在オーストラリア在住です。
 
彼はIT関連に勤めており、 
小さなころから、少し自閉気味で、彼のお母さんは彼のことをアスペルガー症候群 
なんだと私たちに告白したのが2年ほど前。 
 
彼はというと、とても純真無垢で、悪気が一切ないのですが、
夫婦のプライベートなことなどを家族に議題として投げてしまったり、 
近所の人にぺらぺらしゃべってしまう人です。
 
子供が生まれ、私は日本人的な子育て?なのか、わからないですが子供、夫婦同室で眠ることが『普通』なのに対し、
彼はそれをかなり大げさに捉えてしまい 
 
僕たちの夫婦関係が成り立たないなどと心配をし始めました 
 
それがきっかけでか、どうかわかりませんが 
彼の両親に、どうやったら妻をベッドに引き戻せるのか、等相談をし始めました。 
 
それからは彼の家族から、私は心配され、 時には陰口をたたかれてもいたようでした。
 
 
(それはぶしつけな夫がすぐに秘密を漏らしてしまう正直な人だから何でも話すので、ききました、 
また先ほど書いたように、自分たちの秘密も守れないところがあります)
 
どうして、夫とベッドをともにしたくないのか、どうして性欲がわかないのか、等々 
 
 
挙句の果てには、出産後の鬱まで疑われたほどで、夫は『お前は産後のうつ状態だから、話し合いをする価値もない、』というような言葉まで吐いてくるほどでした。 
 
しかし私はというと、夫との関係にはほとほと疲れ果ててはいたものの、
 
子供といるとhappyで日本人のマザーズグループに参加したり、積極的に新しい友達を作っていました、。 
子供が1歳になったころ、職場に復帰し、パートですが、コンピュータ関連の仕事をしています。 
自分ではうつ状態だったとは到底思えませんでした。
実際に現地の医者に行き『鬱ではない』、と診断もされました。 
 
 
こどもが生まれてから、彼は、男を意識するようになり、
 『男は洗濯を 干さない、料理はしない』等の理由をつけて、家事ばかりか子育てもまともに手伝ってくれなくなり、車の運転は荒く、事故を起こして
  くる、金遣いが非常に荒くなり、 (オークションで20万円使ってくる、車を改造する、高いタバコをすう、お酒を飲む、高い電化製品を買ってくる
  )性的な言葉を嫌がらせのようにしょっちゅう吐く 
 
そのころと平行して、彼はちょうどそれまで服用していた薬を飲むのをやめても良いというドクターの診断がおりました 
 
その薬は効精神薬 で精神分裂症をとめるためのものでした 
精神分裂症状がでていたのは彼が昔やっていたスピード等のドラッグの後遺症とのこと。 
 
 
私がであったころの彼はもうすでにその効精神薬を服用しているころで、
であったころの彼はジェントルマンを絵に描いた人でした。 
 
そういう彼を好きになりました。 
薬を飲んでいることも聞きましたが、薬をやめることでそんなに人が変わることがあろうなどとは想像もしていませんでした。 
 
 
現在、その服用していた薬をやめてから2年がたちます。
 
最近落ち着いたものの、2005年9月には被害妄想がひどく私のことを罵倒するような言葉を浴びせてきました。 
 
寝ていると、触ってきたり、マスタベーションをわざと私の見えるようにしてきたり、
 
寝ている私をおかずにし、
断わると逆切れし、わたしのことをひどく罵倒する。 
 
そういう日々がつづきました。 
 
それが1年くらい続き、私は夫婦の寝室では時々しか寝なくなりました  
寝ている間は邪魔しないで欲しいと約束しても、夫婦の寝室で眠ると、
必ずおこされ、けんかになりましたので、今は一切夫とは寝ていません。  
 
10月にはストリップクラブに行き、朝帰り、同僚をおごったのか、クレジットの明細には13万円。
かれに聞くとその日の夜に使った。とのこと。 
 
朝がえりした朝、寝ている私を起こし、罵倒が続く。 
 
そんな時、本当に、分かれたいと思いました。
 
しかし、いろんな法律相談等に、相談したところ、夫の同意がないと、離婚しても子供を日本につれて帰ることはできず、多くのケースの場合、
オーストラリアにとどまることを余儀なくされ、日本に帰るのは、一時帰国としてしかみなされないこと。がわかりました。 
 
 
そういう状況下で、
彼の言い分を聞くと、 
私は父が家庭内暴力があった経験があるから、それで父親の復讐に彼に対して、厳しい態度があることを言われました。 
 
それに関しては父を憎んでいた時期が実際に過去にありましたので、ある意味あたっているとは思いましたが、 
それほど、自分が父親と夫を混同しているとは思いません。 
 
実際に父親とまったく意見や、文化のことなる男性を選んだつもりだったのです。 
 
今は彼の家族には彼の立場にたたれ、私はバッシングを受けています。 
 
息子のことは、彼の家族も愛してくれていますが、私のことは疎ましいとしか思っていないのでしょう。 
 
そんな中でも職場、近所に日本人がいるので、友達や、子供の交流はあり、夫のこと意外では申し分のない 
生活環境です。 
 
カウンセリングに行きましたが夫がやめてしまいました。
理由は私の職場の福利厚生を利用したので、心理学者はまったく職場と関係のない独立した先生だったのにもかかわらず、
彼は、あの先生はお前の味方ばかりする、こと
 
彼のかかっていた精神科医にも彼と相談にいきました 
しかし、文化の違いが大きいのだろ、カウンセリングにでも先に行ってから僕のところへきなさい。とのこと。 
 
でした。 
彼の尊敬する彼の父に罵倒されること、セックスを強要されることを 
相談したことがきっかけで、現在彼の罵倒はなくなり、落ち着いていますが、
セックスはいまだにできませんし、寝室もともにしていません。 
 
彼からはセックスをさせないことで、プレッシャーを与えるような言動が目立つようになってきました。 
私は彼から言われた言葉を思い出すととてもそんな気になれません。 
 
しかし、彼の年齢36歳から考えてもこのままセックスレスで、
夫婦関係が続くことは刻だと思っています。 
 
いっそのこと、離婚するべきか、迷っています。 
なにか良いアドバイスがあれば お願いします
 
 
 
それに対して、私のアドバイスですが、ボイスメッセージでご回答しました。
ボイスメッセージ(ダウンロードは右クリックして保存)
 
 
要点だけここに書いておきます。
 
・オーストラリアという、異文化の地で大変ですね。
・アイ・メッセージを実践していますか?
・人間の精神の構造
  霊性   上のレベル↑
  自己認識
  信念
  能力
  行動
  環境   下のレベル↓
 環境レベルの問題を環境レベルで解決しようとすると、
 また同じ問題にぶつかることが多い。
 →自己認識や信念レベルを変えることが結局近道。
 
・奇跡が起こり、理想の一日が実現したとしたら、
 どうなっているでしょうか?
 
・最後に、子供のことについて
 法律は分かりませんので、一般的なアドバイスですが、
 実力のある弁護士を見つけることと、きちんとヨシエさん
 が収入・生活面で自立すること、応援してくれる味方を
 つけること。
 
中身は、以下のファイルをダウンロードして聴いてください。
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以上です。
 
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図解!依存・自立・相互依存そして共依存

 

依存・自立・相互依存そして共依存は混乱しやすいので、図をご覧下さい。
 
自立・依存・相互依存・共依存図解
 
この図は、パートナーシップにおける自立と依存の状態を表したものです。
 
・与えること
・受けとること
 
この二つを軸にして考えます。
 
人から何かをしてもらい、受け取るばかりの人が「依存」の状態にあることは誰でも分かると思います。
 
ところが、与えるばかりで受け取れない人も、「依存」の状態にあるんですね。
これは、ちょっと分かりにくいですね。
 
これは、極端な例である「共依存」を例に取ると分かりやすいです。共依存の典型例はたとえば、アルコール依存症の旦那を奥さんが「私がいないとだめな人だから」と言って面倒見る、みたいなケースです。
 
世話をする側は、相手を依存させ、生活力を奪って、支配するのです。一方与えるばかりの境遇に心が疲れ果てぼろぼろになりながらも、他方、相手を支配する現在の状態を捨てられないのです。これもひとつの依存の形です。
 
お互いに与えてくれる相手に依存、受け取ってくれる相手に依存、という形で依存し合っているから共依存というのです。
 
 
与える側(自立側/共依存側)は、
・支配したい心
・自分に対して、受け取ることを禁止している
・愛を受け取れないので満たされない
・次第に心が干からびてしまう
 
逆に、受け取る側(依存側)は
・甘えたい心
・自分だけ得したい
・与えると、損した気分になる
・問題を自分の力で解決する自信がない
・次第に自由がなくなってゆく
 
こうなる傾向にあります。
 
 
つまりギブアンドテイクといいますが、与えることと受け取ることのバランスをちゃんととることが大切なんですね。受け取ることが多くて与えていない人が多いですが、逆のパターンつまり与えるばかりで受け取れない人もいます。自分のパターンがどちらかをよく理解しましょう。
 
 
そして、バランスが取れている状態でも「自立」と「相互依存」があります。この二つの違いは、「与えること」「受け取ること」の二つの軸で考えると、与えることも受け取ることも少なく関係が希薄なのが「自立」与えることも受け取ることも多く関係が濃密なのが「相互依存」と言うことができます。
 
あなたは、「依存」「自立」「相互依存」どこにいますか?もしかして「共依存」?
 
関連記事「依存?自立?相互依存?共依存」も参考にしてください。

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ゲシュタルト療法 【げしゅたるとりょうほう】

 

ゲシュタルト療法 【げしゅたるとりょうほう】 (Gestalt therapy)
ゲシュタルト療法とは、フリッツ・パールスが創始した心理療法で、ロール・プレイングや、座席を移りながら対話を行うホット・シートなどを特徴とし、今現在の体験を重視している。人間の非言語的コミュニケーションや呼吸の仕方、体感覚などにも注目し、NLPの元になったことでも知られている。

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