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性癖を直す(8)|恋愛ドクターの遺産第2話

それから一週間後、ドクターがなつをを呼んだ。

「なつを君、まいくんの奥さまから手紙が来ているよ。」
「へぇ、そうなんですね。何ておっしゃっているんですか?」
「あれからすっかり、まいくんは奥さまを女として見ることができるようになったって。」
「えーっ、すごい・・・そんなことが起こるんですね。でもなんで、そういう変化が起きたんですか?」

「そうだね、学説ではなく、カウンセリング現場の知恵的なものですが、奥さまに対して感じるエネルギーと、『女』に感じるエネルギー、この場合は、鎖骨にほくろがあって性的に興奮する感じという意味ですが、それが、バラバラに解離してしまっていたのを、統合したわけです。これをすると、奥さまに対して感じなかった『女』を感じられるように変化することがあるんです。」

「そんなこと、あるんですか?」なつをはまだ信じられない気持ちでそう訊いた。
「そうですね。あります。」ドクターは淡々と答えた。
「今までも、そうやって解決した問題って、あったんですか?」
「えぇ、時々ありますよ。性的な嗜好の問題に関しては、よく使う技法です。」

なつをは、変えられるとはとても考えられなかった、性的な嗜好が、こんなにも簡単に変えられてしまうことに驚き、衝撃を受けた。

(人の生理的なもの、本能的なものまで、変えることが出来てしまうんだ・・・)スゴイと思う半面、本人の知らないところでこのスキルが使われたらと思うと恐ろしくもあった。

「なつを君、たい焼き食べませんか?」
「へ?たい焼き?」
「たい焼き、美味しいですよ。」
ドクターはまだほんのり温かいたい焼きを出して、自らひとつ取り、なつをにもひとつ勧めた。

「あぁ、じゃあ、いただきます。」
なつをはたい焼きを食べながら、先日のドクターのワークを思い出していた。確か、右手と左手に、それぞれ別の女性から感じるエネルギーを載せて、それを寄せていって合わせたのだった。あんな単純なワークでこんな大きな変化を起こせるなんて、未だに信じられなかった。

「そうそう。」たい焼きをかじりながらドクターは言った。「まいくんの奥さまからの、丁寧なお礼の手紙、読んでみますか。」
「はい、読ませてください。」
前略
恋愛ドクター A先生。
主人のカウンセリング、本当にありがとうございました。私達夫婦ふたりでは、どうにも行き詰まって解決の糸口が分からなくなっていた問題でしたので、本当に助かりました。
主人も、先生の、お噂通りの問題解決力に、感服しております。お恥ずかしい話ですが、女として見られなくなったと感じてから、本当につらく長い日々でした。それでも、主人は人間的に尊敬できる部分も多いし、家族のために働いてくれていますから、別れるという道は、考えたくなかったのです。
このような形で、みんなが幸せになる方向に解決できて、本当に良かったと思います。私自身も、女として求められるという体験を取り戻すことが出来て、日々、幸せを感じています。主人も、自分の中の「得体の知れない」感覚が消えて、私に気持ちが向かうようになったことで、「そんな自分が好きになった」と申しております。
何とお礼を申し上げてよいか分かりません。近々、私自身も、お話しさせて頂くかもしれません。このたびは、本当に、ありがとうございました。

草々

きれいな字で、手書きで綴ってある手紙だった。

なつをは手紙を読んでいるうちに引き込まれて、たい焼きを食べる手が止まっていたようだ。かじった端が、少し乾いて固くなっていた。
第五幕 妻

それから一週間ほど経って・・・

「先生、どうして解決したのに、まいくんの奥さまがいらっしゃるんでしょうか?」
「さぁ。解決したというのは、こちらの勝手な思い込みなのではないでしょうかね。」
「では、何かまだ問題があるということでしょうか。一体何が?」
「なつを君、それはご本人がいらっしゃったときに聞けば済む話です。聞けば済む話を勝手に推測しない!」

また怒られた。なつをは思った。勝手に妄想して、勝手に推測して、ついつい先生に色々質問してしまう。いつもの悪いクセだ。先生のこの落ち着きを、1割でも自分にほしい、そう思った。

「なつを君、そろそろみきさんがいらっしゃいますよ。」
「みきさん・・・えぇと・・・」
「まいくんの奥さまです。」
(つづく)

性癖を直す(6)|恋愛ドクターの遺産第2話

「先生、依存症は、マイナス感情を持っているのに、それにフタをして、強い刺激を求めることで生じる。これは、心理学の本にも書いてありましたし、先生もおっしゃってましたよね?」なつをは例によってドクターを質問責めにしていた。
「まあ、一般的にはそうです。」

「でも、まいくんの場合、マイナス感情を解消するだけではダメなんですか?」
「まあ、たぶん、放っておいても、ある程度は自然に解消していくんじゃないかとは思うんですけどね。念のため、です。ちゃんと取り扱ってあげた方が解決も早いし、トラブルも少なくなります。」

「はぁ・・・」

「この際だから、依存症の出来る仕組みについて、ちょっと覚えておいて下さい。依存症というのは、喜びを感じる『正しい』感覚、というか正しい仕組みが機能しなくなって、その代わりに、社会的、あるいは健康的に問題のある方法で喜びを得ようとしてしまう状態のことです。」ドクターは早口で説明をした。
「社会的に・・・なるほど・・・」なつをは先生の考えについていくのがやっとだった。
「たとえば私たちは、美味しいお寿司のお店に入ったとします。食べて美味しかった、楽しかった。そういう体験をすると、またそこに行きたいと思います。」
「そうですね。」
「これは、自然な反応です。」
「はい・・・」
「喜びがあると、またその方法で喜びを得ようとする、というのが、我々人間の本能です。」
「そうですね。」

「確かに、依存症の背景には、たとえば幼少期の愛情飢餓や、何らかの心理的ストレスなどがあって、そこに、強い喜び、強い刺激が入ってくることで、その刺激に依存してしまう、という構図があるのは事実です。ですが、シンプルに、美味しいお寿司をもう一回食べたい、というのと同じような『その喜びをもう一度得たい』という基本的な反応も、そこにあるのです。」

「なるほど。では、まいくんの場合、過去のマイナス感情や愛情飢餓とは別に、女性の鎖骨にほくろがあって、それで・・・何か性行為というか、そういう喜びを得た経験があるから、それをもう一度得たい、という欲求が生まれている、ということなんですね?」

「そういうことです。そちらの、喜びをもう一度得たい、という欲求の方も、ちゃんと取り扱ってあげることが大事なのです。」

「でも先生、それって、どうやって消すんですか?」

「消しませんよ。」

「えっ? では、どうやって・・・」

「もうすぐまいくんがいらっしゃいますから、まあ見ていてください。」

「はい!」
ドアをノックする音が聞こえた。まいくんが来たのだ。「どうぞ」ドクターが答えると、まいくんが入ってきた。前回のセッションの時よりも、ずいぶん表情が明るい。

「先生、こんにちは。よろしくお願いします。」
「こんにちは。まいくん。今日もよろしくお願いします。元気そうですね。」
「はい。おかげさまで。ずいぶん気持ちが軽くなりました。」

まいくんが着席すると、ドクターは質問を始めた。
「奥さまとはどうですか?」
「一度、してみたのですが、まだなんとなく、やっぱり・・・ほくろもないですし・・・」
「なるほど、やっぱりまだ、奥さまを女として見る感じには・・・」
「なっていないです。」

「今日は、そのあたりを解決していきたいと考えています。」
「はい。ぜひお願いします。」まいくんは、ぺこりと頭を下げた。

そのあと、いくつか状況の確認のための質問をしてから、ドクターは本題に入った。

「では、これから、統合のワークをしたいと思います。」
「はい・・・?」
「まあ、分からなくても大丈夫です。順に誘導していきますので。」
「お願いします。」
「まず、鎖骨のあたりにほくろがある女性を目の前にしたときの感覚を思い出してみてください。」

「えぇと・・・はい。」まいくんの頬や、首のあたりがほんのり赤くなった。
「右手をこのように出して、そのときに感じる感情のエネルギーを、その手の上に載せてみたとイメージしてみてください。」ドクターは右手の手のひらを上にして、自分の前に出して見せた。
まいくんも同じように右手を目の前に出した。そして・・・手の上には何もないのだが・・・その手の上にあるエネルギーを想像しているようだった。しばらくして言った。「はい。」
「そのエネルギーに色や形があるとしたら、どんな色や形ですか?」
「えぇと。明るい赤紫色、ですね。まるくて、でも少しドライアイスの煙みたいに、輪郭がモヤモヤしています。」
「なるほど、赤紫で、丸くて、輪郭がモヤモヤしている・・・」
「はい。」
「温度や感触はありますか?」
「えぇと・・・生暖かい感じで、なんか、エロいというか、独特の感じがします。」

(つづく)

性癖を直す(1)|恋愛ドクターの遺産第2話

第一幕 メール

ゆり子は、手元にプリンターから出力した「資料」を1センチメートルぐらいの厚みに積み上げていた。夫との関係を修復するために、インターネット上から情報収集したもののうち、役に立ちそうだと思った記事をプリントアウトしたものだ。

(厳選したけれど・・・それでもこんなに沢山あるのか・・・)

この「資料」は、A4サイズの紙で、脇から色とりどりのふせんがはみ出ている。ゆり子は、一度は「もう無理」と思って夫との関係改善をあきらめたけれど、恋愛ドクターのノートを読んでいるうちに、ふと心が軽くなって、夫にしがみつく気はないけれど、やるだけやってみるかな、という気持ちになっていた。

ゆり子は、夫宛に、久しぶりに長いメールを書いた。これまでは「ごはんいる?」「何時?」みたいな、メールと言うよりチャットのような短文や挨拶文だけのメッセージが多かったので、少し時間がかかった。

幸雄さん
こんにちは。最近会話がなくなってしまったから、こうしてメールを書くのも少しヘンな感じです。今日もお仕事大変ですね。お疲れさま。いつも、家族のため、そして社会のために働いてくれてありがとう。
今日は、さくらが、お友達と一緒に遊ぶときに、上手にリーダーシップを発揮していた、とリナ先生に褒められました。親にとってはいつまでも小さい子ども、と感じるけど、少しずつ成長しているみたいです。
ごはんは、いつも通り用意しておきます。体に気をつけて、今日も頑張ってね。
さくらは幼稚園児。ゆり子たち夫婦の一人娘だ。ゆり子はこのあとさらに、過去の楽しかったこと・・・具体的には幸雄さんと一緒にディズニーランドに行った思い出や、一緒に行った温泉の話など・・・を続けて書いていたのだが、なんとなく違和感があって、今回は送らないことにして削除した。ネット上の「男女関係修復のテクニック」の中には、「ふたりが楽しく過ごした頃の思い出の話をする」というアドバイスもあった。そのページには何枚もふせんが貼られ、蛍光マーカーで線が引かれていた。
(でも・・・)ゆり子は、マニュアル通りに行動することに、なぜか違和感を感じていて、結局今現在の、夫への感謝の言葉と、さくらの近況報告だけを送ることにしたのだった。

幸雄からは、1時間ほどして返事が返ってきた。

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恋愛ドクターの遺産(7)サンドバッグの結論3

「なるほど・・・奥さまも、感情的になるのを抑えられない自分自身を、自己嫌悪されていたのですね。」
「そのようでした。でも、そうやって話を聞いていたら、突然抱きつかれたんですわ。」

「おぉ!それはおめでとうございます。」

なんて脳天気なんだ、となつをは思った。奥さんが苦しんでるのに、抱きつかれておめでとう、って。
しかし、こばやんには響いたようだ。

「そうなんです!ありがとうございます!」

「それで、奥さまは何て?」
「泣きながら、『もう一度やり直したい。』て。」

「そうですか。それはよかったですね。」
ドクターは握手の形に、右手を差し出した。こばやんもその手を握り、ふたりで固く握手を交わした。
なんか、男同士のノリだな、となつをは思った。女性からすると、まだ完全に解決していないのに、ちょっと喜ぶのが早すぎるし、ノリが軽すぎると感じるが、一方で、うらやましくもあった。

「でも先生、これでスタートラインだと思っているんですが。」
「まあそうですね。希望の人生への、スタートラインですね。」
ふたりはわはは、と笑った。

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彼が出会い系にハマってます。その心理から解決策まで(動画)

心のコンサルタント|恋愛セラピスト あづまです。

彼が出会い系にハマってしまって、ショックを受けている、そういう相談を受けることがあります。

そこで今日は、出会い系にハマってしまう心理と、その解決策について動画で解説したもののまとめをご紹介します。

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「浮気されやすい女性の共通点と…」へのツッコミ

心のコンサルタント|恋愛セラピスト あづまです。
こんにちは。

恋占ニュースに
浮気されやすい女性の共通点と「彼の浮気」を止めるコツ3つ」という記事が掲載されていまして、的を射ている部分もあるんですが、一方この記事読んでもきっと解決しないだろうな・・・と感じる部分も多々あるので(まあ読みものなので、あんまりガチで書くと読む人がいなくなるから、難しいのは分かってますが)、ここはひとつ、あづま流で、では本当の問題と本当に大事な解決策は何なのか、を書いてみたいと思います。

まずは、引用ですが。

◆浮気されやすい女性の共通点はコレ
新しく恋をしても、毎回浮気される女性には共通点があります。彼の浮気に悩まされている人はまず、以下に当てはまるものがないかチェックしてください。

・追われる恋愛より追う恋愛が好き
・友達が少ない
・自分に自信がない
・恋愛体質
・情緒不安定
・束縛・嫉妬をする
・世話好き、尽くすのが好き
・恋人ができると彼中心の生活になる

上記の特徴が多いほど浮気されやすいタイプ。心当たりがあるようなら、少しずつでいいので改善していきましょう。

さて。チェック項目としては、なかなか鋭いと思います。
但し、チェック項目は「原因」ではないので、それを「意識的・直接的な取り組みとして」やめようとしても問題は解決しないでしょう。たとえば、「束縛・嫉妬をする」のを「意識的にやめる」というのでは、解決になっていない、という話です。

何か、本質的な取り組みをした結果、
「束縛・嫉妬を、全然しようと思わない自分に進化した」というのなら、解決になります。

大体、「追われる恋愛より追う恋愛が好き」なんて特に、追われる恋愛を「好きになろう」という、「意識的・直接的な取り組み」には無理がありますよね?

さらに、浮気されない女になるための取り組みとして、当該記事では、
・自分をしっかり持つこと
・男を飽きさせない
・放っておけない雰囲気を出す

と、ありましたが・・・微妙です・・・

「筆者は元カレの一人に「浮気したら冗談抜きで去勢手術してもらうから」と釘を刺したことがあります。」とも書かれていますので・・・余計なお節介かもしれませんが、この筆者の方、いま幸せなんでしょうかね・・・

「自分をしっかり持つ」
これはね、まあまあ当たってると思います。
というか、この筆者の方から見たら、浮気されることの多い女性が、自分を持っていないように見えるってことでしょう。でもさ。「自分をしっかり持とう」という努力ってどうやるんでしょうね?

私なら、こう言いますけどね。

あなたは、他人を目の前にすると、(1)自分の気持ちを感じることと、(2)相手の気持ちや考えを察することと、頭の中は、どっちが優勢になりますか? (2)相手の気持ちや考え でいっぱいになるんじゃありませんか?

それは、相手の気持ちに対する共感力だったり、思いやりだったり、あなたの良い面でもあるけれど、出会いに関して言えば、自己中心的な男性を引き寄せやすい要因になります。

毎日、自分が何を「感じているか」、自分の気持ちを感じるトレーニングをしてください。
そして、できるようになったら今度は、自分の気持ち(「考え」ではなく!)を言葉にして相手に伝えるトレーニングをしましょう。

日頃から、それができるようになったとき、自己中心的な人はあなたに寄りつかなくなっています。

と、こんな感じで言いますね。

元々、交流分析で言うとFC/ACの傾向でACが強い人が、相手に合わせる考え方になっていて、そのことが「自分がないように見える」という形で表に現れているんですね。なので、FCを高める(=自分の気持ちを優先する)ことがまず大事、ということになります。本当はCPも高めないといけないんですが、実はそれは、次の項目と関係してきます。

「男を飽きさせない」

これは、意味が分からないでしょう。
変化の例として、外見と新しい趣味があげられていました。

いや、それ、全く的外れだと思います。

自分を変える、とか言って、新しい趣味を始めることと、ファッションを替えるだけしか変化がない女性だったら、私なら、変化してないのと同じと思ってしまいます。浮気するとかより、そもそも、あんまりつき合いたいとは思わないかなぁ・・・

長い目で見て、よいチームメイトになっていける人じゃないと、一緒にいようと思えないですから、目下とり組んでいることに関して、情報収集し、他人のアドバイスをもらい、実践し、自分で考え、そうやって成長していく、という姿勢があるかどうか。これが一番だと思います。

たとえば、結婚したばかりの女性で、専業主婦だったとして、料理があんまりうまくなかった。まあそれは未経験だから仕方ないですが、そこから、毎日の実践で成長し、上達していく。それがあるかどうか。真剣に主体的に取り組まないと成長しないですからね。

仕事もそうです。いつも同じパターンの愚痴を言っているとか(おまえは成長ないのか?って思ってしまう)。職場に問題があることも、当然あると思いますが、その環境の中で、いやその仕事を辞めることも含めて、自分はどうするのか、ということを真剣に考え続けていれば、変化、成長はあるはず。

目の前にある物事に真剣にとり組み、前進していく。まあそういう部分が、全然足りてないと、相手からも飽きられると思うんですよね。いや、あきれられる、の方が正しいかな。それを疎かにしていて、趣味と外見を頑張っても、ズレすぎてます。

そしてもうひとつ大事なこと。私の書いた上の文章を読んで、「彼に言われたことは一生懸命やって、成長するように努力しています」と思った人は要注意です。それじゃ、イマイチダメなんですね。ここが大事なところです。

×彼の期待に応えるように頑張る
○自分の期待に応えるよう頑張る

違い、分かりますか?
自分の可能性や自分の成長について、自分が、自分に対して「こうあるべき」と思う方向に頑張る、ということなんです。自分の内側にある理想像に向かって、成長する、ということなんです。

同じ「成長」でも、相手に気に入られようとして頑張るのは交流分析で言うとAC、自分がどうなりたいかという理想に基づいて頑張るのはCP。心理学的には大きく意味が違うんです。

「放っておけない雰囲気を出す」

これ、言いたいことは何となく分かります。
浮気される女性のパターンとして、彼にべったり依存している女性を多く見たのでしょう。それで、もう少し「私だって、あなたが適当なことするなら、別の候補がいるのよ!」ぐらいの強さを持て、と言いたいのだと思いますが、それだと、単なる駆け引きです。

「駆け引きするのはあまりオススメしませんが、」と書いておきながら、駆け引きのことしか書いてないのは、何かの悪い冗談なのか・・・

私なら、こうアドバイスします。
自分の、社会の中における価値を大切にしましょう。仕事なら仕事。それをしている自分に価値があると。友達との関係。それ以外の活動。自分がやっていることを大切にすること。そして、自分が心から大切にしたいと思わないことは、他人に流されたりせず、ちゃんと断ること。

自分が大切にしていることを、ちゃんと自分で守る。それが、自分に自信を持つことだし、自分を大切にすることです。

そうやって、恋愛以外の活動を充実させなさい。逆説的だけど、その方が恋愛が充実します。
彼に対して「あなたのことが大好きだけど、仕事も、このボランティアも、友達も、私にとって全部大切なの。忙しくてごめんね♪」という姿勢で接することができるようになる、ってこと。

以前、ルールズって本が流行ったとき、木曜日までしか週末のデートの申込は受けない、って書いてあったけど、金曜日の申込を断って、週末一人寂しくしているのだったら、全く意味がないですからね。本当に、仕事も生活も充実させることが大事。

さて、ここまで読んで、
仕事を充実させているし、自分の活動を大切にしているし、そこで成長もしていると思う。
でも、恋愛の方はさっぱり・・・という人からの質問が出そうなので、先回りして書いておきます。

そういうあなた、むしろ恋愛が遠のいていないですか?
浮気する男も寄って来ないけど、浮気しない男も寄って来ない、ってなってません?

この記事の対象は、先に引用したこれらの条件に当てはまる人。
・追われる恋愛より追う恋愛が好き ←依存傾向ってこと
・友達が少ない  ←彼に一極集中しやすい
・自分に自信がない  ←ジコチューに好かれる
・恋愛体質    ←要は依存傾向ってこと
・情緒不安定   ←不安定な人は恋愛依存になりやすい
・束縛・嫉妬をする  ←これは依存傾向の症状
・世話好き、尽くすのが好き  ←依存傾向
・恋人ができると彼中心の生活になる ←依存傾向

ざっと見て分かるとおり、依存傾向ってことです。

自分の意識が、あまりに恋愛と関係ないことにばかり向きすぎている人は、この記事の解決策は、まったく当てはまらないですから、お気をつけ下さい。

ではまた!

遠距離不倫で悩んでいます。このまま続けていっていいのでしょうか2?

遠距離不倫で、彼は奥さんと私と、どっちつかずの態度。
このまま待っていても、ずるずる行ってしまいそうで・・・続けていっていいのでしょうか?

そんな相談に、あづまが答えます。

残念ながら、そもそも、不倫とは、実る確率が低いものなのです。以前アップしたこちらの記事もご参照下さい。
彼が「妻とは終わっている」と言ったとき、その不倫が実る確率を求めよ。

そして、第1回の回答はこちら

今回、第2回目の回答(動画)は、本質的課題と、解決のための取り組みを中心に語っています。

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遠距離不倫で悩んでいます。このまま続けていっていいのでしょうか?

遠距離不倫で、彼は奥さんと私と、どっちつかずの態度。
このまま待っていても、ずるずる行ってしまいそうで・・・続けていっていいのでしょうか?

そんな相談に、あづまが答えます。

残念ながら、そもそも、不倫とは、実る確率が低いものなのです。以前アップしたこちらの記事もご参照下さい。
彼が「妻とは終わっている」と言ったとき、その不倫が実る確率を求めよ。

さて、あづまはどう回答しているのか?
第1回目の回答(動画)は、展開予想を中心に。

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