あづまです。
最近だいぶ、セクシャルマイノリティーへの理解が進んできたように思います。それと同時に、もう少し性的な面での多様性を認める必要が出てきているようにも感じます。
LGBT未満の人。
男の中の男、ではない。
女の中の女、ではない。
ことは分かっているけれど、じゃあ(生物学的性が女として説明していくと)、
女(ストレート)でないなら、レズビアンなのか。
いや、そういうことじゃない。
LGBTという言葉が浸透したことで、理解を得た人も増えたけど、
そういう枠組みでも、しっくりこないと感じる人もいる。
私も男女問題を扱っているので、時折、そういう相談を受けることがあります。
で、思っているわけ。
今後、LGBT未満の人を理解する言葉が必要になる、と。
そんなこと思っていたら、こんなニュースが。
ジョニー・デップの娘リリー・ローズが、自分のセクシャリティーのあり方について「男性も女性も(相手次第で)好きになる」→セクシャル・フルイディティーであることをカミングアウトした、そうです。
記事はこちら。
http://by-s.me/article/193588586432959670
名前をつけると、分かりやすくはなるけれど、
名前が付くことで、ステレオタイプに当てはめてしまいやすくなる。
あなたは男性?女性?
え?違うの?
じゃあ、Lですか、Gですか、Bですか、Tですか、どれですか?
って考える時点で、既にステレオタイプにはめてしまっている。
本当は、ストレートの女性とLとBの真ん中へんかなぁ、みたいな人だっているわけですから、そうやって考えていかないと、人間の個性って理解できないと思うんですよね。
セクシャルマイノリティーのことばかり考えて生活している人は多くないので、「思考のエネルギーを節約する」とどうしてもステレオタイプ的思考になりやすいんですが、ここぞ、というときには、ちゃんと思考にエネルギーを注いで、よくよく理解する、ことを努力したいものです。
まあ、そもそも、典型的な、男の中の男っているのか?
そしてそもそも、典型的な、女の中の女っているのか?
という問いも、意外と難しい問いだと思うけれど。