こんにちは、あづまです。
さて。
ある夫婦のお話。
妻は、婚外恋愛しています。
こそこそ不倫している、
というのとは、ちょっと違いまして、
堂々と、夫に公言して、
(夫とはセックスパートナーは解消)
婚外恋愛をしています。
これって、
夫婦破たんしている、って言うんですかね。
いえいえ。
いつも、ハグしてくれるらしいです。
子育ても、一緒にとり組んでいます。
家族としては、本当に、
信頼し合っているふたりです。
円満夫婦と言ってもいい。
と、ここまで書くと、
うんうん、
(私がそういう関係を作るかは別として)
そういうのもアリだよね。
最近は、そういう風に考える人が、
随分増えてきたようですね。
でもね。
ちょっと、考えてみて。
男女を逆にして。
今度は、ある仮想の夫婦のお話。
夫は、婚外恋愛しています。
こそこそ不倫している、
というのとは、ちょっと違いまして、
堂々と、妻に公言して、
(妻とはセックスパートナーは解消)
婚外恋愛しています。
これって、
夫婦破たんしている、って言うんですかね。
いえいえ。
いつも、ハグしてくれるらしいです。
子育ても、一緒にとり組んでいます。
さて、
あなたは、
どう感じましたか?
そういうのもアリだよね、
って思いましたか?
私は少なくとも、
違う印象を持ちました。
文章、まったく同じなんだよね。
夫と妻を入れ替えた以外は。
最後の「円満夫婦と言っていい」というところは、
決めつけてしまうので、一旦削除しましたが。
でもなんで、
違う印象なんでしょうか。
夫が妻に公言して、
婚外恋愛をする方は、
なんか、ひどい奴な感じしません?
これね、
男女の違いの問題じゃないよ。
実はね。
男性は、一般的なイメージで、
自分が決めたら妻の言うことはあんまり聞かない。
という印象があると思います。
それと関係していると思う。
「妻が公言」と、
「夫が公言」の、
印象上の違いは、
妻が夫に公言した場合、
夫は反論する力も意志もあるが、
夫が妻に公言した場合、
妻は不本意ながら従っているかもしれない、
という風に思えるところ、
じゃないかな。
男女の違いについて、
議論したいわけじゃないです。
論点を明確にするために、
男女を入れ替えて考えてみたわけ。
つまりね、
公言して、婚外恋愛する、
ということが、
人道的である、
倫理的である、
人の道に叶っている、
と、言えるためには、
相手にも反論のチャンスとか能力とかがあり、
そして、こちらの意見だけではなくて、
相手の意見もちゃんと取り入れて、
物事を進めていく、
という前提があります。
これが、合意、というものです。
何かの権力で圧力をかけて、
無理やり従わせるような状態では、
相手との「合意」を得たとは言わない。
そうですよね?
そして、
今の貨幣経済の社会においては、
家庭内において、
金を握っている方が強い。
みたいに、なりやすいのも、
悲しいですが、ある意味事実です。
さて。
冒頭のご夫婦(実在の方ね)、
実は、珠帆美汐さんのご夫妻です。
旦那さんの方がむしろ専業主夫で、
珠帆美汐さん(たまちゃん)が一家の大黒柱で、
稼いでいる方なんですね。
てことは、ですよ。
夫さんは、たまちゃんの言うことを聞かなかったら、
別れられてしまって、生活していけないから、
しぶしぶ、従ったかもしれないじゃないですか?
(あくまで、可能性の話です)
まさに、自分の経済力を背景に、
妻に無理やり公言して、
堂々と不倫公認の既成事実を作り、
妻の気持ちを踏みにじって外に女を
作り続ける、ひどい夫の、
男女逆バージョン。
になっても、おかしくない関係性です。
でも。
私が、珠帆美汐さんを信頼しているのは、
ここから書く理由があるからです。
たとえ、自分の方が稼いでいても、
絶対に、相手を下に見ない。
丁寧に、何年も、話し合いを続けて、
その結果として、今の関係がある。
相手が納得していないのに、
こちらの意見だけを無理やり通そうとしたり、
何か、お金とか大声とか暴力とか
(いや、華奢でお美しい女性なので、暴力には迫力が
ないと思いますが・・・おっと関係ない話でした)
そういうもので、相手を従わせようとか、
そういうことは、もっとも嫌っていますし、
絶対にやらない人なんですね。
そこが、私が彼女を本当に信頼している、
ところなんです。
(ほかにもいい点はいっぱいありますけどね)
あのね。
今日の、この話。
なんで、わざわざメルマガに書いたかっていうとね、
今度、札幌では、
「運命の相手にだけ出会う 恋愛心理学ワークショップ」
を、たまちゃんと一緒に開催するわけです。
運命の相手を見つけよう。
当然、どんな相手がいい?
って話になったときに、
浮気しない人がいい。
一対一で、信頼し合っていきたい。
そういう方向を望む人が多いよね?
(まあ当然だと思います)
で、その講座の共同主催者の私が(たまちゃん談)、
婚外恋愛公認の夫婦関係をやっている、
って、ツッコミどころになるよね?
というたまちゃんの意見もあって、
そこは、
隠したり、
ごまかしたりせず、
なんで、それでもあづまが、
たまちゃんを、パートナーシップについて考える
講座の共同主催者として、信頼しているのか、
堂々と書いた方がいい。
こないだね、
ふたりで打合せをしていて、
そういう結論になったわけです。
なので、
今度の、運命の相手ワークショップ。
もしも、
「私は一夫一婦ではなく複数の関係を基本にしたい」
という人がいたとしても、
それはそれでOK、
というスタンスで行きたいと思います。
ただね、ひとつだけ言っておくと、
一夫一婦よりも、難しいからね。
夫婦の運営が。
それだけ、細やかなケアと努力が求められるから。
安易にやろうという人にはオススメしない。
たとえばね、
たまちゃんは、この間こんなこと言ってた。
「私が婚外恋愛をしている動機は、
夫への恨みとか不満とか、
そういうものではない、ということは、
自分で何度も確認したはずだった。
それは、その通りだと思うけれど、
先日、夫への不満とか恨みとか、
そういう気持ちが、わーっと出てきたことが
あって、
『ああ、まだこんな気持ち持ってたんだ』
って自分で驚いた。」
と。
これ、どういう意味か分かります?
「私が婚外恋愛をする動機は、
本当に、夫への
当てつけとか、
腹いせとか、
復讐とか、
そういうものではない。
と、言い切れるだろうか?」
そうやって、
厳しく、自問し続けているんですね。
(実際、女性が浮気する場合の一定割合は、
夫に浮気されたことへの怒りが動機になっています)
やりたいからやる。合意とればいいじゃん。
みたいな浅い話じゃないんです。
「自分は、間違った動機で、
この行動を選ぼうとしているのではないか?」
そう自問し続ける。
その、厳しい姿勢がある。
だからこそ、
最終的には、
相手にも、受け入れられるのだと思います。
正直、私あづまが夫の側の立場だったら、
妻が自由恋愛させてくれとか、
容易に受け入れられないですよ。
相当の葛藤があると思う。
そして、そのとき妻の動機が、
自分への
当てつけとか、
腹いせとか、
復讐とか、
あるいは単純に、
やりたいからやる。
みたいな、浅い覚悟から出たものだったら、
その瞬間に、信頼崩壊です。
だからね。
複数関係を持つって、
より、自分に厳しくないといけないの。
簡単じゃないんだよ。
ということで、
安易にマネする人が出てこないように、
釘を刺しておきます。
でも、
ここまでちゃんと考えて、
ちゃんと対話して、
進める気があるのなら、
それは、立派な道だと思う。
単純に、
婚外の関係を持ったから悪、
みたいな裁き方はしたくない。
と、私は思います。
まあそんなわけで、
たまちゃんと、
一緒に講座を開講することが、
楽しみなんです。
念のため、最後に補足しておきますが、
「一対一でずっと向き合って、愛し合っていきたい」
という方向で、パートナー探しをする人も、
も ち ろ ん !
大歓迎ですからね。
今日はココまで。
ではまた!
【運命に相手にだけ出会う 恋愛心理学ワークショップ】
札幌 5/7-8 東京 5/28-29 プライベート:随時
心理学に基づいた引き寄せの法則。
電波とか波動とか言いません!
自分だけのベストパートナーを見つける取り組みをします。
東京も札幌も、お知らせはこのページ。
http://www.556health.com/sp/bestpartnerwsnov/
ピンバック: 婚外恋愛について反論が来ました。であづまはどう答えるのか? | 心のコンサルタント あづまやすしのサイコロジーな毎日