バジル、7月、8月の水やりのコツ

バジルの水やりのコツは、
梅雨時までと、梅雨明け以降で、全く変わります。

このギアチェンジがうまく行かないと、枯らしてしまったり、葉が固くなってしまったりします。

梅雨時までの水やりのコツは、とにかく、本当に水が切れてくるまであげないこと、です。
土の表面が乾いても、内部はまだ湿っているので、あげすぎると根腐れして一日二日で一気に、腐るように枯れてしまいます。参考:梅雨時のバジルの水やりのコツ

一方で、梅雨明けして、7月・8月ともなってくると、毎日暑いですし、バジル葉からの蒸散もかなりの量になります。土の中の水も、根がぐんぐん吸い上げて、あっという間にカラカラになります。

この時期の水やりのコツは、とにかくたっぷりと、です。

しかも、4月から5月頃、土を作った頃に比べて、保水力も落ちてきます。
腐葉土などは朽ちて、栄養分になり、その分土の体積が減るわけです。土が陥没しないのは、土の体積が減った分は、バジルが根を張っているからです。

つまり、見た目の、鉢やプランターの体積は変わらなくても、中身の「保水できる土」の量は減ってきます。(何リットル水をあげたら、下から水が出てくるかを毎日観察して、保水力が落ちていることを確認したことがあります)

暑くなり、水をどんどん必要とするようになる。
しかも、
土の保水量は落ちてくる。

と、くれば、水が切れてバジルがダメージを受ける危険性が高くなってきます。

そもそも、植物は、涼しくなってきた時間帯から、水をしっかり吸って、そして、昼間光合成したエネルギーを使って、成長するものです。要するに成長する時間に、水がないと、そこがうまく行かないわけ。

だから、水やりは朝じゃなくて、夕方がいいんです。

特に暑い日は、私はこんな風にしています。

昼間でも、すでに「てれっ」としていたら、水をやる。
夕方には、必ず水をやる。
夕方「てれっ」としている状態で水をあげた場合、バジルが吸い上げた水の分だけ、プランターの中の水が少なくなっているはずなので、朝、少しだけ(夕方の1/4ぐらい)水を足しておく。

この、3番目の、朝補充することをしておくと、水が切れて「てれっ」としてくるのが遅い、つまり、水の持ちが良くなります。

土の保水力が足りなくなってきて、かつ、毎日暑いときは、試してみてもいいと思います。
(くれぐれも、この方法は7月、8月の方法です。梅雨時には絶対にやらないで下さいね)

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