心のコンサルタント|恋愛セラピスト あづまやすしです。
珠帆美汐 フォトエッセイ集「Sleeping Eros」にかける想い。
このフォトエッセイ集は、表面的には「美」をテーマにしていますが、単に、子供の頃から造形が美しくて、「美人扱い」「可愛い子扱い」されてきた人の美しさを表現するようなものでは、まったくありません。
(美人には美人の苦労があるのは分かっているつもりですが)
どちらかというと、願っても願っても、叶わなくて、
むしろ、世界を呪いたいぐらいの気持ちも経験して、
それでも、願わずにはいられない人生の悲願としての「美しさ」。
そしてそれに向かっていく怖さと苦しさ。
そんな、苦悩を表現したいと考えています。
だから、上の表紙画像も、明るく爽やかで「あー可愛いねー♪」みたいな写真を選んではいません。本の中にはもちろん、苦労の末たどり着いた「あー可愛いね」的な姿形も、収めていますし、それも、大事なことだと考えていますが、
しかし、本当に表現したいのは、あきらめない心、望みは必ず叶うからと、求め続ける心、拗ねたりいじけたりせず、自分と向き合い続け、少しずつでも前進する心。
怖いから「どうせそれを手に入れても幸せじゃない」と、イソップの「すっぱいブドウ」のように、最初からあきらめるのではなく、
怖くても、その怖さを抱きしめつつ、前に進もうとする心。
そんな心を、表現してみたいと思っているんですね。
珠帆美汐さんと同じように、苦しみつつも、自分らしく生きるために前に進もうとしている人、もがこうとしている人の勇気になるような「苦悩」を表現したいと思っているんです。
単なる「ワーキレイ」の絵ばっかり載せる写真集にはしません。
いま、編集中の絵が、少しずつ出来上がってきているのですが、たとえばこれ。
フォトエッセイ集としての表現としては、ギリギリですかね。
ネガティブページです。
珠帆美汐さんとも相談して、あえて「美しくない」過去や、ドロドロした心の内側も、表現しています。
彼女も、本気で、さらけ出してくれています。
正直な話、ネガティブなページをどれだけ入れるのかって、制作責任者としては、本当に悩ましい問題なんです。
見た目のキレイな写真だけで構成して、結果、表面的な、浅い話になってしまっては、表現したいものが伝わらないし、
逆に、ネガティブページばかり増えすぎて、せっかく手にとって下さった方に、暗い気持ちばかり感じさせてしまっては、「私も自分らしく生きよう!」という勇気の出る本、というコンセプトから、逸脱してしまう。
いったい、どの程度までが許容範囲なんだろう?
そもそも、ネガティブページなんて入れていいんだろうか?
ダジャレみたいですが、いま、本当に、
苦悩を表現するために、苦悩しています(><)
自分にもっと表現力があったら、悩まないのかもしれません。
いや、もっと表現力があったら、もっと激しく悩むのでしょうか。
でもとにかく、魂を揺さぶる表現を目指したい!
その思いは貫きます。
READYFOR(クラウドファンディング)で支援者を募っています。
本当に、この本を完成させるために、お力をお貸しください。
応援よろしくお願いいたしますm(_’_)m