傷つけることを過度に恐れず、一歩踏み出そう

あづまです。先日、ある本を読んでいたら、オクテ男子についての記述がありました。

お互い気を遣い合って、恋愛が全然進展しないので、手ぐらいまず握ってみて、とアドバイスするのだとか。それでキレられることはないから、と。もし嫌がられたら、素直に謝って引き下がればいいだけの話、と。

日本人の気質として、「相手を傷つけることを怖れる」というものがあると思います。
相手に気遣い出来るのは、大変な美徳。でも行きすぎて行動出来なくなってしまうとしたら、本末転倒です。

交流分析には、「人生脚本」という考え方があります。人は心の内に持っている脚本に従って人生を歩んでいると。その脚本次第で、よい人生にも、わるい人生にもなる。

脚本なので、細かく見ていくと本当に複雑なのですが、今日の話に関係した部分のみ書くと、大きく分けて「勝利者」「敗北者」「非勝利者」のシナリオがあります。

勝利者のシナリオは、チャレンジをし、成功を収めるシナリオです。
敗北者のシナリオは、結局何かに挑戦しても失敗して終わるというシナリオ。

そのときそのときで、うまく行くこともあるし、うまく行かないこともあります。でも、ここで言っているのはそういうことではありません。

勝利者のシナリオを持っている人は、うまく行くまで、粘り強く取り組み、創意工夫をし続けます。そして結局、心の内にある、思い込み通りに、勝利をつかむのです。
敗北者のシナリオを持っている人は、どこかで、自分が失敗することが「当然だ」と思っています。だから無理めの課題に、十分に準備せずに飛び込んだりして、自分が「失敗する」ことを、どこかで証明しようとしています。単にその時失敗したというのとは、少し意味が違うのです。

そして、ここからが今日の話の本題なのですが、
交流分析の教えによれば、多くの人が「非勝利者」のシナリオを持っている、のだそうです。「非勝利者」というのは、平たく言えば「可もなく不可もなく」という人生を送るということです。

自分が納得して生きていければ、それはそれで、いいと思うのですが、この「非勝利者」のシナリオの支配が強くなりすぎると、リスクを取らず、大失敗をしない代わりに、成功もない、という道を行きがちになります。

恋愛において、この、非勝利者のシナリオが出てきてしまうと、
そうです。

親切にはするし、相手の気持ちもくみ取るし、いいやつなんだけど、
一歩踏み出して、相手を自分のモノにする、みたいな力強さが、

欠けている。

友達で終わっちゃう。

そういう展開になりかねない。

傷つけることを怖れずに、一歩前に出よう。
いま、相手がいない人、みんなに伝えたいこと。

がんばれー。

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