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フォトエッセイ集:成立:ご支援ありがとうございます。

azuma-face200あづまです。こんにちは。

昨日、珠帆美汐フォトエッセイ集「Sleeping Eros」制作のクラウドファンディングプロジェクトが、めでたく成立、となりました。(プロジェクトのページはこちら

ここまでのご支援、まずは感謝申し上げます。

ここから、つながり写真を集めて編集したりと、まだまだ本編も制作過程にありますので、色々やることはあるのですが、ともあれ、ひとつの仕事として成立したので、嬉しく思っています。

少し、今の時点での思いを書いておこうと思います。

まず、ほっとした、というのはあります。
それから、理解して支援してくださる方がいて、よかったという想い。

でも、誤解を怖れずに正直に言うと、自分の中でも「よくこんなものが成立したな」という想いも、まだまだあるんです。

「こんなもの」というのは、こんな価値のないもの、という意味では、もちろんありません。

企画段階から、訴えたい思いは明確でしたし、いや、企画前から、私と珠帆美汐さんが、わりとずっと、共通して持っていた人生のテーマ、世に訴えたい想い、みたいなところから始まっていますから、企画のための打ち合わせが始まる前から、ある意味、理念・理想は明確でした。

手段が、写真集(フォトエッセイ集)というところは、直感を開いてアイデア出しをして、そこにたどりついたものの、正直自分たちにやりきれるかどうか、確信はありませんでした。

やれるだけやろう、ということで、事前にかなり撮影方法や光の当て方などの検討をし、本気で写真撮影に臨みました。その結果、自分でも思った以上にきれいな写真がバンバン撮れて、「あれ、意外とやるじゃないの自分」と思ったのは事実です。

そして、珠帆美汐さんに文章を書いてもらったら、これ、ご存知の方は当然と思われるでしょうが、やはりさすがの名文で、迫力のある言葉たちになっていました。

このあたりまで来たときに、出来上がる物のクオリティーについては、何とかなるだろうと思い始めました。

でも。

ふつう、写真集と言えば、グラビアアイドルの水着写真集とか、ヌード写真集とか、そういうのが商業的には大きなかさを占めているものです。

心理的なテーマを扱ったフォトエッセイ集など、あまり、前例がないですし、手本もありません。
どれだけ「ちゃんと出来ているはずだ」と自分に言い聞かせても、「伝わるのか?」「理解されるのか?」という疑問は、ずーーーーーーっと消えませんでした。

いや、プロジェクトが成立した今でも、その感覚が、まだあります。

 

しばらく、この感覚とは、じっくりお付き合いすることになりそうです。

 

ただ、支援してくださった皆さんを、疑っているわけではないので、それだけはお伝えしておきます。これまでも、私自身よりも先に、私の価値に気がついてくださった方に導かれて進んできた経験が、たくさんあります。

今回のことも、そういう話かもしれない、と思いながら、
でも、完全に消化し切れていない自分もいる、というのが、正直なところなのです。

 

まずは、成立までのご支援を頂きましたので、ここからは、完成まで、仕事の中身に没頭して、本気でいい物を作り上げたいと思います。

ありがとうございました。
そして、
完成まで見守っていてください。
よろしくお願いいたします。