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自分を好きになる心理学 愛と陽子の物語

今日は、ワークショップの内容に関連して、
愛ちゃんと、陽子さんに登場してもらいましょう・・・

 

陽子さんの物語・・・

「ケイたん、インナーチャイルドって知ってる?」
「あぁ、なんか、家庭環境がひどいと、心の中の小さな子供が
傷ついたままになってしまう、っていうあれのこと?」
「そうそう。それでね、こないだ、カウンセラーのK先生の
ところに行ってきたんだ。」
「えっ?そうなの?陽子、何か悩んでたんだ?」
「そうなの。実は、彼とのことで悩んでいて・・・ひどい人なんだよね・・・」

・・・(彼との悩みの詳細は今はナイショ)・・・

「えー、それはつらいね・・・」

「それで、そのことでK先生のところに相談に行ってきたんだ。」
「うんうん、それで?」
「そうしたら、私はインナーチャイルドが傷ついていて、
アダルトチルドレンだって言われたの。」
「へー。そうなんだ。」

「それで、機能不全家族で育ったんでしょ、って言われたの。」
「えっ!? だって、陽子のご両親、すごくいい人だよね?」

「私もそう思うんだけど、K先生は
『みんなそうやって否認するんだ』って・・・」
「・・・なんか怪しくない?その先生。」
「そう思うよね?で、そのあとの話は適当に聞いて帰ってきたんだけど、
妙に気になってしまってね・・・」
「そっか。気にしなくていいのに、そんなこと。」
「うん・・・でもね、感情があまり出ない、って言われたことが、
気になってしまって・・・」
「ああ、確かに陽子は感情的な方じゃないよね。」
「うん。それは前から自覚していたけれど、
それがアダルトチルドレンの典型的な症状だ、って言われたの。」
「えっ?そうなんだ。」
「うん・・・それで、何か私に問題があるのかな・・・って。」
「うーん・・・私には分からないな・・・あ、でも、恋愛ドクターっていう
カウンセラーが、枠に囚われないカウンセリングをするっていう噂を
聞いたことがある。そっちの先生のところに行ってみたら?」
「そっか。そうだね。何か分かるかもしれないし・・・」

 

愛ちゃんの物語・・・

「ねぇねぇケイたん、インナーチャイルドって知ってる?」
「えっ!?(なんか昨日も聞いたような・・・) うん、まぁ。」
「私、インナーチャイルドが傷ついているように見える?」
「えっ!?突然言われても
・・・もしかしてどこかのカウンセラーに言われたとか?」
「何で分かったの?ケイたんすごい!」
「いや・・・この前も別の人から似たような話を聞いたものだから・・・」
「そうなんだ。カウンセラーのK先生。」
「・・・あ、やっぱり。」
「そうなんだ!あの先生、結構決めつけるんだよね。」
「そうみたいだね。何を決めつけられたの?
というか、愛は何か相談に行ったんだ?」
「そう、実は彼とのこと・・・というか私自身の恋愛傾向のことで
悩んでいて、それで相談に行ったんだけど・・・」

・・・(相談内容は今はヒミツ)・・・

「うんうん、それで?」
「あなたは、アダルトチルドレンで、だから恋愛依存症になっているんだ、
って言われちゃったの。」
「そうなんだ。それで、もしかして、
家庭環境がひどかったとか言われた・・・?」
「えっ?もしかしてそれもお決まりなの? そう!そうなの!家庭環境が
ひどくて、そこで傷ついて育ったアダルトチルドレンだから、
恋愛依存になるんだ、って言われたの。」
(やっぱり・・・誰にでも言うんだ・・・)「もしかして、アダルト
チルドレンの人はそうやって否認するんだよね、とかも言われた?」
「えっ?それもお決まりなの?」
「どうやらそうみたいだね・・・」
「あー、なんか色々心配して損しちゃった。誰にでも同じこと言う人
だったんだ、なんかガッカリしちゃった。」
「恋愛ドクターって知ってる?」
「えっ?いや、初めて聞いたけど。誰それ?恋愛のお医者さん?」
「そう、そんな感じ。実際に会ったことはないんだけど、一人一人を
ちゃんと見て、解決策を決めてくれるカウンセラーの人みたいだよ。
愛も行ってみたら?」
「そっか。考えてみる。」
「行ったらどんなだったか、あとで教えて!」
「うん、分かった。」

 

・・・もしかしたら一部差し替えるかもしれませんが、
自分を好きになる心理学 ミニワークショップでお話しする、
ふたりの女性の物語です。

感情があまり出ない、理性的すぎる陽子と、
感情があふれてしまう、感情豊かすぎる愛。

ふたりの物語を対比しながら、

個性とは何か。
そして、
アダルトチルドレン原因説の問題点

などを学んでいきます。

 

★8/27(日)「自分を好きになる心理学」ミニWS。
テーマは個性問題です。自分の個性、好きですか?
第一部 恋愛ドクターの遺産 番外編(新作)
「感情豊かすぎる 愛ちゃんの物語」
「理性的すぎる 陽子さんの物語」
第二部 第一部の物語に出てきたワークの実習等
第三部 オープンカウンセリング

お申し込みはこちらから。
http://bit.ly/2wtLfLs

 

自分を好きになる心理学 ミニWS

こんにちは。あづまです。

インナーチャイルド、癒してますか?
あ、いやいや、今日はその話じゃありませんでした。

むしろ、インナーチャイルドの課題かと思っていろいろ取り組んでいるけれど、解決しないアナタに、それ、直そうとすると余計こじれるかもよ? というお話をしようと思ったのでした。

個性の問題。

生まれつき、自分がそうである、という話。

その場合、幼少期の家庭環境で傷ついて育ったからそれを癒して【治して】良くなろう、というアプローチとは、ほぼ、真逆のアプローチが必要になります。

なぜなら、個性を「治そうとする」というのは、むしろ自分を殺すことだからです。

個性を活かすとはどういうことか。自分を好きになるとはどういうことか。それを体験的に理解して頂けるワークショップを開催いたします。少し具体例を交えて説明しているページがこちらです。

興味のある方はぜひどうぞ。
ではまた!

婚難(5)|恋愛ドクターの遺産第3話

「そこが、もうひとつの罠、なのです。」
「もう何を言われても驚きません。」少し苦笑しながら、かおりは言った。「先生、続けて下さい。」
「実は、美人問題というのは、あなたの印象を何倍にも増幅するという性質があります。」
「印象、ですか・・・」
「そうです。ここに、もうひとつの『できる人』問題がくっつきました。女性でここまでやっている人は、まだまだ少ないですから、当然、目立つわけです。」
「はい、確かにそう思います。」
「そこに、『美人』がつくと、印象が何倍にも増幅されるわけです。」

「ものすごくできる人、に見える、ということですか?」なつをが割って入った。
「そういうこと。なつを君、ここに、二人の女性がいたとして、一人は普通の顔立ちの司法書士、もう一人はこの、美人司法書士。もし『片方はものすごく敏腕なんですよ』と言われたら、どっちの人だと思いやすいですか?」
「確かに、ぱっと思い浮かべるのは、美人さんの方です。」
「そう、こんな風に、顔の印象がハッキリしていると、そのほかの部分の印象を、何倍にも増幅する効果があるのです。」

「言われて・・・納得です。」
「つまり、かおりさんは、美人であるがゆえに、そして、司法書士という、固くて、仕事をキッチリやりそうな感じのする肩書きを持っているがゆえに、ものすごく仕事ができて、お堅い性格の人なんじゃないか、そういう先入観で見られる立場に、常に置かれている、ということなんです。」
「言われて、少しほっとした部分と、でも、これって自分の問題というわけでもなさそうなので、一体どうしたらいいのか、という不安と、混ざった気持ちになりました。」

「そうですね。ですが、この問題の解決は、ポイントさえ分かってしまえば、意外と簡単です。」

「そうなんですね! あぁ、今日は来てよかった!」

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自分を知っている、ということ。

あづまです。こんにちは。

先日、友達の結婚お祝いの会に(仕事で残念ながら欠席だったんですが)ちょっとだけ乱入してきました。

「彼のいいところは」という質問に対して、
「自分自身のことをよく分かっているところ」

という回答が、大人の回答だなーと思って感心して聞いていました。

結局、長続きする夫婦関係も、
いや、実は安定した職場の人間関係も、
長続きする安定した友人関係も、

それぞれの個々人が、「自分自身のことをよく分かっている」ことが、とても大事だと思います。

欠点を直す、のではなく(いや、若いうちは直す努力も大事だと思いますが)、

私はこういう状況ではこう反応してしまう。だから自分の悪い面が暴発しないように、どうするのか。
私は好きでついつい○○をやってしまう。だから自分のその面を「うまく活かす」仕事に就き、自分を輝かせよう。

自分をちゃんと知って、自分のことを相手にちゃんと伝える。

これって、あらゆる人間関係の基礎ですね。

そんなことを思いました。

ではまた!